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3章新たな学園編
学園再び①
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国王との約束の1週間。この期間は長いようで短いそんな時間のように感じられた。あの事件のことをチラつかせ、王立第一魔法学園の門を潜る。俺は第一優秀特待生として編入した。だが、先ずはどうすればいいのか先生に聞かないと行けない。
以前通っていた学園とは違う処置があったり、特別なしきたりがあるかもしれないからである。
「すいません。今日から編入してくるアルファと申します。今からどこへ向かえばいいのかわからないのですが、教えていただけませんか?」
「ん?ああ、編入生か、今年は編入生が3人居たんだよな~今年は結構いい年なのかもな。あと、ココからあの大きい門あるだろ、そこの左側にとりあえず行ってそこの人に名前を言ってこれを見せてくれ。そしたら、学生証くれたりとか説明してくれたりとかしてくれると思うから。」
紙に俺の名前と印を押し、俺に差し出す。
「ありがとうございました。」
「いやいや、別にいいよ。あと急がんと、説明とか時間かかると思うからな。」
「では、これで」
「ああ」
そう言うと、俺は教えてもらった場所に向かう。
「あの、すみません。先程、門番の方にココにくるよう言われたんですが」
「はい、じゃあ紙をくれる?」
「は、はい」
紙を渡し、自分のサインを入れておくよう言われ、サインも書いて渡した。
「はい、じゃあ説明するわよ。」
「はい、よろしくお…」
「はい、どうぞ。」
「えっ?あ、はい、ありがとうございます。」
「その端末が君の学生証だよ。それにはいくつかのアプリが入っているんだけれどね。そこに校内のことすべてが書かれてるアプリがあるから分からなかったらそれで見てね。」
「はい、あの…アプリってどうやって…」
「ああ、魔力を通して、持ち主の魔力を覚えさせて、起動でそれの機能が使えるんだよ。ちなみに、停止で消せるよ。まぁ~大概の人が無詠唱でやってるけれどね。」
「そうなんですか。」
「あと、伝えることは…ポイントぐらいかな?」
「ポイント?」
「そのポイントであらゆるものを買うことができる。ちなみに増やす方法は毎回の授業の出席とかテストの順位とか対戦とかで増えるんだよ。」
「すみません。質問攻めですが、対戦とは?」
「あ、まぁ~生徒同士の拳と拳の語り合いのことだね。」
「は、はぁ。」
「あとは自分でっと言うことでお願いします。あちらの門から学園へ入ってください。」
「あ、あの。最後に武器ってどうすれば…」
「自分の持っているものを使ってもいいですし、買ってもいいですよ。奪ってもいいかもしれませんね。あ、あとこの学園に入学すると原則、冒険者ギルドに入ることになるんですよね。その時に依頼がきた時やよっぽどの時のみ学園の外に出られますので。アルファさんは冒険者ギルドに加盟してますか?」
「はい、加盟はしてます。」
「なら大丈夫ですね。じゃあ今度こそあちらの門からお願いします。」
「あ、すみません、長々とでは失礼します。」
そう言い、俺は大きいこの門をくぐった。
「ココが学園…とても広い所なんだな」
そう、言葉をこぼすと、俺はとりあえず無詠唱で学生証を起動する。そして、とりあえず、何処に行くべきなのか調べ、教室へ向かってみる。俺のクラスは『1-S』になっていた。クラスの概念はわからないが、恐らく、チームの振り分けであろう。
教室のある、校舎に着き、『1-S』というクラスを探す。だが、そんなクラスは無いのである。普通、教室といえばこんな校舎にあると思うのだが、やはり学生証を無視して行ったのがダメだったか…そんな気持ちを抱き、今度は言う通りに行くのである。
言う通りに行くと、なんか知らんが、一つ建物があった。その建物に入ると、そこに職員がいた為、聞いてみる。
「あの、今日から編入する事になったアルファと申します。ココに私の…クラスの教室があるのですか?」
「ん?ああ、伝わってなかったのかな?校長が君の為に、この施設を建てて、ココに住み込みの作業員5名を送り込んだのは。」
「えっ、僕の為にですか?」
