20 / 65
2章 冒険者ギルド編
冒険者として②
しおりを挟む
ギルドに着いた。急いで、受付に向かい、
「すみません、依頼されてたものを納品にまいりました。」
「では、ギルドカードを。」
ギルドカードを渡す。だが、次の声は、まるで怯えたような声であった。
「128500個!?いくらなんでもそんな量取れるはずが…」
「あ、後、他のも集めてきました。その依頼も取れますか?」
ギルドでは、依頼の中に無かった物を持って帰るものも多い為、持ってきた依頼を取ってきた冒険者に依頼するのである。多少安くなってしまう場合が多いらしいが。
「は、はい。何でしょうか?出してみてください。」
この世界では、アイテムBOXはあまり珍しくはない。だが、大概レベル1なのだが…
「えっと、これです」
「こ、これは、1年前から入荷がどこの支部も無い、魔草じゃ無いですか。しかもこんな上質なものを。」
「あ、それは、洞窟に居た、コウモリたちが持っていましてね。」
「まさか、それ、アイアンコウモリでは!?もし本当なら、Bランクは下らないですが。」
「一応、持って帰ってます。あとこれも」
そう言い、コウモリとクマさん2頭を出す。ここのカウンターは広いが、ここまでのデカブツだとギリギリである。
「それは、ナイトベアーですか!?それをお一人で?それなら、A-いや、A+は下らないじゃ無いですか。と、とりあえず担当の者を呼んできます。」
そう言うと、奥の方へ消えていった。しばらくすると、
「鑑定する、イリアです。とりあえず、鑑定をしてから、金額をお伝えいたします。あ、あと、魔石は今、差し上げます。」
そう言い、黒い宝石のような物を俺にくれた。辞書を起動し直し、聞く。
「あ~魔石ですか。魔石は、錬金術にも使いますし、魔法にも使えますよ。そのぐらいの大きさなら…マスター、クリエイトって唱えてください。」
「あ、あぁわかった。クリエイト。」
その次の瞬間、少女が出てきた。
「え、え~!」
「静かにしてください、これは、私の人の姿です。その魔石を貸してください。」
「わ、分かった。」
渡すと、魔石を加工し出した。みるみる、魔石が磨かれ、黒い、輝きを増していっている。それは、まるで、黒いダイヤモンドのように綺麗なものだった。
「これに私の結界の魔力。そして、マスターの結界の魔力を注いでください。」
「こ、こうか?」
「はい!では、これを小さくして、こうすれば、これ付けてください。」
その手には、小さな黒い、宝石のネックレスがあった。俺はそれを首に通し、辞書に礼を言った。照れていたが、
「これには、結界魔法が込められています。もし攻撃されたら、それが発動します。加護は、魔法系は防いでも、物理ダメージは防げませんから。」
そうこうしていると、イリアが出てきた。咄嗟に辞書は引っ込み、俺だけとなった。
「鑑定の結果、白金貨2枚、金貨5枚となりました。」
この世界では、銅貨、銀貨、金貨、大金貨、白金貨がある。表にすると、
銅貨 100円
銀貨 1000円
金貨 10000円
大金貨 100000円
白金貨 1000000円
黒金貨 10000000円
相当の価値がある。これで考えると、
205万円と言うことだ。しかも、2日間だけでだ。かなりの大金である。
「それと、クマについてだが、あれは、競りに明日出す。その後、金額を払う。」
「分かりました。では、これで」
そう言い、今晩の宿を探す。昨日とかは野宿だった為風邪を引きそうだった。今日こそは、ベッドで寝たいのである。そう思い、探していると、吹雪亭というものがあった。それが、今晩の宿となった。
「7泊お願いします。」
「分かりました。金貨7枚です。」
「あのすみません、確かココは7泊なら金貨6枚でいいと思うのですが」
「す、すみません。内では、部屋の料金に金貨1枚載せて貸し、気づいた場合のみ本当の値段で提供をする。テストのようなものをやっているです。なので、6枚でいいです。」
「じゃ6枚どうぞ」
「確かに、預かりました。部屋は、201です。」
早く、部屋に入り、先程、買ってきた、イカ焼きとたこ焼きもようなものを机に置く。そして、荷物を置き、水を1口飲み、イカ焼きとたこ焼きを食べ始める。
「美味い、このイカの風味、そしてこの弾力、美味しすぎる。」
