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第2章
第30話
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私に打ち込まれた巨大な岩は肩に当たり、私は後ろに飛ばされるような形で体勢を崩した。
衝撃とともに体に走るものすごい痛み。明らかに右腕が動かない。
多分折れたな。
「……いいね。良い魔法じゃん」
そう、マイヤの顔を見て笑顔で言い放つと、ひるんだような顔をして隠す気のない動揺を見せている。
感覚のない腕に伝わる血。肌がえぐれているようで、指先からポタポタと血が垂れている。
めまいをなんとか押さえ、震えながら深呼吸をする。
「な、なんで……」
「大丈夫だよ。私は死なない」
「それはどういう……?」
「そのままの意味だよ。死ねないのさ。だから別にいくら私にその苦しみを押しつけたってかまわない。自分を見失わないでね」
そう言いながらゆっくりとマイヤに近づき、そっと抱きしめる。
今度は抵抗しない。
マイヤの涙がえぐれた肌にしみる。だがそんなものはわずかな痛みで、他の痛みにかき消されている。
そして、私はめまいに意識を取られるかのように眠りについた。
「……ん、ここは?」
目が覚めたとき、私は洞窟のようなところで寝かされていた。
近くではマイヤがすやすやと寝息を立てている。
おそらく私はあの後気を失ってしまい、しばらく目を覚まさなかったと言うことだろう。
私が建てた建物は崩れ、暑さや寒さを凌ぐためになんとか洞窟に運んだ。そんなところだろう。
おそらく私の肩についていた傷はマイヤが治してくれたのだろう。明らかに私以外の魔力を感じる。
何日寝てたかな。まあいい。
洞窟の外に目をやれば、そろそろ日が昇るといった良い時間だ。
「マイヤ、起きて」
「ん……」
「ほーら、早く起きて~」
「……ギン、さん?」
マイヤはパチリと目を開け、私の名前を小さく呼んで目をうるうるとさせた。
「ギンさんっ! 私、すみませんでした!」
そういって涙を流しながら私に抱きつくマイヤの頭をそっとなでる。
「いいんだよ。私は200歳のお婆ちゃんだから言えるけど、いろいろ経験することも大事。ゆっくりとね、成長していこう」
「はい。ありがとうございます」
「じゃあ改めて、これからよろしく。マイヤ」
そう言って手を差し出すと、マイヤも「よろしくおねがいします」といいながら手を握り返した。
そのマイヤの顔には、罪悪感が浮かんでいた。
その表情にちょっとした疑問を抱きながらも私たちは旅を再開した。
相変わらず会話はない。
しかし、以前とは明らかに居心地が違う。
会話はなくても旅を楽しんでいるんだと思う。穏やかな時間だ。
時折吹く風に飛ばされた砂が、私たちを襲う。
そんな感じでゆっくりと旅をしている。
食事を楽しむときは、たわいのない雑談をしている。凄く楽しい時だ。
数日歩いて、私たちは魔物と接敵した。
「ギンさん」
「分かってる」
前方に魔物の反応を感じた。
それも複数。こちらに近づいてきているわけではなく、そこにとどまっている。
「ラクダ?」
それはラクダの魔物だった。
ラクダの魔物は群れをなし、普通に生活を送っているようだ。
ここに来るまでにも、時折ラクダを見かけた。
それは通常のラクダであった。
だが、明らかに通常のラクダの姿がない。すべてのラクダがまるごと魔物化してしまったような。そんな感じだ。
明らかにおかしい。
ラクダ以外にもおかしい。
魔力の濃度が全然違うのだ。
まるで帝都から大量の魔力が放出されているような嫌な感じを覚える。
「魔力の濃度がやはりおかしい。多分ここから先は動物が全部魔物化してる」
人間は大丈夫だと思う。ただ、相当強い動物じゃなければ魔物化してしまう。そんな魔力濃度だ。
はじめから分かっていたことだが、明らかに帝都の周りの魔力濃度がおかしい。
放っておけばこの魔力は近隣にも広がり、やがて帝国を包んで周りの国まで被害を及ぼすかもしれない。
これは想像より不味いことになっていそうだ。
ふと、後ろのマイヤに目をやると、暗い表情をしていた。
やはり魔物は怖いのだろうか。
「気づかれたよ。準備は良い? マイヤ」
「はい。大丈夫です」
「多分私一人でなんとかなると思うけど、万が一に備えて警戒しててね」
「??? え、はい」
マイヤが戦う必要はない。
近づく必要すらない。
地面に手を当てて、地面を伝って魔物化してしまったラクダに触れるイメージ。
そして一気に魔力を吸い取る。
大量の魔力が体内へと流れてくる。
その魔力をすべてブレスレットに移していく。
ブレスレットが光り出し、私の体に入ってくる魔力と同量の魔力を同時に抜き出していく。
「ふぅ、終わり」
手をパンパンと払って手についた砂を払う。
「な、ど、え??」
マイヤは口を開け、唖然としている。
その目線は目の前でバタバタと倒れていくラクダに向いていた。
「え? だって、は? 距離離れてますよ?」
「だから言ったでしょ? 私は黒いギルドカードの冒険者。強いって」
「あの、どうやって?」
「簡単だよ。魔力を全部吸い取った。私に倒せない敵はないよ」
「……」
驚いた顔をしていた。
同時に希望を私に向けているような、そんな目をしている。
そしてマイヤはその顔をゆっくりと下へ落とした。
「どうしたの?」
私がそう問うても口を開かない。
無言の時間が続く。
数分後、俯いていたマイヤは声を震わせながらゆっくりと言葉を発した。
「あの、今日はここで泊まりましょう。……話したいことがあるんです」
「え? わかった」
待って発された言葉は今日はもう休もうと言うことだった。
まだ先ほどお昼を食べたばっかで、ここからあと4時間ほどは歩ける。
だが、マイヤは何か話そうとしているのだろう。
ゆっくりと簡易的な建物の準備を始めた。しばらくずっとやっていることのため、建物作りも慣れたものだ。
暗い顔で俯いているマイヤは、やはり罪悪感でむしばまれたような表情をしていた。
どうしたんだろう。
……そう考える私はもう既に何を話そうとしているのか勘付いている。
少量ながらも、ヒールで直してくれた私の肩に残るマイヤの魔力が、先ほどラクダから奪い取った魔力の中に混じっていたのを感じた。
ということは、この魔物化にはマイヤが何らかで関わっているのだ。
建物の準備を終え、簡易的な椅子に腰掛ける。
アイテムボックスから出した茶葉でお茶を入れ、ゆっくりと一息ついているとき、再びマイヤが口を開いた。
「私は、セレニア王国を潰そうとしていました」
???????
「はえ?」
理解が出来ない。
え? 帝国を潰すなら分かるけど、どうしてここでセレニアが?
そんな疑問を浮かべる私を気にせず、マイヤはゆっくりと自身の過去を語り出した。
衝撃とともに体に走るものすごい痛み。明らかに右腕が動かない。
多分折れたな。
「……いいね。良い魔法じゃん」
そう、マイヤの顔を見て笑顔で言い放つと、ひるんだような顔をして隠す気のない動揺を見せている。
感覚のない腕に伝わる血。肌がえぐれているようで、指先からポタポタと血が垂れている。
めまいをなんとか押さえ、震えながら深呼吸をする。
「な、なんで……」
「大丈夫だよ。私は死なない」
「それはどういう……?」
「そのままの意味だよ。死ねないのさ。だから別にいくら私にその苦しみを押しつけたってかまわない。自分を見失わないでね」
そう言いながらゆっくりとマイヤに近づき、そっと抱きしめる。
今度は抵抗しない。
マイヤの涙がえぐれた肌にしみる。だがそんなものはわずかな痛みで、他の痛みにかき消されている。
そして、私はめまいに意識を取られるかのように眠りについた。
「……ん、ここは?」
目が覚めたとき、私は洞窟のようなところで寝かされていた。
近くではマイヤがすやすやと寝息を立てている。
おそらく私はあの後気を失ってしまい、しばらく目を覚まさなかったと言うことだろう。
私が建てた建物は崩れ、暑さや寒さを凌ぐためになんとか洞窟に運んだ。そんなところだろう。
おそらく私の肩についていた傷はマイヤが治してくれたのだろう。明らかに私以外の魔力を感じる。
何日寝てたかな。まあいい。
洞窟の外に目をやれば、そろそろ日が昇るといった良い時間だ。
「マイヤ、起きて」
「ん……」
「ほーら、早く起きて~」
「……ギン、さん?」
マイヤはパチリと目を開け、私の名前を小さく呼んで目をうるうるとさせた。
「ギンさんっ! 私、すみませんでした!」
そういって涙を流しながら私に抱きつくマイヤの頭をそっとなでる。
「いいんだよ。私は200歳のお婆ちゃんだから言えるけど、いろいろ経験することも大事。ゆっくりとね、成長していこう」
「はい。ありがとうございます」
「じゃあ改めて、これからよろしく。マイヤ」
そう言って手を差し出すと、マイヤも「よろしくおねがいします」といいながら手を握り返した。
そのマイヤの顔には、罪悪感が浮かんでいた。
その表情にちょっとした疑問を抱きながらも私たちは旅を再開した。
相変わらず会話はない。
しかし、以前とは明らかに居心地が違う。
会話はなくても旅を楽しんでいるんだと思う。穏やかな時間だ。
時折吹く風に飛ばされた砂が、私たちを襲う。
そんな感じでゆっくりと旅をしている。
食事を楽しむときは、たわいのない雑談をしている。凄く楽しい時だ。
数日歩いて、私たちは魔物と接敵した。
「ギンさん」
「分かってる」
前方に魔物の反応を感じた。
それも複数。こちらに近づいてきているわけではなく、そこにとどまっている。
「ラクダ?」
それはラクダの魔物だった。
ラクダの魔物は群れをなし、普通に生活を送っているようだ。
ここに来るまでにも、時折ラクダを見かけた。
それは通常のラクダであった。
だが、明らかに通常のラクダの姿がない。すべてのラクダがまるごと魔物化してしまったような。そんな感じだ。
明らかにおかしい。
ラクダ以外にもおかしい。
魔力の濃度が全然違うのだ。
まるで帝都から大量の魔力が放出されているような嫌な感じを覚える。
「魔力の濃度がやはりおかしい。多分ここから先は動物が全部魔物化してる」
人間は大丈夫だと思う。ただ、相当強い動物じゃなければ魔物化してしまう。そんな魔力濃度だ。
はじめから分かっていたことだが、明らかに帝都の周りの魔力濃度がおかしい。
放っておけばこの魔力は近隣にも広がり、やがて帝国を包んで周りの国まで被害を及ぼすかもしれない。
これは想像より不味いことになっていそうだ。
ふと、後ろのマイヤに目をやると、暗い表情をしていた。
やはり魔物は怖いのだろうか。
「気づかれたよ。準備は良い? マイヤ」
「はい。大丈夫です」
「多分私一人でなんとかなると思うけど、万が一に備えて警戒しててね」
「??? え、はい」
マイヤが戦う必要はない。
近づく必要すらない。
地面に手を当てて、地面を伝って魔物化してしまったラクダに触れるイメージ。
そして一気に魔力を吸い取る。
大量の魔力が体内へと流れてくる。
その魔力をすべてブレスレットに移していく。
ブレスレットが光り出し、私の体に入ってくる魔力と同量の魔力を同時に抜き出していく。
「ふぅ、終わり」
手をパンパンと払って手についた砂を払う。
「な、ど、え??」
マイヤは口を開け、唖然としている。
その目線は目の前でバタバタと倒れていくラクダに向いていた。
「え? だって、は? 距離離れてますよ?」
「だから言ったでしょ? 私は黒いギルドカードの冒険者。強いって」
「あの、どうやって?」
「簡単だよ。魔力を全部吸い取った。私に倒せない敵はないよ」
「……」
驚いた顔をしていた。
同時に希望を私に向けているような、そんな目をしている。
そしてマイヤはその顔をゆっくりと下へ落とした。
「どうしたの?」
私がそう問うても口を開かない。
無言の時間が続く。
数分後、俯いていたマイヤは声を震わせながらゆっくりと言葉を発した。
「あの、今日はここで泊まりましょう。……話したいことがあるんです」
「え? わかった」
待って発された言葉は今日はもう休もうと言うことだった。
まだ先ほどお昼を食べたばっかで、ここからあと4時間ほどは歩ける。
だが、マイヤは何か話そうとしているのだろう。
ゆっくりと簡易的な建物の準備を始めた。しばらくずっとやっていることのため、建物作りも慣れたものだ。
暗い顔で俯いているマイヤは、やはり罪悪感でむしばまれたような表情をしていた。
どうしたんだろう。
……そう考える私はもう既に何を話そうとしているのか勘付いている。
少量ながらも、ヒールで直してくれた私の肩に残るマイヤの魔力が、先ほどラクダから奪い取った魔力の中に混じっていたのを感じた。
ということは、この魔物化にはマイヤが何らかで関わっているのだ。
建物の準備を終え、簡易的な椅子に腰掛ける。
アイテムボックスから出した茶葉でお茶を入れ、ゆっくりと一息ついているとき、再びマイヤが口を開いた。
「私は、セレニア王国を潰そうとしていました」
???????
「はえ?」
理解が出来ない。
え? 帝国を潰すなら分かるけど、どうしてここでセレニアが?
そんな疑問を浮かべる私を気にせず、マイヤはゆっくりと自身の過去を語り出した。
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