席替えから始まる学園天国

空ー馬(くーま)

文字の大きさ
上 下
76 / 118
ミツハナ脱退編

クリスマス その5 R 18

しおりを挟む
 しまった……。

 あけみっちに女子が喜ぶキスの仕方を教わって以来、日頃から唇が乾燥しないようにリップクリームを塗って気をつけている。今日も、二人から見えないところで、サッと塗った。
 が、今日は朝から歯を磨いていない。口臭は大丈夫か気になったが、いまさら歯を磨きに行くのも雰囲気を壊してしまう。
 ここは素直に言っておこう。

「ごめん、帆乃花ちゃん。キスする前に歯を磨いておけば良かったね」
「あっ、私もだ。ごめんね。まあ今回は二人ともほぼ同じものを食べてるし、舌を絡ませても大丈夫だよね」

 ディープキスを嫌がる女子もいるとあけみっちは言っていたが、スイッチの入った帆乃花ちゃんは大丈夫そうだ。むしろ自分から舌を絡ませてくる気配がある。

 俺は帆乃花ちゃんの正面に立ち、目を閉じてと言った。帆乃花ちゃんは素直に従う。
 俺は帆乃花ちゃんの右頬に手を当て、左頬に唇をつけた。帆乃花ちゃんの唇に触れるか触れないかのところだ。

「はぁ……」

 帆乃花ちゃんが小さく息を漏らす。
 今度は唇に軽く触れ、両手で帆乃花ちゃんの耳をふさいだ。

「目は閉じておいて」

 俺は顔を斜めにし、帆乃花ちゃんの唇をハムッと咥え、舌先をちょっとだけ入れてみた。
 それに反応した帆乃花ちゃんも舌を絡めてくる。
 始めはお互いに探り合うような軽い絡め方であったが、自然と激しい絡み合いになった。
 二人の熱い吐息と、絡まる唾液音が部屋中に響く。

「んん……あ……もうシュウゴくんのがほしい」
「まだキスしかしてないよ」
「キスだけで、濡れ濡れだよ……」
「でも本当のキスはこれからだよ」
 
 風呂のためにアップにしていた帆乃花ちゃんの髪をほどくと、綺麗なサラサラな髪が鎖骨あたりまでストンとおりた。
 俺は帆乃花ちゃんの左耳に髪をかけ、耳から首、首から胸の上まで、順にキスをしていった。
 帆乃花ちゃんの肌が徐々に桜色に変わっていく。

 乳首はなるべく触らないように攻めたいが、サンタガール衣装が擦れて変な気持ちになると二人が言っていた。つまり、もう乳首を攻めている状態だ。
 俺は衣装の上部に指をかけ、いっきにずりおろした。
 ポロン、という擬音がまさにピッタリの表現で、帆乃花ちゃんの大きく柔らかい乳房が二つあらわれた。

「ああん」

 わざと乳首が擦れるようにずりおろしたため、帆乃花ちゃんがいやらしい声をもらした。
 あらわになった乳首に今すぐ吸い付きたくなるのをなんとか我慢して、帆乃花ちゃんをゆっくりとベッドに押し倒した。
 帆乃花ちゃんの膝がベッドの隅に直角になる形だ。
 俺は帆乃花ちゃんの白く柔らかい太ももに手を当て広げようとしたが、帆乃花ちゃんがわずかに抵抗した。下着をつけていないからだろう。だがすぐに帆乃花ちゃんが力を抜いたため、俺は太ももの間に身体を入れ、覆い被さると再び軽いキスをした。
 
 はむはむとお互いの唇、舌を絡ませて、帆乃花ちゃんの吐息が激しくなってきたところで耳元でつぶやいた。

「もう入れてほしい?」

 帆乃花ちゃんは返事のかわりに、俺の股間を触ろうとしてきた。

「まだ入れてあげないよ」
「……シュウゴくんのいじわる……」

 俺はふふっと笑い、帆乃花ちゃんの頬をスタートに、首から胸までツーっと舌を這わせた。
 ここまで帆乃花ちゃんのそれらしい性感帯は見つかっていない。
 豊満な両乳房を下から持ち上げ、乳首まわりを焦らしながら舐める。

「んん……、早く舐めて……」

 俺も早く舐めたい。が、もう少しだけ我慢だ。
 両手でふにゅふにゅの胸を揉みながらも、執拗に乳首周辺を攻める。

 もうそろそろか。

「帆乃花ちゃん、どっちの乳首の方が敏感なの?」
「……どっちでもいいよ……もうだめ……」

 帆乃花ちゃんが手を動かし、自分で触ろうとしたところを寸前で防いだ。

「だめだよ、帆乃花ちゃん。俺が舐めてあげる」

 俺は帆乃花の右乳首を舌先でペロンと弾いた。

「ああん!」

 これまで聞いたことのない大きさの声を出し、帆乃花ちゃんが身体をひねった。

 どうやら帆乃花ちゃんの性感帯の一つは乳首のようだ。

 俺は帆乃花ちゃんの硬くとがった乳首を吸い、舌で転がし、指でつまんだ。

 帆乃花ちゃんは身をよじらせようとするが、膝から上だけがベッド上にあるため、うまくよじらせられないようだ。

 ではこうしてあげよう。

 帆乃花ちゃんの脚を俺の肩に乗せた。スカートがめくれ帆乃花ちゃんの秘所があらわになる。俺はそのままググッと帆乃花ちゃんの身体をベッドの上の方にずらした。これで帆乃花ちゃんも身をよじらせられるだろう。
 あらためて帆乃花ちゃんの乳房を鷲掴みし、ちゅるちゅると乳首を吸う。
 身をよじらせ激しく息を吐く帆乃花ちゃん。

「はあぁ……んん……もうシュウゴくんのアソコ入れて……」

 まだまだ、帆乃花ちゃん。下もじっくり攻めないと。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

アイドルグループの裏の顔 新人アイドルの洗礼

甲乙夫
恋愛
清純な新人アイドルが、先輩アイドルから、強引に性的な責めを受ける話です。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

体育座りでスカートを汚してしまったあの日々

yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

Missing you

廣瀬純一
青春
突然消えた彼女を探しに山口県に訪れた伊東達也が自転車で県内の各市を巡り様々な体験や不思議な体験をする話

可愛すぎるクラスメイトがやたら俺の部屋を訪れる件 ~事故から助けたボクっ娘が存在感空気な俺に熱い視線を送ってきている~

蒼田
青春
 人よりも十倍以上存在感が薄い高校一年生、宇治原簾 (うじはられん)は、ある日買い物へ行く。  目的のプリンを買った夜の帰り道、簾はクラスメイトの人気者、重原愛莉 (えはらあいり)を見つける。  しかしいつも教室でみる活発な表情はなくどんよりとしていた。只事ではないと目線で追っていると彼女が信号に差し掛かり、トラックに引かれそうな所を簾が助ける。  事故から助けることで始まる活発少女との関係。  愛莉が簾の家にあがり看病したり、勉強したり、時には二人でデートに行ったりと。  愛莉は簾の事が好きで、廉も愛莉のことを気にし始める。  故障で陸上が出来なくなった愛莉は目標新たにし、簾はそんな彼女を補佐し自分の目標を見つけるお話。 *本作はフィクションです。実在する人物・団体・組織名等とは関係ございません。

処理中です...