1 / 5
序章
しおりを挟む
「都会だなー」
高校入学初日私が感じた最初の感想だ。都会の市内に産まれながら下町と言われるエリアに育った私は中学卒業間際我が家が火事になり。
急遽高校受験先を変え、誰も知り合いがいない都心の高校へ入学した。
中学からの友達達と一緒に登校する新入生の中1人校門をくぐった。
別にいいと思った。春休み中に中学の友達と同じバイトも決めた。学校にいる数時間なんてどうもない。
校門を過ぎた辺りで一際可愛い女の子を見た。柔らかいサラサラのショートカット…女子から見ても可愛いなー。そうかスカートを短くする子もいるのか…よく見れば薄っすら化粧をしている子も多い。高校生だなーと思いながらも体育館へ向かい学校指定のスリッパを脱いだ。
同じスリッパが並ぶ中、シールが貼られた物やイラストされた物が多い事に気付いた。
「そうか。みんな友達とどーしようこーしようと相談したんだな。」
式が終わり体育館から出た時私のスリッパはソコには無かった。
なんの変哲も無い買ったままのスリッパは誰のものかも分からず誰か間違ってしまったのだろう。
どうしたものか悩んでいたら近くにいた先生が話しかけてくれた。
事情を説明すると来客用のスリッパを貸してくれた。
そのまま教室へと向かう途中
「あの子スリッパ」
「何でスリッパ?」
と周りの声が聞こえた。
『……ださっ』
振り返るとあの可愛いショートカットの女の子だった。
高校入学初日私が感じた最初の感想だ。都会の市内に産まれながら下町と言われるエリアに育った私は中学卒業間際我が家が火事になり。
急遽高校受験先を変え、誰も知り合いがいない都心の高校へ入学した。
中学からの友達達と一緒に登校する新入生の中1人校門をくぐった。
別にいいと思った。春休み中に中学の友達と同じバイトも決めた。学校にいる数時間なんてどうもない。
校門を過ぎた辺りで一際可愛い女の子を見た。柔らかいサラサラのショートカット…女子から見ても可愛いなー。そうかスカートを短くする子もいるのか…よく見れば薄っすら化粧をしている子も多い。高校生だなーと思いながらも体育館へ向かい学校指定のスリッパを脱いだ。
同じスリッパが並ぶ中、シールが貼られた物やイラストされた物が多い事に気付いた。
「そうか。みんな友達とどーしようこーしようと相談したんだな。」
式が終わり体育館から出た時私のスリッパはソコには無かった。
なんの変哲も無い買ったままのスリッパは誰のものかも分からず誰か間違ってしまったのだろう。
どうしたものか悩んでいたら近くにいた先生が話しかけてくれた。
事情を説明すると来客用のスリッパを貸してくれた。
そのまま教室へと向かう途中
「あの子スリッパ」
「何でスリッパ?」
と周りの声が聞こえた。
『……ださっ』
振り返るとあの可愛いショートカットの女の子だった。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
紗綾 拍手お礼&番外編
萌葱
青春
紗綾 ~君と歩く季節~と言う、完結済みの私の作品の過去の拍手用作品+番外編です
鈍感少女の周りでやきもき切ない思いをする男子達という小説となります。
過去拍手に加え、時折番外編が追加されます
※小説家になろう様で連載しています、他作品も外部リンクとして何作かアルファポリス様にも掲載させて頂いておりますが、直接投稿の形をこの作品でしてみようと思っております。
本編もなろう様へのリンクという形で置いてありますので興味を持って頂けたら覗いて下さると嬉しいです。
※最大8話つながる話もありますが、基本1話で終わる本編の番外編ですので、短編としました。
※いじめ表現から本編に念のためR15を付けているので、一応こちらにも付けておきますが、基本的にそのような表現は余り無いと思います。
基本的には本編の別視点や同じ流れに入れるには長くなりすぎるため泣く泣く弾いた小話部分など、関連はしていますが読まなくても本編には影響はありません。
ですが、本編が時期と共に変化していく話なので常に本編のネタバレの可能性をはらみます。
タイトル横の時期や前書きを参考にそこまで未読の方はご注意下さい
幼なじみとセックスごっこを始めて、10年がたった。
スタジオ.T
青春
幼なじみの鞠川春姫(まりかわはるひめ)は、学校内でも屈指の美少女だ。
そんな春姫と俺は、毎週水曜日にセックスごっこをする約束をしている。
ゆるいイチャラブ、そしてエッチなラブストーリー。
その女子高生は痴漢されたい
冲田
青春
このお話はフィクションです。痴漢は絶対にダメです!
痴漢に嫌悪感がある方は読まない方がいいです。
あの子も、あの子まで痴漢に遭っているのに、私だけ狙われないなんて悔しい!
その女子高生は、今日も痴漢に遭いたくて朝の満員電車に挑みます。
窓際の君
気衒い
青春
俺こと如月拓也はとある一人の女子生徒に恋をしていた。とはいっても告白なんて以ての外。積極的に声を掛けることすら出来なかった。そんなある日、憂鬱そうに外を見つめるクラスメイト、霜月クレアが目に入る。彼女の瞳はまるでここではないどこか遠くの方を見ているようで俺は気が付けば、彼女に向かってこう言っていた。
「その瞳には一体、何が映ってる?」
その日を境に俺の変わり映えのしなかった日常が動き出した。
広くて狭いQの上で
白川ちさと
青春
ーーあなたに私の学園の全てを遺贈します。
私立慈従学園 坂東和泉
若狭透は大家族の長男で、毎日のように家事に追われている。
そんな中、向井巧という強面の青年が訪れて来た。彼は坂東理事長の遺言を透に届けに来たのだ。手紙には学園長と縁もゆかりもない透に学園を相続させると書かれていた――。
四人の学生が理事長の遺した謎を解いていく、謎解き青春ミステリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる