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三年生編
席替え再び
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4月のココア初日。始業式から3日目の金曜日だ。
帆乃花ちゃんは学校で用事があるそうで、先に友巴ちゃんとココアマンションにきた。
「ここにくると友巴ちゃんの誕生日を思い出すね」
「私は教室でも思い出してるよ。シュウゴくんからもらったペンケースとか使ってるし……」
「俺も文具を見たら友巴ちゃんを思い出してるよ。だけど、やっぱり、友巴ちゃんとのあの行為は……」
目の前の席に座っているのが男子だから、思い出したくても思い出せない。せめて女子なら……。
「だけど、と言うことは……うーん。私の作戦、失敗かあ」
「それにしても、ご褒美が週一回から月に一回になっちゃうなんて残念」
「ねえ、シュウゴくん。ホノカちゃんが来る前に、キスだけでもしておく?」
そう言い、友巴ちゃんは座っている俺にまたがり目を閉じる。
俺は、友巴ちゃんを抱きしめ、濃厚なキスをした。
そのまま押し倒して……。
ガチャリ
玄関を開ける音がし、慌てて友巴ちゃんから離れると、帆乃花ちゃんが部屋に入ってきた。
「ごめんね。先生に呼ばれちゃって。何かと思ったら、2年の時の席替えのこと聞かれて」
「せ、席替えのこと?」
「うん。どうやって席替えしたかって。私、一応委員だったし」
「それで?」
「2年の時と同じ。私が今度も委員になって、くじ引きで席替えすることになったよ」
つまり、帆乃花ちゃんと隣になるチャンスが大いにあるといこうことだ。
「良かったね。じゃあ、ホノカちゃんとシュウゴくんは廊下側にしてね。声かけやすいし」
「うーん。2年の時は、サッチが上手いことしたから今回、上手くできるかわからないけど頑張るね。さ、勉強、勉強」
4月の最後の日曜日に、友巴ちゃんと帆乃花ちゃんとのご褒美タイムが設けられた。
久しぶりに、二人を美味しくいただいた。友巴ちゃんはもとより、帆乃花ちゃんもご褒美を待っていたかのように乱れた。学校一可愛くて真面目なのに、やっぱり好きなのだ。
ゴールデンウィークに三人でどこかに遊びに行くことも考えたが、束の間のバカンスは夏休みにとっておくことになった。
なぜなら、あけみっちから、「仕事が夏には落ち着くから、受験に向けた合宿を開くけど、そこまでに一定の勉強をの成果を出しておくこと」と連絡があったからだ。
それに加え、ゴールデンウィーク明けの5月中旬には中間テストがあり、友巴ちゃんにとっては特進クラスに入るための大事な時期だからだ。
そしてゴールデンウィーク明けの5月6日。3年生になり初の席替えの日がやってきた。
「梅谷君の隣が良い」という木下の言葉を軽く受け流し、帆乃花ちゃんの采配がうまくいきますようにと祈った。
結果、大大成功で、帆乃花ちゃんが廊下側一番後ろ、俺がその隣となった。帆乃花ちゃんは真面目だから、八百長じみたことはしないと思ったが、ここでは役得を選んだようだ。
あとのみんなはくじ運となるが、左隣は木下であった。
「また梅谷君の隣でラッキー」
めずらしく木下がはしゃいでいる。
「まあ、またよろしくな。前や左隣の連中にも挨拶しておきな」
木下は素直にうんと頷いた。
ちなみに、俺の前の席は女子で、髪型を始め背格好が友巴ちゃんに似ている。
正面から見たら全く違うが、この女子の後ろ姿を見ていると、友巴ちゃんの誕生日に椅子に座りながらダイニングでしたことを思い出してしまうかもしれない。授業中に思い出したらえらいことだ……。
まあ、帆乃花ちゃんの隣の席になったし、帆乃花ちゃんは教室の一番隅で、男子が近寄ることもない。総合的に大満足だ。
教科書を忘れたら、当たり前だが右隣の帆乃花ちゃんに見せてもらおう。
中間テストが終わり、上位100人の順位が発表された。
特進クラスと普通クラスの入れ替わりもこの順位表でわかる。
ちなみに特進クラスは80人が定員だ。
総合の順位にかかわらず、特進クラスの下位10人と、普通クラスの上位10人が入れ替わるというルールのため、仮に、特進クラスの最下位の生徒が総合80位、つまり特進クラスの生徒が総合1位から80位まで独占していても、下から10人は普通クラスに移されるし、普通クラスの10位の生徒が総合で100位、極端に言うと200位とかであっても、特進クラスに移ることになる。それでだけに、特進クラスの生徒は目の色を変えて勉強をする。
友巴ちゃんは……。
残念ながら総合88位、普通クラスで12位で、ギリギリのところで特進クラスには入れなかった。
英語の成績が芳しくなかったようだ。
ちなみに、帆乃花ちゃんは総合10位で俺は25位だ。特進クラスの下から数えてもまだまだ大丈夫そうだ。
ちなみに、ヒデキやサッチは名前が出てくる気配は今後もなさそうだ。
他にはと思い順位表を見ると、木下が、総合5位に入っていた。これまで全く関心がなかったため、気づかなかったが、過去の順位表を見ると常に上位5位以内に入っていた。まあ、真面目だけが取り柄みたいな奴だからな。当然か。
直後のココア。さぞかし落ち込んでいるだろうと思ったが、友巴ちゃんは意外と普通で、いや思ったより元気であった。
「私も真面目に勉強すれば、ここまで上がってこれるんだってわかったよ」
友巴ちゃんは、これまで上位100人の中に入ってくることはなったから、嬉しいのだろう。
「だけど、私、イギリスに留学するのに、英語ができないなんて……」
「トモハちゃん。あの先生に相談したら」
「ん? 英語の先生?」
「じゃなくて」
「音楽の先生ので方?」
「そう。英語も堪能でしょ。しかもイギリスに住んでいるし」
ちょっと、穂乃果ちゃん。それ以上、言わないで。
「受験のための英語と本場で使われている英語は違うんじゃない?本場の英語は、大学に行ってから……」
「シュウゴくんの言うとおりだけど、ちょっとアドバイスもらってみようかな。イギリスのことも聞きたいし」
「うん、それが良いかもね」
帆乃花ちゃんが友巴ちゃんの背中を押す。もうこうなったら仕方ない。
「あー。俺も英語の成績が微妙だったし、友巴ちゃんと一緒にアドバイスもらおうかな。イギリスって本当にいつも天気が悪いか聞いてみたいし」
友巴ちゃんと帆乃花ちゃんが同時に笑った。
「ところで友巴ちゃんの今の席って、男子に囲まれてるけど、どう?」
そうだ。それを聞きたい。
「うーん。なんか隣の男子が、やたらと忘れ物しがちで、それも両隣りなんだけど私が教科書見せてあげないといけないの」
「何!? 友巴ちゃんは、特進クラスに行くって目標があるのに、邪魔しよって」
「あまりにもひどいから、担任の先生に言って注意してもらったら、少し落ち着いたんだけどね」
「逆に言うとそれって、忘れ物しがちな性格じゃなくて、トモハちゃんに教科書見せてもらいたいから忘れてたってことでしょ」
「な、何!? 許せん!」
「まあまあ。今は忘れてないし、私も忘れなように気をつけるから」
そう言い、友巴ちゃんが俺の腕にピタリとくっついてきた。
あー、友巴ちゃんが特進クラスに移ってきて、A組になって、俺の隣の席になりますように。
ん? 待てよ。特進クラスに移るのは、友巴ちゃんの努力次第。友巴ちゃん、頑張っているから時間の問題だ。
俺の隣の席になるのは、帆乃花ちゃんに任せるとして、どうやって特進のA組かB組かに振り分けられるかを探って、対策を練よう。再び、教室が天国になるように。
帆乃花ちゃんは学校で用事があるそうで、先に友巴ちゃんとココアマンションにきた。
「ここにくると友巴ちゃんの誕生日を思い出すね」
「私は教室でも思い出してるよ。シュウゴくんからもらったペンケースとか使ってるし……」
「俺も文具を見たら友巴ちゃんを思い出してるよ。だけど、やっぱり、友巴ちゃんとのあの行為は……」
目の前の席に座っているのが男子だから、思い出したくても思い出せない。せめて女子なら……。
「だけど、と言うことは……うーん。私の作戦、失敗かあ」
「それにしても、ご褒美が週一回から月に一回になっちゃうなんて残念」
「ねえ、シュウゴくん。ホノカちゃんが来る前に、キスだけでもしておく?」
そう言い、友巴ちゃんは座っている俺にまたがり目を閉じる。
俺は、友巴ちゃんを抱きしめ、濃厚なキスをした。
そのまま押し倒して……。
ガチャリ
玄関を開ける音がし、慌てて友巴ちゃんから離れると、帆乃花ちゃんが部屋に入ってきた。
「ごめんね。先生に呼ばれちゃって。何かと思ったら、2年の時の席替えのこと聞かれて」
「せ、席替えのこと?」
「うん。どうやって席替えしたかって。私、一応委員だったし」
「それで?」
「2年の時と同じ。私が今度も委員になって、くじ引きで席替えすることになったよ」
つまり、帆乃花ちゃんと隣になるチャンスが大いにあるといこうことだ。
「良かったね。じゃあ、ホノカちゃんとシュウゴくんは廊下側にしてね。声かけやすいし」
「うーん。2年の時は、サッチが上手いことしたから今回、上手くできるかわからないけど頑張るね。さ、勉強、勉強」
4月の最後の日曜日に、友巴ちゃんと帆乃花ちゃんとのご褒美タイムが設けられた。
久しぶりに、二人を美味しくいただいた。友巴ちゃんはもとより、帆乃花ちゃんもご褒美を待っていたかのように乱れた。学校一可愛くて真面目なのに、やっぱり好きなのだ。
ゴールデンウィークに三人でどこかに遊びに行くことも考えたが、束の間のバカンスは夏休みにとっておくことになった。
なぜなら、あけみっちから、「仕事が夏には落ち着くから、受験に向けた合宿を開くけど、そこまでに一定の勉強をの成果を出しておくこと」と連絡があったからだ。
それに加え、ゴールデンウィーク明けの5月中旬には中間テストがあり、友巴ちゃんにとっては特進クラスに入るための大事な時期だからだ。
そしてゴールデンウィーク明けの5月6日。3年生になり初の席替えの日がやってきた。
「梅谷君の隣が良い」という木下の言葉を軽く受け流し、帆乃花ちゃんの采配がうまくいきますようにと祈った。
結果、大大成功で、帆乃花ちゃんが廊下側一番後ろ、俺がその隣となった。帆乃花ちゃんは真面目だから、八百長じみたことはしないと思ったが、ここでは役得を選んだようだ。
あとのみんなはくじ運となるが、左隣は木下であった。
「また梅谷君の隣でラッキー」
めずらしく木下がはしゃいでいる。
「まあ、またよろしくな。前や左隣の連中にも挨拶しておきな」
木下は素直にうんと頷いた。
ちなみに、俺の前の席は女子で、髪型を始め背格好が友巴ちゃんに似ている。
正面から見たら全く違うが、この女子の後ろ姿を見ていると、友巴ちゃんの誕生日に椅子に座りながらダイニングでしたことを思い出してしまうかもしれない。授業中に思い出したらえらいことだ……。
まあ、帆乃花ちゃんの隣の席になったし、帆乃花ちゃんは教室の一番隅で、男子が近寄ることもない。総合的に大満足だ。
教科書を忘れたら、当たり前だが右隣の帆乃花ちゃんに見せてもらおう。
中間テストが終わり、上位100人の順位が発表された。
