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異世界クローヴェリア
言葉遣い
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飛び込んできた景色に、シンリは圧倒された。
「凄い、ほんとに日本じゃないんだ」
いくつもの綺麗な建物が立ち並び、住人たちが楽しそうに出歩いている。
一目でわかるほどに活気で満ち溢れていた。
少し視線を上げれば、崖から見えた立派な城が見える。逆に視線を下げれば、見慣れたコンクリートではなく、地面いっぱいに敷かれた真っ白な石畳。
出歩いている人の中に黒髪は一人もいなかった。金髪碧眼が一番多いが、他にも違った髪や瞳の色をした人たちも見受けられる。それだけで十分、日本ではそう味わえない光景だった。
あまりに見慣れぬ様相に、シンリは呆然と立ち尽くす。
「どうしました?」
「良いところだなって思って」
素直にそう思った。
「ありがとうございます」
ルナリスは、本当に嬉しそうな笑みを浮かべた。
「お部屋は城の方に用意させますので、どうぞこちらへ」
再び城に向かって歩き出そうとするが、今まで黙っていたシルファが慌ててルナリスの隣に移動した。
「ルナリス様」
何やら小声で話し掛ける。
しかし、ルナリスは微笑みながらシルファを見つめ、
「シルファ、私のことは?」
と訊ねる。笑顔からは得も言われぬ迫力があった。
「……姉様」
「よろしい。何ですか?」
「さすがに城へ招くのは反対です」
「貴方も宿泊を認めたと聞いていましたが」
「それはあくまで城下での話。城内など以ての外です。こんな得体の知れない者を招き入れるのは危険です」
横目でシンリを睨むように一瞥した。ルナリスもシンリを見やる。シンリは二人の視線など気にも留めず、見慣れぬ町並みを楽しんでいた。
「良い人みたいですよ」
「ですが、もしかしたら隙を狙っているのかもしれません」
「そうでしょうか。私にはそうは見えませんが」
「少しは警戒して下さい。彼は他国の者です。信用は万が一の恐れを生みます。そのことはルナリス様が一番よくご存知ではないですか」
小声でありながら、いやに強い声音と言葉だった。
ふと、ルナリスの目が細く鋭いものとなる。
けれどすぐに鳴りを潜め、また柔らかな笑みを浮かべた。
「大丈夫ですよ。貴方も知っての通り、戦えるのは王だけです。当然、残り十一人の王の顔は知っています。世代交代の報せも受けていませんし」
「それは……そうですが……」
「それに彼の髪と瞳。黒など聞いたこともありません」
「ですが、また──」
なおも懸命に紡ごうとするシルファの声は、心配と不安の色に満ちている。
呼応するようにルナリスの表情も曇った。どこか辛そうに眉根を寄せ、左手で左目を覆う。それでもルナリスは首を横に振った。
「貴方が言いたいこともわかっています。それでも──……」
それを最後に二人は黙り込んだ。
ルナリスの言葉に、苦虫を噛み潰したような顔で重く数回頷くシルファ。表情からは何やら強い感情が滲み出ている。それはルナリスも同様だった。
ふと、目に入ったあるものに興味が行く。
「あれは何?」
指差した先には一軒の露店。
流れていた重い空気が壊れ、ルナリスとシルファはゆっくりと顔を上げた。
ルナリスは一瞬だけ驚いた表情を浮かべる。
「あれはスコルの店ですね。軽食の一種です」
スコルと呼ばれたそれは、サンドイッチによく似た食べ物だった。焼いたパンのような生地に、肉と野菜をたくさん挟み込んでいる。
「へぇ、美味しそうだな」
ぐうぅぅっ、とシンリの腹の虫が鳴いた。
ルナリスがくすりと笑う。
「お食べになりますか?」
「いいの?」
「構いませんよ。では少々お待ちください」
そう言い残し、シルファが止める前に自ら店に出向いていった。
「いらっしゃ──ルナリス様!」
「お一つ頂けますか?」
「もちろんですよ。すぐお作りします」
店主の女性は、焼きたてのパンに肉と野菜を挟み、特製のソースを掛け、紙で包んであっという間に一つのスコルを作り上げた。
「お待たせしました」
「ありがとうございます」
ルナリスはスコルを受け取ると、どこからか硬貨を取り出した。
店主は両手と顔をぶんぶんと振る。
「いいえ、お代は結構です」
だが、ルナリスも頑として引かない。
「私もただの一人のお客ですから」
「そ、そうですか……?」
代金を支払い終え、スコルを持って優美に歩いて戻った。片手に紙袋を持っているにも関わらず、彼女の気品は損なわれていない。