ここにビールがあればと言いかけたが、口に出さないでおいた。ここは、異世界である。そんなものは無いのだ。次にたこ焼きを食べる。正確には、タコ回しだそうだ、食べてみると、これもまた、美味しい、この粉も合う、そう言いながら食べ進めると、あっという間に食べてしまった。その後、風呂に入ってきて、ベッドへGO!!気持ちいい、2日間の疲れのせいか直ぐに眠りについてしまった。
翌日、早朝にまた宿を出る。そうしてまたギルドの方に行く、連絡があったからだ。直ぐに、受付に向かい、受付に呼ばれたことを伝えて案内してもらう。
「すまない、呼んでしまって」
「いえ、暇していましたので。話とは何ですか?」
「君のクラスについてだ。君のギルドカードをランク判定機にかけるとかなり高かったんだ。A+程はあった。だから君を今日からA+として扱う。本来ならSでもいいがそこまでは自分で上げてくれ。」
これから、何をしていってランク上げするのかなどを相談した後、俺は、ギルドマスター室を後にする。
「依頼でオススメありますか。」
「そうですね。これなんかどうでしょうか?」
そう言いながら俺に見せてくる。亜種の飛竜か、確かに大変そうだな。そう思う。何故ならば亜種というのは無条件で強い、俺で勝てるのかもわからない。
「分かりました、それ受けます。あと、何処にいるかだけでも分かりませんか?」
「ここから、北の方向のドラゴンマウンテンの麓にいると思われます。」
「分かりました。」
そう言い、そそくさとギルドから出る。そして路地裏に入る。誰もいないことを確認し、それを発動する。
「上位転移」
そして先ほど言っていたドラゴンマウンテンに着いた。運良く、マップ内に写っている。ちなみにマップは、発動の意思を示せば、魔力を使わなくても起動できる。だが、それは、街を確認する為に使う、つまりは地図のように使うときだけである。その為、今の状態でも魔力は使っている。それは、つまり、この間の時も使ったということだ。
程なくして、飛竜を見つけた。
相手は、力任せに牙を向けてくる。俺は、武器がない。だが、その攻撃は、見えない何かによって届かなかった。
「成功していたな。良かった、これでお前は用無しだ。グングニル、かの者を貫け。」
だが、今度はグングニルの攻撃を避け続けて生きている。やはりグングニルでも倒せん奴はいるんだな。まぁ~すばしっこくて当たらないんだけなんだけど。
だが、それも時間の問題である。グングニルは、飛竜の腹を貫いた。それによってコイツは死んだ。
そう言えば、何で隠れて発動したかというと、上位転移とグングニルは、俺の持つ数少ない上位のものである。上位の物を使える者は余り居ない為隠れなくてはならない。
それと実を言うと、これ以外、上位は、あまり持っていなかったりする。
後、ずっと前に校長室に行く時に使った転移魔術とは少し違う、アレは、魔力を使い、周囲の物も転移させる。勿論、床とかを転移させないようにとかは、変えられるが、周囲の人間もとばせる為、便利だが魔力の消費もひどい。前は、2000は使った。まぁ~500程残っているから良かったのだが…
そして、上位転移は周囲のものとばせない。
だが、魔力は使わないし、範囲は、転移魔法よりも広い。
大体、2000キロメートルは行けるに対して、転移魔法は、500キロメートルが限界である。
そして、もう一度、上位転移を発動し、ギルドに帰る。
依頼期限が、1週間だったが、早すぎただろうか?実質、15分程で倒せたが、移動でもそこまでだろう。
移動のことを鑑みると1日待った方が良さそうだ。
1日経ち、ギルドに報告に行った。
「先日の依頼クリアしてきました。確認をお願いします。」
「え、、もう終わったんですか?少なくとも5日は掛かる依頼でしたのに。どうやったですか?」
「え、まぁ~魔法を使ったり、GMを使ったりしてですが。」
「じゃあ、今回の報酬は…そうですね。明日までに準備させていただきます。」
「分かりました。では、街をブラブラしています。」
実は、俺の武器はこないだ折れた為、武器を持っていない。その為、剣を買わんといかんのである。街を歩いていると、鍛冶屋を見つけた。そこでその鍛冶屋に入り、剣を一通り見る。すると、
「小童、何故こんなとこに来た。ココは冒険者でもねぇ~民間人が来るところじゃねーぞ」
「ん?私は、冒険者ですが…」
「な、その年でか?」
「ええ」
「だったらちょっと来い。」
そういうと、奥に連れ去られた。かなり暗い為、何も見えない。
「すみません、依頼されてたものを納品にまいりました。」
「では、ギルドカードを。」
