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勇者クラフティ編
第15話「攫われた勇者!傷だらけのライオン」③
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一方、一悟は極真会館を出てカフェ「ルーヴル」に向かっていた。大勇者様の様子を見に行くようだが…
「ミルフィーユこと、千葉一悟さんでいらっしゃいますね?」
背後から突然彼を呼ぶ声がして、振り向くとそこには1枚の白い円形の平皿に乗ったチョコレート色の髪のメガネの少年…
「お初にお目にかかります、私はガトー・ショコラ!勇者シュトーレンの力を受け継いだあなたに頼みがあります。」
「えっ…」
そして、彼の目の前には生徒会長・白石玉菜の姿…
「プディングメテオ…みゃっ!!!」
プディングはプディングメテオを放とうとするが、詠唱の途中でカオスイーツのパンチ攻撃を受けてしまった。
「甘いですよ!!!接近戦をミルフィーユにゆだねたあなた方がいけないのです!!!!」
カオスイーツを元の中津ゆめに戻そうするプディングとソルベだが、近距離で殴りかかろうとするカオスイーツに対して、非常に分が悪い。ソルベもソルベアローを投げつけようとするが、投げる前に蹴り飛ばされてしまう。
「接近戦は…殆どミルフィーユに頼り切ってたところがあったからな…」
2人の脳裏に思い浮かぶ、接近戦で戦うミルフィーユの姿…「こういう時、ミルフィーユがいてくれれば」…そう思ってしまう所もある。だが、目の前に立っているのがクラスメイトであることを知っている以上、なんとしてでも2人で浄化せねばならない。
「こうなったら…私がおとりになって、ソルベとカオスイーツの間合いを取るしか…ゆめちゃんを助ける方法は、それしか…」
プディングがそう思いついた刹那、突然2枚の食パンのようなものが飛び交い、プディングとソルベは白樺の木に縛り付けられてしまう。
「ぴえっ…」
「うぐっ…」
「プディング!!!ソルベ!!!」
パンのような白い物体はとても固く、精霊は愚か、マジパティ1人では振りほどけない程、プディングとソルベを締め付ける。
「さぁ、これでマジパティどもの完全敗北ですよ!!!!ミルフィーユはいらっしゃいませんが…」
ティラミスの言葉と同時に、カオスイーツは色どりのフルーツを2人に向けて、ガトリング砲の要領で撃ち放つ。
「あーら、完全敗北なんて…何時何分何秒に誰が決めたのかしら?」
突然誰かの声がして、ティラミスは上空を見上げる。そこには中等部校舎の屋上に立つサントノーレと、白い平皿に乗ったベージュ色の髪の少女…
「あ…あれは…」
「さ…サントノーレ!!!」
ティラミスの叫びに、サントノーレはちっちと人差し指を振る。
「ノーンノン!それは今朝までの呼び名よ?今の私は…」
そう言いながら、サントノーレだった少女は菫色の仮面を外し…
「白銀のマジパティ・クリームパフ!!!!!」
夕日に煌めく緑と水色のオッドアイ…今まで仮面に隠されたその瞳からは、余裕が見える。
「シュッ…」
そして、クリームパフは屋上から飛び立ち、それと同時に菫色の仮面を白樺の木に向けて投げつける。
「パキィィィィィン!!!!!」
プディングとソルベを縛り付けていた白い物体はクリームパフが投げた仮面によって砕かれ、2人は身体の自由を取り戻す。クリームパフは一度カオスイーツの頭上目掛けてキックを放ってワンバウンドすると、菫色の仮面をキャッチし、プディング達の前にやって来る。
「さぁ、禍々しい混沌のスイーツ!!!勇者の光を恐れぬのならば、かかってきななさいっ!!!!!」
「な、なんて憎らしい…カオスイーツ、やってしまいなさいっ!!!」
鬼メイドの言葉に返事をするかの如く、カオスイーツは再びマジパティに殴りかかろうとするが…
「ドゴッ…」
「甘いのは、あなたよ?オグルさん…本来の力を取り戻した私をナメないでちょうだいな?」
無言でクリームパフの上段蹴りがカオスイーツに炸裂し、カオスイーツは10mほど後退するなり、その反動でティラミスを踏みつけてしまう。
「さぁ、行くわよ!!!フォンダンっ!」
「はいでしゅ!!!」
フォンダンがクリームパフの右肩に乗ると、クリームパフはウインクをする。
「精霊の力と…」
「勇者の光を一つにあわせて…」
「バレットリロード!!!」
フォンダンの身体が白く光るなり、フォンダンはクリームパフの持つクリームグレネードのレンコン状のシリンダーに光の銃弾を装填する。そして、クリームパフは左手でシリンダーをくるくると回転させ、狙いを定める。
「クリームバレットシャワー!!!」
彼女の掛け声と当時に、クリームパフの人差し指は拳銃のトリガーを引く。
「インパクト!!!!!」
銃声音と共に、クリームパフが放った無数の銃弾は、カオスイーツに全弾命中し、再びフォンダンは銃口に息を吹きかけるクリームパフの右肩に乗る。
「「アデュー♪」」
2人のウインクと同時に、カオスイーツは瞬く間に光の粒子となり、本来の中津ゆめの姿を取り戻す。
「くっ…またしても…クリームパフ、次はこのままでは済まされませんよ!!!」
そう言いながら、ティラミスはフッと音を立てながら消えてしまった。プディング達は生徒達に気づかれないよう、白樺の木の陰でその後をそっと見届ける。
「先生~こっちぺろ~☆彡」
突如マカロンの声がすると、カオスイーツにサンドイッチにされた川原佑香、鈴木金美、蛸島サオリの3人は、マカロンが連れて来た教師たちによって校長室へ連れて行かれた。
「ねぇ、先生…僕、ゆめゆめの傍に居てもいい?ゆめゆめに話したい事、いっぱいあるの。」
「はいはい…いいですよー♪今の中津さんには、心のケアが必要ですからねー。」
そう言いながら、キョーコせかんどは中津ゆめをお姫様抱っこして、保健室へと連れて行く。
「ゆめちゃん…この後、どうするんだろう…」
「恐らくはあの3年生共々、吹奏楽部をやめるのは確実…だろうな。蛸島は吹奏楽部じゃないけど。仮にも、ウチの吹奏楽部は強豪校だ。今年のコンクールに打撃は受ける。」
ソルベの言葉に、クリームパフは相槌を打つ。
「うんうん…そして、あんた達はこれから、さっきの戦いに関して私からのお説教を受ける…」
その言葉に、久々の再会を喜ぶラテとフォンダンの背筋が凍りつく。
「接近戦、ミルフィーユに頼りきるとか…バカなの?そりゃ人には向き、不向きがあるけど、ミルフィーユ不在の時を考えた戦い方くらい、考えとかんかーーーーーーーーーーいっ!!!」
夕暮れの高等部と中等部を隔てた白樺の木々の間を、クリームパフの怒鳴り声がすり抜ける。
「そ、その喋り方は…」
ソルベがそう言うと、3人は腰につけてあるブレイブスプーンに手をかけ、プディングは米沢みるくに、ソルベは氷見雪斗にそれぞれ戻り…
「やっぱり、ソルベはゆっきーだったんじゃん!」
ハチミツ色のロングヘアーを紫色のリボンでまとめた、中等部の制服姿の少女…それはまさしく、生徒会長・白石玉菜だった。
「これ…いちごんに話したら…」
「いちごん?いちごんなら既に話しちゃった♪本人には時期が来るまでの間、口止めしてたんだよーん♪」
しれっと話す玉菜に、雪斗とみるくは目をお皿のように丸くする。
「「そんなぁ…」」
ほぼ同時刻…
「ミルフィーユパニッシュ!!!!!」
ミルフィーユの決め技によって、スコーンのカオスイーツは光の粒子と共に警備員へと姿を変えていく。
そんなミルフィーユはガトー、そしてライスと共に木苺ヶ丘のある場所へと来ていた。目の前の大きな屋敷…苔桃台にある高萩家の邸宅程ではないが、庭先はそれなりに広い。そんなミルフィーユ達を、クグロフが睨みつける。
「おのれ…勇者のニオイを嗅ぎつけたかと思ったら…」
そう言いながら、クグロフはフッと音を立てながらどこかへ消えてしまった。
「一悟、このお屋敷で間違いありませんわ!」
「そのようだな…」
ひしひしと伝わる、勇者の気配…やはりキョーコせかんど達の予感は当たっていた。
「ココアを傷つけた事…倍にしてお返しします…」
そして、ミルフィーユは千葉一悟の姿に戻り、ある人物に連絡を取る。
「大勇者様、勇者様の居場所が分かった!住所は…木苺ヶ丘4丁目の…」
そんな一悟達の様子を、白いロングワンピース姿のシュトーレンが、まるで「早く助けに来て」と訴えるかのような悲しげな表情で見つめる。
「ミルフィーユこと、千葉一悟さんでいらっしゃいますね?」
背後から突然彼を呼ぶ声がして、振り向くとそこには1枚の白い円形の平皿に乗ったチョコレート色の髪のメガネの少年…
「お初にお目にかかります、私はガトー・ショコラ!勇者シュトーレンの力を受け継いだあなたに頼みがあります。」
「えっ…」
そして、彼の目の前には生徒会長・白石玉菜の姿…
「プディングメテオ…みゃっ!!!」
プディングはプディングメテオを放とうとするが、詠唱の途中でカオスイーツのパンチ攻撃を受けてしまった。
「甘いですよ!!!接近戦をミルフィーユにゆだねたあなた方がいけないのです!!!!」
カオスイーツを元の中津ゆめに戻そうするプディングとソルベだが、近距離で殴りかかろうとするカオスイーツに対して、非常に分が悪い。ソルベもソルベアローを投げつけようとするが、投げる前に蹴り飛ばされてしまう。
「接近戦は…殆どミルフィーユに頼り切ってたところがあったからな…」
2人の脳裏に思い浮かぶ、接近戦で戦うミルフィーユの姿…「こういう時、ミルフィーユがいてくれれば」…そう思ってしまう所もある。だが、目の前に立っているのがクラスメイトであることを知っている以上、なんとしてでも2人で浄化せねばならない。
「こうなったら…私がおとりになって、ソルベとカオスイーツの間合いを取るしか…ゆめちゃんを助ける方法は、それしか…」
プディングがそう思いついた刹那、突然2枚の食パンのようなものが飛び交い、プディングとソルベは白樺の木に縛り付けられてしまう。
「ぴえっ…」
「うぐっ…」
「プディング!!!ソルベ!!!」
パンのような白い物体はとても固く、精霊は愚か、マジパティ1人では振りほどけない程、プディングとソルベを締め付ける。
「さぁ、これでマジパティどもの完全敗北ですよ!!!!ミルフィーユはいらっしゃいませんが…」
ティラミスの言葉と同時に、カオスイーツは色どりのフルーツを2人に向けて、ガトリング砲の要領で撃ち放つ。
「あーら、完全敗北なんて…何時何分何秒に誰が決めたのかしら?」
突然誰かの声がして、ティラミスは上空を見上げる。そこには中等部校舎の屋上に立つサントノーレと、白い平皿に乗ったベージュ色の髪の少女…
「あ…あれは…」
「さ…サントノーレ!!!」
ティラミスの叫びに、サントノーレはちっちと人差し指を振る。
「ノーンノン!それは今朝までの呼び名よ?今の私は…」
そう言いながら、サントノーレだった少女は菫色の仮面を外し…
「白銀のマジパティ・クリームパフ!!!!!」
夕日に煌めく緑と水色のオッドアイ…今まで仮面に隠されたその瞳からは、余裕が見える。
「シュッ…」
そして、クリームパフは屋上から飛び立ち、それと同時に菫色の仮面を白樺の木に向けて投げつける。
「パキィィィィィン!!!!!」
プディングとソルベを縛り付けていた白い物体はクリームパフが投げた仮面によって砕かれ、2人は身体の自由を取り戻す。クリームパフは一度カオスイーツの頭上目掛けてキックを放ってワンバウンドすると、菫色の仮面をキャッチし、プディング達の前にやって来る。
「さぁ、禍々しい混沌のスイーツ!!!勇者の光を恐れぬのならば、かかってきななさいっ!!!!!」
「な、なんて憎らしい…カオスイーツ、やってしまいなさいっ!!!」
鬼メイドの言葉に返事をするかの如く、カオスイーツは再びマジパティに殴りかかろうとするが…
「ドゴッ…」
「甘いのは、あなたよ?オグルさん…本来の力を取り戻した私をナメないでちょうだいな?」
無言でクリームパフの上段蹴りがカオスイーツに炸裂し、カオスイーツは10mほど後退するなり、その反動でティラミスを踏みつけてしまう。
「さぁ、行くわよ!!!フォンダンっ!」
「はいでしゅ!!!」
フォンダンがクリームパフの右肩に乗ると、クリームパフはウインクをする。
「精霊の力と…」
「勇者の光を一つにあわせて…」
「バレットリロード!!!」
フォンダンの身体が白く光るなり、フォンダンはクリームパフの持つクリームグレネードのレンコン状のシリンダーに光の銃弾を装填する。そして、クリームパフは左手でシリンダーをくるくると回転させ、狙いを定める。
「クリームバレットシャワー!!!」
彼女の掛け声と当時に、クリームパフの人差し指は拳銃のトリガーを引く。
「インパクト!!!!!」
銃声音と共に、クリームパフが放った無数の銃弾は、カオスイーツに全弾命中し、再びフォンダンは銃口に息を吹きかけるクリームパフの右肩に乗る。
「「アデュー♪」」
2人のウインクと同時に、カオスイーツは瞬く間に光の粒子となり、本来の中津ゆめの姿を取り戻す。
「くっ…またしても…クリームパフ、次はこのままでは済まされませんよ!!!」
そう言いながら、ティラミスはフッと音を立てながら消えてしまった。プディング達は生徒達に気づかれないよう、白樺の木の陰でその後をそっと見届ける。
「先生~こっちぺろ~☆彡」
突如マカロンの声がすると、カオスイーツにサンドイッチにされた川原佑香、鈴木金美、蛸島サオリの3人は、マカロンが連れて来た教師たちによって校長室へ連れて行かれた。
「ねぇ、先生…僕、ゆめゆめの傍に居てもいい?ゆめゆめに話したい事、いっぱいあるの。」
「はいはい…いいですよー♪今の中津さんには、心のケアが必要ですからねー。」
そう言いながら、キョーコせかんどは中津ゆめをお姫様抱っこして、保健室へと連れて行く。
「ゆめちゃん…この後、どうするんだろう…」
「恐らくはあの3年生共々、吹奏楽部をやめるのは確実…だろうな。蛸島は吹奏楽部じゃないけど。仮にも、ウチの吹奏楽部は強豪校だ。今年のコンクールに打撃は受ける。」
ソルベの言葉に、クリームパフは相槌を打つ。
「うんうん…そして、あんた達はこれから、さっきの戦いに関して私からのお説教を受ける…」
その言葉に、久々の再会を喜ぶラテとフォンダンの背筋が凍りつく。
「接近戦、ミルフィーユに頼りきるとか…バカなの?そりゃ人には向き、不向きがあるけど、ミルフィーユ不在の時を考えた戦い方くらい、考えとかんかーーーーーーーーーーいっ!!!」
夕暮れの高等部と中等部を隔てた白樺の木々の間を、クリームパフの怒鳴り声がすり抜ける。
「そ、その喋り方は…」
ソルベがそう言うと、3人は腰につけてあるブレイブスプーンに手をかけ、プディングは米沢みるくに、ソルベは氷見雪斗にそれぞれ戻り…
「やっぱり、ソルベはゆっきーだったんじゃん!」
ハチミツ色のロングヘアーを紫色のリボンでまとめた、中等部の制服姿の少女…それはまさしく、生徒会長・白石玉菜だった。
「これ…いちごんに話したら…」
「いちごん?いちごんなら既に話しちゃった♪本人には時期が来るまでの間、口止めしてたんだよーん♪」
しれっと話す玉菜に、雪斗とみるくは目をお皿のように丸くする。
「「そんなぁ…」」
ほぼ同時刻…
「ミルフィーユパニッシュ!!!!!」
ミルフィーユの決め技によって、スコーンのカオスイーツは光の粒子と共に警備員へと姿を変えていく。
そんなミルフィーユはガトー、そしてライスと共に木苺ヶ丘のある場所へと来ていた。目の前の大きな屋敷…苔桃台にある高萩家の邸宅程ではないが、庭先はそれなりに広い。そんなミルフィーユ達を、クグロフが睨みつける。
「おのれ…勇者のニオイを嗅ぎつけたかと思ったら…」
そう言いながら、クグロフはフッと音を立てながらどこかへ消えてしまった。
「一悟、このお屋敷で間違いありませんわ!」
「そのようだな…」
ひしひしと伝わる、勇者の気配…やはりキョーコせかんど達の予感は当たっていた。
「ココアを傷つけた事…倍にしてお返しします…」
そして、ミルフィーユは千葉一悟の姿に戻り、ある人物に連絡を取る。
「大勇者様、勇者様の居場所が分かった!住所は…木苺ヶ丘4丁目の…」
そんな一悟達の様子を、白いロングワンピース姿のシュトーレンが、まるで「早く助けに来て」と訴えるかのような悲しげな表情で見つめる。
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