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私の魔力
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翌朝、私は高級なホテルの一室で目を覚ました。
「知らない、天井だ」
「あ、ごめんなさい。部屋は覗かないって言ってたのに。」
「いやあああああああああああああ!!!!!」
「ごめんじゃん。機嫌を直してよ。」
朝から最悪の気分だ。
せっかくちょっと言ってみたい言葉があったから言ってみただけだったのに!!神様に見られるなんて!!
恥ずかしい。ほんとに恥ずかしい。
「神様?部屋はできれば覗かないでほしいな。私もちょっとプライバシーがあるから。」
「はい。すみませんでした。」
もし神様が地上に降りてこれるのなら一発殴ってやりたいわ。
「ハッ!?!?そうだ!!そうだった!!!!」
「何急に叫んで。」
「そうだよ!!ねえ神様!!私以前いた世界の神様にすでにステータス調整されてたんだけどさ、あなたがステータス2倍にしたせいで私今ステータス大変なことになってるんだけど!!」
「え?なにそれ。初めて聞いたんだけど。」
「いや言ってたから!!!」
みんな見てたよね??私めちゃくちゃ叫んでたよね!!何ならタイトルだけど!!
「なに?タイトルって。」
「あ、いや何となく。って!違う!話をそらさないで!これ元に戻せないの??」
「う~ん、できるけど……、面白いからいっか!」
「はああああああああ??ちょっと戻しなさいよ!!」
「やーだこった!」
「てめえぶっ殺してやる!!」
「私が死んだら世界が滅んじゃうよ~!いや~!世界を滅亡に貶めようとするなんて!はしたない!!」
絶対ぶん殴ってやる。
まあなんやかんやで神様と私の関係は極めて良好だ。
困ったことがあったら神様に頼んだり聞いたり。正直神様に頼んだらなんでもくれるので買い物とか行く必要ないのだが、それはいい気がしない。私だって普通に生きたいのだ。ニートになる気は一切存在しない。
異世界チート無双ってなんか憧れる!!でもこのままじゃ神様が異世界チート無双するだけで私はそれの代理になってしまう。"私が"異世界チート無双したいの!ステータスは戻らないことが分かったのでこれで最高の異世界ライフを送ってやる!!
この世界に来てから1か月が経過した。時間の流れとは早いもので楽しい時は一瞬で過ぎていく。ちなみにこの2週間、私の体内時計は極めてゆっくり進んでいた。つまり非常にこの世界はつまらないのだ。
まずね!娯楽がない。小説とかで娯楽がないとかよく読んでたけどこれほどまでとは思わなかった。ストレスたまりまくり!
このストレスを発散したくて森に狩りに行っても魔物が出てこないっていう問題が発生した。
そのことを神様に相談した結果、私は自身の溢れ出るパワー、つまり魔力を抑えないと魔物が怖気付いて寄ってこないそうだ。
そういえば詳しく説明していなかったけれど、私のステータスはどれほどおかしいのかを今説明しようと思う。
ステータスには基本的に体力と魔力の2つしかない。厳密にはもう少しあるのだがこの世界の水晶で見れるのはこの2つだ。だからこれ以外のステータスがどうなっているかは私でもわからない。
体力はすなわちHPのことでこれに関してはほかの人間は攻撃を受ければ最悪死ぬが私は死なないほど多いと考えていただければ結構だ。古龍の体力が特に多い個体と同程度かそれ以上の体力がある。
では本題の魔力のほうに行こう。
この世界にはまあ魔法が存在するわけだ。私はまだ試していないのだが、ていうか今の魔力を抑えられていない状態では魔法を使うとあたり一帯が消し飛ぶとか言われたので控えている。
まあこのことからわかるように私の魔力は規格外だ。
基本的に人間は空気中の魔力を感じることはできない。相当強い冒険者や騎士ほどになると見えてくるとか言われているが、この地にそのレベルの人はいなかった。
でも神様曰く、多分あのギルド長は私の膨大な魔力を多少なりとも感じていただろうと言っていた。
で、この世界の人間の一般的な魔力量が500程度で、これくらいの魔力の人は魔導士などは目指さずに、日常の生活魔法を使う程度にとどめているらしい。
魔力が0になると体は動かなくなり、回復するまでに相当な時間を有するようだ。
そして魔力量が1000を超えたあたりから魔導士を目指し始める人が出てくる。
これは10人に1人くらいと言われていて、そう考えると結構多いかもしれない。
でだ、2000を超えると国にやとわれて魔法を使ういわば国家魔導士を目指せるといわれている。
この国の筆頭魔導士の魔力量が5237で観測史上過去最高に高かったらしい。今は2番目になってしまったが。
では私はいくつか。
魔力量7,827,358,672。表記を変えると78億2735万8672だ。
神様曰く、今非常に面白いことになっている。これを明かしたら面白みが半減されるから明かさない。2週間後が楽しみだ。
だそうだ。
絶対私の身に何か起こるのだろうな。
私はとにかく魔力量が多いので、初級魔法でも筆頭魔導士の上級魔法の威力を超えるだろうと神様は言っていた。
そして、これは水晶に現れないのだが身体能力も私はとてつもないことになっていて、多分筆頭騎士になれるといわれた。
私は剣術なんてやったことないので戦えないだろうといったのだが、そこらへんは調べたところ前の世界の神様がいろいろいじってできるようになっているらしい。
何やっとるんじゃほんまに……。
「知らない、天井だ」
「あ、ごめんなさい。部屋は覗かないって言ってたのに。」
「いやあああああああああああああ!!!!!」
「ごめんじゃん。機嫌を直してよ。」
朝から最悪の気分だ。
せっかくちょっと言ってみたい言葉があったから言ってみただけだったのに!!神様に見られるなんて!!
