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三年生編
合宿再び 1
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「おぉ! あいからず豪華だね。なんか、パワーアップしてない?」
別荘を前にサッチが大きな声を出す。
結局サッチが「絶対に行きたい」と言ったため、誘ったのだ。
4人で電車に乗り、最寄駅からあけみっちが用意してくれたタクシーで別荘前に着いた。
「いらっしゃい、みんな」
「あー あけみっちだ!」
女子3人が駆け寄り、あけみっちに抱きつく。
3人は、終業式以来だから、約5ヶ月ぶりの再会だ。
「ふふふっ。みんな元気そうね」
「あけみっちも。なんだか女社長っぽい貫禄がついたじゃない?」
「もう須藤さん。私にお肉がついたってこと」
「違う違う。でも、ちょっとお風呂で確かめよっと。ねえ聞いて、あけみっち。お肉がついたと言えば、トモハの胸がまた大きくなったんだよ」
「ちょっと、サッチ。私の胸が脂肪のかたまりみたいじゃん」
「トモハちゃん。乳房って主に脂肪だよ」
「そっか。じゃあいいか」
「まったく。みんな楽しそうね。合宿も楽しく、って言いたいけど、あなたたち、受験生なんだから、厳しくいくわよ」
「えー。あけみっちの鬼」
ワイワイとお互い引っ付きながら女子4人は別荘の中に入っていった。
ちょっと待って。俺も中に入る!
部屋に入ると、早速、あけみっちから合宿のスケジュールが発表された。
あけみっちは8月19日までが休みだが、その日は別荘の片付けをするため、合宿は4日間となった。
1日目8月15日
午前 移動
昼 レストランでランチ
勉強(現代文・古典)
夜 カレーライス
勉強(漢文)
お風呂
2日目8月16日
朝 カフェでモーニング
勉強(英語)
昼 デリバリーピザ
勉強(英語)
夜 レストラン
勉強(英語)
お風呂
3日目8月17日
朝 カフェでモーニング
勉強(数学)
昼 日本食レストランでランチ
勉強(数学)
夜 ステーキレストラン
お楽しみ
4日目8月18日
朝 カフェでモーニング
勉強(数学)
昼 移動・お弁当
それぞれ渡されたA4の紙を見て、第一声を放ったのはやはりサッチであった。
「えー、毎日勉強ばっかり。前みたいに、たくさんゲームとかしないの?」
「あなたたち、受験生でしょ。須藤さんは何しにきたの?」
「やっぱり、鬼あけみっちだ……」
「受験生の1日、1日はとっても大事なのよ。そこで差がつくんだから。だから、今回は、基本的にみんなは料理しなくていいわ。外食か、デリバリーね」
「あけみっち。キッチンからいい匂いがしてきてるけど」
「あら、梅谷くんいたの?」
「確かに、ここに来て初めて声出したけど。やっぱりあけみっちの鬼」
「ふふ。ごめんね。女子3人と会うのは久しぶりだったから。外食かデリバリーって言ったけど、今日の夜は、私の手作りカレーよ。男子はみんなカレーが好きでしょ」
「そりゃ楽しみ。においだけでごはん一杯いけちゃうね」
「ねえ、あけみっち。3日目のお楽しみって?」
俺とあけみっちのやりとりなぞお構いなく、サッチが尋ねる。
「ん? それね。文字どおりのお楽しみよ。まあ、前回の合宿のゲームみたいなものね。思い出してみて」
友巴ちゃんと帆乃花ちゃんの顔を見ると、カーッと赤くなっている。前回、どんなことをしたのか、しっかりと記憶に残っているようだ。
「さ、みんな移動で疲れたでしょ。荷物を置いたら近くのレストランでランチするわよ」
あけみっちに連れられて徒歩10分ほど歩くと、複数のレストランやカフェが入った建物についた。別荘地らしく、おしゃれで高級感あふれる建物だ。
「ここはうちのグループ会社が経営している複合施設よ。この夏オープンしたばかりなの。みんなはモニター扱いだから、無料で飲食していいけど、正直な感想を言ってね。特に直した方がいいところを」
こんな立派な建物に入っているレストランやカフェに欠点などあるのだろうか。
レストランには、ランチメニューが3種類あり、俺は魚系のランチを頼んだ。
