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三年生編
クラス発表
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今日は3年生の始業式だ。
どんなクラスになるか不安でいっぱいだ。
願いはひとつ。帆乃花ちゃんと同じクラスでありますように……。
クラスは校舎の玄関に張り出されている。
ワイワイと皆が騒ぐ中、恐る恐るクラス発表を見る。特進クラスはA組とB組の2クラスだけだ。
A組の一番上から見るといきなり「梅谷柊伍」の文字を見つけた。
何組かなんて別にどうでもいい。男子の欄はすっ飛ばして、女子の欄を上から見る。
心臓の音が聞こえてきそうなくらいドキドキとする。大学の合格発表を見るときはこんな感じなのだろうか。
「浅井楓」、「岩倉萌」……。
あった!「佐原帆乃花」が!
感動のあまり、涙がじわっと目に溜まる。
「おはよ! シュウゴくん」
「あっ! 帆乃花ちゃん」
思わず手を握ってしまった。
「私もA組だよ。クラス発表を見てから、ずっとここでシュウゴくんを待ってたの。一緒に新しいクラスに行こ」
「待っててくれたの? ありがとう。帆乃花ちゃんと同じクラスで良かった」
「私も。あんまり知っているコがいなかったから、シュウゴくんがいてくれて心強いよ」
「俺も。帆乃花ちゃんさえいてくれたら、もう最高に良いクラス替えだよ」
「おはよう。二人とも」
振り返ると友巴ちゃんがいた。
「おはよう。友巴ちゃんは、何組?」
「私はC組。特進クラスの横の教室だよ。やる気を出すにはちょうど良いかな。二人は?」
「俺も帆乃花ちゃんもA組だった。友巴ちゃんも絶対にA組にきてね」
「そっか。いいな二人一緒か……」
「サッチは? 友巴ちゃんと一緒じゃなかった?」
「サッチは、F組だったよ。まだ姿を見てないけど」
帆乃花ちゃんは、サッチのクラスまで見ていたようだ。
俺も、ヒデキを探す。藤木さんと同じクラスだと良いなと思いつつ探すと、G組にいた。なんと藤木さんもG組であった。俺たちは運が良いようだ。
なかなかヒデキやサッチの姿を見つけることができず、帆乃花ちゃん、友巴ちゃんと教室に向かう。
男子どもにこの二人は俺の彼女だということを知らしめる必要がある。
と意気込んで廊下を歩いているが、実際は、帆乃花ちゃんと友巴ちゃんが腕を組んで歩いている。それは単に仲が良いという雰囲気ではなく、一線を超えている二人という雰囲気だ。
A組の扉の前で、友巴ちゃんと別れ、帆乃花ちゃんと一緒に教室に入る。
ここで仲良しアピールをしておかなければ。
思い切って帆乃花ちゃんの手を握った。
帆乃花ちゃんは驚いた表情を見せた。
手を振り解かれると思ったが、帆乃花ちゃんはぎゅっと手を握ってきた。
もしかして、他の女子が俺に目をつけないようにと思っているのか。それだと嬉しいな。
知った顔はないかと探したところ、2年A組で一緒だった女子が1人いた。他には写真部部長しかいなかった。
10クラス中、2クラスしか特進クラスはなく、2年A組で一緒だったクラスメイトで特進クラスに進んだ8人中、残り5人は、Bクラスになったようだ。
席はあいうえお順だ。俺は、窓側前から3番目に座った。とりあえず俺から周りの男子に声をかけ、微妙な挨拶をする。皆、初めて顔を合わすようでぎこちない。
「佐原さんって梅谷くんの彼女?」
隣の男子が尋ねてくる。
「え? うん、そうだけど」
「別の女子ともよく一緒に歩いてるよね。確か森崎さんとか言う……」
嫌なところをついてくるな。帆乃花ちゃんか友巴ちゃんに気があるのか?
「えっと……」
俺は机に置いてある座席表を見る。
「木下くんは彼女は?」
「僕なんて彼女ができるわけないよ」
確かにメガネをかけ、前髪を下ろした姿は、いかにも特進クラスの真面目男子で、モテそうにない。
「まあ今年は受験だから、そんなに頑張らないで……」
大学デビューしなよと言いかけたところで、担任と思われる先生が入ってきた。
50代の白髪のおじさん先生だ。
はあとため息をつく。
あけみっち。今頃何してるかな。
連絡しても、4月は忙しいらしくなかなか返事が返ってこない。
「ねえ、梅谷君」
始業式に向かうため、廊下に出ようとすると木下が寄ってきた。
「ん?」
「さっきは会話してくれてありがとう。僕、人見知りだから、嬉しかった」
木下が笑顔を見せた。作り笑顔ではなく自然な笑顔のようだ。
どうやら木下は俺と仲良くしたいようだ。俺と仲良くして、帆乃花ちゃんか友巴ちゃんに近づきたい魂胆か?
「僕、1年の時も、2年の時も勉強ばっかりしてたから、友達がいないんだ……」
「そっか。俺も、知り合いはそこそこいるけど、友達と呼べるのは数人かな」
「とりあえず、話せる人が隣で良かった」
「そうだな。まあよろしく」
まだここは微妙な距離を保っておいた方が良い。
俺はそのまま前を向き、廊下を歩いた。
C組の前を通ると廊下側の教室窓は開けっぱなしになっており、生徒が神妙な顔をし、担任の話を聞いている姿がよく見える。
廊下側の列に友巴ちゃんがいた。
友巴ちゃんと目が合い、にこりと微笑んでくれた。
やっぱり可愛いな、友巴ちゃん。
口パクで何か友巴ちゃんが言っている。
なになに? 『だ、い、す、き』とな?
俺も、声を出さずに、『おれも』と答える。
お互い軽く手を振りすれ違った。
後ろを見ると、帆乃花ちゃんも友巴ちゃんに手を振っている。
隣の隣の教室だし、友巴ちゃんは廊下側の席だし、休憩中に声をかけに行けそうだ。
F組のサッチ、G組のヒデキはどうしているかなと思って教室を見たが、いずれもすでにカラであった。
校長と来賓の長い話にあくびをする生徒が大勢いた。ところが、新しい音楽の講師の紹介があると、男子、特に2年、3年はため息、女子は黄色い声を上げた。
紹介された講師は、結構なイケメン男子だからだ。系統で行くとダンディヒゲ面タカシ系だ。
校長から、国際的に活躍している音楽家で、英語も達者と紹介があったから、さらに女子たちの目が輝く。
なぜそんな人がこの学校にと思ったが、あけみっちの紹介だそうだ。年齢は32歳で、あけみっちの大学の先輩にあたり1年間だけ講師でこの学校で指導することを校長とあけみっちとイケメン講師の間で約束したらしい。
日本語に英語も交えて自己紹介するイケメン講師は、非の打ち所がない。あけみっちは、その人柄で男子からも女子からも人気があったが、このイケメン講師はきっと男子からの人気は得られないだろうな。
教室に戻る途中、またもや木下が声をかけてきた。
「梅谷君。音楽の先生、なんだか良い感じだったね」
「そうか。俺は別にって感じだけど」
「選択科目、音楽にしとけば良かったかな」
「何にしたの?」
「僕は、美術。梅谷君は?」
「俺は、音楽も美術も興味ないから、書道」
「ふーん。美術に興味ないんだ」
木下との会話はそこで終わった。
その日の帰り、例のファストフード店に集まった。終業式のメンバーに加え、ヒデキと藤木さんもいる。
「ちょっと聞いてよ。うちのクラスの男子ってみんなちゃらんぽらんなのばっかりで、シュウゴみたいに普通のがいないのよ」
「おい、サッチ。それって褒めてるのか。それにちゃらんぽらんなんて言葉どこで覚えたんだよ」
「いいじゃん。あーあ、全くやる気が出ない……」
サッチが大袈裟にぐてっとテーブルに腕を投げ出す。
「C組だってそうだよ。シュウゴくんみたいな普通の人いないよ」
「普通のシュウゴくん、モテモテですな」
「うるさい、ヒデキ」
「それにしても音楽の講師の人、すっごいイケメンだったね」
「おい、ケイコ。俺の方がイケメンだって言ってただろ」
「そうだけど、ヒデキくんは私的にイケメンで、一般的にイケメンは講師の人。それも超イケメン」
「おいおい、女子ども。皆うなずくな。なんか言ってやれ、シュウゴ」
「俺は超普通だから言う権利がない」
「ふふ、やっぱりこのメンバー楽しいね」
帆乃花ちゃんが笑う。
「そう言えば、あの講師の人、独身らしいよ。1年後にはイギリスに帰っちゃうから、アタックするなら今のうちだよ。ホノカに、トモハに、ケイコ」
「余計なこと言うな」
「アホか」
俺とヒデキが同時にサッチにどなる。
そのやりとりに三人の女子たちは笑ったが、一人だけボソッとつぶやいた女子がいた。
「イギリスかぁ……」
どんなクラスになるか不安でいっぱいだ。
願いはひとつ。帆乃花ちゃんと同じクラスでありますように……。
クラスは校舎の玄関に張り出されている。
ワイワイと皆が騒ぐ中、恐る恐るクラス発表を見る。特進クラスはA組とB組の2クラスだけだ。
A組の一番上から見るといきなり「梅谷柊伍」の文字を見つけた。
何組かなんて別にどうでもいい。男子の欄はすっ飛ばして、女子の欄を上から見る。
心臓の音が聞こえてきそうなくらいドキドキとする。大学の合格発表を見るときはこんな感じなのだろうか。
「浅井楓」、「岩倉萌」……。
あった!「佐原帆乃花」が!
感動のあまり、涙がじわっと目に溜まる。
「おはよ! シュウゴくん」
「あっ! 帆乃花ちゃん」
思わず手を握ってしまった。
「私もA組だよ。クラス発表を見てから、ずっとここでシュウゴくんを待ってたの。一緒に新しいクラスに行こ」
「待っててくれたの? ありがとう。帆乃花ちゃんと同じクラスで良かった」
「私も。あんまり知っているコがいなかったから、シュウゴくんがいてくれて心強いよ」
「俺も。帆乃花ちゃんさえいてくれたら、もう最高に良いクラス替えだよ」
「おはよう。二人とも」
振り返ると友巴ちゃんがいた。
「おはよう。友巴ちゃんは、何組?」
「私はC組。特進クラスの横の教室だよ。やる気を出すにはちょうど良いかな。二人は?」
「俺も帆乃花ちゃんもA組だった。友巴ちゃんも絶対にA組にきてね」
「そっか。いいな二人一緒か……」
「サッチは? 友巴ちゃんと一緒じゃなかった?」
「サッチは、F組だったよ。まだ姿を見てないけど」
帆乃花ちゃんは、サッチのクラスまで見ていたようだ。
俺も、ヒデキを探す。藤木さんと同じクラスだと良いなと思いつつ探すと、G組にいた。なんと藤木さんもG組であった。俺たちは運が良いようだ。
なかなかヒデキやサッチの姿を見つけることができず、帆乃花ちゃん、友巴ちゃんと教室に向かう。
男子どもにこの二人は俺の彼女だということを知らしめる必要がある。
と意気込んで廊下を歩いているが、実際は、帆乃花ちゃんと友巴ちゃんが腕を組んで歩いている。それは単に仲が良いという雰囲気ではなく、一線を超えている二人という雰囲気だ。
A組の扉の前で、友巴ちゃんと別れ、帆乃花ちゃんと一緒に教室に入る。
ここで仲良しアピールをしておかなければ。
思い切って帆乃花ちゃんの手を握った。
帆乃花ちゃんは驚いた表情を見せた。
手を振り解かれると思ったが、帆乃花ちゃんはぎゅっと手を握ってきた。
もしかして、他の女子が俺に目をつけないようにと思っているのか。それだと嬉しいな。
知った顔はないかと探したところ、2年A組で一緒だった女子が1人いた。他には写真部部長しかいなかった。
10クラス中、2クラスしか特進クラスはなく、2年A組で一緒だったクラスメイトで特進クラスに進んだ8人中、残り5人は、Bクラスになったようだ。
席はあいうえお順だ。俺は、窓側前から3番目に座った。とりあえず俺から周りの男子に声をかけ、微妙な挨拶をする。皆、初めて顔を合わすようでぎこちない。
「佐原さんって梅谷くんの彼女?」
隣の男子が尋ねてくる。
「え? うん、そうだけど」
「別の女子ともよく一緒に歩いてるよね。確か森崎さんとか言う……」
嫌なところをついてくるな。帆乃花ちゃんか友巴ちゃんに気があるのか?
「えっと……」
俺は机に置いてある座席表を見る。
「木下くんは彼女は?」
「僕なんて彼女ができるわけないよ」
確かにメガネをかけ、前髪を下ろした姿は、いかにも特進クラスの真面目男子で、モテそうにない。
「まあ今年は受験だから、そんなに頑張らないで……」
大学デビューしなよと言いかけたところで、担任と思われる先生が入ってきた。
50代の白髪のおじさん先生だ。
はあとため息をつく。
あけみっち。今頃何してるかな。
連絡しても、4月は忙しいらしくなかなか返事が返ってこない。
「ねえ、梅谷君」
始業式に向かうため、廊下に出ようとすると木下が寄ってきた。
「ん?」
「さっきは会話してくれてありがとう。僕、人見知りだから、嬉しかった」
木下が笑顔を見せた。作り笑顔ではなく自然な笑顔のようだ。
どうやら木下は俺と仲良くしたいようだ。俺と仲良くして、帆乃花ちゃんか友巴ちゃんに近づきたい魂胆か?
「僕、1年の時も、2年の時も勉強ばっかりしてたから、友達がいないんだ……」
「そっか。俺も、知り合いはそこそこいるけど、友達と呼べるのは数人かな」
「とりあえず、話せる人が隣で良かった」
「そうだな。まあよろしく」
まだここは微妙な距離を保っておいた方が良い。
俺はそのまま前を向き、廊下を歩いた。
C組の前を通ると廊下側の教室窓は開けっぱなしになっており、生徒が神妙な顔をし、担任の話を聞いている姿がよく見える。
廊下側の列に友巴ちゃんがいた。
友巴ちゃんと目が合い、にこりと微笑んでくれた。
やっぱり可愛いな、友巴ちゃん。
口パクで何か友巴ちゃんが言っている。
なになに? 『だ、い、す、き』とな?
俺も、声を出さずに、『おれも』と答える。
お互い軽く手を振りすれ違った。
後ろを見ると、帆乃花ちゃんも友巴ちゃんに手を振っている。
隣の隣の教室だし、友巴ちゃんは廊下側の席だし、休憩中に声をかけに行けそうだ。
F組のサッチ、G組のヒデキはどうしているかなと思って教室を見たが、いずれもすでにカラであった。
校長と来賓の長い話にあくびをする生徒が大勢いた。ところが、新しい音楽の講師の紹介があると、男子、特に2年、3年はため息、女子は黄色い声を上げた。
紹介された講師は、結構なイケメン男子だからだ。系統で行くとダンディヒゲ面タカシ系だ。
校長から、国際的に活躍している音楽家で、英語も達者と紹介があったから、さらに女子たちの目が輝く。
なぜそんな人がこの学校にと思ったが、あけみっちの紹介だそうだ。年齢は32歳で、あけみっちの大学の先輩にあたり1年間だけ講師でこの学校で指導することを校長とあけみっちとイケメン講師の間で約束したらしい。
日本語に英語も交えて自己紹介するイケメン講師は、非の打ち所がない。あけみっちは、その人柄で男子からも女子からも人気があったが、このイケメン講師はきっと男子からの人気は得られないだろうな。
教室に戻る途中、またもや木下が声をかけてきた。
「梅谷君。音楽の先生、なんだか良い感じだったね」
「そうか。俺は別にって感じだけど」
「選択科目、音楽にしとけば良かったかな」
「何にしたの?」
「僕は、美術。梅谷君は?」
「俺は、音楽も美術も興味ないから、書道」
「ふーん。美術に興味ないんだ」
木下との会話はそこで終わった。
その日の帰り、例のファストフード店に集まった。終業式のメンバーに加え、ヒデキと藤木さんもいる。
「ちょっと聞いてよ。うちのクラスの男子ってみんなちゃらんぽらんなのばっかりで、シュウゴみたいに普通のがいないのよ」
「おい、サッチ。それって褒めてるのか。それにちゃらんぽらんなんて言葉どこで覚えたんだよ」
「いいじゃん。あーあ、全くやる気が出ない……」
サッチが大袈裟にぐてっとテーブルに腕を投げ出す。
「C組だってそうだよ。シュウゴくんみたいな普通の人いないよ」
「普通のシュウゴくん、モテモテですな」
「うるさい、ヒデキ」
「それにしても音楽の講師の人、すっごいイケメンだったね」
「おい、ケイコ。俺の方がイケメンだって言ってただろ」
「そうだけど、ヒデキくんは私的にイケメンで、一般的にイケメンは講師の人。それも超イケメン」
「おいおい、女子ども。皆うなずくな。なんか言ってやれ、シュウゴ」
「俺は超普通だから言う権利がない」
「ふふ、やっぱりこのメンバー楽しいね」
帆乃花ちゃんが笑う。
「そう言えば、あの講師の人、独身らしいよ。1年後にはイギリスに帰っちゃうから、アタックするなら今のうちだよ。ホノカに、トモハに、ケイコ」
「余計なこと言うな」
「アホか」
俺とヒデキが同時にサッチにどなる。
そのやりとりに三人の女子たちは笑ったが、一人だけボソッとつぶやいた女子がいた。
「イギリスかぁ……」
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