「うん。そうだと聞いているよ。ちなみに、事務の僕と掃除とかのシスティとノアと料理の人達5人と武道の教官としてジャックと魔術の教官としてニーナが担当となったらしいよ。ちなみにファミリーネームはこの学園だと公開しない決まりでね。
まぁ~僕達は貴族じゃないからどちらにせよ無いから教えられないからでもあるんだけれどね。君は貴族の育ちだそうじゃないか。君には無いのかい。」
「僕には無いんです。三男なんで…」
「済まない、悪いことを聞いたようだね。」
「いえいえ、気にしないでください。別に気にしてないんで。」
「この奥には君が鍛治作業が出来るように鍛治部屋や会議室や魔術の訓練部屋や武術の訓練部屋、寝室、僕達それぞれの寝室等の部屋があります。あと校長が『これ以上は自身で完成させなさい。私には君にとっての最も良い家は分からないからね。やりたいようにしたまえ。』と言ってましたね。」
「それはありがたいばかりですね。」
「とりあえず、会議室に行っておいてくれ。僕達もすぐに行くから。」
「了解です」
そう言い、会議室へ向かう…何処にあるんだ?手当たり次第に部屋を見てようやく会議室を見つけた。会議室に入るともう5人とも揃っていた。
「すみません。お待たせ致しました。今日から編入するアルファと申します。」
それから、自己紹介のかわりに学生証と教員証をみんなで交換してみんなの強さや功績を見合った。
「ニーナさん、貴女、これどう言うことですか!元宮廷魔導師団次席ってトップクラスじゃないですか。ジャックさんも貴方、武術家としての功績がどれも素晴らしいです。システィさんとノアさんだってこの強さならば冒険者としてやっていけますし、レンヤさん普通にお強いじゃないですか。」
ニーナ レベル350 GMレベル250
ジャック レベル420 GM レベル180
レンヤ レベル312 GM レベル202
システィ レベル130 GM レベル70
ノア レベル155 GM レベル95
「「「「「じゃあ、貴方のこの常識外れさはどう言うこと(なの)?」」」」」
「えっ?いや私は、至って普通の一般的な人間ですが?」
「「「「「いやいや、この数値はおかしすぎる。」」」」」
アルファ レベル620 GM レベル520
「いやいや、皆さん、ニーナさんやジャックさんやレンヤさんはレベル300越えですよ!凄いじゃないですか」
「いや、君はその倍近くのレベル600越えなんだけれど?」
ジャックさんが言うとみんながそう言い出す。レベル600はそこまですごくないと思っているのだが…。
「あとね、君、ギルドの方でSSSを取ってるんだって?それもおかしいからね。まず、その年で行くことは不可能に近いのに…」
ジャックさん…食い込みすぎです!そんなに私のことを言わないでください。
「アルファ君、順位の見方、知ってる?」
ニーナさんが喋り出す。順位そのものを知らないのだが…
「いえ、知りません。」
「えっとね、その端末に生徒情報ってのがあるでしょ?そこに順位ってのが増えてるはずだよ」
「これでしょうか?順位…1位?大逸れたことを…私がそんなに強い訳…しかも、これ、私の歳から私よりも年上の人の順位ですよね?どう言うことなんですか?」
「ええ、貴方は少なくとも貴方よりも年上の人よりも強いと言うことだよ」
ニーナさんが言う。その内容はとてもじゃないが、信じられないことである。確かに、俺は人より強いが、それで人類最強とは言えないと思うのである。
「まぁ~この学園では貴方よりも強い人おられないと言うことですよね」
ノアさんまでも…もうだめだ。お終いだ。これいっそ、『ドッキリ大成功!』とか無いのか?
「まぁ~そんな事はいい。明日からは、武術の完成度を確かめる。そしていつかは、最強の……」
「いえ、魔術の完成度も確かめますよ。」
「わ、分かっているよ。当然じゃ無いか、ニーナ教官殿。」
こうして、俺の1日目は終わった。まぁ~この後も、少し話をしてそのあと、自分のベッドで寝ただけなのだが。
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アルファの一人称が前は、僕や俺でしたが、今は私になっていますね。何かのきっかけで変わっているのでは無いでしょうか?
ちなみに、基本的に喋るときは僕でしたね。(前は)私に変わっている理由の一つは歳の変化ですね。まだありますけれどそれは考えて見てください!
