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183話目
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「じゃあ、まずみんなの役職を教えてほしいです。私は双剣使いですので、基本的にはがつがつ攻撃仕掛けていきたいと思っています」
「私は槍使いだよー!」
「俺も槍だ」
「俺はテイマーっす!」
「テイマー!?これまた随分珍しい職業ですね」
桜宮さんとLesserさんは比較的よく見る職業で、私と同じように攻撃するタイプなのだが、神谷君は非常に珍しい職業のようだ。
テイマーは、基本的に自身から戦うことはない。
予めフィールドなどで仲間にしたモンスターや動物などを使って戦うのだ。
自身で動けないことからいきなり接近戦に持っていかれると対応が遅れてやられてしまうというデメリットがあるが、メリットが非常に多くて上位勢の間では結構重宝される。
個人個人の腕にもよるが、たくさんのペットを同時に従えることができるので疑似的に人数有利を作ることができるのだ。
そして、飛行を行う者を仲間につけている場合には、基本的に空中を占領できるので強い。
加えて、レベル60に達すると『感覚共有』というテイマー専用スキルを手に入れることができ、これがまた極めて優秀だ。
視覚、聴覚を始めとする感覚を共有することにより、自身はずっと土の中にいたとしてもあたりの捜索ができる。
そして、今までは言葉でしか操ることのできなかったペットを感覚で操ることができるようになる。
これにより、練習次第ではペットを弓だったり槍だったりと同じように扱うことができ、しかもその数は腕の数よりも多くできる。
まあ最強職の一つだろう。
「神谷君ってレベル58ですよね?」
「はい。そうっす」
「だったら最低でも60までレベルを上げてもらいます」
「え?なんでっスか?」
「感覚共有のスキルは絶対に手に入れてもらいたいからです。60になるともらえるのでもらえてから効果は試してみてください」
そういうと、今説明してくれてもいいのにとでも言いたげな表情を浮かべながら返事をした。
言葉で説明してもわかりにくいから、実際にやってもらった方が確実にいいのだ。
百聞は一見に如かずという言葉は本当に素晴らしいと思う。
:テイマーってすごいな
:神谷結構上手いんだよ
:俺もテイマーにしとけばよかった……
:テイマーってホントに端の方にあるし、一見弱そうに見えるから取らないんだよな
:神谷は前からMMOやってたからね
「私、桜宮さん、Lesserさんは基本的にはがつがつ行こうぜタイプになります」
「ねるでいいよ」
「ねる」
満足そうにうなずいて姿勢を正した。
「神谷君は後ろの方で戦う感じにします。60レベルに達すると、遠距離からでも自由に攻撃できるようになるので、どこかに隠れておくというのも一つの手です。それは状況に応じてまた指示を出そうと思います」
「了解っす!」
正直まだフィールドに出てプレイを見ていないので、指示のしようがないが、ひとまずはこれで大丈夫だと思われる。
何か質問はないかと聞くと、Lesserさんが手を上げた。
「話に関係ないけど、ユウヒ的に気になるチームってある?」
おっと考えてなかった質問だ。
ていうかこのチームのメンバーを見るのに必死でほかのチーム一切見れてなかった。
慌ててチーム一覧を表示してざっくり目を通すと、相当やばそうなチームがちらちら見えた。
今回の総チーム数が25であり、現状名前はAからYまでのアルファベットだ。
そういえば忘れていたが、この顔合わせで正しいチーム名を決めろと言われているので後で決めることにする。
「いくつかあるけど、まずはチームGです。見てもらえればわかると思いますが、メアリーがいるというのが非常に大きいです。ほかの人は知らないのでわかりません。
次にチームRです。ここもなかなかにやばくて、私のチームメンバーである音符猫と、Centresのメルがいるのがやばいですね。音符猫は魔法使いのくせして発動がとてつもなく早く、接近でがつがつ行けるプレイヤーなので注意してください。
そしてチームAですが、ここにはSakuraがいるので警戒です。
まあ、ひとまず3チーム上げましたが、プロの有無にかかわらず、どのチームも警戒しておいた方がいいと思います」
「チームRやばくない?プロ2人もいるじゃん」
「そうだな。ただ、音符猫選手はユウヒと同じチームだからある程度行動予測は建てれるんだろ?」
「そうですね。先ほども伝えましたが、魔法の高速発動にはとにかく注意してください。できるだけ距離を置くように」
「私は槍使いだよー!」
「俺も槍だ」
「俺はテイマーっす!」
「テイマー!?これまた随分珍しい職業ですね」
桜宮さんとLesserさんは比較的よく見る職業で、私と同じように攻撃するタイプなのだが、神谷君は非常に珍しい職業のようだ。
テイマーは、基本的に自身から戦うことはない。
予めフィールドなどで仲間にしたモンスターや動物などを使って戦うのだ。
自身で動けないことからいきなり接近戦に持っていかれると対応が遅れてやられてしまうというデメリットがあるが、メリットが非常に多くて上位勢の間では結構重宝される。
個人個人の腕にもよるが、たくさんのペットを同時に従えることができるので疑似的に人数有利を作ることができるのだ。
そして、飛行を行う者を仲間につけている場合には、基本的に空中を占領できるので強い。
加えて、レベル60に達すると『感覚共有』というテイマー専用スキルを手に入れることができ、これがまた極めて優秀だ。
視覚、聴覚を始めとする感覚を共有することにより、自身はずっと土の中にいたとしてもあたりの捜索ができる。
そして、今までは言葉でしか操ることのできなかったペットを感覚で操ることができるようになる。
これにより、練習次第ではペットを弓だったり槍だったりと同じように扱うことができ、しかもその数は腕の数よりも多くできる。
まあ最強職の一つだろう。
「神谷君ってレベル58ですよね?」
「はい。そうっす」
「だったら最低でも60までレベルを上げてもらいます」
「え?なんでっスか?」
「感覚共有のスキルは絶対に手に入れてもらいたいからです。60になるともらえるのでもらえてから効果は試してみてください」
そういうと、今説明してくれてもいいのにとでも言いたげな表情を浮かべながら返事をした。
言葉で説明してもわかりにくいから、実際にやってもらった方が確実にいいのだ。
百聞は一見に如かずという言葉は本当に素晴らしいと思う。
:テイマーってすごいな
:神谷結構上手いんだよ
:俺もテイマーにしとけばよかった……
:テイマーってホントに端の方にあるし、一見弱そうに見えるから取らないんだよな
:神谷は前からMMOやってたからね
「私、桜宮さん、Lesserさんは基本的にはがつがつ行こうぜタイプになります」
「ねるでいいよ」
「ねる」
満足そうにうなずいて姿勢を正した。
「神谷君は後ろの方で戦う感じにします。60レベルに達すると、遠距離からでも自由に攻撃できるようになるので、どこかに隠れておくというのも一つの手です。それは状況に応じてまた指示を出そうと思います」
「了解っす!」
正直まだフィールドに出てプレイを見ていないので、指示のしようがないが、ひとまずはこれで大丈夫だと思われる。
何か質問はないかと聞くと、Lesserさんが手を上げた。
「話に関係ないけど、ユウヒ的に気になるチームってある?」
おっと考えてなかった質問だ。
ていうかこのチームのメンバーを見るのに必死でほかのチーム一切見れてなかった。
慌ててチーム一覧を表示してざっくり目を通すと、相当やばそうなチームがちらちら見えた。
今回の総チーム数が25であり、現状名前はAからYまでのアルファベットだ。
そういえば忘れていたが、この顔合わせで正しいチーム名を決めろと言われているので後で決めることにする。
「いくつかあるけど、まずはチームGです。見てもらえればわかると思いますが、メアリーがいるというのが非常に大きいです。ほかの人は知らないのでわかりません。
次にチームRです。ここもなかなかにやばくて、私のチームメンバーである音符猫と、Centresのメルがいるのがやばいですね。音符猫は魔法使いのくせして発動がとてつもなく早く、接近でがつがつ行けるプレイヤーなので注意してください。
そしてチームAですが、ここにはSakuraがいるので警戒です。
まあ、ひとまず3チーム上げましたが、プロの有無にかかわらず、どのチームも警戒しておいた方がいいと思います」
「チームRやばくない?プロ2人もいるじゃん」
「そうだな。ただ、音符猫選手はユウヒと同じチームだからある程度行動予測は建てれるんだろ?」
「そうですね。先ほども伝えましたが、魔法の高速発動にはとにかく注意してください。できるだけ距離を置くように」
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