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激甘革命編
第44話「満員御礼!!サン・ジェルマン学園学園祭、開催!」⑤
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「ポンッ!!!」
突然何かが弾ける音がして、一悟達は突然の異変に気付く。空は一瞬にして紫色に染まり、学園祭の真っ最中である校舎の装飾はまるで闇に染まったような雰囲気だ。
「マリーが巻き込まれるの嫌だから、魔導書持ってきてよかった…父さん!!!」
格技場から高等部の校舎へ一緒に入ろうとしていた息子の言葉に、大勇者は自身の大剣を実物大に戻し、勇者の姿に変わる。
「カオスイーツの気配だ!!!行くぞ!!!!!」
その言葉と同時に、至る所から12本のピンク、黄色、水色、紫色の光の柱が空高く解き放たれる。
「「「マジパティ・スイート・トランスフォーム!!!!!」」」
マジパティ達が変身する中、1人の女勇者がライオンの背中に乗り、ガレットとアランと合流した。
「親父!アラン!」
勇者シュトーレンとトルテである。
「校舎内の人達が大きな音と同時に、巨大なポップコーンの中へ閉じ込められてしまって…」
トルテが事情を説明する間も、至る所からポップコーンが弾ける音が響き渡る。
「こうなったら、手分けしてカオスイーツの本体を見つけるしかねぇっ!!!アランはマリーの所へ向かうんだ!」
父親の言葉にアランは黙って頷き、妹がいるであろう校舎の中へ入る。
講堂の中では、クリームパフに変身した玉菜が舞台袖に立っている。準備をしているクラスメイト達や、観客、演劇を行っている高等部1年F組の生徒達は、次々とポップコーンの中へと閉じ込められてしまった。そんな彼女の目の前には、ジュリエットの衣装を身にまとった瑞希の姿…
「玉菜…無事に戻ってきてくださいね…」
「えぇ…必ずカオスイーツを浄化してくるから、待ってて♪」
そう言いながら玉菜はフォンダンと共にウインクをする。
「その姿…舞台衣装を着ていなくても、今の玉菜は立派なロミオですよ…」
瑞希の言葉に玉菜ははにかむと、カオスイーツの本体を捜しに舞台袖を飛び出した。そんな玉菜を見届ける瑞希の背後からポップコーンが弾ける音が響き、瑞希は瞬く間にポップコーンの中へ閉じ込められてしまった。
ミルフィーユとプディングにそれぞれ変身した一悟とみるくは、僧侶アンニンと合流する。
「とんだ失態だ…キョーコせかんどとパパ上様が巻き込まれた…」
「涼ちゃんとライスもだ…ココアとラテも、出てくる気配がねぇ…」
一悟と背中を合わせるかのように、みるくはプディングワンドを構え、ミストシャワーで所狭しとはじけるポップコーンをはねのける。
「このままだと、あたし達までポップコーンの中に閉じ込められてしまいます!!!」
そんな3人の所に、有馬があかねと似たようなブレザー姿で、赤みがかった黒髪の少年と一緒に走ってきた。彼の手にはあかねと同じスマートフォン型のデバイスがある。
「あかね!今、マジパティ2人と僧侶様と合流した!カーチェス、そっちはどうだ?」
「2人のプディングと、1人のミルフィーユ、それと男の勇者様と図書館の前で合流してまーす!ユフィも別の所にいますが、無事でーす!」
少年のデバイスから、軽いノリの少年の声が響き、一悟達はクラフティ、明日香、ここな、ボネの無事を確認した。その合流と同時に、中等部のグラウンドではシュトーレンとトルテが、桃色がかった金髪の少女とユキ、トロール、グラッセ、そしてムッシュ・エクレールと合流した。そんな女勇者達の前には…
「親父、中等部のグラウンドにカオスイーツの本体がいるわ!!!」
あかねのデバイスから聞こえる長女からの連絡に、大勇者は次女と共に高等部の中庭で巨大なポップコーンのカオスイーツを前にしながら、苦虫をかみつぶしたような表情を浮かべる。
「本体が2か所に現れるなんて…カオスの野郎…」
ガレットの近くには、勇者タルトタタンの姿になったマリアだけでなく、友菓、ネロ、玉菜、あかねも一緒だ。あかねが持っているデバイスには、レーダー内に2か所カオスイーツが居る事を示している。
「お兄ちゃんまで飲み込むなんて、許せないっ!!!」
友菓とマリアは校舎内でアランと合流したものの、背後から迫って来るカオスイーツの本体に追いかけられ、その際にアランが転倒したマリアを庇うかのように本体に飲み込まれてしまったのだった。
「本体が2体であるなら…カーチェスは勇者クラフティ達と共に高等部の中庭へ!クロにぃは僧侶様達と中等部のグラウンドへ向かって!!!」
あかねがそう言うと、2人の魔法使いの少年はそれぞれ所定の場所へマジパティ達を瞬間移動させる。
突然何かが弾ける音がして、一悟達は突然の異変に気付く。空は一瞬にして紫色に染まり、学園祭の真っ最中である校舎の装飾はまるで闇に染まったような雰囲気だ。
「マリーが巻き込まれるの嫌だから、魔導書持ってきてよかった…父さん!!!」
格技場から高等部の校舎へ一緒に入ろうとしていた息子の言葉に、大勇者は自身の大剣を実物大に戻し、勇者の姿に変わる。
「カオスイーツの気配だ!!!行くぞ!!!!!」
その言葉と同時に、至る所から12本のピンク、黄色、水色、紫色の光の柱が空高く解き放たれる。
「「「マジパティ・スイート・トランスフォーム!!!!!」」」
マジパティ達が変身する中、1人の女勇者がライオンの背中に乗り、ガレットとアランと合流した。
「親父!アラン!」
勇者シュトーレンとトルテである。
「校舎内の人達が大きな音と同時に、巨大なポップコーンの中へ閉じ込められてしまって…」
トルテが事情を説明する間も、至る所からポップコーンが弾ける音が響き渡る。
「こうなったら、手分けしてカオスイーツの本体を見つけるしかねぇっ!!!アランはマリーの所へ向かうんだ!」
父親の言葉にアランは黙って頷き、妹がいるであろう校舎の中へ入る。
講堂の中では、クリームパフに変身した玉菜が舞台袖に立っている。準備をしているクラスメイト達や、観客、演劇を行っている高等部1年F組の生徒達は、次々とポップコーンの中へと閉じ込められてしまった。そんな彼女の目の前には、ジュリエットの衣装を身にまとった瑞希の姿…
「玉菜…無事に戻ってきてくださいね…」
「えぇ…必ずカオスイーツを浄化してくるから、待ってて♪」
そう言いながら玉菜はフォンダンと共にウインクをする。
「その姿…舞台衣装を着ていなくても、今の玉菜は立派なロミオですよ…」
瑞希の言葉に玉菜ははにかむと、カオスイーツの本体を捜しに舞台袖を飛び出した。そんな玉菜を見届ける瑞希の背後からポップコーンが弾ける音が響き、瑞希は瞬く間にポップコーンの中へ閉じ込められてしまった。
ミルフィーユとプディングにそれぞれ変身した一悟とみるくは、僧侶アンニンと合流する。
「とんだ失態だ…キョーコせかんどとパパ上様が巻き込まれた…」
「涼ちゃんとライスもだ…ココアとラテも、出てくる気配がねぇ…」
一悟と背中を合わせるかのように、みるくはプディングワンドを構え、ミストシャワーで所狭しとはじけるポップコーンをはねのける。
「このままだと、あたし達までポップコーンの中に閉じ込められてしまいます!!!」
そんな3人の所に、有馬があかねと似たようなブレザー姿で、赤みがかった黒髪の少年と一緒に走ってきた。彼の手にはあかねと同じスマートフォン型のデバイスがある。
「あかね!今、マジパティ2人と僧侶様と合流した!カーチェス、そっちはどうだ?」
「2人のプディングと、1人のミルフィーユ、それと男の勇者様と図書館の前で合流してまーす!ユフィも別の所にいますが、無事でーす!」
少年のデバイスから、軽いノリの少年の声が響き、一悟達はクラフティ、明日香、ここな、ボネの無事を確認した。その合流と同時に、中等部のグラウンドではシュトーレンとトルテが、桃色がかった金髪の少女とユキ、トロール、グラッセ、そしてムッシュ・エクレールと合流した。そんな女勇者達の前には…
「親父、中等部のグラウンドにカオスイーツの本体がいるわ!!!」
あかねのデバイスから聞こえる長女からの連絡に、大勇者は次女と共に高等部の中庭で巨大なポップコーンのカオスイーツを前にしながら、苦虫をかみつぶしたような表情を浮かべる。
「本体が2か所に現れるなんて…カオスの野郎…」
ガレットの近くには、勇者タルトタタンの姿になったマリアだけでなく、友菓、ネロ、玉菜、あかねも一緒だ。あかねが持っているデバイスには、レーダー内に2か所カオスイーツが居る事を示している。
「お兄ちゃんまで飲み込むなんて、許せないっ!!!」
友菓とマリアは校舎内でアランと合流したものの、背後から迫って来るカオスイーツの本体に追いかけられ、その際にアランが転倒したマリアを庇うかのように本体に飲み込まれてしまったのだった。
「本体が2体であるなら…カーチェスは勇者クラフティ達と共に高等部の中庭へ!クロにぃは僧侶様達と中等部のグラウンドへ向かって!!!」
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