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レインボーポット編
第32話「ビスコッティの裏切り!姉弟のきずなは湘南の海に…」②
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夕食と入浴を済ませた後、勇者クラフティは友菓、ここな、有馬をリビングに集める。
「俺からの本音もちゃんと明かせていないし、8年間のわだかまりもまだ消えていない状態で話すのも変だけど、お前たちに協力してほしいんだ。」
クラフティは友菓、ここな、有馬の3人の前で自分が思っている事を全て打ち明ける。マジパティ同士が自分をかけて争う事が嫌だった事、本当は明日香の事を愛している事、兄であるガレットと比較される事が嫌だった事…
「こんなムシの良すぎる勇者なんて、俺…くらいだよな…?でも、俺は明日香を愛している事に変わりはないし、勇者として明日香やお前達と一緒に戦いたい!!!たとえ今後も兄さんを越えられなくても…」
友菓達は笑いもせず、真剣な表情で話を聞いている。そんな空気にクラフティは少々戸惑いを示すが…
「俺からも話していいか?」
「あ、あぁ…」
クラフティから見て正面を向いている有馬が、クラフティに問いかけ、クラフティは思わず頷く。
「俺は、8年前から明日香がクラフティを愛している事に気づいてた…だから俺はあの時、「明日香の幼馴染」として明日香を応援していた。俺は、明日香がクラフティと一緒にいて幸せだと思うなら、それでよかったんだ。俺にとって、明日香は「可愛い妹」みてぇなもんだしな…」
有馬が明日香の幼馴染としての当時の心境を打ち明ける。
「だから…有馬は、カオスイーツに対して戦いに必死に打ち込んでいたんだな…」
有馬は黙って頷き、話を続ける。
「あの時の俺は明日香に負担をかけないように必死だった…その結果、明日香達はクラフティをかけて争い合うようになっていた…マジパティとして、失格だよな?俺は仲間同士の諍いを尻目に、ずーっと戦い続けてきたんだから…」
「そんなことないっ!!!」
有馬の言葉を、友菓が否定する。
「マジパティの最大の目的は、カオスイーツを浄化する事…でしょ?あたし達よりもいっぱいカオスイーツと戦い続けた先輩が、マジパティ失格なワケないじゃん!!!寧ろ、あたし達の方がマジパティ失格だよっ!!!」
その言葉に、クラフティがハッとする。兄に対してのコンプレックスが勝りすぎたあまり、自分のマジパティ達に伝えることができなかった「マジパティの最大の目的」を、自分のマジパティが口走ったのである。
「あのね…ネロちゃんとユキたんから聞いたんだ…マジパティの最大の目的を。でもね、ネロちゃんも…ユキたんの本体でもあるゆっきーも…最初はその事全然知らずに、心を閉ざしたまま好き勝手してたんだって。」
友菓は落ち着いた口調で、クラフティ、ここな、有馬の3人に、友菓が雪斗とネロと初めて出会った日、自分が勇者クラフティのマジパティであることを打ち明けた後、ネロとユキから聞いた話を説明する。ネロがマジパティになった事で、勇者ガレット、グラッセ、ボネと協力せずに奢り高ぶってばかりだった時の事や、雪斗が一悟に否定されるのを恐れるあまり、好き勝手な事をし続け、勇者シュトーレンの逆鱗に触れてしまった事を…
「だからね…あすちゃんを助けるには、あたし達もマジパティの最大の目的を知った上で、心を開く必要があると思うんだ。過ぎちゃった時間は戻せない…っつーか、遠回りしすぎたけど…今度こそ、一緒に力合わせて戦おうよ!マジパティとして!!!」
「フン…甘いな、友菓。8年も時間が経った状態で、ボク達が簡単に和解できるとでも思ったか?」
友菓の提案に、ここなは鼻で嗤うが…
「…って、8年前のボクならそう言うだろう。でも、今のボクは友菓の意見に賛同する。クラフが明日香を愛していると知ったのは悔しくも悲しくもあるが、クラフが選んだ事だ。否定はしないさ。その代わり、クラフにはボクに手を出した責任を取ってもらうけどな。」
クラフティの心に釘を刺しながらも、ここなはフフッと笑う。そんな彼女のスケッチブックに書かれている文字は…
「これからは絶対に明日香を泣かすな。それがボクに手を出した責任だ。」
全員がそのスケッチブックに注目した途端、4人は一斉に笑い出した。
「だから、みんなで明日香を助けよう…そして、明日香に好きな恰好をさせよう。明日香はこれまでずっと父親の束縛で、好きな恰好ができなかったからな。」