ギルドカードを渡す。だが、次の声は、まるで怯えたような声であった。
「128500個!?いくらなんでもそんな量取れるはずが…」
「あ、後、他のも集めてきました。その依頼も取れますか?」
ギルドでは、依頼の中に無かった物を持って帰るものも多い為、持ってきた依頼を取ってきた冒険者に依頼するのである。多少安くなってしまう場合が多いらしいが。
「は、はい。何でしょうか?出してみてください。」
この世界では、アイテムBOXはあまり珍しくはない。だが、大概レベル1なのだが…
「えっと、これです」
「こ、これは、1年前から入荷がどこの支部も無い、魔草じゃ無いですか。しかもこんな上質なものを。」
「あ、それは、洞窟に居た、コウモリたちが持っていましてね。」
「まさか、それ、アイアンコウモリでは!?もし本当なら、Bランクは下らないですが。」
「一応、持って帰ってます。あとこれも」
そう言い、コウモリとクマさん2頭を出す。ここのカウンターは広いが、ここまでのデカブツだとギリギリである。
「それは、ナイトベアーですか!?それをお一人で?それなら、A-いや、A+は下らないじゃ無いですか。と、とりあえず担当の者を呼んできます。」
そう言うと、奥の方へ消えていった。しばらくすると、
「鑑定する、イリアです。とりあえず、鑑定をしてから、金額をお伝えいたします。あ、あと、魔石は今、差し上げます。」
そう言い、黒い宝石のような物を俺にくれた。辞書を起動し直し、聞く。
「あ~魔石ですか。魔石は、錬金術にも使いますし、魔法にも使えますよ。そのぐらいの大きさなら…マスター、クリエイトって唱えてください。」
「あ、あぁわかった。クリエイト。」
その次の瞬間、少女が出てきた。
「え、え~!」
「静かにしてください、これは、私の人の姿です。その魔石を貸してください。」
「わ、分かった。」
渡すと、魔石を加工し出した。みるみる、魔石が磨かれ、黒い、輝きを増していっている。それは、まるで、黒いダイヤモンドのように綺麗なものだった。
「これに私の結界の魔力。そして、マスターの結界の魔力を注いでください。」
「こ、こうか?」
「はい!では、これを小さくして、こうすれば、これ付けてください。」
その手には、小さな黒い、宝石のネックレスがあった。俺はそれを首に通し、辞書に礼を言った。照れていたが、
「これには、結界魔法が込められています。もし攻撃されたら、それが発動します。加護は、魔法系は防いでも、物理ダメージは防げませんから。」
そうこうしていると、イリアが出てきた。咄嗟に辞書は引っ込み、俺だけとなった。
「鑑定の結果、白金貨2枚、金貨5枚となりました。」
この世界では、銅貨、銀貨、金貨、大金貨、白金貨がある。表にすると、
銅貨 100円
銀貨 1000円
金貨 10000円
大金貨 100000円
白金貨 1000000円
黒金貨 10000000円
相当の価値がある。これで考えると、
205万円と言うことだ。しかも、2日間だけでだ。かなりの大金である。
「それと、クマについてだが、あれは、競りに明日出す。その後、金額を払う。」
「分かりました。では、これで」
そう言い、今晩の宿を探す。昨日とかは野宿だった為風邪を引きそうだった。今日こそは、ベッドで寝たいのである。そう思い、探していると、吹雪亭というものがあった。それが、今晩の宿となった。
「7泊お願いします。」
「分かりました。金貨7枚です。」
「あのすみません、確かココは7泊なら金貨6枚でいいと思うのですが」
「す、すみません。内では、部屋の料金に金貨1枚載せて貸し、気づいた場合のみ本当の値段で提供をする。テストのようなものをやっているです。なので、6枚でいいです。」
「じゃ6枚どうぞ」
「確かに、預かりました。部屋は、201です。」
早く、部屋に入り、先程、買ってきた、イカ焼きとたこ焼きもようなものを机に置く。そして、荷物を置き、水を1口飲み、イカ焼きとたこ焼きを食べ始める。
「美味い、このイカの風味、そしてこの弾力、美味しすぎる。」
ここにビールがあればと言いかけたが、口に出さないでおいた。ここは、異世界である。そんなものは無いのだ。次にたこ焼きを食べる。正確には、タコ回しだそうだ、食べてみると、これもまた、美味しい、この粉も合う、そう言いながら食べ進めると、あっという間に食べてしまった。その後、風呂に入ってきて、ベッドへGO!!気持ちいい、2日間の疲れのせいか直ぐに眠りについてしまった。
