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ミツハナ脱退編
ノルマ
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「ねえ、ホノカちゃん。ノルマってどう決めるの?」
「んー、まずは、その日の授業で習ったことの復習かなあ。完璧になるまで頭に詰める。あとは次の日の予習。あー、でもそうすると、ノルマ達成のご褒美時間がなくなっちゃうね」
「復習はその日のうちにして、予習は土日に次週分をまとめてしたらどうかなあ?」
「うん、そうだね。でも土日もここだと、活動が週五じゃなくて週七だね。シュウゴくん、名前シュウシチにしたら?」
「ははっ。いいね、ホノカちゃん。さすがネーミングセンスのかたまり」
いや、はっきり言ってダサいんですけど。
「シュウシチくん。って言いにく」
自分で提案したんじゃん。
「やっぱり、シュウゴくんでいいや」
「そりゃ、どうもです。ところで今日は、勉強道具持ってきてないけど、どうする?」
「我々にはスマホというものがあるではないですか」
「ホノカ先生、ノルマどうするの?」
「えへん、トモハくん。今日は、そうだな。古文の単語を覚えることにしよう。覚えるべき古文の単語数は、およそ五百と言われているからな」
「ご、五百!?」
俺は、古文が苦手だ。そんなに覚えていたら日が暮れるどころか、週末が終わってしまう。
ちなみにもっとも苦手な科目は数学である。
「今日はその中から、まずア行の単語を覚えるとしよう」
ア行だけか、良かった。
「先生、その単語ってどのくらいあるんですか?」
「うむ、トモハくん。今日は初日だから、甘くしている。その数約百だ」
「えー」
二人同時に声が出る。
「みんな各個人で三十分間、覚える。その後、スマホアプリでランダムに単語が出るので順番に答える。間違えたら一からやり直し。これで覚えられるのだよ」
はー、今日はイチャイチャタイムはおあずけのようだ。
「私、頑張る! そしてご褒美のシュウゴくんとホノカちゃんをいただく!」
「シュウシチくんは?」
「シュウシチじゃないけど、帆乃花ちゃんと友巴ちゃんを美味しくいただくために頑張ります」
スマホとテレビを繋げるケーブルを引き出しから発見し、大画面で古文単語クイズを進めていく。
古文が得意な帆乃花ちゃんはほとんど間違えないものの、俺や友巴ちゃんが何回も間違え、最初からやり直しとなる。だが、四時間ほどでなんとかクリアするまで答えられた。これでノルマ達成だ。
「あー、疲れた。ノルマ達成したことだしデザートいただこ」
え? 友巴ちゃん、もうですか?
友巴ちゃんが立ち上がり向かった先は、ベッドのある部屋……ではなく、冷蔵庫だった。
そりゃお腹も減りますよね。
「この調子だと、毎日、ノルマ達成後のご褒美は時間的に難しいね」
帆乃花ちゃんがプリンを食べながら言う。
「そうね。親には勉強してから帰るって言うけど、流石に晩御飯までには帰らないと」
「となるとご褒美は、週末だけね」
男ならまだしも、可愛い女子が夜遅くに帰るのは危険だ。方向が違うため家まで送っていくこともできないし、二人が言うのももっともだ。
「ねえ、ホノカちゃん。今日のご褒美は、ジャグジー付きのお風呂に三人で入るていうのにしようよ」
「それ、いいねー。ご褒美っぽい」
「じゃあ、俺がお風呂洗ってくるよ」
買い物袋から、風呂用洗剤とスポンジを取り出し、風呂場に向かった。
今から、最高レベルの可愛い女子と一緒に風呂に入ると思うと、風呂掃除も気合が入る。
湯船は、合宿をしたあけみっちの別荘ほどは大きくない。二人で入ってちょうど良いくらいだ。三人で一緒に入るのは厳しそうだ。それに対し、洗い場は割と広く、いろいろな行為ができそうだ。
掃除を終え、湯張りをしている間にリビングに戻ると、すでに二人は下着姿で抱き合いキスをしていた。
「ちょっと、俺は?」
「んん……、ホノカちゃんとウォーミングアップ中」
「シュウゴくんも……脱いだら」
脱いだところで、二人の間に割って入れないんですけど……。
仕方ないので、パンツ一丁の姿になり、二人を見ていたらだんだん興奮してきた。
二人は興奮度合いが高まってきたのか、お互いの下着をはぎとり、胸をもみ、秘所を撫で回す。
その光景と甘い声が脳を刺激する。
もうたまらんと思った時に、例の音楽と「お風呂が沸きました」というアナウンスが聞こえてきた。
「さあ、二人ともお風呂に行くよ」
ボディソープを持って、二人を促した。
「ねえシュウゴくん。トモハちゃんとさっき決めたんだけど、私たち二人の身体をシュウゴくんが洗って、私たち二人でシュウゴくんの身体を洗ってあげるよ。これもご褒美」
帆乃花ちゃんが髪をアップにまとめながらそう言った。
洗い場では二人を奥にし、背中を向けてもらった。左に友巴ちゃん、右に帆乃花ちゃんだ。
温かい湯を背中にかけ流す。水の滴が背中から尻、尻から床に流れるこのエロさ。手にボディソープをとり、よく泡立てて、二人の背中を同時に撫でた。二人とも見た目も綺麗な白い肌だが、泡で撫でるとそのすべすべ感が半端ない。全く摩擦なく、スーッと手のひらが滑っていく。
だが正直、二人同時に身体を洗うのは困難だ。
「二人でジャンケンして。勝った方から身体を洗うよ」
素直にジャンケンをした二人。勝ったのは友巴ちゃんだ。
友巴ちゃんを正面に向かせ、肩から指先まで撫でる。それを数回繰り返した。
次に胸と行きたいところだが、俺はしゃがんで友巴ちゃんの太もも、ふくらはぎ、足の指までを泡泡にして優しく撫でた。
「あん」
内ももを触る時に、わざと秘所をかすめさせ声を出させた。可愛いな、友巴ちゃん。
再び立ち上がり、クルッと友巴ちゃんの背中をこちらに向けた。
そして後ろから抱きつく。
「もう、シュウゴくん。当たってる」
もう我慢できない。入れたい。だけどあとちょっとだけ我慢だ。
「んー、まずは、その日の授業で習ったことの復習かなあ。完璧になるまで頭に詰める。あとは次の日の予習。あー、でもそうすると、ノルマ達成のご褒美時間がなくなっちゃうね」
「復習はその日のうちにして、予習は土日に次週分をまとめてしたらどうかなあ?」
「うん、そうだね。でも土日もここだと、活動が週五じゃなくて週七だね。シュウゴくん、名前シュウシチにしたら?」
「ははっ。いいね、ホノカちゃん。さすがネーミングセンスのかたまり」
いや、はっきり言ってダサいんですけど。
「シュウシチくん。って言いにく」
自分で提案したんじゃん。
「やっぱり、シュウゴくんでいいや」
「そりゃ、どうもです。ところで今日は、勉強道具持ってきてないけど、どうする?」
「我々にはスマホというものがあるではないですか」
「ホノカ先生、ノルマどうするの?」
「えへん、トモハくん。今日は、そうだな。古文の単語を覚えることにしよう。覚えるべき古文の単語数は、およそ五百と言われているからな」
「ご、五百!?」
俺は、古文が苦手だ。そんなに覚えていたら日が暮れるどころか、週末が終わってしまう。
ちなみにもっとも苦手な科目は数学である。
「今日はその中から、まずア行の単語を覚えるとしよう」
ア行だけか、良かった。
「先生、その単語ってどのくらいあるんですか?」
「うむ、トモハくん。今日は初日だから、甘くしている。その数約百だ」
「えー」
二人同時に声が出る。
「みんな各個人で三十分間、覚える。その後、スマホアプリでランダムに単語が出るので順番に答える。間違えたら一からやり直し。これで覚えられるのだよ」
はー、今日はイチャイチャタイムはおあずけのようだ。
「私、頑張る! そしてご褒美のシュウゴくんとホノカちゃんをいただく!」
「シュウシチくんは?」
「シュウシチじゃないけど、帆乃花ちゃんと友巴ちゃんを美味しくいただくために頑張ります」
スマホとテレビを繋げるケーブルを引き出しから発見し、大画面で古文単語クイズを進めていく。
古文が得意な帆乃花ちゃんはほとんど間違えないものの、俺や友巴ちゃんが何回も間違え、最初からやり直しとなる。だが、四時間ほどでなんとかクリアするまで答えられた。これでノルマ達成だ。
「あー、疲れた。ノルマ達成したことだしデザートいただこ」
え? 友巴ちゃん、もうですか?
友巴ちゃんが立ち上がり向かった先は、ベッドのある部屋……ではなく、冷蔵庫だった。
そりゃお腹も減りますよね。
「この調子だと、毎日、ノルマ達成後のご褒美は時間的に難しいね」
帆乃花ちゃんがプリンを食べながら言う。
「そうね。親には勉強してから帰るって言うけど、流石に晩御飯までには帰らないと」
「となるとご褒美は、週末だけね」
男ならまだしも、可愛い女子が夜遅くに帰るのは危険だ。方向が違うため家まで送っていくこともできないし、二人が言うのももっともだ。
「ねえ、ホノカちゃん。今日のご褒美は、ジャグジー付きのお風呂に三人で入るていうのにしようよ」
「それ、いいねー。ご褒美っぽい」
「じゃあ、俺がお風呂洗ってくるよ」
買い物袋から、風呂用洗剤とスポンジを取り出し、風呂場に向かった。
今から、最高レベルの可愛い女子と一緒に風呂に入ると思うと、風呂掃除も気合が入る。
湯船は、合宿をしたあけみっちの別荘ほどは大きくない。二人で入ってちょうど良いくらいだ。三人で一緒に入るのは厳しそうだ。それに対し、洗い場は割と広く、いろいろな行為ができそうだ。
掃除を終え、湯張りをしている間にリビングに戻ると、すでに二人は下着姿で抱き合いキスをしていた。
「ちょっと、俺は?」
「んん……、ホノカちゃんとウォーミングアップ中」
「シュウゴくんも……脱いだら」
脱いだところで、二人の間に割って入れないんですけど……。
仕方ないので、パンツ一丁の姿になり、二人を見ていたらだんだん興奮してきた。
二人は興奮度合いが高まってきたのか、お互いの下着をはぎとり、胸をもみ、秘所を撫で回す。
その光景と甘い声が脳を刺激する。
もうたまらんと思った時に、例の音楽と「お風呂が沸きました」というアナウンスが聞こえてきた。
「さあ、二人ともお風呂に行くよ」
ボディソープを持って、二人を促した。
「ねえシュウゴくん。トモハちゃんとさっき決めたんだけど、私たち二人の身体をシュウゴくんが洗って、私たち二人でシュウゴくんの身体を洗ってあげるよ。これもご褒美」
帆乃花ちゃんが髪をアップにまとめながらそう言った。
洗い場では二人を奥にし、背中を向けてもらった。左に友巴ちゃん、右に帆乃花ちゃんだ。
温かい湯を背中にかけ流す。水の滴が背中から尻、尻から床に流れるこのエロさ。手にボディソープをとり、よく泡立てて、二人の背中を同時に撫でた。二人とも見た目も綺麗な白い肌だが、泡で撫でるとそのすべすべ感が半端ない。全く摩擦なく、スーッと手のひらが滑っていく。
だが正直、二人同時に身体を洗うのは困難だ。
「二人でジャンケンして。勝った方から身体を洗うよ」
素直にジャンケンをした二人。勝ったのは友巴ちゃんだ。
友巴ちゃんを正面に向かせ、肩から指先まで撫でる。それを数回繰り返した。
次に胸と行きたいところだが、俺はしゃがんで友巴ちゃんの太もも、ふくらはぎ、足の指までを泡泡にして優しく撫でた。
「あん」
内ももを触る時に、わざと秘所をかすめさせ声を出させた。可愛いな、友巴ちゃん。
再び立ち上がり、クルッと友巴ちゃんの背中をこちらに向けた。
そして後ろから抱きつく。
「もう、シュウゴくん。当たってる」
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