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163話目 第4層
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「やりすぎじゃいッ!」
「ご、ごめん……」
音符猫の爆発に巻き込まれた私たちは、復活してから一度メアリー武具店へとやってきていた。
「あの爆発はやばかったわね……」
あまりのすごさにメアリーが言葉を失うほどにはとんでもない爆発であった。
もしあの爆発をこの場所で起こしでもすれば、町ごと吹き飛ぶというのは明白だ。
発生した場所がボス部屋でよかったといったところだろう。
幸いボス部屋は次のプレイヤーが現れるまでには完全に修復されるので支障はない。
「まぁ、私たちもろともキングクラブも吹き飛んだわけで、討伐成功になっているわ。だから4層には行けるようになった。」
倒せればいいのだ。
ただ、私たちも死んでしまったため、普通は宝箱から入手するはずのアイテムは、チームリーダーであるメアリーに一括で送られている。
目を見張るような特殊なアイテムはなかったため、ササッと分配してしまった。
「じゃあ早速4層へ行こう!」
もしあそこでボス部屋を壊さずに倒せていれば、特殊なワープ装置を使って4層へと上がることができた。
それは非常にドキドキワクワクするこのゲームの1つの楽しみだ。
ただ、それは爆散した私たちには叶わぬことであったため、いつも通りマップ機能のワープを使ってやって来た。
「蒸し暑ッ!」
ワープした瞬間、じめっとした不快な空気が私たちの周りを囲った。
ここ4層はジャングルだ。
ワープ地点に存在する村は、2、3層とは異なって、規模感は1層に近い。
太い大木に架けられた板製の通路、木にしがみつくように作られている建物。
この村の大半は木の上に作られている。
「わ、私高所恐怖症なんだけど……」
いつもの活発な音符猫は、壁にしがみつきながらプルプルと震えている。
木に接するように作られている道は揺れたりしないが、木と木をつなぐつり橋はもちろん大きく揺れる。
そして、湿気が高いためか、道にはところどころ腐っているところがあり、今にも抜け落ちそうだ。
さすがに抜け落ちるということはなく、ゲーム上の描写なのだろうが、あまりにもリアルすぎて怖くなる気持ちはわかる。
「大丈夫よ。落ちることはないわ」
「そうだけど……」
落ちても音符猫の身体能力なら死ぬことはないほどの高さだ。
「それにしても、随分と植物でかいね」
辺りをグルッと見渡すと、村の外はサイズの大きな木で囲まれている。
日本で見ることのできる植物の大きさとは一線を画すような大きさで、なかなかに不気味だ。
そして、時折目にする生き物はとにかくカラフルだ。
緑色にすれば擬態出来ていいと思うのだが、あんなにカラフルにするのはなぜなのだろう。
そう思ったが、それは関係ないことなので流した。
私の背丈を余裕で越える大きさのシダ植物。
裏面には胞子のうがびっしりとついており、集合体恐怖症ではない私でもぞわわッとする。
「村の中にはほとんど何もないみたいですね……。外に行ってみますか?」
「は、はやくこんな危ないところから脱出しよう!」
村の出口は地面に接しており、急な下り坂を通って早速ジャングルへと足を踏み入れていった。
「ご、ごめん……」
音符猫の爆発に巻き込まれた私たちは、復活してから一度メアリー武具店へとやってきていた。
「あの爆発はやばかったわね……」
あまりのすごさにメアリーが言葉を失うほどにはとんでもない爆発であった。
もしあの爆発をこの場所で起こしでもすれば、町ごと吹き飛ぶというのは明白だ。
発生した場所がボス部屋でよかったといったところだろう。
幸いボス部屋は次のプレイヤーが現れるまでには完全に修復されるので支障はない。
「まぁ、私たちもろともキングクラブも吹き飛んだわけで、討伐成功になっているわ。だから4層には行けるようになった。」
倒せればいいのだ。
ただ、私たちも死んでしまったため、普通は宝箱から入手するはずのアイテムは、チームリーダーであるメアリーに一括で送られている。
目を見張るような特殊なアイテムはなかったため、ササッと分配してしまった。
「じゃあ早速4層へ行こう!」
もしあそこでボス部屋を壊さずに倒せていれば、特殊なワープ装置を使って4層へと上がることができた。
それは非常にドキドキワクワクするこのゲームの1つの楽しみだ。
ただ、それは爆散した私たちには叶わぬことであったため、いつも通りマップ機能のワープを使ってやって来た。
「蒸し暑ッ!」
ワープした瞬間、じめっとした不快な空気が私たちの周りを囲った。
ここ4層はジャングルだ。
ワープ地点に存在する村は、2、3層とは異なって、規模感は1層に近い。
太い大木に架けられた板製の通路、木にしがみつくように作られている建物。
この村の大半は木の上に作られている。
「わ、私高所恐怖症なんだけど……」
いつもの活発な音符猫は、壁にしがみつきながらプルプルと震えている。
木に接するように作られている道は揺れたりしないが、木と木をつなぐつり橋はもちろん大きく揺れる。
そして、湿気が高いためか、道にはところどころ腐っているところがあり、今にも抜け落ちそうだ。
さすがに抜け落ちるということはなく、ゲーム上の描写なのだろうが、あまりにもリアルすぎて怖くなる気持ちはわかる。
「大丈夫よ。落ちることはないわ」
「そうだけど……」
落ちても音符猫の身体能力なら死ぬことはないほどの高さだ。
「それにしても、随分と植物でかいね」
辺りをグルッと見渡すと、村の外はサイズの大きな木で囲まれている。
日本で見ることのできる植物の大きさとは一線を画すような大きさで、なかなかに不気味だ。
そして、時折目にする生き物はとにかくカラフルだ。
緑色にすれば擬態出来ていいと思うのだが、あんなにカラフルにするのはなぜなのだろう。
そう思ったが、それは関係ないことなので流した。
私の背丈を余裕で越える大きさのシダ植物。
裏面には胞子のうがびっしりとついており、集合体恐怖症ではない私でもぞわわッとする。
「村の中にはほとんど何もないみたいですね……。外に行ってみますか?」
「は、はやくこんな危ないところから脱出しよう!」
村の出口は地面に接しており、急な下り坂を通って早速ジャングルへと足を踏み入れていった。
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