翌日、早朝にまた宿を出る。そうしてまたギルドの方に行く、連絡があったからだ。直ぐに、受付に向かい、受付に呼ばれたことを伝えて案内してもらう。
「すまない、呼んでしまって」
「いえ、暇していましたので。話とは何ですか?」
「君のクラスについてだ。君のギルドカードをランク判定機にかけるとかなり高かったんだ。A+程はあった。だから君を今日からA+として扱う。本来ならSでもいいがそこまでは自分で上げてくれ。」
これから、何をしていってランク上げするのかなどを相談した後、俺は、ギルドマスター室を後にする。
「依頼でオススメありますか。」
「そうですね。これなんかどうでしょうか?」
そう言いながら俺に見せてくる。亜種の飛竜か、確かに大変そうだな。そう思う。何故ならば亜種というのは無条件で強い、俺で勝てるのかもわからない。
「分かりました、それ受けます。あと、何処にいるかだけでも分かりませんか?」
「ここから、北の方向のドラゴンマウンテンの麓にいると思われます。」
「分かりました。」
そう言い、そそくさとギルドから出る。そして路地裏に入る。誰もいないことを確認し、それを発動する。
「上位転移」
そして先ほど言っていたドラゴンマウンテンに着いた。運良く、マップ内に写っている。ちなみにマップは、発動の意思を示せば、魔力を使わなくても起動できる。だが、それは、街を確認する為に使う、つまりは地図のように使うときだけである。その為、今の状態でも魔力は使っている。それは、つまり、この間の時も使ったということだ。
程なくして、飛竜を見つけた。
相手は、力任せに牙を向けてくる。俺は、武器がない。だが、その攻撃は、見えない何かによって届かなかった。
「成功していたな。良かった、これでお前は用無しだ。グングニル、かの者を貫け。」
だが、今度はグングニルの攻撃を避け続けて生きている。やはりグングニルでも倒せん奴はいるんだな。まぁ~すばしっこくて当たらないんだけなんだけど。
だが、それも時間の問題である。グングニルは、飛竜の腹を貫いた。それによってコイツは死んだ。
そう言えば、何で隠れて発動したかというと、上位転移とグングニルは、俺の持つ数少ない上位のものである。上位の物を使える者は余り居ない為隠れなくてはならない。
それと実を言うと、これ以外、上位は、あまり持っていなかったりする。
後、ずっと前に校長室に行く時に使った転移魔術とは少し違う、アレは、魔力を使い、周囲の物も転移させる。勿論、床とかを転移させないようにとかは、変えられるが、周囲の人間もとばせる為、便利だが魔力の消費もひどい。前は、2000は使った。まぁ~500程残っているから良かったのだが…
そして、上位転移は周囲のものとばせない。
だが、魔力は使わないし、範囲は、転移魔法よりも広い。
大体、2000キロメートルは行けるに対して、転移魔法は、500キロメートルが限界である。
そして、もう一度、上位転移を発動し、ギルドに帰る。
依頼期限が、1週間だったが、早すぎただろうか?実質、15分程で倒せたが、移動でもそこまでだろう。
移動のことを鑑みると1日待った方が良さそうだ。
1日経ち、ギルドに報告に行った。
「先日の依頼クリアしてきました。確認をお願いします。」
「え、、もう終わったんですか?少なくとも5日は掛かる依頼でしたのに。どうやったですか?」
「え、まぁ~魔法を使ったり、GMを使ったりしてですが。」
「じゃあ、今回の報酬は…そうですね。明日までに準備させていただきます。」
「分かりました。では、街をブラブラしています。」
実は、俺の武器はこないだ折れた為、武器を持っていない。その為、剣を買わんといかんのである。街を歩いていると、鍛冶屋を見つけた。そこでその鍛冶屋に入り、剣を一通り見る。すると、
「小童、何故こんなとこに来た。ココは冒険者でもねぇ~民間人が来るところじゃねーぞ」
「ん?私は、冒険者ですが…」
「な、その年でか?」
「ええ」
「だったらちょっと来い。」
そういうと、奥に連れ去られた。かなり暗い為、何も見えない。
0
お気に入りに追加
96
あなたにおすすめの小説

【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――

母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。

後悔はなんだった?