「そうだよな。俺もあのゴリラ男には進学の件でムカついてんだ!鵠沼に怪文書送りやがって…だから今度こそ、明日香をゴリラ男から守ってみせる!!!」
「トモちんだって、あすちゃんをちゃんと支えたいっ!!!あの老害ゴリラには腹が立つけど、想いが一つになった今、トモちん達の辞書に「不可能」の文字はないっ!!!」
友菓の言葉に、クラフティは安堵の表情を示す。友菓の提案で一つになった「明日香に対する想い」…それは、まるで長年の蟠りが吹っ飛んでしまったような雰囲気だ。
「そんじゃ…8年ぶりだけど、改めて自己紹介しとく!俺はクラフティ…ニコラス・クラフティ・ブラーヴ・シュヴァリエ。人間界での名前は「首藤聖一郎」で、誕生日は7月14日だ。勇者ガレットは俺の兄で、3人兄弟の末っ子だ。」
「俺は藍本有馬…精霊のバニラと一体化した今は、「木津あいな」としてサン・ジェルマン学園中等部で英語を教えてる。誕生日は3月25日。実家は歯医者をやってる。俺も3人兄弟の末っ子だ。」
「あたしは氷川台友菓!おじいちゃんはミュージシャンの氷川台佳祐で、「サザンクロス」のメンバーだよ!誕生日は6月24日のかに座!兄弟はお姉ちゃんが1人いるよ。」
「ボクは金城ここな。金城不動産の娘だ。誕生日は10月6日で、血液型はAB型。趣味はボードゲーム。兄弟は兄が2人の3人兄妹の末っ子…」
そんな4人の様子を、ガレットと賢者は扉の向こうで聞き耳を立てて一部始終を聞き届ける。
「よかったな…ニコラス…」
「やっと、カル兄に対するコンプレックスから離れられたって感じね…」
「あぁ…でもな、元々ニコラスは勇者としての資質はなかったし、本来ならエレナが俺の次に勇者になるはずだった…」
賢者の言葉に、大勇者は勇者クラフティが勇者として覚醒した時の事を思い出す。
クラフティには双子の姉・エレナがおり、彼女も兄である勇者ガレットの下で剣の修行に明け暮れた。姉弟げんかも、剣を交えた試合も、スイーツを作る才能も、精霊と心を通わせる能力も…姉であるエレナの方が上だった。2人の兄であるガレットも、自分の次に勇者になるのはエレナだろう…そう信じて疑わなかった。
しかし、13年前の7月14日の朝、彼の前に現れた光に包まれた大剣…運命はニコラス・クラフティ・シュヴァリエが勇者クラフティとして覚醒する事を選んでしまったのである。勇者としての資質に欠けていた双子の弟が勇者に選ばれた様子を見て、エレナのショックは計り知れなかった事だろう。それ以来、エレナと勇者クラフティには長年の確執が生じ、つい最近まで2人が顔を合わせる事はなかったのだった。
「あん時は、旅の仲間を探すの大変だったわぁー…エレナは断固拒否の態度だったし、あたしが元クラスメイトだったエクレールを説得して引き入れてさぁ…」
「それで、成り行きで俺の部下の妹も武闘家として加わって…」
「あぁ、ロールちゃん!元気かなぁ…」
「今も現役で武闘部隊の隊長やってるぜ。」
大勇者と賢者の思い出話も積もりに積もり、僧侶アンニンに注意されるまで続いたのだった。
「俺からの本音もちゃんと明かせていないし、8年間のわだかまりもまだ消えていない状態で話すのも変だけど、お前たちに協力してほしいんだ。」
クラフティは友菓、ここな、有馬の3人の前で自分が思っている事を全て打ち明ける。マジパティ同士が自分をかけて争う事が嫌だった事、本当は明日香の事を愛している事、兄であるガレットと比較される事が嫌だった事…
「こんなムシの良すぎる勇者なんて、俺…くらいだよな…?でも、俺は明日香を愛している事に変わりはないし、勇者として明日香やお前達と一緒に戦いたい!!!たとえ今後も兄さんを越えられなくても…」
友菓達は笑いもせず、真剣な表情で話を聞いている。そんな空気にクラフティは少々戸惑いを示すが…
「俺からも話していいか?」
「あ、あぁ…」
クラフティから見て正面を向いている有馬が、クラフティに問いかけ、クラフティは思わず頷く。
「俺は、8年前から明日香がクラフティを愛している事に気づいてた…だから俺はあの時、「明日香の幼馴染」として明日香を応援していた。俺は、明日香がクラフティと一緒にいて幸せだと思うなら、それでよかったんだ。俺にとって、明日香は「可愛い妹」みてぇなもんだしな…」
有馬が明日香の幼馴染としての当時の心境を打ち明ける。
「だから…有馬は、カオスイーツに対して戦いに必死に打ち込んでいたんだな…」
有馬は黙って頷き、話を続ける。
「あの時の俺は明日香に負担をかけないように必死だった…その結果、明日香達はクラフティをかけて争い合うようになっていた…マジパティとして、失格だよな?俺は仲間同士の諍いを尻目に、ずーっと戦い続けてきたんだから…」
