続・満智子の愉しみ

菅野鵜野

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滴る

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 照夫は私を沖縄に連れ出してくれた。
 玲子が逮捕され、裁判が本格的に始まる前に、私が私を取り戻さなくては。
 会社側も責任を感じ、次長を通じて治療にかかる一切の協力を惜しまないと申し出てくれていた。

 あいにくの雨で、空港からレンタカーで2時間近く移動した私たちは、美ら海水族館にも近い本部のホテルに落ち着いた。
 スタンダードとは言っても、長期滞在も可能なキッチンまでついている広々とした部屋で、バルコニーからは雨に曇る沖縄の海を見ることができた。

 こちらは暖かい。
 上着を脱いで、薄手のワンピース姿で、私はバルコニーの柵に手をついて海を眺めていた。
「満智子」
 後ろから照夫が抱きしめた。
 カシュクールになっている胸元から手を滑らせて乳房を解放し、沖縄の風に当てるようにして揉みしだく。
「暫くは、ここでゆっくりしよう」
 これまでにはなかった夫の手厚い世話。
 旅の手配も荷作りも、照夫が全て手配してくれた。
 このワンピも、用意してくれたのは照夫。きっと、着替えや下着は全て彼の好みで揃っている。
 裾をめくられ、Tバックのお尻を丸出しにされたまま、私は波を見ていた。
 かつては私の泉も、あんな風にいつも波立って、泡立って……繋がってくれる何かを求めていた。
 なのに……もう、私の泉は枯れてしまった……。

 それから数日、水族館に行ったり、海辺を散歩したり、ホテルでは裸に適当な薄手のワンピースを羽織っただけのリラックスした姿で、二人だけの時間を過ごした。
 その間も、夫は絶えず私の乳房を揉み、泉を舐めてくれたが、やはり、湧くことはなかった。

 今帰仁城に行こうと、夫が車を出してくれた。
 駐車場から、長い石畳を丘の尾根伝いに歩くと、石垣が緑葉の中に埋もれるようにして並んでいる城跡がある。
 本丸跡から大分外れた場所にある、雄大に広がる海を見下ろす石垣の淵に手をつき、私は覗き込むようにして海を眺めた。
 どんな姿をしていたかも分からないような石垣しかない城跡、それなのに、人の息吹を確かに感じる。
「満智子」
 夫が、後ろから私を抱きしめた。
 シーズン・オフだからか、朝早いからなのか、ここまで足を伸ばしてくる人はいなかった。
 今日は、丈の短いスリップドレスにカーディガンを羽織っている。風が強くて、裾が捲られてしまい、私のピンクのレースのタンガが露わになってしまった。
 そのタンガをずらすようにして、夫が後ろから私の女陰に触れた。
「誰もいないよ、満智子」
 声はまだ、戻っていないから、曖昧に頷くしかない。
 カーディガンを肩まで下げられ、私は夫に体を好きにされていた。
 夫も我慢をしていたのだろう、やがていきり勃つ物を、私のおマン様に当てがった。
「あれ、濡れてきたよ」
 夫のお魔羅が淵を擦るたび、風の音に紛れるようにしてヌチャヌチャと粘膜音がした。
 ああ、確かに……嫌ではなくなってきたのかもしれない。
 決して無理強いをしなかった夫の、ここ数日の優しい愛嫵は、私の心に安らぎを与えたくれたのかもしれない。
「入れて、いい? 」
 太ももに滴るほどに濡れそぼる私の泉が、夫を求めている。
 私は頷いた。
 ズブリ……ブチャ、ズチャ、幾ら何でも凄すぎる水音をたてて、夫が私のおマンを突きに突いた。
「あ……あ……」
 海に向かって、自然と声が漏れる。え、声……。
「あ、ああん、あん……」
「満智子、声! 」
「あん、はあん……ああんっ……」
 私ったら、こんな声から戻るだなんて。ま、私らしいわ。
 戻った声に気を良くした夫は、おマメに乳房にと、さんざん私を苛め倒して何度も何度も噴射した。

 海岸に止めたレンタカーの中でも、私は助手席で両足を天井に掲げて夫を迎えた。
 ゆっさゆっさと車が揺れる。ああ、いいわ……。
 
 夫ったら、レストランでもテーブルの下から私のおマンを足の指で刺激するものだから、思わず変な声を上げてしまったわ。
 一度火がついたらもう、交わることを止められなくなってきてしまった。
 レストランでの会計もそこそこに、私たちは誰もいないプールの端、ヤシの木の陰でもSEXした。
 もう、パンティなんて面倒くさいから、半日以上ノーパンで観光しまくっていて、ワンピースをちょっと捲ればズブリと夫のものが入ってくるようになっていた。
 バーでは、自分の指であそこを掻き回しながら、カクテルを飲んだ。深い谷間から覗く私の乳房を見て、バーテンさんがシェイカーを取り落すのが楽しかったわね。
 部屋に着いたら、バルコニーでそのままバックで楽しんだわ。
 月の光が反射する海を見ながら、私は大きな声で喘ぎまくった。

 次の日も、タイトな超ミニのワンピを着て、私たちは市内を観光した。混雑する市場では、色んな手が私のドロドロのおマン様を撫でていったわ。
 もう楽しくて、道端でドキドキしながら夫のものをしゃぶったりして、後ろからも前からも突っ込んてもらった。
 
「もう、頭が、頭がおかしく……なるぅん、ああん、もっと、もっとぉぉ、いっく、いっくぅぅ」
 ベッドでなんて、まともに寝てないわね。
 レンタカーを返す直前も、運転席の夫に跨って、ズンズン腰を振りまくったわ。
 
 ああ、良かった。
 玲子に奪われたまま、こんな素敵に愉しみを二度と味わえないまま、おばーちゃんになるなんて真っ平だもの。

 結局、数ヶ月後には夫は、沖縄支社に転勤となった。2年したら戻れるのだという。

「ああんっ、あん、あん、ああんっ」
 社宅のバルコニーで、今日も私たちは朝SEXにいそしむ。
 一発逝かなくては、1日が始まらないのよ。
 私も、パートを始めたし。
 そろそろ、おイタも解禁かしら……。
「ここは米軍兵も多いからね、おイタは禁止だよ」
 ここのところ、夫は出勤前に必ずこう言って私のお乳を揉んでいく。

 仕方ないわね、一人で愉しむわ。雄大な海に向かって。
 片足をバルコニーの柵に乗せて、風を受けながらおマン様をかき回すの。
「ああん、あん、あんああんっ! 」


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