41 / 65
5章2年生になったら
家に帰る②
しおりを挟む
ナナのおかげでスピアが安全なやつだったことがわかったが、同時に王族か…。
<安全とは言え、王族であると下手なことをすると横槍を投げられるかもしれませんから>
<くれぐれも…だな>
スピアのステータスはかなり高い。あれほどの実力者だから何かあると思う。
<何かないか?>
<結局は私頼りですか。その魔法の才能をそれに活かせばいいじゃないですか。私に頼ってばかりじゃ…>
<ごもっともだな…。やはり、鑑定系の能力…魔法を開発すべきか>
<魔法視があるのでそれの上のものをですね>
<ぐっ、もう既にあるのか…>
<まぁ~今回はお伝えしますよ。…研究、時間かかるでしょうし>
<やっぱり難しいですよね~わかってくれますか>
<神の加護が強いのかもしれませんね。強いとレベルも上方処理されますし、比例しないとは言え、レベルが高くて悪いことはないですから。レベルが高いほど数値も上がります。(比例しないだけで)>
うん、ガン無視なんだね。うん。そんな時、ジャックは言う。
「さあ、皆さんでグラスをお持ちしまして、では食事をお楽しみください」
ジャックは幹事のような役割をしている。たまにはこのくらいの休息も必要だ。というより予算ってどのくらいなんだろうか?
みんな話しながら楽しくご飯を取っている。ここにはかなりの人数の人が居る。スピアが俺を探しているようだ。
それとなく彼女に近づき、彼女に自分の位置を知らせる。これで動きがないならば見当違いだっただけだ。
「アルファ様、何かお取りしましょうか?」
彼女は左手に自分が食べるであろうものをのせ、右手にからの皿を載せている。
まだ、13歳だからか俺は背が低い。150あるかないかだ。彼女は俺よりも身長が高い。156~7ぐらいだろうか。
俺だってまだ伸びる!今に見てろ。抜かしてやる!と意志を固める。
「じゃあ、お肉でももらおうか。あ、サラダも頼んでいいか?」
「了解です。座っててください」
「ありがとう、じゃ、あそこに居よう。左手のを持って行っとこう。隣でいいか?」
「あっ、はい。それでいいです」
ほおに少し血が通ったのか赤く染まっている。しかし、そんなことをよしに俺は席へと行く。今回は食堂の席の周りに大量の料理が並んであり、それを皆が各々とる。食堂の席の片方に先ほどの健康を考えられた皿を置き、俺は隣に座る。
「はい、こんなのでいいですか?」
タイミングを見計らったのかは知らないが、ちょうどいいタイミングだ。
「ああ、ありがとう。よくこんなにセンスがあるんだな。分けてくれないか?」
「えっ、あ、ありがとうございます」
「ん?どうした?赤いぞ?」
「え、センスがいいなんて言われたことがなくて…」
それから俺たちはご飯を食べる。あとで、食堂のキッチンに寄ると、サンプルが残っており、俺はそれにアドバイスをした。シェフに有難い。と言われて少し嬉しかった。まぁ~レシピ本の通りにしているだけなので、今度、自分で新しい料理でも作ってみるか。
「スピア、ちょっと来てくれないか?」
スピアにとりあえず聞きたいことがあったので自室に来るように促した。
「えっ、それって…」
何を勘違いしているのか頰がとても赤い。
自室に連れて来た。まだ頰は赤い。
「単刀直入に言う。お前、王族じゃないか?」
「!?」
突然のことに動揺を隠せない様子だ。
「えっ、なんのことを言っているのですか?」
「王族がこんな所にいるのはおおよそ見当がつく。俺に近付こうとしているんだろう?」
「えっ、そんなことは…」
「もちろんこれは、君の努力の賜物だろう。だから僕は聞くんだよ。君は本当に協力者になりたいのかい?」
「はい!そのためにここに来ているのですから」
「あなたの親父さんの入れ知恵じゃなくてか?」
「お父さんは関係ないです。これは私の意志ですから。正真正銘の」
その瞳には覚悟を感じた。ここまで見れれば、おそらく大丈夫だろう。
「それが確認できたらいいんだ。これからもよろしくな」
「は、はい。よろしくお願いします」
「あ、あとこれから3人遊びに来るから。準備しといてくれ。自己紹介…とかな」
「え?」
-----------------------------------------------------------
ちょっと更新頻度が落ちそうです…。(更新しない日が出るかも)極力はしますので!
作品情報に更新日を載せていますのでご参考ください。
自己紹介って大切ですからね~。まぁ~コミュ症には試練ですが。
神の加護ですか~王様とは会いましたけれど、王族って神の加護を受けやすいのでしょうね。
