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110話目 配信終わり!

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「えっと、次はファンネームを決めます。」

ファンネーム?なんだそれ。

「えっと、リスナーじゃダメ?」

「リスナーって、それじゃあ普通の呼び方じゃない?」

:いいと思うよ
:俺たちにはリスナー呼びがふさわしい。
:でもこれじゃあわかりにくいからユウヒリスナーにしようよ。
:賛成
:それがいい

私のリスナーは優秀なようで、コメント欄で自由に決めてくれた。

こういうのはこれから呼ばれる人たちが実際に決めるのがいいと思う。

「じゃあ、ユウヒリスナ―で決まりで!」

まあこんな感じで、諸々の決め事はすべて全肯定で進められていった。

なにか1つ決めていくたびに、夏海がぶつぶつ言いながら落ち込んでいたのは気にしないようにする。

今も隣で「やけ酒だぁ……」とか呟きながらドリンクセラーの中に入っていた日本酒をちびちびと飲んでいる。

ちなみに私はその時に一緒に持ってきてもらったオレンジジュースを飲んでいる。

我が家には豊富な飲み物が常に常備されているのだ。

:メアリー金だけは持ってるんだよなぁ
:ユウヒちゃんが何食わぬ顔で飲んでるオレンジジュースとか超高級品だもんね。

「はぁ!?超高級品だって!?」

「ちょちょちょッ!急に大きな声出さないでよ!!」

コメント欄でとんでもないようなことが流れたので、つい大きな声を出してしまった。

で、超高級品ってなんじゃ?

「ああ、そのオレンジジュースおいしいでしょ?」

「え、あ、うん。おいしいけど、高級品ってどういうこと?私聞いてないよ?」

「ああ、ちょっとお高い奴だよ。1瓶1万くらいかな?」

この800mlの小さな瓶で1万円……。

しかも倉庫に箱であったような気がするんだけど……。

「ま、まあいい。配信続けないと……。」

:あ、無理やり切った
:やっぱ金だけは持ってるんだよなぁ
:ワイそのオレンジジュース毎日ちびちび飲んでるんだけど……。
:同じの一緒に呑めるじゃん。実質回し飲みよ!
:確かに!!

まあ10兆越えの大富豪様にとっては1万円なんて引き出しの中に転がっている小銭と同等としか思えないのだろう……。

10兆なんてあったら生きてる間に使いきれないわな。

「よし!じゃあ気を取り直して、今後の予定について話していきます!」

その後は、大会に出ることや今後の配信ペースや内容などを軽く話して、配信は切り上げた。




「お疲れー!」

「は~、疲れた疲れた!」

配信ってやっぱりなれないんだよなぁ。

緊張するとかじゃないんだけど、話すの苦手だから大変なんだよな。

「よし!じゃあお疲れ様っていうことで!ちょっといいご飯でも食べちゃおうか!」

「いいね!!」
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感想 6

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