青白く黄色い満月

ハルコは煙草を買おうとして小銭が足りないのに気がついた。
ポケットから小銭を探っていた手を取りだす。
一度下をうつむくと、来た道を振り返った。残念そうに自動販売機を後にする。
夏の夜の蒸とした空気がむせるように入ってきた。
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