「お待たせしました」
「ありがとう」
シンリは受け取るなり、中からスコルを取り出し、上下左右隅々まで観察した。
まだ湯気が立っていて温かいふんわりとしたパンに、挟まれた多くの肉と野菜がべろりと顔を出している。具の厚みが凄い。
ぐぎゅるるるぅ、とまたも盛大に腹の虫が鳴った。
どこからかぶりつこうかと、手元のスコルをじっと見つめる。
不意にシルファがルナリスに珍しく冷めた視線を向けた。
「姉様、どうしてお金を持っているのですか?」
訝しげな視線に刺され、ルナリスの身体がびくんと跳ねる。
「えっ!? ど、どうしてかしらねぇ?」
「そういえば、城門に来たのも城から来たにしては早かったですよね?」
「そ、そうかしら? 気のせいじゃない?」
「姉様、もしかして度々、黙って城下へ遊びに来ているのでは? そして今日も……」
「そ、そそそ、そんなこと、ないわよ?」
「やっぱり……」
あからさまな動揺に確信したのか、シルファが大きく肩を落とす。呆れた様子でルナリスをじろりと睨んだ。
ルナリスは余計に焦り、目を泳がせた。
委縮しているからか、彼女の姿がやけに小さく見える。そのせいだろう、ルナリスから放たれていた威厳が感じられなくなっていた。
二人のやりとりに、シンリはスコルにかぶりつくのも忘れて見入っていた。
「何か違和感が……」
しどろもどろなルナリスに、何か引っ掛かる。
「あっ、言葉遣い」
違和感の正体に気付き、ぽつりと呟く。
いつの間にか、ルナリスが敬語ではなくなっていた。
「────っ!?」
ルナリスが息を呑んだ。
「もしかして、そっちが素とか?」
「そ、そんなことないですっ」
ぶんぶんと首を振っている。だが、赤みを帯びた顔のせいもあって、発した否定の言葉からは説得力がまるで感じられない。
シルファは頭を押さえ、溜め息を漏らした。ルナリスのことをよく知る彼女の反応もまた、シンリの指摘が正しいことを証明している。
ルナリスはより一層顔を赤らめた。
「い、行きますよっ」
華麗に身を翻し、逃げるように歩を早める。
「なるほどね、王様らしくない王様ってところか」
「アレが本当の姉様――ルナリス様だ」
いつの間にか隣に立っていたシルファは、シンリにのみ聞こえるほどの小さな声でそう言うと、ルナリスを追った。
「本当のルナリス、か」
後ろ姿を眺めていたシンリもまた二人を追う。
「凄い、ほんとに日本じゃないんだ」
いくつもの綺麗な建物が立ち並び、住人たちが楽しそうに出歩いている。
一目でわかるほどに活気で満ち溢れていた。
少し視線を上げれば、崖から見えた立派な城が見える。逆に視線を下げれば、見慣れたコンクリートではなく、地面いっぱいに敷かれた真っ白な石畳。
出歩いている人の中に黒髪は一人もいなかった。金髪碧眼が一番多いが、他にも違った髪や瞳の色をした人たちも見受けられる。それだけで十分、日本ではそう味わえない光景だった。
あまりに見慣れぬ様相に、シンリは呆然と立ち尽くす。
「どうしました?」
「良いところだなって思って」
素直にそう思った。
「ありがとうございます」
ルナリスは、本当に嬉しそうな笑みを浮かべた。
「お部屋は城の方に用意させますので、どうぞこちらへ」
再び城に向かって歩き出そうとするが、今まで黙っていたシルファが慌ててルナリスの隣に移動した。
「ルナリス様」
何やら小声で話し掛ける。
しかし、ルナリスは微笑みながらシルファを見つめ、
「シルファ、私のことは?」
と訊ねる。笑顔からは得も言われぬ迫力があった。
「……姉様」
「よろしい。何ですか?」
「さすがに城へ招くのは反対です」
「貴方も宿泊を認めたと聞いていましたが」
「それはあくまで城下での話。城内など以ての外です。こんな得体の知れない者を招き入れるのは危険です」
横目でシンリを睨むように一瞥した。ルナリスもシンリを見やる。シンリは二人の視線など気にも留めず、見慣れぬ町並みを楽しんでいた。
「良い人みたいですよ」
「ですが、もしかしたら隙を狙っているのかもしれません」
「そうでしょうか。私にはそうは見えませんが」
「少しは警戒して下さい。彼は他国の者です。信用は万が一の恐れを生みます。そのことはルナリス様が一番よくご存知ではないですか」
小声でありながら、いやに強い声音と言葉だった。
ふと、ルナリスの目が細く鋭いものとなる。
けれどすぐに鳴りを潜め、また柔らかな笑みを浮かべた。
「大丈夫ですよ。貴方も知っての通り、戦えるのは王だけです。当然、残り十一人の王の顔は知っています。世代交代の報せも受けていませんし」
「それは……そうですが……」
「それに彼の髪と瞳。黒など聞いたこともありません」
「ですが、また──」
なおも懸命に紡ごうとするシルファの声は、心配と不安の色に満ちている。
呼応するようにルナリスの表情も曇った。どこか辛そうに眉根を寄せ、左手で左目を覆う。それでもルナリスは首を横に振った。
「貴方が言いたいこともわかっています。それでも──……」
それを最後に二人は黙り込んだ。
ルナリスの言葉に、苦虫を噛み潰したような顔で重く数回頷くシルファ。表情からは何やら強い感情が滲み出ている。それはルナリスも同様だった。
ふと、目に入ったあるものに興味が行く。
「あれは何?」
指差した先には一軒の露店。
流れていた重い空気が壊れ、ルナリスとシルファはゆっくりと顔を上げた。
ルナリスは一瞬だけ驚いた表情を浮かべる。
「あれはスコルの店ですね。軽食の一種です」
スコルと呼ばれたそれは、サンドイッチによく似た食べ物だった。焼いたパンのような生地に、肉と野菜をたくさん挟み込んでいる。
「へぇ、美味しそうだな」
ぐうぅぅっ、とシンリの腹の虫が鳴いた。
ルナリスがくすりと笑う。
「お食べになりますか?」
「いいの?」
「構いませんよ。では少々お待ちください」
そう言い残し、シルファが止める前に自ら店に出向いていった。
「いらっしゃ──ルナリス様!」
「お一つ頂けますか?」
「もちろんですよ。すぐお作りします」
店主の女性は、焼きたてのパンに肉と野菜を挟み、特製のソースを掛け、紙で包んであっという間に一つのスコルを作り上げた。
「お待たせしました」
「ありがとうございます」
ルナリスはスコルを受け取ると、どこからか硬貨を取り出した。
店主は両手と顔をぶんぶんと振る。
「いいえ、お代は結構です」
だが、ルナリスも頑として引かない。
「私もただの一人のお客ですから」
「そ、そうですか……?」
代金を支払い終え、スコルを持って優美に歩いて戻った。片手に紙袋を持っているにも関わらず、彼女の気品は損なわれていない。
「お待たせしました」
「ありがとう」
シンリは受け取るなり、中からスコルを取り出し、上下左右隅々まで観察した。
まだ湯気が立っていて温かいふんわりとしたパンに、挟まれた多くの肉と野菜がべろりと顔を出している。具の厚みが凄い。
ぐぎゅるるるぅ、とまたも盛大に腹の虫が鳴った。
どこからかぶりつこうかと、手元のスコルをじっと見つめる。
不意にシルファがルナリスに珍しく冷めた視線を向けた。
「姉様、どうしてお金を持っているのですか?」
訝しげな視線に刺され、ルナリスの身体がびくんと跳ねる。
「えっ!? ど、どうしてかしらねぇ?」
「そういえば、城門に来たのも城から来たにしては早かったですよね?」
「そ、そうかしら? 気のせいじゃない?」
「姉様、もしかして度々、黙って城下へ遊びに来ているのでは? そして今日も……」
「そ、そそそ、そんなこと、ないわよ?」
「やっぱり……」
あからさまな動揺に確信したのか、シルファが大きく肩を落とす。呆れた様子でルナリスをじろりと睨んだ。
ルナリスは余計に焦り、目を泳がせた。
委縮しているからか、彼女の姿がやけに小さく見える。そのせいだろう、ルナリスから放たれていた威厳が感じられなくなっていた。
二人のやりとりに、シンリはスコルにかぶりつくのも忘れて見入っていた。
「何か違和感が……」
しどろもどろなルナリスに、何か引っ掛かる。
「あっ、言葉遣い」
違和感の正体に気付き、ぽつりと呟く。
いつの間にか、ルナリスが敬語ではなくなっていた。
「────っ!?」
ルナリスが息を呑んだ。
「もしかして、そっちが素とか?」
「そ、そんなことないですっ」
ぶんぶんと首を振っている。だが、赤みを帯びた顔のせいもあって、発した否定の言葉からは説得力がまるで感じられない。
シルファは頭を押さえ、溜め息を漏らした。ルナリスのことをよく知る彼女の反応もまた、シンリの指摘が正しいことを証明している。
ルナリスはより一層顔を赤らめた。
「い、行きますよっ」
華麗に身を翻し、逃げるように歩を早める。
「なるほどね、王様らしくない王様ってところか」
「アレが本当の姉様――ルナリス様だ」
いつの間にか隣に立っていたシルファは、シンリにのみ聞こえるほどの小さな声でそう言うと、ルナリスを追った。
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