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修学旅行編
追加エピソード 修学旅行その後
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二日目の朝。ツインルームをともにしたルームメイトと朝食会場に向かう。
ルームメイトの男子は、まあ当たり障りのない男子で、昨晩も「雨降って大変だったね」だけしか言わなかった。ヒデキなら根掘り葉掘り聞いてくるところだ。
部屋割も、修学旅行委員の佐原・須藤ペアが決めたのだが、ああなることを見越してのことだろう。なんともまあ用意周到な作戦だこと。
朝食はバイキング形式だ。9時の集合に間に合えば何時に食べ始めても食べ終わってもいい。7時過ぎに会場に出向いたが、食べている生徒はまばらだ。みな遅くまで話し込み、まだ寝ているのだろう。
友巴ちゃんや帆乃花ちゃんたちは……いないようだ。
「おーい、シュウゴ」
ヒデキの声だ。
奥まった席に、明るく小太りで地味顔のケイタ、それに女子が二人座って朝食を食べている。
その一人は藤木さんだ。
ヒデキだけでなく、須藤さんも光る原石と言っていたが、寝起きの藤木さんの顔は……とてつもなく地味だ。よれよれのジャージ姿がさらにそれを強調する。俺にとっては、渋い化石だ。
おそらく寝起きで髪がボサボサでも、友巴ちゃんは可愛い。
あー、朝起きたら隣に友巴ちゃんがいて、「おはよう。昨日は最高のHだったね」って言ってくれないかな。
肝試しのことをヒデキに聞かれると面倒だ。少し離れた席にルームメイトと一緒に座ることにした。
いったん、席を立ち、バイキングのメニューを物色していると後ろから声をかけられた。ヒデキだ。
「シュウゴ、ちょっと来い」
今、何食べようか選んでる最中ですけど。
仕方なく、トレイを持ったまま、ヒデキの後について行き、フリードリンクコーナーの方へ移動する。その奥の、ちょっとした空きスペースに連れ込まれた。
「どうした?」
「昨日の夜のことだが……」
やはり、肝試しの時の俺の行動を確認する気だな。
「俺、藤木と手をつないだぞ」
ん? 確かゴールに戻ってきた時は、ヒデキのグループは四人とも、神妙な顔つきであったが。
「それだけではないぞ。キスもした」
ヒデキのやつ、有言実行したわけだ。
「で、お前はどうだ? 佐原と手くらいはつないだのか?」
手をつなぐどころか、俺、帆乃花ちゃんの初めての男になったのですが……。
帆乃花ちゃんの立場もあるし、当然そのようなこと言えない。
「特に何もなかった。それよりも、お前、良かったな。光る原石なんだろ、藤木って」
「おうよ。だが、あけみっちはさすがだな。修学旅行1日目から、青春の思い出ができたわ」
「それが言いたかったのか?」
「早くお前に自慢したかったんだ。ふふん、羨ましかろう。ま、詳しくは、ハウステンボスでな」
ヒデキはそう言うと、クルッと背を向け、上機嫌に歩いていった。
そうであった。2日目のハウステンボスでは、ずっとヒデキと一緒だ。
あいつまた、帆乃花ちゃんとのことを突っ込んできそうだな。
黒烏龍茶をグラスに注いでいると、肩をトントンとされた。
ヒデキのやつ、まだ自慢したいのか。
「おはよう、梅谷くん」
その声は……。振り返ると、やはり帆乃花ちゃんだ。
藤木さんと違い、ちゃんと身なりも髪も整えている。ほんのり化粧もし、朝からアイドル街道まっしぐらだ。
そんな娘とほんの半日ほど前にHしたかと思うと夢のようである。
照れがあり目を合わせられないのは帆乃花ちゃんも同じようだ。顔を伏せているが耳が赤い。
「北川くんって、藤木さんとキスしたんだ」
そう言ったのは、須藤さんだ。
北川、つまりヒデキの話を聞いていたのか。ということは……。
「それにしても、あんなことしておいて、ホノカと何もなかったなんて、よく言えたわね」
やっぱりな……。
須藤さんが、ニタニタ笑う。
「まあ、二人は移動中のバスで手でもつないでいなさい。誰も見てないから」
須藤さんはニタニタ顔のまま、帆乃花ちゃんは顔を赤くしたまま席に戻っていった。
数人が集合時間に遅れたが、ほぼ定刻どおりにバスは出発した。
1日目同様、隣には帆乃花ちゃん。前の席に、須藤さん、友巴ちゃんだ。
帆乃花ちゃんを奥にし、俺は通路側に座った。港まで10分程度のため、帆乃花ちゃんとは大した話をしていない。ハウステンボスでどこを回るかと、くまもんのイントネーションはどこに置くかを話しただけだ。当然、手などつないでいないし、どこかギクシャクというかお互い変に意識している。それはまあ当然なのだが。
ハウステンボスでは、グループでの自由行動となる。俺はヒデキを含め、男子四人の友人グループで園内を回ることになった。
長崎の佐世保バーガーを食べながら、昨日の肝試しの話になった。
俺に話を振ってくるなよ。
友人A、Bともに、女子が「怖い」と言って手をつないできたそうだ。うち一人は、さっとその手を振り解いたらしい。ひどい……。
他にも手をつないだペアはいそうだが、ゴール地点に戻ってきた時は、恥ずかしくて手を離していたのだろう。
「シュウゴ、お前はどうだ?」
俺の前に座っていた友人Aが尋ねてきた。
やはりきたか。
「何もなかったてよ」
ヒデキの即答に、友人A、それに友人Bがホッとした表情を見せる。
「まあ、俺たちには佐原は高嶺の花だからな」
友人Bの言葉に、友人Aがうなずく。
「結局、キスまでしたのは俺だけだな。あー、藤木の唇、意外とプリッとしてて良かったな」
「まじかー。俺も須藤とキスしてえ。そして胸もみてえ」
「俺は断然、佐原だな。頼む、シュウゴ。俺と席変わってくれ」
俺は苦笑いしながら友人Aの願いをスルーしたものの、ハンバーガーにかじりつきながら、そういえば友巴ちゃんとは手をつないでいないなと改めて思った。
その日の宿泊所は、ハウステンボスのロボットが従業員というホテルである。
一般客なら、ロボットによるチェックインができるそうだが、団体なので、それはできなかった。少し残念だ。
夜のクラスの出し物は、園内の決まったエリアで、鬼ごっこだ。これも修学旅行委員の須藤、佐原ペアが考えた。
男子五人が黒スーツ、サングラスをかけ、逃げ隠れするクラスメイトを捕まえるというものだ。
俺は、捕まえる側の一人であったが、スーツは暑いわ、夜なのにサングラスで視界が悪いわで、捕まえるのが難しかった。絶対に友巴ちゃんを捕まようと思ったんだけど……。結局、捕まったのは全体で六人。俺が捕まえた図体のでかい男子。それに他のやつが捕まえた動きの鈍い女子五人だけだった。そのうちの一人、藤木さんをヒデキが捕まえていた。藤木さんは暗くてもわかるくらい赤い顔をしている。
「まあ、肝試しの保険だからこんなもんか」
須藤さんが帆乃花ちゃんにボソッとつぶやいたのが耳に入ってきた。
後から須藤さんが教えてくれたが、俺と帆乃花ちゃんとの間に肝試しで何もなければ、この鬼ごっこで、物陰に潜む帆乃花ちゃんを俺に捕まえさせ、帆乃花ちゃんが俺に抱きつき、さらにキスまでするという段取りだったらしい。
え? めっちゃ強引と思いつつも、用意周到な計画であったことを改めて思い知らされた。
待てよ。ヒデキのやつ、鬼ごっこの最中に藤木さんと物陰でキスでもしたか? だから藤木さんの顔が赤かったのか?
よし。後で、根掘り葉掘り聞いてみよう。
三日目は、バスで太宰府まで行き見学。再びバスで福岡市内まで行き、お土産などを買って、新幹線で帰途につくスケジュールだ。
今は、太宰府から福岡市内へ向かうバスの中。前に座る須藤さんだけでなく、友巴ちゃんも含め、お土産で何を買うかを四人で言い合っている。
須藤さんは通路側から、友巴ちゃんは座席の上からひょっこりと顔を出している状況だ。
「おぇー。後ろ向いてたら酔った」
「サッチも? 私も……」
「はいはい。二人とも前を向いておきなさい」
「はーい」
帆乃花ちゃんの言葉に二人とも素直に前を向く。
バスガイドが、福岡市内に入ったことを告げたすぐ後だ。
帆乃花ちゃんが、俺の太ももに左手をおいた。
ん? これは、どういうことだ? 手を握れということか?
俺はそっと、帆乃花ちゃんの左手の指に、自分の右手の指を絡ませた。
あー、俺は、友巴ちゃんと仲良くなりたいのか、帆乃花ちゃんと仲良くなりなたいのか……。
この胸のモヤモヤは、これからしばらく続くことになる。
いや、この後の夏休みには、さらにエスカレートしていくことになるのだ……。
ルームメイトの男子は、まあ当たり障りのない男子で、昨晩も「雨降って大変だったね」だけしか言わなかった。ヒデキなら根掘り葉掘り聞いてくるところだ。
部屋割も、修学旅行委員の佐原・須藤ペアが決めたのだが、ああなることを見越してのことだろう。なんともまあ用意周到な作戦だこと。
朝食はバイキング形式だ。9時の集合に間に合えば何時に食べ始めても食べ終わってもいい。7時過ぎに会場に出向いたが、食べている生徒はまばらだ。みな遅くまで話し込み、まだ寝ているのだろう。
友巴ちゃんや帆乃花ちゃんたちは……いないようだ。
「おーい、シュウゴ」
ヒデキの声だ。
奥まった席に、明るく小太りで地味顔のケイタ、それに女子が二人座って朝食を食べている。
その一人は藤木さんだ。
ヒデキだけでなく、須藤さんも光る原石と言っていたが、寝起きの藤木さんの顔は……とてつもなく地味だ。よれよれのジャージ姿がさらにそれを強調する。俺にとっては、渋い化石だ。
おそらく寝起きで髪がボサボサでも、友巴ちゃんは可愛い。
あー、朝起きたら隣に友巴ちゃんがいて、「おはよう。昨日は最高のHだったね」って言ってくれないかな。
肝試しのことをヒデキに聞かれると面倒だ。少し離れた席にルームメイトと一緒に座ることにした。
いったん、席を立ち、バイキングのメニューを物色していると後ろから声をかけられた。ヒデキだ。
「シュウゴ、ちょっと来い」
今、何食べようか選んでる最中ですけど。
仕方なく、トレイを持ったまま、ヒデキの後について行き、フリードリンクコーナーの方へ移動する。その奥の、ちょっとした空きスペースに連れ込まれた。
「どうした?」
「昨日の夜のことだが……」
やはり、肝試しの時の俺の行動を確認する気だな。
「俺、藤木と手をつないだぞ」
ん? 確かゴールに戻ってきた時は、ヒデキのグループは四人とも、神妙な顔つきであったが。
「それだけではないぞ。キスもした」
ヒデキのやつ、有言実行したわけだ。
「で、お前はどうだ? 佐原と手くらいはつないだのか?」
手をつなぐどころか、俺、帆乃花ちゃんの初めての男になったのですが……。
帆乃花ちゃんの立場もあるし、当然そのようなこと言えない。
「特に何もなかった。それよりも、お前、良かったな。光る原石なんだろ、藤木って」
「おうよ。だが、あけみっちはさすがだな。修学旅行1日目から、青春の思い出ができたわ」
「それが言いたかったのか?」
「早くお前に自慢したかったんだ。ふふん、羨ましかろう。ま、詳しくは、ハウステンボスでな」
ヒデキはそう言うと、クルッと背を向け、上機嫌に歩いていった。
そうであった。2日目のハウステンボスでは、ずっとヒデキと一緒だ。
あいつまた、帆乃花ちゃんとのことを突っ込んできそうだな。
黒烏龍茶をグラスに注いでいると、肩をトントンとされた。
ヒデキのやつ、まだ自慢したいのか。
「おはよう、梅谷くん」
その声は……。振り返ると、やはり帆乃花ちゃんだ。
藤木さんと違い、ちゃんと身なりも髪も整えている。ほんのり化粧もし、朝からアイドル街道まっしぐらだ。
そんな娘とほんの半日ほど前にHしたかと思うと夢のようである。
照れがあり目を合わせられないのは帆乃花ちゃんも同じようだ。顔を伏せているが耳が赤い。
「北川くんって、藤木さんとキスしたんだ」
そう言ったのは、須藤さんだ。
北川、つまりヒデキの話を聞いていたのか。ということは……。
「それにしても、あんなことしておいて、ホノカと何もなかったなんて、よく言えたわね」
やっぱりな……。
須藤さんが、ニタニタ笑う。
「まあ、二人は移動中のバスで手でもつないでいなさい。誰も見てないから」
須藤さんはニタニタ顔のまま、帆乃花ちゃんは顔を赤くしたまま席に戻っていった。
数人が集合時間に遅れたが、ほぼ定刻どおりにバスは出発した。
1日目同様、隣には帆乃花ちゃん。前の席に、須藤さん、友巴ちゃんだ。