友巴ちゃんも魚系、帆乃花ちゃんとあけみっちがサラダ系、サッチは肉系だ。
ランチを食べながら、2年A組のみんなのことや学校のこと、受験のことなど話をした。
別荘に戻ると14時であった。
「さて。ここからは、これを解いてみて。進学塾から取り寄せた大学入学共通テストに出る確率が高い本番と同じ形式のテストよ。今から90分。ちゃんと時間も計るからね」
ピピッ、ピピッ……。
タイマー係の俺が時間がきたことを知らせる音を止める。
「ふう。やっと終わった」
サッチだけ声を出したが、気持ちは皆同じだろう。
「お疲れ様」
そう言いながらあけみっちが入ってきた。トレイにケーキと飲み物を載せている。
「ちょっと休憩して、16時から答え合わせと、復習ね。わからないところはお互い教え合って。私は、カレーを19時くらいに食べられるように最後の仕上げをしてくるわね。じゃあ」
そう言い、あけみっちはキッチンの方へ出ていった。
「美味しい、このケーキ。これってさっきのレストランの隣のケーキ屋さんのだよね」
特に甘いものに目がない友巴ちゃんの言葉に、帆乃花ちゃんがうなずく。
サッチはぐでんっとしている。
「なんか思ってた合宿と違うぅ……」
「サッチも、特進クラスに行きたいんじゃないの?」
「別に。特進クラスに行ってもA組に入れるかわからないし」
「でも勉強がんばてるじゃん」
「うん……。100位以内に入ったら県外の大学受けさせてくれるんだ。一人暮らししてみたいじゃん」
「わかる。その気持ち。なおさら、この合宿で頑張らないとね、サッチ」
「ふぇーい。ホノカやシュウゴほどじゃなくてもいいから、トモハくらいの順位まで頑張るよ」
「私も、やっと特進クラスに入ったのに、また普通クラスに戻るのは嫌だらか頑張る」
「じゃあ、えいえいおーって掛け声、シュウゴよろしく」
「お、俺?」
友巴ちゃんも帆乃花ちゃんも俺の顔を見てうなずく。仕方ない。
「じゃあ、拳を作って……。えいえいおー、えいえいおー、えいえいおー」
きっとキッチンで、あけみっちが笑っているに違いない。
夕ご飯はあけみっち特製のカレーをいただいた。スパイスが効いているが、めちゃくちゃ辛いわけではなく、まろやかさもある。匂いも良い。きっと色々なハーブも使っているのだろう。
食後は、再び勉強だ。漢文の復習などをして合宿生活のお楽しみの風呂の時間となった。ここの風呂の湯は温泉なのだ。
「去年はタンクに温泉を貯めておかないといけなかったんだけど、大掛かりな工事をして、この辺りの別荘は、直接源泉を引っ張ってきてるの。だから、湯船の蛇口から出るお湯は本物の温泉よ。洗い場のお湯は水道水だけどね」
「あけみっち、男女別々で入るの?」
おっ、サッチ。俺が聞きたかったことをよくぞ聞いてくれました。
「どう? 今が22時前でしょ。23時には消灯にしたいから、みんないっぺんに入る?」
「俺も?」
「そうだけど、みんな問題ある?」
普通なら問題ありありなんだが、前回の合宿で免疫的なものができたのか、誰も問題ありとは言わなかった。
別荘を前にサッチが大きな声を出す。
結局サッチが「絶対に行きたい」と言ったため、誘ったのだ。
4人で電車に乗り、最寄駅からあけみっちが用意してくれたタクシーで別荘前に着いた。
「いらっしゃい、みんな」
「あー あけみっちだ!」
女子3人が駆け寄り、あけみっちに抱きつく。
3人は、終業式以来だから、約5ヶ月ぶりの再会だ。
「ふふふっ。みんな元気そうね」
「あけみっちも。なんだか女社長っぽい貫禄がついたじゃない?」
「もう須藤さん。私にお肉がついたってこと」
「違う違う。でも、ちょっとお風呂で確かめよっと。ねえ聞いて、あけみっち。お肉がついたと言えば、トモハの胸がまた大きくなったんだよ」
「ちょっと、サッチ。私の胸が脂肪のかたまりみたいじゃん」
「トモハちゃん。乳房って主に脂肪だよ」
「そっか。じゃあいいか」
「まったく。みんな楽しそうね。合宿も楽しく、って言いたいけど、あなたたち、受験生なんだから、厳しくいくわよ」
「えー。あけみっちの鬼」
ワイワイとお互い引っ付きながら女子4人は別荘の中に入っていった。
ちょっと待って。俺も中に入る!
部屋に入ると、早速、あけみっちから合宿のスケジュールが発表された。
あけみっちは8月19日までが休みだが、その日は別荘の片付けをするため、合宿は4日間となった。
1日目8月15日
午前 移動
昼 レストランでランチ
勉強(現代文・古典)
夜 カレーライス
勉強(漢文)
お風呂
2日目8月16日
朝 カフェでモーニング
勉強(英語)
昼 デリバリーピザ
勉強(英語)
夜 レストラン
勉強(英語)
お風呂
3日目8月17日
朝 カフェでモーニング
勉強(数学)
昼 日本食レストランでランチ
勉強(数学)
夜 ステーキレストラン
お楽しみ
4日目8月18日
朝 カフェでモーニング
勉強(数学)
昼 移動・お弁当
それぞれ渡されたA4の紙を見て、第一声を放ったのはやはりサッチであった。
「えー、毎日勉強ばっかり。前みたいに、たくさんゲームとかしないの?」
「あなたたち、受験生でしょ。須藤さんは何しにきたの?」
「やっぱり、鬼あけみっちだ……」
「受験生の1日、1日はとっても大事なのよ。そこで差がつくんだから。だから、今回は、基本的にみんなは料理しなくていいわ。外食か、デリバリーね」
「あけみっち。キッチンからいい匂いがしてきてるけど」
「あら、梅谷くんいたの?」
「確かに、ここに来て初めて声出したけど。やっぱりあけみっちの鬼」
「ふふ。ごめんね。女子3人と会うのは久しぶりだったから。外食かデリバリーって言ったけど、今日の夜は、私の手作りカレーよ。男子はみんなカレーが好きでしょ」
「そりゃ楽しみ。においだけでごはん一杯いけちゃうね」
「ねえ、あけみっち。3日目のお楽しみって?」
俺とあけみっちのやりとりなぞお構いなく、サッチが尋ねる。
「ん? それね。文字どおりのお楽しみよ。まあ、前回の合宿のゲームみたいなものね。思い出してみて」
友巴ちゃんと帆乃花ちゃんの顔を見ると、カーッと赤くなっている。前回、どんなことをしたのか、しっかりと記憶に残っているようだ。
「さ、みんな移動で疲れたでしょ。荷物を置いたら近くのレストランでランチするわよ」
あけみっちに連れられて徒歩10分ほど歩くと、複数のレストランやカフェが入った建物についた。別荘地らしく、おしゃれで高級感あふれる建物だ。
「ここはうちのグループ会社が経営している複合施設よ。この夏オープンしたばかりなの。みんなはモニター扱いだから、無料で飲食していいけど、正直な感想を言ってね。特に直した方がいいところを」
こんな立派な建物に入っているレストランやカフェに欠点などあるのだろうか。
レストランには、ランチメニューが3種類あり、俺は魚系のランチを頼んだ。
友巴ちゃんも魚系、帆乃花ちゃんとあけみっちがサラダ系、サッチは肉系だ。
ランチを食べながら、2年A組のみんなのことや学校のこと、受験のことなど話をした。
別荘に戻ると14時であった。
「さて。ここからは、これを解いてみて。進学塾から取り寄せた大学入学共通テストに出る確率が高い本番と同じ形式のテストよ。今から90分。ちゃんと時間も計るからね」
ピピッ、ピピッ……。
タイマー係の俺が時間がきたことを知らせる音を止める。
「ふう。やっと終わった」
サッチだけ声を出したが、気持ちは皆同じだろう。
「お疲れ様」
そう言いながらあけみっちが入ってきた。トレイにケーキと飲み物を載せている。
「ちょっと休憩して、16時から答え合わせと、復習ね。わからないところはお互い教え合って。私は、カレーを19時くらいに食べられるように最後の仕上げをしてくるわね。じゃあ」
そう言い、あけみっちはキッチンの方へ出ていった。
「美味しい、このケーキ。これってさっきのレストランの隣のケーキ屋さんのだよね」
特に甘いものに目がない友巴ちゃんの言葉に、帆乃花ちゃんがうなずく。
サッチはぐでんっとしている。
「なんか思ってた合宿と違うぅ……」
「サッチも、特進クラスに行きたいんじゃないの?」
「別に。特進クラスに行ってもA組に入れるかわからないし」
「でも勉強がんばてるじゃん」
「うん……。100位以内に入ったら県外の大学受けさせてくれるんだ。一人暮らししてみたいじゃん」
「わかる。その気持ち。なおさら、この合宿で頑張らないとね、サッチ」
「ふぇーい。ホノカやシュウゴほどじゃなくてもいいから、トモハくらいの順位まで頑張るよ」
「私も、やっと特進クラスに入ったのに、また普通クラスに戻るのは嫌だらか頑張る」
「じゃあ、えいえいおーって掛け声、シュウゴよろしく」
「お、俺?」
友巴ちゃんも帆乃花ちゃんも俺の顔を見てうなずく。仕方ない。
「じゃあ、拳を作って……。えいえいおー、えいえいおー、えいえいおー」
きっとキッチンで、あけみっちが笑っているに違いない。
夕ご飯はあけみっち特製のカレーをいただいた。スパイスが効いているが、めちゃくちゃ辛いわけではなく、まろやかさもある。匂いも良い。きっと色々なハーブも使っているのだろう。
食後は、再び勉強だ。漢文の復習などをして合宿生活のお楽しみの風呂の時間となった。ここの風呂の湯は温泉なのだ。
「去年はタンクに温泉を貯めておかないといけなかったんだけど、大掛かりな工事をして、この辺りの別荘は、直接源泉を引っ張ってきてるの。だから、湯船の蛇口から出るお湯は本物の温泉よ。洗い場のお湯は水道水だけどね」
「あけみっち、男女別々で入るの?」
おっ、サッチ。俺が聞きたかったことをよくぞ聞いてくれました。
「どう? 今が22時前でしょ。23時には消灯にしたいから、みんないっぺんに入る?」
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