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夏休み合宿編
レベル3
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あけみっちのマンションでの出来事は、友巴ちゃん、帆乃花ちゃん、サッチともに、ほとんど覚えていないようだ。
俺を取り合ったことなどは全く覚えていない。
帰り道でも、「いつも気づいたらエレベーターに乗っているんだよね。すごく気持ち良いことした! って気分なんだけど」というサッチの言葉に、二人がうなずいていた。
部屋に充満していた甘い香りに加え、あの特製ハーブティーが気持ちをたかぶらせ、身体を熱くし、思考を鈍らせているのだろう。
俺は、ハーブティーをほとんど飲んでいないせいか、身体は火照り、頭はくらっとはしたが記憶はある。あるだけに恐ろしい。担任の口の中で果てるなんて……。
次の日のホームルーム。あけみっちは教壇に立つなり、俺の顔を見て、含み笑いをした。
あの表情……何か俺に言う気だ。
「みんな、おはよう。朝からみんなにお願いで申し訳ないのだけど、クラスから一人、プール掃除の手伝いを出さないといけないの。男子で誰かしてくれる人いるかな?」
当然ながら、誰も手を挙げない。
あけみっちが、教室の一番後ろの、一番隅にいる俺をじっと見る。
それでも俺は手を挙げなかった。
「口に……」
待った、待った。俺は急いで手を挙げた。
「ありがとう。梅谷くんがしてくれるって。みんな拍手~」
はあ……、やっぱり恐れていたことが。
今後、各クラスに損な役割、きつい役割が回ってきた時、2年A組では俺がすることになるだろう。あっさりと人選できるため担任としては楽なこと極まりない。こんなことがあと何回続くのか……。
「あけみっち、口がどうかした?」
ヒデキが聞いた。
「ん? ああ、ええっと、口に口内炎ができて痛いのよね。北川くんに対するストレスかしら?」
「えっ? 俺?」
クラス中が笑いに包まれたが、俺だけは笑えなかった。
『秘密の花園クラブ』、友巴ちゃんたちは略して、『ミツハナ』と呼んでいるが、基本的に毎週火曜日の学校終わりに活動しているそうだ。
俺は、初めて参加した日の翌週は、家の用事があると言って断った。
友巴ちゃんや帆乃花ちゃんと絡みたい気持ちと、あけみっちが何か企んでいそうで恐ろしい気持ちを比べ、結局断ることにしたのだ。
次の水曜日、一時間目が終わったあとだ。隣の席の帆乃花ちゃんが俺の方を向き、話しかけてきた。
「昨日は、シュウゴくん来れなくてすっごく残念だったよ」
その言葉に、サッチが振り向く。
「そうだよ。家の用事なら次の日にすれば良かったじゃん」
「ごめん」
「次の土曜日か日曜日ならどっちが空いてるの?」
今度は、友巴ちゃんが俺の方を向いてそう質問してきた。
空いているかどうかではなく、土曜か日曜の二択か……。迷っていると、友巴ちゃんが続けた。
「どっちかの日で、藤木さんを大変身させてみようってことになってるの」
「藤木さんを大変身?」
「そう。サッチが、藤木さんは磨けば光る原石だって」
「そうそう。藤木さんって、すごーっく地味だけど、持っているものはすごーっく良いと思うのよね」
「で、週末に、藤木さんを誘って大変身してもらおうと計画してるの」
「本人は知ってるの?」
「ううん。でも修学旅行の帰りの新幹線で、藤木さんが隣の子に、「可愛くなりたい」って言ってたのを後ろに座ってた子が聞いてたの」
可愛くなりたいというのは、もしかするとヒデキのためか?
