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第2話
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あれからまたあのカフェに寄った。
カフェであいつの姿を発見できずに3日が過ぎた。
たった3日見つけられなかっただけなのに、永遠に会えない気がして気が滅入る。
あの整って繊細で愛くるしい顔や、艶やかで華奢な悩めかしい身体付きを思い出すだけでも心が騒めく。だが結構大きいキャンパスで、たまたま出会える確率はどのくらいだろうか?
専攻している学科も知らない。学年も分からない。
絶望的だ。
一週間ほどしたある日、やっと俺はあいつを知ることになる。
あいつは理学部の1年、俺は教育学部2年だ。何故発見したか?大学の女子生徒が、たまたまInstagramであいつとのツーショットを載せていたのを見つけたんだ。
興奮のあまり、周りの女子に聞いてみた。結構大学ではその女子の投稿は有名だったらしく、ふたりは幼なじみで付き合ってるみたいだけど、はっきりしてない関係のようで、時々あいつ(碧)が載ってることがあるらしい。が、女子の投稿者もかなり男子からの人気が高く、その投稿には他の男も載っていて、誰が本命なのかは定かではないらしい。
彼女は日向という名前らしい。
確かにかなりの美形だ。だが、俺からしたら碧が輝き過ぎて彼女が霞んで見えた。
理学部と分かったからには、そちらに向かえば会える!
だが、行くまでもなく会えた。日向が教育学部だったから、日向と碧がまさに目の前から今歩いてこちらに向かっているところだった。
カフェであいつの姿を発見できずに3日が過ぎた。
たった3日見つけられなかっただけなのに、永遠に会えない気がして気が滅入る。
あの整って繊細で愛くるしい顔や、艶やかで華奢な悩めかしい身体付きを思い出すだけでも心が騒めく。だが結構大きいキャンパスで、たまたま出会える確率はどのくらいだろうか?
専攻している学科も知らない。学年も分からない。
絶望的だ。
一週間ほどしたある日、やっと俺はあいつを知ることになる。
あいつは理学部の1年、俺は教育学部2年だ。何故発見したか?大学の女子生徒が、たまたまInstagramであいつとのツーショットを載せていたのを見つけたんだ。
興奮のあまり、周りの女子に聞いてみた。結構大学ではその女子の投稿は有名だったらしく、ふたりは幼なじみで付き合ってるみたいだけど、はっきりしてない関係のようで、時々あいつ(碧)が載ってることがあるらしい。が、女子の投稿者もかなり男子からの人気が高く、その投稿には他の男も載っていて、誰が本命なのかは定かではないらしい。
彼女は日向という名前らしい。
確かにかなりの美形だ。だが、俺からしたら碧が輝き過ぎて彼女が霞んで見えた。
理学部と分かったからには、そちらに向かえば会える!
だが、行くまでもなく会えた。日向が教育学部だったから、日向と碧がまさに目の前から今歩いてこちらに向かっているところだった。
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