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レインボーポット編
第40話「波乱の結婚前夜!!!沈黙の世界と時を越える勇者達」④
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「えぇー、この度ご報告があります。俺、千葉涼也は…「岡寺涼也」になる事が決まりましたーっ!!!」
8月24日の昼…この日は午前に明日香の両親の2回目の調停があり、今回は父親が明日香に性的虐待を与えていたという事実が調停員たちに知れ渡り、父親側の弁護人が「これ以上の弁護はできない」と、仕事を放棄してしまい、とうとう調停が成立したのだった。
「明日香ちゃんと一緒に家庭裁判所に行って、申請して来たんだもんね。柊ちゃんはこれから申請することにはなるけど…」
「そんで…これから、涼ちゃんはどこで暮らすの?」
「まぁ、しばらくはあの男の関係でここで下宿することにはなるかな。まぁ、ぶっちゃけ…あの男の研修明けがどうなっているかだけど…」
内容がどうあれ、明るい笑い声が絶えない一悟の家…それはまるで、束の間の平和…
「フッ…」
突然、一悟の家の家電製品がフッと音を立てながら一斉に消えた。
「あれっ…停電?父ちゃん、ちょっとブレーカー見て…」
父親にブレーカーを見に行くことを告げようとする一悟は、家にいる家族たちの異変に気付く。
ダイニングテーブルで向かい合って笑う父親と涼也、飼い犬と遊んでいる姉…まるで一瞬にして石になってしまったかのように、動かなくなってしまったのである。
その光景は、氷見家も同じで…
「兄ちゃん、ユキお姉ちゃんと入れ替わって!僕、ユキお姉ちゃんともお喋りしたいの。」
「こらこら…ユキが困るだろ?」
部屋でユキと入れ替わるようにせがむ弟に困った顔をする雪斗は、しぶしぶユキに入れ替わろうとした刹那…
「フッ…」
雪斗の家も、一悟と同じ現象が発生したのである。
「冷斗っ!!!どうした…冷斗!」
「雪斗っ!みかんちゃんも、使用人達も石になったかのように、動きませんっ!!!」
平皿に乗る精霊の言葉に、雪斗の表情は青ざめる。
雪斗は大慌てで氷見家を飛び出すと、明日香とクラフティと遭遇する。
「大変なの、お母さんが…」
「こっちも、冷斗達が動かなくなったんだ…」
雪斗達以外は動かなくなった住宅街…雪斗達が見上げる空はまるで沈黙に包まれたかのように仄暗い色をしている。
「とにかく、いちごん達と合流するしか…」
3人は急いで徒歩で一悟達と合流を図る。自転車も車も、さらには通行人も止まっているため、移動に車が使えないからだ。その途中で3人は玉菜とここなと合流し、永田町にいるそれぞれの父親と連絡がとれないことから、電話もネット回線も使えない事を知らされる。
「一悟っ!!!そっちは…」
カフェに向かう途中、雪斗達は一悟とみるくと合流した。
「ダメだ…父ちゃんも…涼ちゃんも…姉ちゃんもマレンゴも…全然動きやしねぇ…」
「お兄ちゃんも瑞希さんも…それに、ロケ撮影で仙台に行ったパパとも連絡がとれなくって…」
落ち込むみるくの背中を、一悟はそっと支える。
「とにかく、勇者様の所へ急ごう!!!」
一悟の言葉に全員が同意し、一悟達は勇者のいるカフェへと向かう中…
「ふわっ…」
突然白い光が一悟達を包み込み、空間を作り出した。その空間から、ブランシュ卿夫妻が出て来る。
「脅かしてしまって、堪忍なぁ?トーマスはんも、バイト先も彩聖会で動かんくなりはってたし、アンヌはんに至っては、カルマン達と新居須に買い物行きはってて、連絡取れんようになってもうたんよ。」
大賢者の発言から、「瀬戌市全体の時間を止められてしまった」と、一悟達は確信した。
「エクレールに至っては、言語道断だ。あとでカルマンにチクってやる。」
「ふしだらな行為は相変わらずやねぇ…だから、お馬はんしか相手がおらんのよ。」
ムッシュ・エクレールに関しては、のぞきの体勢のまま時間を止められたらしい。
「エクレールがその状態って事は…あののぞきの常習犯め…」
男の勇者の言葉に、大賢者は杖の先にある分厚い魔導書をペラペラとめくりながら呪文を唱え、自分たちと一悟達を別の場所へ移してしまった。
カフェの方も例外ではなく、キッチンで食事を用意するトルテも、まるで石になってしまったかのように動いていない。時計の針も12時半を示したまま全く動かない…
「久しぶりの2人きりの食事だったのに…」
リビングで動かなくなってしまった夫を見つめながら、女の勇者は悲しげな表情を浮かべる。
「ガチャッ…」
リビングのドアが開くと、そこから大賢者が顔を出す。
「セーラはん…気持ちはようわかるさかい…でも、いつまでもウジウジしていたらなんも変わらへん…愛するトルテはんも動かへんよ…」
「でも…親父達とも連絡つかない…何でトルテの時間が止められちゃったのかもわからない…」
そう言いながら俯く女の勇者の横顔を見るや否や、大賢者はある人物の事を語り始める。
「あんさんが生まれた日の朝を思い出すなぁ…アンヌはんに朝の食事を与え終わった直後、セレーネはんが産気づいて…」
初めて聞く自分が生まれる前の母の話に、女の勇者が顔を上げる。
「セレーネはんは気づいてはったんやろなぁ…カルマンが魔界からまだ戻ってこない時やったから…初めての出産で、カルマンもおらんで不安やろうとウチはそう思っとったわ。でも、セレーネはんはこう言うたんよ…」
「本当は寂しいけれど…でも、この子が生まれる前にはきっと…カルマンは戻ってきます。勇者の妻勇者を信じないでどうするんですか?」
「流石はカルマンがホレた女性だけはあったわ。あんさんはそんな巫女と勇者の間に生まれた…寂しい気持ちはあるかもしれへんけど、明日はあんさんとトルテはんの結婚式や。式場でカルマンを感動の涙でいっぱいにしたってな?」
大賢者の言葉に偽りはなく、女の勇者はスッと立ち上がる。
「そうよね…アタシに対して過保護な親父なんだから、こんな娘に対して無関心でいられるワケないわよね…それに、トルテをこのままにはしておけないもの。」
静かに微笑む大賢者の前で、女の勇者は石のように動かない愛する者にそっとキスをする。
「絶対に…トルテと食事するっ!!!」
シュトーレンは大賢者と共に騒がしくなっている店舗スペースへと向かう。
「ガチャッ…」
店舗スペースと住居スペースを隔てる扉を開けると、そこにはブランシュ卿、自身のマジパティ達、先代勇者のクラフティと彼のマジパティ達、そして精霊が5人と…
「また会えたな…勇者シュトーレン…」
魔界でマジパティと共に戦っているはずの時の、自身の父親だった。
「その見た目、全然変わってねーな?」
「それは、あなたがまた2023年の世界に来たからでしょ?」
先日の勇者として覚醒する前のカルマン少年の時の出来事、勇者としての力を失い、自暴自棄になっていた時の出来事はそれぞれ覚えているようで、あの時とはすっかり見違えるほどの勇者の姿に、女の勇者は安堵の表情を浮かべる。
8月24日の昼…この日は午前に明日香の両親の2回目の調停があり、今回は父親が明日香に性的虐待を与えていたという事実が調停員たちに知れ渡り、父親側の弁護人が「これ以上の弁護はできない」と、仕事を放棄してしまい、とうとう調停が成立したのだった。
「明日香ちゃんと一緒に家庭裁判所に行って、申請して来たんだもんね。柊ちゃんはこれから申請することにはなるけど…」
「そんで…これから、涼ちゃんはどこで暮らすの?」
「まぁ、しばらくはあの男の関係でここで下宿することにはなるかな。まぁ、ぶっちゃけ…あの男の研修明けがどうなっているかだけど…」
内容がどうあれ、明るい笑い声が絶えない一悟の家…それはまるで、束の間の平和…
「フッ…」
突然、一悟の家の家電製品がフッと音を立てながら一斉に消えた。
「あれっ…停電?父ちゃん、ちょっとブレーカー見て…」
父親にブレーカーを見に行くことを告げようとする一悟は、家にいる家族たちの異変に気付く。
ダイニングテーブルで向かい合って笑う父親と涼也、飼い犬と遊んでいる姉…まるで一瞬にして石になってしまったかのように、動かなくなってしまったのである。
その光景は、氷見家も同じで…
「兄ちゃん、ユキお姉ちゃんと入れ替わって!僕、ユキお姉ちゃんともお喋りしたいの。」
「こらこら…ユキが困るだろ?」
部屋でユキと入れ替わるようにせがむ弟に困った顔をする雪斗は、しぶしぶユキに入れ替わろうとした刹那…
「フッ…」
雪斗の家も、一悟と同じ現象が発生したのである。
「冷斗っ!!!どうした…冷斗!」
「雪斗っ!みかんちゃんも、使用人達も石になったかのように、動きませんっ!!!」
平皿に乗る精霊の言葉に、雪斗の表情は青ざめる。
雪斗は大慌てで氷見家を飛び出すと、明日香とクラフティと遭遇する。
「大変なの、お母さんが…」
「こっちも、冷斗達が動かなくなったんだ…」
雪斗達以外は動かなくなった住宅街…雪斗達が見上げる空はまるで沈黙に包まれたかのように仄暗い色をしている。
「とにかく、いちごん達と合流するしか…」
3人は急いで徒歩で一悟達と合流を図る。自転車も車も、さらには通行人も止まっているため、移動に車が使えないからだ。その途中で3人は玉菜とここなと合流し、永田町にいるそれぞれの父親と連絡がとれないことから、電話もネット回線も使えない事を知らされる。
「一悟っ!!!そっちは…」
カフェに向かう途中、雪斗達は一悟とみるくと合流した。
「ダメだ…父ちゃんも…涼ちゃんも…姉ちゃんもマレンゴも…全然動きやしねぇ…」
「お兄ちゃんも瑞希さんも…それに、ロケ撮影で仙台に行ったパパとも連絡がとれなくって…」
落ち込むみるくの背中を、一悟はそっと支える。
「とにかく、勇者様の所へ急ごう!!!」
一悟の言葉に全員が同意し、一悟達は勇者のいるカフェへと向かう中…
「ふわっ…」
突然白い光が一悟達を包み込み、空間を作り出した。その空間から、ブランシュ卿夫妻が出て来る。
「脅かしてしまって、堪忍なぁ?トーマスはんも、バイト先も彩聖会で動かんくなりはってたし、アンヌはんに至っては、カルマン達と新居須に買い物行きはってて、連絡取れんようになってもうたんよ。」
大賢者の発言から、「瀬戌市全体の時間を止められてしまった」と、一悟達は確信した。
「エクレールに至っては、言語道断だ。あとでカルマンにチクってやる。」
「ふしだらな行為は相変わらずやねぇ…だから、お馬はんしか相手がおらんのよ。」
ムッシュ・エクレールに関しては、のぞきの体勢のまま時間を止められたらしい。
「エクレールがその状態って事は…あののぞきの常習犯め…」
男の勇者の言葉に、大賢者は杖の先にある分厚い魔導書をペラペラとめくりながら呪文を唱え、自分たちと一悟達を別の場所へ移してしまった。
カフェの方も例外ではなく、キッチンで食事を用意するトルテも、まるで石になってしまったかのように動いていない。時計の針も12時半を示したまま全く動かない…
「久しぶりの2人きりの食事だったのに…」
リビングで動かなくなってしまった夫を見つめながら、女の勇者は悲しげな表情を浮かべる。
「ガチャッ…」
リビングのドアが開くと、そこから大賢者が顔を出す。
「セーラはん…気持ちはようわかるさかい…でも、いつまでもウジウジしていたらなんも変わらへん…愛するトルテはんも動かへんよ…」
「でも…親父達とも連絡つかない…何でトルテの時間が止められちゃったのかもわからない…」
そう言いながら俯く女の勇者の横顔を見るや否や、大賢者はある人物の事を語り始める。
「あんさんが生まれた日の朝を思い出すなぁ…アンヌはんに朝の食事を与え終わった直後、セレーネはんが産気づいて…」
初めて聞く自分が生まれる前の母の話に、女の勇者が顔を上げる。
「セレーネはんは気づいてはったんやろなぁ…カルマンが魔界からまだ戻ってこない時やったから…初めての出産で、カルマンもおらんで不安やろうとウチはそう思っとったわ。でも、セレーネはんはこう言うたんよ…」
「本当は寂しいけれど…でも、この子が生まれる前にはきっと…カルマンは戻ってきます。勇者の妻勇者を信じないでどうするんですか?」
「流石はカルマンがホレた女性だけはあったわ。あんさんはそんな巫女と勇者の間に生まれた…寂しい気持ちはあるかもしれへんけど、明日はあんさんとトルテはんの結婚式や。式場でカルマンを感動の涙でいっぱいにしたってな?」
大賢者の言葉に偽りはなく、女の勇者はスッと立ち上がる。
「そうよね…アタシに対して過保護な親父なんだから、こんな娘に対して無関心でいられるワケないわよね…それに、トルテをこのままにはしておけないもの。」
静かに微笑む大賢者の前で、女の勇者は石のように動かない愛する者にそっとキスをする。
「絶対に…トルテと食事するっ!!!」
シュトーレンは大賢者と共に騒がしくなっている店舗スペースへと向かう。
「ガチャッ…」
店舗スペースと住居スペースを隔てる扉を開けると、そこにはブランシュ卿、自身のマジパティ達、先代勇者のクラフティと彼のマジパティ達、そして精霊が5人と…
「また会えたな…勇者シュトーレン…」
魔界でマジパティと共に戦っているはずの時の、自身の父親だった。
「その見た目、全然変わってねーな?」
「それは、あなたがまた2023年の世界に来たからでしょ?」
先日の勇者として覚醒する前のカルマン少年の時の出来事、勇者としての力を失い、自暴自棄になっていた時の出来事はそれぞれ覚えているようで、あの時とはすっかり見違えるほどの勇者の姿に、女の勇者は安堵の表情を浮かべる。
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