ちなみに、ニーナとノアとシスティは女性、ジャックとレンヤは男性です。
以前通っていた学園とは違う処置があったり、特別なしきたりがあるかもしれないからである。
「すいません。今日から編入してくるアルファと申します。今からどこへ向かえばいいのかわからないのですが、教えていただけませんか?」
「ん?ああ、編入生か、今年は編入生が3人居たんだよな~今年は結構いい年なのかもな。あと、ココからあの大きい門あるだろ、そこの左側にとりあえず行ってそこの人に名前を言ってこれを見せてくれ。そしたら、学生証くれたりとか説明してくれたりとかしてくれると思うから。」
紙に俺の名前と印を押し、俺に差し出す。
「ありがとうございました。」
「いやいや、別にいいよ。あと急がんと、説明とか時間かかると思うからな。」
「では、これで」
「ああ」
そう言うと、俺は教えてもらった場所に向かう。
「あの、すみません。先程、門番の方にココにくるよう言われたんですが」
「はい、じゃあ紙をくれる?」
「は、はい」
紙を渡し、自分のサインを入れておくよう言われ、サインも書いて渡した。
「はい、じゃあ説明するわよ。」
「はい、よろしくお…」
「はい、どうぞ。」
「えっ?あ、はい、ありがとうございます。」
「その端末が君の学生証だよ。それにはいくつかのアプリが入っているんだけれどね。そこに校内のことすべてが書かれてるアプリがあるから分からなかったらそれで見てね。」
「はい、あの…アプリってどうやって…」
「ああ、魔力を通して、持ち主の魔力を覚えさせて、起動でそれの機能が使えるんだよ。ちなみに、停止で消せるよ。まぁ~大概の人が無詠唱でやってるけれどね。」
「そうなんですか。」
「あと、伝えることは…ポイントぐらいかな?」
「ポイント?」
「そのポイントであらゆるものを買うことができる。ちなみに増やす方法は毎回の授業の出席とかテストの順位とか対戦とかで増えるんだよ。」
「すみません。質問攻めですが、対戦とは?」
「あ、まぁ~生徒同士の拳と拳の語り合いのことだね。」
「は、はぁ。」
「あとは自分でっと言うことでお願いします。あちらの門から学園へ入ってください。」
「あ、あの。最後に武器ってどうすれば…」
「自分の持っているものを使ってもいいですし、買ってもいいですよ。奪ってもいいかもしれませんね。あ、あとこの学園に入学すると原則、冒険者ギルドに入ることになるんですよね。その時に依頼がきた時やよっぽどの時のみ学園の外に出られますので。アルファさんは冒険者ギルドに加盟してますか?」
「はい、加盟はしてます。」
「なら大丈夫ですね。じゃあ今度こそあちらの門からお願いします。」
「あ、すみません、長々とでは失礼します。」
そう言い、俺は大きいこの門をくぐった。
「ココが学園…とても広い所なんだな」
そう、言葉をこぼすと、俺はとりあえず無詠唱で学生証を起動する。そして、とりあえず、何処に行くべきなのか調べ、教室へ向かってみる。俺のクラスは『1-S』になっていた。クラスの概念はわからないが、恐らく、チームの振り分けであろう。
教室のある、校舎に着き、『1-S』というクラスを探す。だが、そんなクラスは無いのである。普通、教室といえばこんな校舎にあると思うのだが、やはり学生証を無視して行ったのがダメだったか…そんな気持ちを抱き、今度は言う通りに行くのである。
言う通りに行くと、なんか知らんが、一つ建物があった。その建物に入ると、そこに職員がいた為、聞いてみる。
「あの、今日から編入する事になったアルファと申します。ココに私の…クラスの教室があるのですか?」
「ん?ああ、伝わってなかったのかな?校長が君の為に、この施設を建てて、ココに住み込みの作業員5名を送り込んだのは。」
「えっ、僕の為にですか?」
「うん。そうだと聞いているよ。ちなみに、事務の僕と掃除とかのシスティとノアと料理の人達5人と武道の教官としてジャックと魔術の教官としてニーナが担当となったらしいよ。ちなみにファミリーネームはこの学園だと公開しない決まりでね。
まぁ~僕達は貴族じゃないからどちらにせよ無いから教えられないからでもあるんだけれどね。君は貴族の育ちだそうじゃないか。君には無いのかい。」
「僕には無いんです。三男なんで…」
「済まない、悪いことを聞いたようだね。」
「いえいえ、気にしないでください。別に気にしてないんで。」
「この奥には君が鍛治作業が出来るように鍛治部屋や会議室や魔術の訓練部屋や武術の訓練部屋、寝室、僕達それぞれの寝室等の部屋があります。あと校長が『これ以上は自身で完成させなさい。私には君にとっての最も良い家は分からないからね。やりたいようにしたまえ。』と言ってましたね。」
「それはありがたいばかりですね。」
「とりあえず、会議室に行っておいてくれ。僕達もすぐに行くから。」
「了解です」
そう言い、会議室へ向かう…何処にあるんだ?手当たり次第に部屋を見てようやく会議室を見つけた。会議室に入るともう5人とも揃っていた。
「すみません。お待たせ致しました。今日から編入するアルファと申します。」
それから、自己紹介のかわりに学生証と教員証をみんなで交換してみんなの強さや功績を見合った。
「ニーナさん、貴女、これどう言うことですか!元宮廷魔導師団次席ってトップクラスじゃないですか。ジャックさんも貴方、武術家としての功績がどれも素晴らしいです。システィさんとノアさんだってこの強さならば冒険者としてやっていけますし、レンヤさん普通にお強いじゃないですか。」
ニーナ レベル350 GMレベル250
ジャック レベル420 GM レベル180
レンヤ レベル312 GM レベル202
システィ レベル130 GM レベル70
ノア レベル155 GM レベル95
「「「「「じゃあ、貴方のこの常識外れさはどう言うこと(なの)?」」」」」
「えっ?いや私は、至って普通の一般的な人間ですが?」
「「「「「いやいや、この数値はおかしすぎる。」」」」」
アルファ レベル620 GM レベル520
「いやいや、皆さん、ニーナさんやジャックさんやレンヤさんはレベル300越えですよ!凄いじゃないですか」
「いや、君はその倍近くのレベル600越えなんだけれど?」
ジャックさんが言うとみんながそう言い出す。レベル600はそこまですごくないと思っているのだが…。
「あとね、君、ギルドの方でSSSを取ってるんだって?それもおかしいからね。まず、その年で行くことは不可能に近いのに…」
ジャックさん…食い込みすぎです!そんなに私のことを言わないでください。
「アルファ君、順位の見方、知ってる?」
ニーナさんが喋り出す。順位そのものを知らないのだが…
「いえ、知りません。」
「えっとね、その端末に生徒情報ってのがあるでしょ?そこに順位ってのが増えてるはずだよ」
「これでしょうか?順位…1位?大逸れたことを…私がそんなに強い訳…しかも、これ、私の歳から私よりも年上の人の順位ですよね?どう言うことなんですか?」
「ええ、貴方は少なくとも貴方よりも年上の人よりも強いと言うことだよ」
ニーナさんが言う。その内容はとてもじゃないが、信じられないことである。確かに、俺は人より強いが、それで人類最強とは言えないと思うのである。
「まぁ~この学園では貴方よりも強い人おられないと言うことですよね」
ノアさんまでも…もうだめだ。お終いだ。これいっそ、『ドッキリ大成功!』とか無いのか?
「まぁ~そんな事はいい。明日からは、武術の完成度を確かめる。そしていつかは、最強の……」
「いえ、魔術の完成度も確かめますよ。」
「わ、分かっているよ。当然じゃ無いか、ニーナ教官殿。」
こうして、俺の1日目は終わった。まぁ~この後も、少し話をしてそのあと、自分のベッドで寝ただけなのだが。
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アルファの一人称が前は、僕や俺でしたが、今は私になっていますね。何かのきっかけで変わっているのでは無いでしょうか?
ちなみに、基本的に喋るときは僕でしたね。(前は)私に変わっている理由の一つは歳の変化ですね。まだありますけれどそれは考えて見てください!
ちなみに、ニーナとノアとシスティは女性、ジャックとレンヤは男性です。
応援ありがとうございます!
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