特進クラスと普通クラスの入れ替わりもこの順位表でわかる。
ちなみに特進クラスは80人が定員だ。
総合の順位にかかわらず、特進クラスの下位10人と、普通クラスの上位10人が入れ替わるというルールのため、仮に、特進クラスの最下位の生徒が総合80位、つまり特進クラスの生徒が総合1位から80位まで独占していても、下から10人は普通クラスに移されるし、普通クラスの10位の生徒が総合で100位、極端に言うと200位とかであっても、特進クラスに移ることになる。それでだけに、特進クラスの生徒は目の色を変えて勉強をする。
友巴ちゃんは……。
残念ながら総合88位、普通クラスで12位で、ギリギリのところで特進クラスには入れなかった。
英語の成績が芳しくなかったようだ。
ちなみに、帆乃花ちゃんは総合10位で俺は25位だ。特進クラスの下から数えてもまだまだ大丈夫そうだ。
ちなみに、ヒデキやサッチは名前が出てくる気配は今後もなさそうだ。
他にはと思い順位表を見ると、木下が、総合5位に入っていた。これまで全く関心がなかったため、気づかなかったが、過去の順位表を見ると常に上位5位以内に入っていた。まあ、真面目だけが取り柄みたいな奴だからな。当然か。
直後のココア。さぞかし落ち込んでいるだろうと思ったが、友巴ちゃんは意外と普通で、いや思ったより元気であった。
「私も真面目に勉強すれば、ここまで上がってこれるんだってわかったよ」
友巴ちゃんは、これまで上位100人の中に入ってくることはなったから、嬉しいのだろう。
「だけど、私、イギリスに留学するのに、英語ができないなんて……」
「トモハちゃん。あの先生に相談したら」
「ん? 英語の先生?」
「じゃなくて」
「音楽の先生ので方?」
「そう。英語も堪能でしょ。しかもイギリスに住んでいるし」
ちょっと、穂乃果ちゃん。それ以上、言わないで。
「受験のための英語と本場で使われている英語は違うんじゃない?本場の英語は、大学に行ってから……」
「シュウゴくんの言うとおりだけど、ちょっとアドバイスもらってみようかな。イギリスのことも聞きたいし」
「うん、それが良いかもね」
帆乃花ちゃんが友巴ちゃんの背中を押す。もうこうなったら仕方ない。
「あー。俺も英語の成績が微妙だったし、友巴ちゃんと一緒にアドバイスもらおうかな。イギリスって本当にいつも天気が悪いか聞いてみたいし」
友巴ちゃんと帆乃花ちゃんが同時に笑った。
「ところで友巴ちゃんの今の席って、男子に囲まれてるけど、どう?」
そうだ。それを聞きたい。
「うーん。なんか隣の男子が、やたらと忘れ物しがちで、それも両隣りなんだけど私が教科書見せてあげないといけないの」
「何!? 友巴ちゃんは、特進クラスに行くって目標があるのに、邪魔しよって」
「あまりにもひどいから、担任の先生に言って注意してもらったら、少し落ち着いたんだけどね」
「逆に言うとそれって、忘れ物しがちな性格じゃなくて、トモハちゃんに教科書見せてもらいたいから忘れてたってことでしょ」
「な、何!? 許せん!」
「まあまあ。今は忘れてないし、私も忘れなように気をつけるから」
そう言い、友巴ちゃんが俺の腕にピタリとくっついてきた。
あー、友巴ちゃんが特進クラスに移ってきて、A組になって、俺の隣の席になりますように。
ん? 待てよ。特進クラスに移るのは、友巴ちゃんの努力次第。友巴ちゃん、頑張っているから時間の問題だ。
俺の隣の席になるのは、帆乃花ちゃんに任せるとして、どうやって特進のA組かB組かに振り分けられるかを探って、対策を練よう。再び、教室が天国になるように。
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