転生者は常識外れなのだが…

syu117

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4章もう一人の転生者編

学園へ

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 「学園入学おめでとう!」

「一緒に頑張って行こうね」

「俺はお前のの友だぜ」

そんな声をかけてくれるものは誰一人いない。当然だ。それだけ俺は孤立しているのだから。
肌に冷たい風が当たる。俺が前いた世界ではなんて言ってたんだろな。いや、こんなものがなかったのかもしれないな。
大きな門をくぐり、学園へと歩いていく。


いつの世でも…いや、魔族の世界でも…悲しいが校長偉い人の話はすごく長い。短く話せばいいのに。
ん?俺はこの世しか生きた記憶はないのになんであたかも「あるある」みたいに言ってるんだ?まさか断片的に戻ったのか?
そんな事をよそに話を淡々と続ける。もう寝てる奴、何人かいるだろ。


ようやく入学式が終わり、それぞれの教室へ向かう。入学式の時に思ったが、魔族って人間の姿をしているんだな。
いや~これは俺がそのまま行けて嬉しい。変装とか嫌いだからな。
俺の教室は1-Bだそうだ。さっさと座って待っておくことにする。すぐ来るだろ。


やっと担任が来て自己紹介が始まったところだ。何名か自己紹介していく中で一際目立つ女子が自己紹介をする。

「同じく1-Bのスターライトと申します。今後もお見知り置きを」
毎回、思うが名前のセンスあんのか?魔族って。え?作者のやつが悪いんじゃないかって?作者って何?何それおいしいの?
おいしいなら噛みちぎってバラバラにしたあと部位ごとに食べてやるけど。
それから何人か自己紹介をしていってついに俺の番である。

「ラインハルトです。話しかけてください、ぼっちになりそうなので」
笑いが少し出る。これで好印象ならいいが。このクラス内での俺の立場を確実なものにしときたいからな。
ラインハルトはその場しのぎの名前である。
まぁ~魔王…に言っているから個人証明証作って貰ってるから疑われる心配はない。
とまぁ~流れていった自己紹介の波、ついに担任の元に!

「私はここのクラスの担任になったマスゲルだ。以後よろしく頼む」
堅物だなぁ~もうちょい柔くなろうよ。せっかくのイケメン顔が勿体無いよ。いや、渋い方がいいのかな。


こうしてクラスは動き出す。明日から授業だそうだ。今日は寮でゆっくり休ませてくれるそうだ。
寮の愛室は誰か確かめるべくそそくさと俺の部屋に行く。ドアを開け、中にいる者の顔を見る。
幼そうな男。それが第一印象だが、コイツできる!というおきまりのセリフを心の中に秘める。
ん?やっぱり断片的に思い出しているのか?よく分からんなぁ。

「これからよろしく」
俺がそう言うと、

「こちらからも宜しく。ラインハルト君」
すぐ仲良くなれそうな気がした。彼の名前は、ハルト君。名前も似ているのは何かの偶然なのだろうか?


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こっちの出し方を思い出し、早速戻しました!
何回かメタかったですが、気にしな~い気にしな~い。自己紹介で思い出したんですけれども、昔、自己紹介をした人がいましてね。その人、『じこしょうかい』をしたんですよね。自転車で道路走ってたら(ズバリ安全運転でしょう)車に引かれそうになったそうです。その人、「これで事故紹介を終わります」って事故紹介って前にデカデカと書くんですね。それがツボりましてね。
あの頃は無邪気でよかったな~とか思ったりするんですよね。こういうあとがき?みたいなものはまた入れてみたいなと思っているので、また書きます。しかしながらネタがないのが事実なんですよね。困った困った。
読んでいただきありがとうございました。これからもよろしくお願いします!
                                                                                                                                          以上、これで終わります、お疲れ様でした。
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