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幕間
幕間②「「幼馴染」から「恋人同士」へ」
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「あたし、もう…「いっくんの幼馴染」でとどまりたくないの!!!大好きなの…いっくんの事が…好きで好きで…たまらないの…」
不意に木霊する、あの時のみるくの言葉…俺だって、本当は「みるくの幼馴染」のままでいたくねぇ。だけど、怖かったんだ…みるくとの今の関係が壊れてしまうのが…
カッコわりぃよな?たったそんな理由で、好きな相手に本音をぶつけられねぇなんて…
空手の一撃は決められても、告白の一言は決められねぇ…結局俺はみるくから助け出された時、はぐらかすしか出来なかったんだ。
でも、みるくは俺の返事を待ってるんだ…迷ってる場合じゃねぇ!!次は絶対に決めてやる!!!
空手の全国大会が終わって、俺は誕生日の日…改めてみるくと向かい合った。案の定、みるくは勇者様の許可を貰って、俺の誕生日ケーキを焼いてくれた。今日も、みるくが作ったものはめちゃくちゃ美味い…
「いっくん…あたし、何があっても、いっくんに対する気持ちは変わらないからね?」
やっぱり、みるくは俺の事を好きでいる…それは、俺も同じ…だから、決める!!
「俺も…みるくと気持ちは同じだ!!ずっと一緒に居て当たり前だと思っていたけど…お互いマジパティになって、別々に戦う事もあった…」
正直に言うと、俺はみるくと別々に戦っている間、みるくの事が心配だった。でも、そんな弱音吐けるほどの余裕はなかった…だからこそ、その本音を打ち明けてぇ…
「戦ってる間、俺はみるくの事を1秒足りとも忘れた事はねぇ!!あすちゃんの事で、みるくに心配かけちまった事は謝るけど…」
あすちゃんの件で、みるくの事を後回しにしちまったけど、俺はただ…あすちゃんと戦えるのが嬉しかっただけだった。それ以外、あすちゃんに対する感情はなかった。あすちゃんには、勇者クラフティっていう特別な存在がいるからな。
「コレが…俺のみるくに対する返事だ…」
「むぐっ…」
俺はみるくの隣に場所を変え、みるくの左手を右手でギュッと握る…変身する時でしか感じる事のできねぇみるくの温もり…誰にも譲れはしねぇ!!そして俺はそのままみるくの唇に触れた。
しばらくの沈黙の後、俺とみるくはお互い目を合わせる事が出来なかった。だけど、もう単なる幼馴染では無くなった事…コレだけは確かに感じる事が出来た。
「誰が何を言おうと、俺はみるくの事が好きだ!!それだけは、これからも変わらねぇ…」
「コレで…もう…ただの幼馴染ではないんだね…」
みるくはそう言いながら、微笑んだ。
「大好きだよ…いっくん…」
「俺もだよ…みるく…」
ずっと守りたい…みるくの笑顔…そして、みるく自身を…
今度は俺の特別な存在…恋人として…
不意に木霊する、あの時のみるくの言葉…俺だって、本当は「みるくの幼馴染」のままでいたくねぇ。だけど、怖かったんだ…みるくとの今の関係が壊れてしまうのが…
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空手の一撃は決められても、告白の一言は決められねぇ…結局俺はみるくから助け出された時、はぐらかすしか出来なかったんだ。
でも、みるくは俺の返事を待ってるんだ…迷ってる場合じゃねぇ!!次は絶対に決めてやる!!!
空手の全国大会が終わって、俺は誕生日の日…改めてみるくと向かい合った。案の定、みるくは勇者様の許可を貰って、俺の誕生日ケーキを焼いてくれた。今日も、みるくが作ったものはめちゃくちゃ美味い…
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「むぐっ…」
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「誰が何を言おうと、俺はみるくの事が好きだ!!それだけは、これからも変わらねぇ…」
「コレで…もう…ただの幼馴染ではないんだね…」
みるくはそう言いながら、微笑んだ。
「大好きだよ…いっくん…」
「俺もだよ…みるく…」
ずっと守りたい…みるくの笑顔…そして、みるく自身を…
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