おとめくんの日常

可愛おとめ

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姉の仕事

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アッキー「お姉さん仕事何してるんだ?」
こそこそとさっきから質問してくる。本人に聞けばいいのに。
ほら、すごい姉が見てるぞ。距離が近いと嫉妬するから
姉「ねえ、質問は私にして?おとめの事だったらなおさらね!」
これは聞いてほしいんだろうな。でもアッキーは鈍感だから全然気づいていない。
アッキー「じゃあ、お姉さん何の仕事してるんですか?」
姉「漫画家よ!あと、デザイナー」
お「それデザイナーの方が堂々と言えるのでは?」
姉「私としては漫画の方がやってて満足だからね!おとめのことも書いて…」
お「は?勝手に変なこと書かないで下さい」
姉「ほら、着いたわよ」
アッキー「何の漫画書いてるんだ…」
姉「男同士の漫画よ」コソッ
アッキー「ゴホッ…え…!ええ!」

寮に着き、なつめがお菓子を作って待っていた
な「お姉さんこんにちは!」
姉「こんにちは。すごいわね」
マカロンにカップケーキ他にも可愛いお菓子がテーブルにいっぱいあった。
姉「可愛い~。おとめ!これ持って!はい、チーズ!」
カシャッ
反射的に言われたまま動いてしまった。
お「消してください!」
スマホを奪い取ろうとしたが姉の方が身長が高くて届かない…
お「身長がもうちょっとあれば…」
アッキー「お姉さん身長高いですね。美人…」
コンコン
はる「えっと、こんにちは」
遠慮がちにはるにゃんが入ってきた。可愛い格好だな。
姉「まぁ!可愛い~」
やっぱり…
姉「この子がえっと……にゃんちゃん?」
アッキー「ぶはっ!ゴホッ」
勢いよくアッキーが飲んでたのを吹き出した
な「アッキー汚い」
アッキー「だって…にゃんちゃ…くくっ」
姉「おとめがにゃーにゃー言ってたのよ?」
お「ちゃんとはるにゃんさんって教えてたと思いますけど」
姉「変なあだ名つけるから長いのよ」
はる「確かに長いけど…あだ名って初めてだから嬉しいよ?」
姉「この子可愛い!持ち帰りしたい!」
お「残念です。もう彼氏がいます」
姉「そうなの?じゃあ後でお話聞かせてもらお!」
ピロンピロン
姉のスマホが何回も鳴っている。
見た瞬間勢いよく立ち上がった
姉「ごめん!急な仕事入ったわ。じゃ、帰るわね。みんなおとめの事よろしく~」
ぴゅ~
・・・ぽかーん
お「嵐のように去っていきましたね…」
その後お菓子は皆で食べて魔法少女の上映会になりました。
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