転生者は常識外れなのだが…

syu117

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5章2年生になったら

家に帰る②

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 ナナのおかげでスピアが安全なやつだったことがわかったが、同時に王族か…。

<安全とは言え、王族であると下手なことをすると横槍を投げられるかもしれませんから>

<くれぐれも…だな>

スピアのステータスはかなり高い。あれほどの実力者だから何かあると思う。

<何かないか?>

<結局は私頼りですか。その魔法の才能をそれに活かせばいいじゃないですか。私に頼ってばかりじゃ…>

<ごもっともだな…。やはり、鑑定系の能力…魔法を開発すべきか>

<魔法視があるのでそれの上のものをですね>

<ぐっ、もう既にあるのか…>

<まぁ~今回はお伝えしますよ。…研究、時間かかるでしょうし>

<やっぱり難しいですよね~わかってくれますか>

<神の加護が強いのかもしれませんね。強いとレベルも上方処理されますし、比例しないとは言え、レベルが高くて悪いことはないですから。レベルが高いほど数値も上がります。(比例しないだけで)>
うん、ガン無視なんだね。うん。そんな時、ジャックは言う。

「さあ、皆さんでグラスをお持ちしまして、では食事をお楽しみください」
ジャックは幹事のような役割をしている。たまにはこのくらいの休息も必要だ。というより予算ってどのくらいなんだろうか?
みんな話しながら楽しくご飯を取っている。ここにはかなりの人数の人が居る。スピアが俺を探しているようだ。
それとなく彼女に近づき、彼女に自分の位置を知らせる。これで動きがないならば見当違いだっただけだ。

「アルファ様、何かお取りしましょうか?」
彼女は左手に自分が食べるであろうものをのせ、右手にからの皿を載せている。
まだ、13歳だからか俺は背が低い。150あるかないかだ。彼女は俺よりも身長が高い。156~7ぐらいだろうか。
俺だってまだ伸びる!今に見てろ。抜かしてやる!と意志を固める。

「じゃあ、お肉でももらおうか。あ、サラダも頼んでいいか?」

「了解です。座っててください」

「ありがとう、じゃ、あそこに居よう。左手のを持って行っとこう。隣でいいか?」

「あっ、はい。それでいいです」
ほおに少し血が通ったのか赤く染まっている。しかし、そんなことをよしに俺は席へと行く。今回は食堂の席の周りに大量の料理が並んであり、それを皆が各々とる。食堂の席の片方に先ほどの健康を考えられた皿を置き、俺は隣に座る。

「はい、こんなのでいいですか?」
タイミングを見計らったのかは知らないが、ちょうどいいタイミングだ。

「ああ、ありがとう。よくこんなにセンスがあるんだな。分けてくれないか?」

「えっ、あ、ありがとうございます」

「ん?どうした?赤いぞ?」

「え、センスがいいなんて言われたことがなくて…」
それから俺たちはご飯を食べる。あとで、食堂のキッチンに寄ると、サンプルが残っており、俺はそれにアドバイスをした。シェフに有難い。と言われて少し嬉しかった。まぁ~レシピ本の通りにしているだけなので、今度、自分で新しい料理でも作ってみるか。

「スピア、ちょっと来てくれないか?」
スピアにとりあえず聞きたいことがあったので自室に来るように促した。

「えっ、それって…」
何を勘違いしているのか頰がとても赤い。


自室に連れて来た。まだ頰は赤い。

「単刀直入に言う。お前、王族じゃないか?」

「!?」
突然のことに動揺を隠せない様子だ。

「えっ、なんのことを言っているのですか?」

「王族がこんな所にいるのはおおよそ見当がつく。俺に近付こうとしているんだろう?」

「えっ、そんなことは…」

「もちろんこれは、君の努力の賜物だろう。だから僕は聞くんだよ。君は本当に協力者パートナーになりたいのかい?」

「はい!そのためにここに来ているのですから」

「あなたの親父さんの入れ知恵じゃなくてか?」

「お父さんは関係ないです。これは私のですから。正真正銘の」
その瞳には覚悟を感じた。ここまで見れれば、おそらく大丈夫だろう。

「それが確認できたらいいんだ。これからもよろしくな」

「は、はい。よろしくお願いします」

「あ、あとこれから3人遊びに来るから。準備しといてくれ。自己紹介…とかな」

「え?」

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ちょっと更新頻度が落ちそうです…。(更新しない日が出るかも)極力はしますので!
作品情報に更新日を載せていますのでご参考ください。
自己紹介って大切ですからね~。まぁ~コミュ症には試練ですが。
神の加護ですか~王様とは会いましたけれど、王族って神の加護を受けやすいのでしょうね。
                                                                                       読んでいただき、ありがとうございます!これからもよろしくお願いします!
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