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新しい世界
異世界の始まり②
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その後、あのジャリジャリの事を何度も思い出すようになっていた。とんだ迷惑である。そして、とりあえず力を上げるためのメニューを辞書に聞いたし、それをやり始めた。その日から何年か経ったある日、俺は、6歳の誕生日を迎えた。その間に兄たちの誕生日も来ておりこのようなパーティがあることは知っていたのだが、やはり、緊張するのである。そう、俺は、今、会場の全てが見える舞台に立っているのである。そうだ!人をジャガイモだと思えば大丈夫なはずだ。うん、その作戦でいこう!
「ぼくが、6さいになった、きょう、こんなすごい、ぱーてぃをひらいてくれてありがとうございまちゅ。」
しまった。かんでしまったァァァアアアと、とりあえず続きを…
「きょうは、ごゆっくりしていってくだちゃい」
またやってしまった。と恥ずかしさを抱き、顔が紅くなったが、一先ずと文章を書いた小さなメモ書きをポケットの中に入れ、耳まで紅くなった状態で舞台袖まで逃げるように小走りで向かった。一応、怒り出す者や、悪い顔をした者は見られず大半が笑っていたり、可愛い猫を見たような表情をしたりする者だったため一応成功だった。と思われるが…
「お疲れ様、アルファ。あれ結構緊張するんだよなぁ。でもよくあそこまで言えたなぁ俺なら逃げそだけど」
長男のアーサーが言う。慰めてくれたようだ。前世の時、このようなことしてくれた兄弟や親戚、家族や知り合いが居たのだろうか。いや、その機会がなかっただけなのだとまだ信じてたいが。
「そういやぁ~アル、お前、もうそろなんじゃねーの、ステカ配布。」
ステカとは、ステータスカードの略称で、6歳になった人に教会が配布する物だ。だが、その後、どの神の僕となるのかを神言会で宣言する必要があるのである。ちなみに、さっき、慰めてくれた、アーサーは、ステイシア神につき、今、話している次男のシンは、トール神についている。この神の名前は、以前の世界にもあったため、この神々は俺も知っている。まぁ~名前だけしか知らんが。あと、俺は、オーディン神につくつもりだが、まぁ~それは、どうでもいい話だろう。
「じゃあアルお兄ちゃんは今日、もらえるの?」
俺より1つ下のスティアが言った。ちなみにとても可愛い。というより俺以外は美男美女の集まりである。俺はイケメンなのかはわからん。というよりそれを認めると自画自賛になりそうだし、怖いので、明言しないでおく。
「多分、今年の最後の日に配るんだと思うから。明後日かな?」
この世界での日付や時間は以前の世界と同じだからその点は覚える必要性がなくてよかった。明後日、あの日から頑張った成果と神様が与えてくれた力の総量の姿がわかると思うと楽しみである。あと、武術魔術強化プログラムが始まる。明後日が待ち遠しい。あと、何で訓練がしたいのかは、単に、身体を動かす事だけでは成長出来ない事やここからは知識も必要である事が分かったからである。
「ぼくが、6さいになった、きょう、こんなすごい、ぱーてぃをひらいてくれてありがとうございまちゅ。」
しまった。かんでしまったァァァアアアと、とりあえず続きを…
「きょうは、ごゆっくりしていってくだちゃい」
またやってしまった。と恥ずかしさを抱き、顔が紅くなったが、一先ずと文章を書いた小さなメモ書きをポケットの中に入れ、耳まで紅くなった状態で舞台袖まで逃げるように小走りで向かった。一応、怒り出す者や、悪い顔をした者は見られず大半が笑っていたり、可愛い猫を見たような表情をしたりする者だったため一応成功だった。と思われるが…
「お疲れ様、アルファ。あれ結構緊張するんだよなぁ。でもよくあそこまで言えたなぁ俺なら逃げそだけど」
長男のアーサーが言う。慰めてくれたようだ。前世の時、このようなことしてくれた兄弟や親戚、家族や知り合いが居たのだろうか。いや、その機会がなかっただけなのだとまだ信じてたいが。
「そういやぁ~アル、お前、もうそろなんじゃねーの、ステカ配布。」
ステカとは、ステータスカードの略称で、6歳になった人に教会が配布する物だ。だが、その後、どの神の僕となるのかを神言会で宣言する必要があるのである。ちなみに、さっき、慰めてくれた、アーサーは、ステイシア神につき、今、話している次男のシンは、トール神についている。この神の名前は、以前の世界にもあったため、この神々は俺も知っている。まぁ~名前だけしか知らんが。あと、俺は、オーディン神につくつもりだが、まぁ~それは、どうでもいい話だろう。
「じゃあアルお兄ちゃんは今日、もらえるの?」
俺より1つ下のスティアが言った。ちなみにとても可愛い。というより俺以外は美男美女の集まりである。俺はイケメンなのかはわからん。というよりそれを認めると自画自賛になりそうだし、怖いので、明言しないでおく。
「多分、今年の最後の日に配るんだと思うから。明後日かな?」
この世界での日付や時間は以前の世界と同じだからその点は覚える必要性がなくてよかった。明後日、あの日から頑張った成果と神様が与えてくれた力の総量の姿がわかると思うと楽しみである。あと、武術魔術強化プログラムが始まる。明後日が待ち遠しい。あと、何で訓練がしたいのかは、単に、身体を動かす事だけでは成長出来ない事やここからは知識も必要である事が分かったからである。
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