木嶋うめ香
恋愛
目が覚めたら私は、妙な懐かしさを感じる部屋にいた。
「お嬢様、目を覚まされたのですねっ!」
怠い体を起こそうとしたのに力が上手く入らない。
何とか顔を動かそうとした瞬間、大きな声が部屋に響いた。
お嬢様?
私がそう呼ばれていたのは、遥か昔の筈。
結婚前、スフィール侯爵令嬢と呼ばれていた頃だ。
私はスフィール侯爵の長女として生まれ、亡くなった兄の代わりに婿をとりスフィール侯爵夫人となった。
その筈なのにどうしてあなたは私をお嬢様と呼ぶの?
疑問に感じながら、声の主を見ればそれは記憶よりもだいぶ若い侍女だった。
主人公三歳から始まりますので、恋愛話になるまで少し時間があります。

一家処刑?!まっぴらごめんですわ!!~悪役令嬢(予定)の娘といじわる(予定)な継母と馬鹿(現在進行形)な夫
むぎてん
ファンタジー
夫が隠し子のチェルシーを引き取った日。「お花畑のチェルシー」という前世で読んだ小説の中に転生していると気付いた妻マーサ。 この物語、主人公のチェルシーは悪役令嬢だ。 最後は華麗な「ざまあ」の末に一家全員の処刑で幕を閉じるバッドエンド‥‥‥なんて、まっぴら御免ですわ!絶対に阻止して幸せになって見せましょう!! 悪役令嬢(予定)の娘と、意地悪(予定)な継母と、馬鹿(現在進行形)な夫。3人の登場人物がそれぞれの愛の形、家族の形を確認し幸せになるお話です。
【商業企画進行中・取り下げ予定】さようなら、私の初恋。
ごろごろみかん。
ファンタジー
結婚式の夜、私はあなたに殺された。
彼に嫌悪されているのは知っていたけど、でも、殺されるほどだとは思っていなかった。
「誰も、お前なんか必要としていない」
最期の時に言われた言葉。彼に嫌われていても、彼にほかに愛するひとがいても、私は彼の婚約者であることをやめなかった。やめられなかった。私には責務があるから。
だけどそれも、意味のないことだったのだ。
彼に殺されて、気がつけば彼と結婚する半年前に戻っていた。
なぜ時が戻ったのかは分からない。
それでも、ひとつだけ確かなことがある。
あなたは私をいらないと言ったけど──私も、私の人生にあなたはいらない。
私は、私の生きたいように生きます。
素材採取家の異世界旅行記
木乃子増緒
ファンタジー
28歳会社員、ある日突然死にました。謎の青年にとある惑星へと転生させられ、溢れんばかりの能力を便利に使って地味に旅をするお話です。主人公最強だけど最強だと気づいていない。
可愛い女子がやたら出てくるお話ではありません。ハーレムしません。恋愛要素一切ありません。
個性的な仲間と共に素材採取をしながら旅を続ける青年の異世界暮らし。たまーに戦っています。
このお話はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
裏話やネタバレはついったーにて。たまにぼやいております。
この度アルファポリスより書籍化致しました。
書籍化部分はレンタルしております。

まさか転生?
花菱
ファンタジー
気付いたら異世界? しかも身体が?
一体どうなってるの…
あれ?でも……
滑舌かなり悪く、ご都合主義のお話。
初めてなので作者にも今後どうなっていくのか分からない……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる