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勇者クラフティ編
第13話「逃がした獅子は大きい…マジパティ変身不能!!!」①
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瀬戌市で次々と女性が消えていく騒ぎがあった2日後、3人の高校生が横に並んで話をしながら歩いている。真ん中にはラズベリー色のロングヘアに白いウサミミのようなリボンが特徴的な少女、彼女の左側には中世的な雰囲気をした男子制服姿の人物…骨格からして女性であることが伺える。そして、ウサミミリボンの少女の右側には茶髪の少年が並ぶ。
「この間の事件、やっぱりカオスイーツだったんだね。」
「それにしても…この鎧の男、確かに媒体自体がいかにも極悪人である面構えだ…誰かさんみたいに…」
「オイ…今、誰を見て言った?ケンカ…売ってんのか?」
男装の少女の言葉に、茶髪の少年はトラ柄の猫耳を出しながら少女を睨みつける。
「2人とも…こんなところでケンカはダメ!でも…カオスイーツはどうして女の人を次々と消していったんだろう…」
リボンの少女はケンカに発展する2人を宥めつつ、先日の事件を考察する。
「おそらく、恋愛感情…だろうな。カオスイーツにされたの、女の人だったんだろ?自分以外の女が消えれば、相手はもう2度と浮気しないだろう…とか、そのあたり…」
「フッ…その事件で消されたお前にしては、随分と勘が冴えているな。性別という概念のない私達とはいえ、女としてお前だけが消されるとは、なかなかの傑作だったぞ!!!」
「お~ま~え~なぁ~…」
「たつきちゃんっ!いちいち虎太郎を煽らないの!!!」
男装の少女はたつき、茶髪の少年は虎太郎と言うようだ。そんな3人の後ろを、3人の中学生が歩く。一悟達である。一悟達はなぜか雪斗の母の元交際相手の話をしている。
「そういや、雪斗の母ちゃんのお金だまし取った星って奴…塾のお金を横領した罪で、熊代美由紀って女と一緒に昨日、捕まったって。」
「やっぱり、二股かけていたのか…母様をコケにしやがって…いい気味だ!!!熊代ってアバズレ共々、2度と母様に近づくな…」
雪斗の母のお金をだまし取った星昼夫は、かねてから勤めていた学習塾の経費を横領し、それを交際相手の熊代美由紀に手渡していたとして、昨日の夕方、埼玉県警によって逮捕されたのだった。それを聞いた雪斗は、思い出したかのように星と熊代に対して憤慨する。
「まぁまぁ…でも、家族がカオスイーツにされている事が続くと…ブラックビターもあたし達を狙っているって事…ともとれるよね?」
みるくの言う通り、みるくの兄の我夢、雪斗の母の冷華が立て続けにカオスイーツ化された。また、ユキがカオスソルベだった頃には、雪斗の弟の冷斗もカオスイーツ化された上、雪斗の妹のみかんも人質となった。
「その流れだと…今度は…」
雪斗がそう言うと、彼はみるくと共にある人物を指さす。
「何で2人して俺を指さすワケ?」
「特に…最近、ちかちゃんの様子がおかしいから…」
「はぁ?姉ちゃんいつもと様子変わらないだろ?まぁ…ゴールデンウィーク中に下妻先生の事聞いて、玉砕して、俺に八つ当たり…」
「それだ!!!」
一悟のセリフを遮るかのように、雪斗が叫ぶ。
「いちごん…いちごんのお姉ちゃんは、絶対に恋してる!!!僕の目に狂いはないっ!!!!!」
雪斗の言葉に、一悟は目を皿のように丸くする。
サン・ジェルマン学園高等部は中等部と同じ高台だが中等部より少し高い場所に位置する。緩やかなカーブの途中で中等部正門と分岐し、そこから道なりに高台を上った先こそが、高等部の正門だ。中等部と高等部の校舎自体は繋がっていないものの、校舎外の石段とスロープが連絡通路となっており、自由に行き来ができるようになっている。そして、その石段の途中にあるのが学生食堂だ。
「おはよ、イナバ。」
高等部の昇降口で、リボンの少女が一悟の姉の一華に声を掛けられる。この少女は先日、高等部2年に編入してきた「倉吉イナバ」という少女で、先ほどまで一緒だった「根小屋虎太郎」と「根室たつき」とは幼馴染で一緒に暮らしている仲として通している。
「おはよ、一華ちゃん。今日も学園食堂に行くの?」
「勿論!何たって、首藤さんの手作りカレーが食べられるチャンスだし!!!」
イナバの目の前で、一華は目をキラキラさせながらそう叫ぶ。実は一華も、弟と同等のカレー好きである。特にここ最近はカレーを作っているのが見た目30代くらいの男性なので、最近の一華はその相手目当てに母からの手作り弁当を断るようになっていた。
「首藤さん…ああ見えて、23歳の娘がいるんだけどなぁ…」
やはり、雪斗の読みは間違ってはいなかった。しかし、イナバの言葉に関しては、今は内緒にしておこう。
一限目の体育が終わり、イナバ達は更衣室で体操服から制服に着替える。中等部とは違い、高等部は体育教師が2名しかおらず、学年ごとに合同となっている。先月は中等部で体育教師による不祥事が絡んで、体育の時間が1週間に1コマ自習になってしまうという事態が発生していた。
「流石でしたわ。たつき様…」
「華麗なサーブ…素敵でした!!!」
女子生徒達に囲まれるたつきを見て、イナバは少し面白くない顔をする。彼女がちやほやされているお陰で、虎太郎と一緒にいる時間が増えているのは確かだが、どうにも納得がいかない。
「まぁ…ウチの学校って、女子は大抵ミーハーだからなぁ…あたし、書道室の鍵当番だから、先行ってるよ!」
「う…うん…」
一華は真っ先に次の選択芸術の授業の準備に向かってしまった。たつきを囲む女子達は相変わらず、着替えが終わってもたつきを立てるばかりで、動こうとはしない。それどころか…
「ドンッ…」
たつきに褒められて興奮した女子生徒がイナバを突き飛ばし、イナバは更衣室の隅へ追いやられてしまい、白いウサギの姿になってしまった。そして、女子生徒達はたつきを囲んだまま、更衣室を出て…
「ガチャン…」
まだイナバがいる事にすら気づかず、更衣室を施錠してしまったのだった。
「あう~…」
そして、再び人間の姿へ変えて、更衣室の窓を開ける…
「よーし、脱出だ。」
イナバは窓の下枠に飛び乗り、周囲に白樺の木を見つける。壁を少し走って勢いをつければ枝に飛び移れそうだと判断した彼女は、そのまま校舎の壁を走る。
「ほっ…ほっ…」
学校では目立たぬようにはしているが、魔兎族は脚力とジャンプ力に猛る。その能力は、オリンピックの陸上競技の選手にも引けを取らない。だが…
「バキッ…」
白樺の木の枝がイナバの体重に耐え切れず、枝が折れてしまった。
「ぴえっ…」
イナバは元々ドジっ子で、事あるごとにドジを踏む事が多い。そして、運の悪いことにスカートを3本の枝に引っ掛けてしまい、イナバは宙づりとなってしまった。
「これじゃ、魔界にいた頃と変わんなーい!!!」
彼女の嘆きも虚しく、2限目を告げるチャイムが鳴り響く。
その時、1人の中等部の学生がジャージ姿で白樺の木々の間を歩いてくる…一悟だ。美術の授業でスケッチに来たらしく、スケッチブックと筆記用具を抱えている。そんな一悟は、宙づりとなっている高等部の女子学生の姿を見て、驚きを隠せない。そして…
「ぶぼっ…」
勇者とソルベの裸には慣れても、相変わらず、女性に免疫がない一悟であった。
「ぴゃっ…み、見ないでぇ~…」
そう言いながら、イナバはスカートの前の部分を押さえようとするが…
「あ…」
イナバがスカートを押さえながらじたばたし始めたと同時に、3本の枝が大きくたわみ…
「バリッ!!!!!」
布地が引き裂かれる音と同時に、女子高生が一悟に騎乗するかのように落下する。
「ごふっ…」
「ご、ごめんなさい…更衣室に閉じ込められちゃって…」
そう言いながら、イナバはブレザーからハンカチを取り出し、一悟の鼻血をぬぐう。
「いや…まさか高校生が木に引っかかってるなんて…」
その時、一悟はイナバのスカートが破れている事に気づき、ジャージの上着を脱ぎ始め、そのまま上着をイナバに押し付ける。
「み…見えてませんからっ!!!ピンクの縞々なんて…見てませんからっ!!!!!」
そう言いながら、一悟はスケッチブックと筆記用具を持ち、その場を離れてしまった。
「もーーーーーーっ!!!それって、見たってことじゃないのーーーーーーーーーっ!!!!!」
そう言いながら、イナバは破れたスカートから下着が見えないように一悟のジャージでお尻を覆う。
「この間の事件、やっぱりカオスイーツだったんだね。」
「それにしても…この鎧の男、確かに媒体自体がいかにも極悪人である面構えだ…誰かさんみたいに…」
「オイ…今、誰を見て言った?ケンカ…売ってんのか?」
男装の少女の言葉に、茶髪の少年はトラ柄の猫耳を出しながら少女を睨みつける。
「2人とも…こんなところでケンカはダメ!でも…カオスイーツはどうして女の人を次々と消していったんだろう…」
リボンの少女はケンカに発展する2人を宥めつつ、先日の事件を考察する。
「おそらく、恋愛感情…だろうな。カオスイーツにされたの、女の人だったんだろ?自分以外の女が消えれば、相手はもう2度と浮気しないだろう…とか、そのあたり…」
「フッ…その事件で消されたお前にしては、随分と勘が冴えているな。性別という概念のない私達とはいえ、女としてお前だけが消されるとは、なかなかの傑作だったぞ!!!」
「お~ま~え~なぁ~…」
「たつきちゃんっ!いちいち虎太郎を煽らないの!!!」
男装の少女はたつき、茶髪の少年は虎太郎と言うようだ。そんな3人の後ろを、3人の中学生が歩く。一悟達である。一悟達はなぜか雪斗の母の元交際相手の話をしている。
「そういや、雪斗の母ちゃんのお金だまし取った星って奴…塾のお金を横領した罪で、熊代美由紀って女と一緒に昨日、捕まったって。」
「やっぱり、二股かけていたのか…母様をコケにしやがって…いい気味だ!!!熊代ってアバズレ共々、2度と母様に近づくな…」
雪斗の母のお金をだまし取った星昼夫は、かねてから勤めていた学習塾の経費を横領し、それを交際相手の熊代美由紀に手渡していたとして、昨日の夕方、埼玉県警によって逮捕されたのだった。それを聞いた雪斗は、思い出したかのように星と熊代に対して憤慨する。
「まぁまぁ…でも、家族がカオスイーツにされている事が続くと…ブラックビターもあたし達を狙っているって事…ともとれるよね?」
みるくの言う通り、みるくの兄の我夢、雪斗の母の冷華が立て続けにカオスイーツ化された。また、ユキがカオスソルベだった頃には、雪斗の弟の冷斗もカオスイーツ化された上、雪斗の妹のみかんも人質となった。
「その流れだと…今度は…」
雪斗がそう言うと、彼はみるくと共にある人物を指さす。
「何で2人して俺を指さすワケ?」
「特に…最近、ちかちゃんの様子がおかしいから…」
「はぁ?姉ちゃんいつもと様子変わらないだろ?まぁ…ゴールデンウィーク中に下妻先生の事聞いて、玉砕して、俺に八つ当たり…」
「それだ!!!」
一悟のセリフを遮るかのように、雪斗が叫ぶ。
「いちごん…いちごんのお姉ちゃんは、絶対に恋してる!!!僕の目に狂いはないっ!!!!!」
雪斗の言葉に、一悟は目を皿のように丸くする。
サン・ジェルマン学園高等部は中等部と同じ高台だが中等部より少し高い場所に位置する。緩やかなカーブの途中で中等部正門と分岐し、そこから道なりに高台を上った先こそが、高等部の正門だ。中等部と高等部の校舎自体は繋がっていないものの、校舎外の石段とスロープが連絡通路となっており、自由に行き来ができるようになっている。そして、その石段の途中にあるのが学生食堂だ。
「おはよ、イナバ。」
高等部の昇降口で、リボンの少女が一悟の姉の一華に声を掛けられる。この少女は先日、高等部2年に編入してきた「倉吉イナバ」という少女で、先ほどまで一緒だった「根小屋虎太郎」と「根室たつき」とは幼馴染で一緒に暮らしている仲として通している。
「おはよ、一華ちゃん。今日も学園食堂に行くの?」
「勿論!何たって、首藤さんの手作りカレーが食べられるチャンスだし!!!」
イナバの目の前で、一華は目をキラキラさせながらそう叫ぶ。実は一華も、弟と同等のカレー好きである。特にここ最近はカレーを作っているのが見た目30代くらいの男性なので、最近の一華はその相手目当てに母からの手作り弁当を断るようになっていた。
「首藤さん…ああ見えて、23歳の娘がいるんだけどなぁ…」
やはり、雪斗の読みは間違ってはいなかった。しかし、イナバの言葉に関しては、今は内緒にしておこう。
一限目の体育が終わり、イナバ達は更衣室で体操服から制服に着替える。中等部とは違い、高等部は体育教師が2名しかおらず、学年ごとに合同となっている。先月は中等部で体育教師による不祥事が絡んで、体育の時間が1週間に1コマ自習になってしまうという事態が発生していた。
「流石でしたわ。たつき様…」
「華麗なサーブ…素敵でした!!!」
女子生徒達に囲まれるたつきを見て、イナバは少し面白くない顔をする。彼女がちやほやされているお陰で、虎太郎と一緒にいる時間が増えているのは確かだが、どうにも納得がいかない。
「まぁ…ウチの学校って、女子は大抵ミーハーだからなぁ…あたし、書道室の鍵当番だから、先行ってるよ!」
「う…うん…」
一華は真っ先に次の選択芸術の授業の準備に向かってしまった。たつきを囲む女子達は相変わらず、着替えが終わってもたつきを立てるばかりで、動こうとはしない。それどころか…
「ドンッ…」
たつきに褒められて興奮した女子生徒がイナバを突き飛ばし、イナバは更衣室の隅へ追いやられてしまい、白いウサギの姿になってしまった。そして、女子生徒達はたつきを囲んだまま、更衣室を出て…
「ガチャン…」
まだイナバがいる事にすら気づかず、更衣室を施錠してしまったのだった。
「あう~…」
そして、再び人間の姿へ変えて、更衣室の窓を開ける…
「よーし、脱出だ。」
イナバは窓の下枠に飛び乗り、周囲に白樺の木を見つける。壁を少し走って勢いをつければ枝に飛び移れそうだと判断した彼女は、そのまま校舎の壁を走る。
「ほっ…ほっ…」
学校では目立たぬようにはしているが、魔兎族は脚力とジャンプ力に猛る。その能力は、オリンピックの陸上競技の選手にも引けを取らない。だが…
「バキッ…」
白樺の木の枝がイナバの体重に耐え切れず、枝が折れてしまった。
「ぴえっ…」
イナバは元々ドジっ子で、事あるごとにドジを踏む事が多い。そして、運の悪いことにスカートを3本の枝に引っ掛けてしまい、イナバは宙づりとなってしまった。
「これじゃ、魔界にいた頃と変わんなーい!!!」
彼女の嘆きも虚しく、2限目を告げるチャイムが鳴り響く。
その時、1人の中等部の学生がジャージ姿で白樺の木々の間を歩いてくる…一悟だ。美術の授業でスケッチに来たらしく、スケッチブックと筆記用具を抱えている。そんな一悟は、宙づりとなっている高等部の女子学生の姿を見て、驚きを隠せない。そして…
「ぶぼっ…」
勇者とソルベの裸には慣れても、相変わらず、女性に免疫がない一悟であった。
「ぴゃっ…み、見ないでぇ~…」
そう言いながら、イナバはスカートの前の部分を押さえようとするが…
「あ…」
イナバがスカートを押さえながらじたばたし始めたと同時に、3本の枝が大きくたわみ…
「バリッ!!!!!」
布地が引き裂かれる音と同時に、女子高生が一悟に騎乗するかのように落下する。
「ごふっ…」
「ご、ごめんなさい…更衣室に閉じ込められちゃって…」
そう言いながら、イナバはブレザーからハンカチを取り出し、一悟の鼻血をぬぐう。
「いや…まさか高校生が木に引っかかってるなんて…」
その時、一悟はイナバのスカートが破れている事に気づき、ジャージの上着を脱ぎ始め、そのまま上着をイナバに押し付ける。
「み…見えてませんからっ!!!ピンクの縞々なんて…見てませんからっ!!!!!」
そう言いながら、一悟はスケッチブックと筆記用具を持ち、その場を離れてしまった。
「もーーーーーーっ!!!それって、見たってことじゃないのーーーーーーーーーっ!!!!!」
そう言いながら、イナバは破れたスカートから下着が見えないように一悟のジャージでお尻を覆う。
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