帆乃花ちゃんを奥にし、俺は通路側に座った。港まで10分程度のため、帆乃花ちゃんとは大した話をしていない。ハウステンボスでどこを回るかと、くまもんのイントネーションはどこに置くかを話しただけだ。当然、手などつないでいないし、どこかギクシャクというかお互い変に意識している。それはまあ当然なのだが。
ハウステンボスでは、グループでの自由行動となる。俺はヒデキを含め、男子四人の友人グループで園内を回ることになった。
長崎の佐世保バーガーを食べながら、昨日の肝試しの話になった。
俺に話を振ってくるなよ。
友人A、Bともに、女子が「怖い」と言って手をつないできたそうだ。うち一人は、さっとその手を振り解いたらしい。ひどい……。
他にも手をつないだペアはいそうだが、ゴール地点に戻ってきた時は、恥ずかしくて手を離していたのだろう。
「シュウゴ、お前はどうだ?」
俺の前に座っていた友人Aが尋ねてきた。
やはりきたか。
「何もなかったてよ」
ヒデキの即答に、友人A、それに友人Bがホッとした表情を見せる。
「まあ、俺たちには佐原は高嶺の花だからな」
友人Bの言葉に、友人Aがうなずく。
「結局、キスまでしたのは俺だけだな。あー、藤木の唇、意外とプリッとしてて良かったな」
「まじかー。俺も須藤とキスしてえ。そして胸もみてえ」
「俺は断然、佐原だな。頼む、シュウゴ。俺と席変わってくれ」
俺は苦笑いしながら友人Aの願いをスルーしたものの、ハンバーガーにかじりつきながら、そういえば友巴ちゃんとは手をつないでいないなと改めて思った。
その日の宿泊所は、ハウステンボスのロボットが従業員というホテルである。
一般客なら、ロボットによるチェックインができるそうだが、団体なので、それはできなかった。少し残念だ。
夜のクラスの出し物は、園内の決まったエリアで、鬼ごっこだ。これも修学旅行委員の須藤、佐原ペアが考えた。
男子五人が黒スーツ、サングラスをかけ、逃げ隠れするクラスメイトを捕まえるというものだ。
俺は、捕まえる側の一人であったが、スーツは暑いわ、夜なのにサングラスで視界が悪いわで、捕まえるのが難しかった。絶対に友巴ちゃんを捕まようと思ったんだけど……。結局、捕まったのは全体で六人。俺が捕まえた図体のでかい男子。それに他のやつが捕まえた動きの鈍い女子五人だけだった。そのうちの一人、藤木さんをヒデキが捕まえていた。藤木さんは暗くてもわかるくらい赤い顔をしている。
「まあ、肝試しの保険だからこんなもんか」
須藤さんが帆乃花ちゃんにボソッとつぶやいたのが耳に入ってきた。
後から須藤さんが教えてくれたが、俺と帆乃花ちゃんとの間に肝試しで何もなければ、この鬼ごっこで、物陰に潜む帆乃花ちゃんを俺に捕まえさせ、帆乃花ちゃんが俺に抱きつき、さらにキスまでするという段取りだったらしい。
え? めっちゃ強引と思いつつも、用意周到な計画であったことを改めて思い知らされた。
待てよ。ヒデキのやつ、鬼ごっこの最中に藤木さんと物陰でキスでもしたか? だから藤木さんの顔が赤かったのか?
よし。後で、根掘り葉掘り聞いてみよう。
三日目は、バスで太宰府まで行き見学。再びバスで福岡市内まで行き、お土産などを買って、新幹線で帰途につくスケジュールだ。
今は、太宰府から福岡市内へ向かうバスの中。前に座る須藤さんだけでなく、友巴ちゃんも含め、お土産で何を買うかを四人で言い合っている。
須藤さんは通路側から、友巴ちゃんは座席の上からひょっこりと顔を出している状況だ。
「おぇー。後ろ向いてたら酔った」
「サッチも? 私も……」
「はいはい。二人とも前を向いておきなさい」
「はーい」
帆乃花ちゃんの言葉に二人とも素直に前を向く。
バスガイドが、福岡市内に入ったことを告げたすぐ後だ。
帆乃花ちゃんが、俺の太ももに左手をおいた。
ん? これは、どういうことだ? 手を握れということか?
俺はそっと、帆乃花ちゃんの左手の指に、自分の右手の指を絡ませた。
あー、俺は、友巴ちゃんと仲良くなりたいのか、帆乃花ちゃんと仲良くなりなたいのか……。
この胸のモヤモヤは、これからしばらく続くことになる。
いや、この後の夏休みには、さらにエスカレートしていくことになるのだ……。
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