恥ずかしい。ほんとに恥ずかしい。
「神様?部屋はできれば覗かないでほしいな。私もちょっとプライバシーがあるから。」
「はい。すみませんでした。」
もし神様が地上に降りてこれるのなら一発殴ってやりたいわ。
「ハッ!?!?そうだ!!そうだった!!!!」
「何急に叫んで。」
「そうだよ!!ねえ神様!!私以前いた世界の神様にすでにステータス調整されてたんだけどさ、あなたがステータス2倍にしたせいで私今ステータス大変なことになってるんだけど!!」
「え?なにそれ。初めて聞いたんだけど。」
「いや言ってたから!!!」
みんな見てたよね??私めちゃくちゃ叫んでたよね!!何ならタイトルだけど!!
「なに?タイトルって。」
「あ、いや何となく。って!違う!話をそらさないで!これ元に戻せないの??」
「う~ん、できるけど……、面白いからいっか!」
「はああああああああ??ちょっと戻しなさいよ!!」
「やーだこった!」
「てめえぶっ殺してやる!!」
「私が死んだら世界が滅んじゃうよ~!いや~!世界を滅亡に貶めようとするなんて!はしたない!!」
絶対ぶん殴ってやる。
まあなんやかんやで神様と私の関係は極めて良好だ。
困ったことがあったら神様に頼んだり聞いたり。正直神様に頼んだらなんでもくれるので買い物とか行く必要ないのだが、それはいい気がしない。私だって普通に生きたいのだ。ニートになる気は一切存在しない。
異世界チート無双ってなんか憧れる!!でもこのままじゃ神様が異世界チート無双するだけで私はそれの代理になってしまう。"私が"異世界チート無双したいの!ステータスは戻らないことが分かったのでこれで最高の異世界ライフを送ってやる!!
この世界に来てから1か月が経過した。時間の流れとは早いもので楽しい時は一瞬で過ぎていく。ちなみにこの2週間、私の体内時計は極めてゆっくり進んでいた。つまり非常にこの世界はつまらないのだ。
まずね!娯楽がない。小説とかで娯楽がないとかよく読んでたけどこれほどまでとは思わなかった。ストレスたまりまくり!
このストレスを発散したくて森に狩りに行っても魔物が出てこないっていう問題が発生した。
そのことを神様に相談した結果、私は自身の溢れ出るパワー、つまり魔力を抑えないと魔物が怖気付いて寄ってこないそうだ。
そういえば詳しく説明していなかったけれど、私のステータスはどれほどおかしいのかを今説明しようと思う。
ステータスには基本的に体力と魔力の2つしかない。厳密にはもう少しあるのだがこの世界の水晶で見れるのはこの2つだ。だからこれ以外のステータスがどうなっているかは私でもわからない。
体力はすなわちHPのことでこれに関してはほかの人間は攻撃を受ければ最悪死ぬが私は死なないほど多いと考えていただければ結構だ。古龍の体力が特に多い個体と同程度かそれ以上の体力がある。
では本題の魔力のほうに行こう。
この世界にはまあ魔法が存在するわけだ。私はまだ試していないのだが、ていうか今の魔力を抑えられていない状態では魔法を使うとあたり一帯が消し飛ぶとか言われたので控えている。
まあこのことからわかるように私の魔力は規格外だ。
基本的に人間は空気中の魔力を感じることはできない。相当強い冒険者や騎士ほどになると見えてくるとか言われているが、この地にそのレベルの人はいなかった。
でも神様曰く、多分あのギルド長は私の膨大な魔力を多少なりとも感じていただろうと言っていた。
で、この世界の人間の一般的な魔力量が500程度で、これくらいの魔力の人は魔導士などは目指さずに、日常の生活魔法を使う程度にとどめているらしい。
魔力が0になると体は動かなくなり、回復するまでに相当な時間を有するようだ。
そして魔力量が1000を超えたあたりから魔導士を目指し始める人が出てくる。
これは10人に1人くらいと言われていて、そう考えると結構多いかもしれない。
でだ、2000を超えると国にやとわれて魔法を使ういわば国家魔導士を目指せるといわれている。
この国の筆頭魔導士の魔力量が5237で観測史上過去最高に高かったらしい。今は2番目になってしまったが。
では私はいくつか。
魔力量7,827,358,672。表記を変えると78億2735万8672だ。
神様曰く、今非常に面白いことになっている。これを明かしたら面白みが半減されるから明かさない。2週間後が楽しみだ。
だそうだ。
絶対私の身に何か起こるのだろうな。
私はとにかく魔力量が多いので、初級魔法でも筆頭魔導士の上級魔法の威力を超えるだろうと神様は言っていた。
そして、これは水晶に現れないのだが身体能力も私はとてつもないことになっていて、多分筆頭騎士になれるといわれた。
私は剣術なんてやったことないので戦えないだろうといったのだが、そこらへんは調べたところ前の世界の神様がいろいろいじってできるようになっているらしい。
何やっとるんじゃほんまに……。
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