「ふーん。どうやって変身させるの?」
「まず、ヘアーサロンでカリスマ美容師に今風にカット、アレンジしてもらうでしょ。そこで、まゆ毛も整えて、化粧の仕方も教わるの。次に、おしゃれで可愛い洋服選び。最後に可愛い仕草の練習」
地味な藤木さんが、どれだけ変身できるのか。興味はある。
「シュウゴくんがいないと寂しいから、一緒に行こ」
そう言ったのは帆乃花ちゃんだ。一番純粋に俺を求めてくれるのは帆乃花ちゃんなのかもしれない。
「面白そうだから、行こうかな。次の日曜日はダメだけど、土曜日なら行けると思う」
藤木さんを変身させるということなら、あけみっちは関係ない。行っても大丈夫そうだし、面白そうだ。
「やった! 絶対ね」
帆乃花ちゃんが、にっこりと微笑む。いくら藤木さんが変身しても、この帆乃花ちゃんの可愛さには敵わないだろう。
「で、サッチが面倒見るの? お金もかかるよ」
「お金も含めて全部、あけみっちがプロデュースだよ。あけみっち、大企業のお嬢さんだから」
えっ、と俺は絶句した。
あけみっちが大企業のお嬢さん? なんでこんなところで高校教師しているんだ? あのマンションからしてお金をずいぶん持っているなとは思っていたけど。
「あけみっちはどっちもオッケーって言ってたし、土曜日でいいか藤木さんに聞いてくる。」
そう言い、友巴ちゃんが立ち上がった。
やっぱり、あけみっちは来るのかー。
土曜日の午前九時五十分。
十時集合であったが、待ち合わせ場所に着くと、すでに藤木さんが着いていた。
藤木さんなりに、おしゃれな服装をしてきたのだろう。その努力が伝わってくる。だが、やはり地味で、上下がチグハグなのが、俺でもわかる。
そういう俺も、ある意味、女子たちとデートみたいなものではあるので、ずいぶんと格好に気をつけたが、それが女子受けが良いのかわからない。
とりあえず藤木さんに声をかけよう。
「おはよう」
「おはよう」
藤木さんとはこれまで一言も話したことがない。修学旅行二日目の朝食の時に、軽く挨拶したくらいだ。
「藤木さん、早いね」
「うん。みんなに協力してもらうのに、私が遅れたらダメだから……」
性格は良いようだ。それと……、俺と視線を合わせてはくれないが、ヒデキの言うとおり、瞳は綺麗ではある。
特に話すこともなく、二人とも黙っていると後ろから声がした。
「おはよー!」
友巴ちゃんたち三人がそろって登場した。
服装が三人の性格をあらわしている。
すなわっち、友巴ちゃんは水色の可愛らしいワンピース、帆乃花ちゃんは少し大人な感じのカットソーにフレアスカート、サッチはTシャツにジーパンだ。三人それぞれの個性にピッタリだが、どうしても、サッチのピッタリTシャツ、タポタポの胸に目がいってしまう。下から押し上げてみたい。
まだ十時まで五分ほどある。あとはプロデューサーのあけみっちだけだ。
「さあ、みんなそろったし行こうか」
もしかして、あけみっちは来れなかったのか。ラッキー。
「須藤さん、先生は?」
「ん? 藤木さんに言ってなかったっけ? あけみっちならお店で待ってるよ」
なんだよ。段取りとお金だけなんとかしてくれて、あとは放っておいてくれればいいのに。
「にしても、藤木さん、服装が地味ね。レベル3ってとこね」
サッチは誰に対しても遠慮がないようだ。
「ちょっと、サッチ」
帆乃花ちゃんが無遠慮なサッチをたしなめる。
「伸び代があるってこと。本日の主人公がレベル3で終わるわけがない」
それにしてもレベル3って……。
まあ藤木さんはこれから変身するわけだから、今はレベル3くらいでちょうど良い。帰りにレベル20くらいになっていれば。
ちなみに俺的に見た目レベルは、友巴ちゃんはレベル29、帆乃花ちゃんはレベル28、サッチはレベル25ってところだ。もちろん30でカンストの場合だ。
「シュウゴくんも変身しないとね。服装レベル2」
え? 上限いくつで? 俺の服装ってそんなにダサい?
俺を取り合ったことなどは全く覚えていない。
帰り道でも、「いつも気づいたらエレベーターに乗っているんだよね。すごく気持ち良いことした! って気分なんだけど」というサッチの言葉に、二人がうなずいていた。
部屋に充満していた甘い香りに加え、あの特製ハーブティーが気持ちをたかぶらせ、身体を熱くし、思考を鈍らせているのだろう。
俺は、ハーブティーをほとんど飲んでいないせいか、身体は火照り、頭はくらっとはしたが記憶はある。あるだけに恐ろしい。担任の口の中で果てるなんて……。
次の日のホームルーム。あけみっちは教壇に立つなり、俺の顔を見て、含み笑いをした。
あの表情……何か俺に言う気だ。
「みんな、おはよう。朝からみんなにお願いで申し訳ないのだけど、クラスから一人、プール掃除の手伝いを出さないといけないの。男子で誰かしてくれる人いるかな?」
当然ながら、誰も手を挙げない。
あけみっちが、教室の一番後ろの、一番隅にいる俺をじっと見る。
それでも俺は手を挙げなかった。
「口に……」
待った、待った。俺は急いで手を挙げた。
「ありがとう。梅谷くんがしてくれるって。みんな拍手~」
はあ……、やっぱり恐れていたことが。
今後、各クラスに損な役割、きつい役割が回ってきた時、2年A組では俺がすることになるだろう。あっさりと人選できるため担任としては楽なこと極まりない。こんなことがあと何回続くのか……。
「あけみっち、口がどうかした?」
ヒデキが聞いた。
「ん? ああ、ええっと、口に口内炎ができて痛いのよね。北川くんに対するストレスかしら?」
「えっ? 俺?」
クラス中が笑いに包まれたが、俺だけは笑えなかった。
『秘密の花園クラブ』、友巴ちゃんたちは略して、『ミツハナ』と呼んでいるが、基本的に毎週火曜日の学校終わりに活動しているそうだ。
俺は、初めて参加した日の翌週は、家の用事があると言って断った。
友巴ちゃんや帆乃花ちゃんと絡みたい気持ちと、あけみっちが何か企んでいそうで恐ろしい気持ちを比べ、結局断ることにしたのだ。
次の水曜日、一時間目が終わったあとだ。隣の席の帆乃花ちゃんが俺の方を向き、話しかけてきた。
「昨日は、シュウゴくん来れなくてすっごく残念だったよ」
その言葉に、サッチが振り向く。
「そうだよ。家の用事なら次の日にすれば良かったじゃん」
「ごめん」
「次の土曜日か日曜日ならどっちが空いてるの?」
今度は、友巴ちゃんが俺の方を向いてそう質問してきた。
空いているかどうかではなく、土曜か日曜の二択か……。迷っていると、友巴ちゃんが続けた。
「どっちかの日で、藤木さんを大変身させてみようってことになってるの」
「藤木さんを大変身?」
「そう。サッチが、藤木さんは磨けば光る原石だって」
「そうそう。藤木さんって、すごーっく地味だけど、持っているものはすごーっく良いと思うのよね」
「で、週末に、藤木さんを誘って大変身してもらおうと計画してるの」
「本人は知ってるの?」
「ううん。でも修学旅行の帰りの新幹線で、藤木さんが隣の子に、「可愛くなりたい」って言ってたのを後ろに座ってた子が聞いてたの」
可愛くなりたいというのは、もしかするとヒデキのためか?
「ふーん。どうやって変身させるの?」
「まず、ヘアーサロンでカリスマ美容師に今風にカット、アレンジしてもらうでしょ。そこで、まゆ毛も整えて、化粧の仕方も教わるの。次に、おしゃれで可愛い洋服選び。最後に可愛い仕草の練習」
地味な藤木さんが、どれだけ変身できるのか。興味はある。
「シュウゴくんがいないと寂しいから、一緒に行こ」
そう言ったのは帆乃花ちゃんだ。一番純粋に俺を求めてくれるのは帆乃花ちゃんなのかもしれない。
「面白そうだから、行こうかな。次の日曜日はダメだけど、土曜日なら行けると思う」
藤木さんを変身させるということなら、あけみっちは関係ない。行っても大丈夫そうだし、面白そうだ。
「やった! 絶対ね」
帆乃花ちゃんが、にっこりと微笑む。いくら藤木さんが変身しても、この帆乃花ちゃんの可愛さには敵わないだろう。
「で、サッチが面倒見るの? お金もかかるよ」
「お金も含めて全部、あけみっちがプロデュースだよ。あけみっち、大企業のお嬢さんだから」
えっ、と俺は絶句した。
あけみっちが大企業のお嬢さん? なんでこんなところで高校教師しているんだ? あのマンションからしてお金をずいぶん持っているなとは思っていたけど。
「あけみっちはどっちもオッケーって言ってたし、土曜日でいいか藤木さんに聞いてくる。」
そう言い、友巴ちゃんが立ち上がった。
やっぱり、あけみっちは来るのかー。
土曜日の午前九時五十分。
十時集合であったが、待ち合わせ場所に着くと、すでに藤木さんが着いていた。
藤木さんなりに、おしゃれな服装をしてきたのだろう。その努力が伝わってくる。だが、やはり地味で、上下がチグハグなのが、俺でもわかる。
そういう俺も、ある意味、女子たちとデートみたいなものではあるので、ずいぶんと格好に気をつけたが、それが女子受けが良いのかわからない。
とりあえず藤木さんに声をかけよう。
「おはよう」
「おはよう」
藤木さんとはこれまで一言も話したことがない。修学旅行二日目の朝食の時に、軽く挨拶したくらいだ。
「藤木さん、早いね」
「うん。みんなに協力してもらうのに、私が遅れたらダメだから……」
性格は良いようだ。それと……、俺と視線を合わせてはくれないが、ヒデキの言うとおり、瞳は綺麗ではある。
特に話すこともなく、二人とも黙っていると後ろから声がした。
「おはよー!」
友巴ちゃんたち三人がそろって登場した。
服装が三人の性格をあらわしている。
すなわっち、友巴ちゃんは水色の可愛らしいワンピース、帆乃花ちゃんは少し大人な感じのカットソーにフレアスカート、サッチはTシャツにジーパンだ。三人それぞれの個性にピッタリだが、どうしても、サッチのピッタリTシャツ、タポタポの胸に目がいってしまう。下から押し上げてみたい。
まだ十時まで五分ほどある。あとはプロデューサーのあけみっちだけだ。
「さあ、みんなそろったし行こうか」
もしかして、あけみっちは来れなかったのか。ラッキー。
「須藤さん、先生は?」
「ん? 藤木さんに言ってなかったっけ? あけみっちならお店で待ってるよ」
なんだよ。段取りとお金だけなんとかしてくれて、あとは放っておいてくれればいいのに。
「にしても、藤木さん、服装が地味ね。レベル3ってとこね」
サッチは誰に対しても遠慮がないようだ。
「ちょっと、サッチ」
帆乃花ちゃんが無遠慮なサッチをたしなめる。
「伸び代があるってこと。本日の主人公がレベル3で終わるわけがない」
それにしてもレベル3って……。
まあ藤木さんはこれから変身するわけだから、今はレベル3くらいでちょうど良い。帰りにレベル20くらいになっていれば。
ちなみに俺的に見た目レベルは、友巴ちゃんはレベル29、帆乃花ちゃんはレベル28、サッチはレベル25ってところだ。もちろん30でカンストの場合だ。
「シュウゴくんも変身しないとね。服装レベル2」
え? 上限いくつで? 俺の服装ってそんなにダサい?
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