「そんなことないっ!!!」
有馬の言葉を、友菓が否定する。
「マジパティの最大の目的は、カオスイーツを浄化する事…でしょ?あたし達よりもいっぱいカオスイーツと戦い続けた先輩が、マジパティ失格なワケないじゃん!!!寧ろ、あたし達の方がマジパティ失格だよっ!!!」
その言葉に、クラフティがハッとする。兄に対してのコンプレックスが勝りすぎたあまり、自分のマジパティ達に伝えることができなかった「マジパティの最大の目的」を、自分のマジパティが口走ったのである。
「あのね…ネロちゃんとユキたんから聞いたんだ…マジパティの最大の目的を。でもね、ネロちゃんも…ユキたんの本体でもあるゆっきーも…最初はその事全然知らずに、心を閉ざしたまま好き勝手してたんだって。」
友菓は落ち着いた口調で、クラフティ、ここな、有馬の3人に、友菓が雪斗とネロと初めて出会った日、自分が勇者クラフティのマジパティであることを打ち明けた後、ネロとユキから聞いた話を説明する。ネロがマジパティになった事で、勇者ガレット、グラッセ、ボネと協力せずに奢り高ぶってばかりだった時の事や、雪斗が一悟に否定されるのを恐れるあまり、好き勝手な事をし続け、勇者シュトーレンの逆鱗に触れてしまった事を…
「だからね…あすちゃんを助けるには、あたし達もマジパティの最大の目的を知った上で、心を開く必要があると思うんだ。過ぎちゃった時間は戻せない…っつーか、遠回りしすぎたけど…今度こそ、一緒に力合わせて戦おうよ!マジパティとして!!!」
「フン…甘いな、友菓。8年も時間が経った状態で、ボク達が簡単に和解できるとでも思ったか?」
友菓の提案に、ここなは鼻で嗤うが…
「…って、8年前のボクならそう言うだろう。でも、今のボクは友菓の意見に賛同する。クラフが明日香を愛していると知ったのは悔しくも悲しくもあるが、クラフが選んだ事だ。否定はしないさ。その代わり、クラフにはボクに手を出した責任を取ってもらうけどな。」
クラフティの心に釘を刺しながらも、ここなはフフッと笑う。そんな彼女のスケッチブックに書かれている文字は…
「これからは絶対に明日香を泣かすな。それがボクに手を出した責任だ。」
全員がそのスケッチブックに注目した途端、4人は一斉に笑い出した。
「だから、みんなで明日香を助けよう…そして、明日香に好きな恰好をさせよう。明日香はこれまでずっと父親の束縛で、好きな恰好ができなかったからな。」
「そうだよな。俺もあのゴリラ男には進学の件でムカついてんだ!鵠沼に怪文書送りやがって…だから今度こそ、明日香をゴリラ男から守ってみせる!!!」
「トモちんだって、あすちゃんをちゃんと支えたいっ!!!あの老害ゴリラには腹が立つけど、想いが一つになった今、トモちん達の辞書に「不可能」の文字はないっ!!!」
友菓の言葉に、クラフティは安堵の表情を示す。友菓の提案で一つになった「明日香に対する想い」…それは、まるで長年の蟠りが吹っ飛んでしまったような雰囲気だ。
「そんじゃ…8年ぶりだけど、改めて自己紹介しとく!俺はクラフティ…ニコラス・クラフティ・ブラーヴ・シュヴァリエ。人間界での名前は「首藤聖一郎」で、誕生日は7月14日だ。勇者ガレットは俺の兄で、3人兄弟の末っ子だ。」
「俺は藍本有馬…精霊のバニラと一体化した今は、「木津あいな」としてサン・ジェルマン学園中等部で英語を教えてる。誕生日は3月25日。実家は歯医者をやってる。俺も3人兄弟の末っ子だ。」
「あたしは氷川台友菓!おじいちゃんはミュージシャンの氷川台佳祐で、「サザンクロス」のメンバーだよ!誕生日は6月24日のかに座!兄弟はお姉ちゃんが1人いるよ。」
「ボクは金城ここな。金城不動産の娘だ。誕生日は10月6日で、血液型はAB型。趣味はボードゲーム。兄弟は兄が2人の3人兄妹の末っ子…」
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「あぁ…でもな、元々ニコラスは勇者としての資質はなかったし、本来ならエレナが俺の次に勇者になるはずだった…」
賢者の言葉に、大勇者は勇者クラフティが勇者として覚醒した時の事を思い出す。
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「それで、成り行きで俺の部下の妹も武闘家として加わって…」
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