読んでいただき、ありがとうございます!これからもよろしくお願いします!
<安全とは言え、王族であると下手なことをすると横槍を投げられるかもしれませんから>
<くれぐれも…だな>
スピアのステータスはかなり高い。あれほどの実力者だから何かあると思う。
<何かないか?>
<結局は私頼りですか。その魔法の才能をそれに活かせばいいじゃないですか。私に頼ってばかりじゃ…>
<ごもっともだな…。やはり、鑑定系の能力…魔法を開発すべきか>
<魔法視があるのでそれの上のものをですね>
<ぐっ、もう既にあるのか…>
<まぁ~今回はお伝えしますよ。…研究、時間かかるでしょうし>
<やっぱり難しいですよね~わかってくれますか>
<神の加護が強いのかもしれませんね。強いとレベルも上方処理されますし、比例しないとは言え、レベルが高くて悪いことはないですから。レベルが高いほど数値も上がります。(比例しないだけで)>
うん、ガン無視なんだね。うん。そんな時、ジャックは言う。
「さあ、皆さんでグラスをお持ちしまして、では食事をお楽しみください」
ジャックは幹事のような役割をしている。たまにはこのくらいの休息も必要だ。というより予算ってどのくらいなんだろうか?
みんな話しながら楽しくご飯を取っている。ここにはかなりの人数の人が居る。スピアが俺を探しているようだ。
それとなく彼女に近づき、彼女に自分の位置を知らせる。これで動きがないならば見当違いだっただけだ。
「アルファ様、何かお取りしましょうか?」
彼女は左手に自分が食べるであろうものをのせ、右手にからの皿を載せている。
まだ、13歳だからか俺は背が低い。150あるかないかだ。彼女は俺よりも身長が高い。156~7ぐらいだろうか。
俺だってまだ伸びる!今に見てろ。抜かしてやる!と意志を固める。
「じゃあ、お肉でももらおうか。あ、サラダも頼んでいいか?」
「了解です。座っててください」
「ありがとう、じゃ、あそこに居よう。左手のを持って行っとこう。隣でいいか?」
「あっ、はい。それでいいです」
ほおに少し血が通ったのか赤く染まっている。しかし、そんなことをよしに俺は席へと行く。今回は食堂の席の周りに大量の料理が並んであり、それを皆が各々とる。食堂の席の片方に先ほどの健康を考えられた皿を置き、俺は隣に座る。
「はい、こんなのでいいですか?」
タイミングを見計らったのかは知らないが、ちょうどいいタイミングだ。
「ああ、ありがとう。よくこんなにセンスがあるんだな。分けてくれないか?」
「えっ、あ、ありがとうございます」
「ん?どうした?赤いぞ?」
「え、センスがいいなんて言われたことがなくて…」
それから俺たちはご飯を食べる。あとで、食堂のキッチンに寄ると、サンプルが残っており、俺はそれにアドバイスをした。シェフに有難い。と言われて少し嬉しかった。まぁ~レシピ本の通りにしているだけなので、今度、自分で新しい料理でも作ってみるか。
「スピア、ちょっと来てくれないか?」
スピアにとりあえず聞きたいことがあったので自室に来るように促した。
「えっ、それって…」
何を勘違いしているのか頰がとても赤い。
自室に連れて来た。まだ頰は赤い。
「単刀直入に言う。お前、王族じゃないか?」
「!?」
突然のことに動揺を隠せない様子だ。
「えっ、なんのことを言っているのですか?」
「王族がこんな所にいるのはおおよそ見当がつく。俺に近付こうとしているんだろう?」
「えっ、そんなことは…」
「もちろんこれは、君の努力の賜物だろう。だから僕は聞くんだよ。君は本当に協力者になりたいのかい?」
「はい!そのためにここに来ているのですから」
「あなたの親父さんの入れ知恵じゃなくてか?」
「お父さんは関係ないです。これは私の意志ですから。正真正銘の」
その瞳には覚悟を感じた。ここまで見れれば、おそらく大丈夫だろう。
「それが確認できたらいいんだ。これからもよろしくな」
「は、はい。よろしくお願いします」
「あ、あとこれから3人遊びに来るから。準備しといてくれ。自己紹介…とかな」
「え?」
-----------------------------------------------------------
ちょっと更新頻度が落ちそうです…。(更新しない日が出るかも)極力はしますので!
作品情報に更新日を載せていますのでご参考ください。
自己紹介って大切ですからね~。まぁ~コミュ症には試練ですが。
神の加護ですか~王様とは会いましたけれど、王族って神の加護を受けやすいのでしょうね。
読んでいただき、ありがとうございます!これからもよろしくお願いします!
0
お気に入りに追加
96
あなたにおすすめの小説

転生しても山あり谷あり!
tukisirokou
ファンタジー
「転生前も山あり谷ありの人生だったのに転生しても山あり谷ありの人生なんて!!」
兎にも角にも今世は
“おばあちゃんになったら縁側で日向ぼっこしながら猫とたわむる!”
を最終目標に主人公が行く先々の困難を負けずに頑張る物語・・・?

魅了が解けた貴男から私へ
砂礫レキ
ファンタジー
貴族学園に通う一人の男爵令嬢が第一王子ダレルに魅了の術をかけた。
彼女に操られたダレルは婚約者のコルネリアを憎み罵り続ける。
そして卒業パーティーでとうとう婚約破棄を宣言した。
しかし魅了の術はその場に運良く居た宮廷魔術師に見破られる。
男爵令嬢は処刑されダレルは正気に戻った。
元凶は裁かれコルネリアへの愛を取り戻したダレル。
しかしそんな彼に半年後、今度はコルネリアが婚約破棄を告げた。
三話完結です。

断罪イベント返しなんぞされてたまるか。私は普通に生きたいんだ邪魔するな!!
柊
ファンタジー
「ミレイユ・ギルマン!」
ミレヴン国立宮廷学校卒業記念の夜会にて、突如叫んだのは第一王子であるセルジオ・ライナルディ。
「お前のような性悪な女を王妃には出来ない! よって今日ここで私は公爵令嬢ミレイユ・ギルマンとの婚約を破棄し、男爵令嬢アンナ・ラブレと婚姻する!!」
そう宣言されたミレイユ・ギルマンは冷静に「さようでございますか。ですが、『性悪な』というのはどういうことでしょうか?」と返す。それに反論するセルジオ。彼に肩を抱かれている渦中の男爵令嬢アンナ・ラブレは思った。
(やっべえ。これ前世の投稿サイトで何万回も見た展開だ!)と。
※pixiv、カクヨム、小説家になろうにも同じものを投稿しています。
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――

三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈

【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました
ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

後悔はなんだった?
木嶋うめ香
恋愛
目が覚めたら私は、妙な懐かしさを感じる部屋にいた。
「お嬢様、目を覚まされたのですねっ!」
怠い体を起こそうとしたのに力が上手く入らない。
何とか顔を動かそうとした瞬間、大きな声が部屋に響いた。
お嬢様?
私がそう呼ばれていたのは、遥か昔の筈。
結婚前、スフィール侯爵令嬢と呼ばれていた頃だ。
私はスフィール侯爵の長女として生まれ、亡くなった兄の代わりに婿をとりスフィール侯爵夫人となった。
その筈なのにどうしてあなたは私をお嬢様と呼ぶの?
疑問に感じながら、声の主を見ればそれは記憶よりもだいぶ若い侍女だった。
主人公三歳から始まりますので、恋愛話になるまで少し時間があります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる