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最終章〜悪魔王〜

〜悪魔王の潜入〜

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「フッフッこのくらいでいいですかね?魔力もだいぶ回復してきました。全盛期の半分ほどでしょうか?まぁこの世界には精霊王はいないので大丈夫でしょう。復活場所の近くに集落がありましたね?あそこの魔物を、食って回復しましょう…」

 着きましたね…  
 と言うか何なんなのですか?
 こんなに強大な魔力。
 精霊王や初代世界王に匹敵する程の魔力だぞ。
 しかも原初の卵程の魔力を持った者が6人。
 久しぶりに楽しめそうです。
 復活して早々にこんな楽しそうなイベントを用意してくれて。
 しかし正面突破は少し愚かでしょうか…
 少し潜入して見ましょうか。

「すみません、門を開けてください。」

「どうした、そこのお前。ボロボロじゃないか。中に入れ!」

 よし潜入は成功だ。
 お人好しな獣人で良かったですね。
 しかしこんなお人好しでも相当強いぞ。
 殺すのは少し時間がかかりそうだ。

「すみません。旅をしているのですが魔霧の森で強力な魔物にあってしまって…」

「なるほどなそういう事か。とりあえず医療塔に行くぞ。医療塔には優秀な回復術式がいるからそこで回復してもらえ。」

「はい、ありがとうございます。親切にしてもらって。」

「いやいや全然大丈夫だよ。」

 医療塔に行く間、この街の様子を見てみましょう!
 
「おう、ルビーどうしたんだ?そちらは?」

「はい!リテラ様!こちらは森で怪我をしたらしく今医療塔に連れて行っているところです!」

「そうか、それならいいのだが……大丈夫か?結構深い傷だぞ。お大事にな。それとルビーアクロバティックショーを定期的に開催したいのだが、大丈夫か?」

「分かりました!狂人喜劇団の奴らと相談してみます!」

「ああよろしく頼んだ。」

 何なんだ、この魔物は。
 いや人間か?
 おかしいぞこんなに強い魔力を持っている人間なんて見たことがない。
 魔力を隠しているようだが、そんなことは関係ないのだ。
 こいつがボスだ。
 いや、こいつが隠していたのなら最初に測定したときにいた精霊王級の者は誰なのだ?
 精霊王級の者が2人も、いるのか?
 この集落はやばい。
 ここから出るか?
 いや2人ぐらいならなんとかなるだろう。
 ここは集落なんてレベルじゃ無い、国だぞ。
 ますます面白くなって来ました…


 
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