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レインボーポット編
第32話「ビスコッティの裏切り!姉弟のきずなは湘南の海に…」④
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どれほどの時間が経過しただろう…段々とカオスイーツがナッツを放つ間隔が長くなり、とうとうカオスイーツの身体からナッツが消えてしまう。
「弾切れ…ってトコだね?それなら、大人しくしてもらうよ!!!ソルベブリザード!!!!!」
ソルベは砂浜からソルベアローを回転させ、カオスイーツの下半身を烏帽子岩ごと凍らせてしまった。
「プディングサーチャー!!!」
ソルベがカオスイーツの動きを封じたと同時に、プディングは頭の2本の触角をぴこぴこと動かして、カオスイーツの弱点を見つけ出す。
「今です、ミルフィーユ!!!明日香さんとよく似たお人形を狙ってくださいっ!!!!!」
弱点を見つけたプディングは、咄嗟にミルフィーユに伝え、ミルフィーユは改めてミルフィーユグレイブを構える。
「了解っ!!!行くぜ、ココア!!!!!」
「合点でぃっ!!!」
ココアがミルフィーユの右肩に乗ると、ミルフィーユとココアは同時にウインクをする。
「精霊の力と…」
「勇者の力を一つに合わせて…」
「グレイブエクステンション!!!」
ココアはピンクの光を纏いながら、ロボットアニメの主役機が武器を構えるような姿で立つミルフィーユが持っているピンクの長薙刀の飾り布の付け根に飛び乗る。その瞬間、ミルフィーユグレイブの刃の部分がピンクの光を放ちながら刃先が長く変形すると同時に、ビスコッティ方面に伸びるピンクの光の道を駆け抜け、ミルフィーユは光の道の終点を思いっきり踏みこむと、勢いよく飛び上がる。
「ミルフィーユパニッシュ!!!!!」
ミルフィーユは掛け声と同時に、長薙刀を振り上げる。
「ストライク!!!」
ミルフィーユが叫んだ瞬間、長薙刀はピンクの光を放ちながらカオスイーツを明日香とよく似た人形目掛けて一刀両断する。その太刀筋と姿は、まさしく勇者の力を受け継ぐ者に相応しい…
「アデュー♪」
2人がウインクをしたと同時に、カオスイーツ化したビスコッティは光の粒子となり、本来の姿である千葉柊也へと戻っていく…
「おかえり…柊ちゃん…」
烏帽子岩の傍で、ミルフィーユは穏やかな表情で柊也を優しく抱きしめ、既に変身を解いたみるく達のいる砂浜へと戻る。柊也は意識を失っているものの、まだ息はあるようで、賢者の近くで様子を見に来た勇者親子とネロ、ボネ、トロールの所へ急いでかけつける。
「救急車は既に呼んである。一悟、今すぐ変身を解いて…」
大勇者はミルフィーユにそう言いかけるが…
「ギィ…」
「えっ…?どうして扉が…」
賢者の目の前の扉が突然開き、白い光が扉から放たれ、4人のマジパティとネロ、ボネ、トロールの7人を一瞬にして光の中へ飲み込んでしまった。
「みんなっ!!!」
扉が閉じて光がおさまると、一悟達の姿はどこにもなく、大勇者は砂浜に倒れる寸前の所で柊也を抱きとめる。女勇者のマジパティがいた場所には、ぽつんとマジパティ達のパートナーである精霊が空中に佇むのみ…
「一悟…」
「みるく…」
ココアは、呆然とするラテの手を握り、苦虫を噛み潰したような表情で扉を見つめる。
「玉菜ぁ…」
「…っ…ユキ…」
突然玉菜が消えてしまい、大粒の涙を流す妹を優しく抱きしめつつ、ガトーは悔し涙を浮かべる。
「セーラ…お前は、一悟のじーちゃんが来るまでの間、病院まで柊也に付き添え。一悟のじーちゃんの番号はLIGNEで知らせてやる。」
父親の言葉に、シュトーレンは息を呑む。
「わかったわ…親父。」
「一悟達と海の家は、俺が全部責任を取る…」
ガレットが呼び出した救急車のサイレンが段々と大きくなる…迷っている時間はないほどの緊急事態に、ガレットは娘に深刻な表情でそう伝える。
「一体…扉の中で何が起ころうとしてるの…?」
賢者の足元に転がる、ピンクのマグカップに身体を入れた精霊…予想外の事態と、扉から漂うただならぬ空気に、賢者の背筋が凍りつく。
「弾切れ…ってトコだね?それなら、大人しくしてもらうよ!!!ソルベブリザード!!!!!」
ソルベは砂浜からソルベアローを回転させ、カオスイーツの下半身を烏帽子岩ごと凍らせてしまった。
「プディングサーチャー!!!」
ソルベがカオスイーツの動きを封じたと同時に、プディングは頭の2本の触角をぴこぴこと動かして、カオスイーツの弱点を見つけ出す。
「今です、ミルフィーユ!!!明日香さんとよく似たお人形を狙ってくださいっ!!!!!」
弱点を見つけたプディングは、咄嗟にミルフィーユに伝え、ミルフィーユは改めてミルフィーユグレイブを構える。
「了解っ!!!行くぜ、ココア!!!!!」
「合点でぃっ!!!」
ココアがミルフィーユの右肩に乗ると、ミルフィーユとココアは同時にウインクをする。
「精霊の力と…」
「勇者の力を一つに合わせて…」
「グレイブエクステンション!!!」
ココアはピンクの光を纏いながら、ロボットアニメの主役機が武器を構えるような姿で立つミルフィーユが持っているピンクの長薙刀の飾り布の付け根に飛び乗る。その瞬間、ミルフィーユグレイブの刃の部分がピンクの光を放ちながら刃先が長く変形すると同時に、ビスコッティ方面に伸びるピンクの光の道を駆け抜け、ミルフィーユは光の道の終点を思いっきり踏みこむと、勢いよく飛び上がる。
「ミルフィーユパニッシュ!!!!!」
ミルフィーユは掛け声と同時に、長薙刀を振り上げる。
「ストライク!!!」
ミルフィーユが叫んだ瞬間、長薙刀はピンクの光を放ちながらカオスイーツを明日香とよく似た人形目掛けて一刀両断する。その太刀筋と姿は、まさしく勇者の力を受け継ぐ者に相応しい…
「アデュー♪」
2人がウインクをしたと同時に、カオスイーツ化したビスコッティは光の粒子となり、本来の姿である千葉柊也へと戻っていく…
「おかえり…柊ちゃん…」
烏帽子岩の傍で、ミルフィーユは穏やかな表情で柊也を優しく抱きしめ、既に変身を解いたみるく達のいる砂浜へと戻る。柊也は意識を失っているものの、まだ息はあるようで、賢者の近くで様子を見に来た勇者親子とネロ、ボネ、トロールの所へ急いでかけつける。
「救急車は既に呼んである。一悟、今すぐ変身を解いて…」
大勇者はミルフィーユにそう言いかけるが…
「ギィ…」
「えっ…?どうして扉が…」
賢者の目の前の扉が突然開き、白い光が扉から放たれ、4人のマジパティとネロ、ボネ、トロールの7人を一瞬にして光の中へ飲み込んでしまった。
「みんなっ!!!」
扉が閉じて光がおさまると、一悟達の姿はどこにもなく、大勇者は砂浜に倒れる寸前の所で柊也を抱きとめる。女勇者のマジパティがいた場所には、ぽつんとマジパティ達のパートナーである精霊が空中に佇むのみ…
「一悟…」
「みるく…」
ココアは、呆然とするラテの手を握り、苦虫を噛み潰したような表情で扉を見つめる。
「玉菜ぁ…」
「…っ…ユキ…」
突然玉菜が消えてしまい、大粒の涙を流す妹を優しく抱きしめつつ、ガトーは悔し涙を浮かべる。
「セーラ…お前は、一悟のじーちゃんが来るまでの間、病院まで柊也に付き添え。一悟のじーちゃんの番号はLIGNEで知らせてやる。」
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「一体…扉の中で何が起ころうとしてるの…?」
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