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60話目 3層
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3層の開放が公式に発表されたのは今日の早朝のことだった。
最近、たくさんの人がこのゲームに入ってきており、1層2層だけではカバーできないほどのゲーム人口となっている。
待ちに待った3層への条件は前回とは異なり、決闘機能を使ってほかのプレイヤーと戦い、3回勝つというものだった。
ちなみに第1回イベントは決闘機能を使って行われていたので、私はすでに条件を満たしていた。
メアリーも私がログインするより前に決闘を3回行ったらしく、すでに到達条件を満たしていた。
ということで私たちはメアリー武具店に集まっている。
「3層が公開されました。行きましょう。」
「おー!!」
3層への条件を満たした場合はマップにテレポートのボタンが表示される。
しっかりと2人ともテレポートのボタンは表示されていた。
「行くよ!」
ボタンを押すと、辺りが真っ白になり始め、気がついた時には3層に到着していた。
「地下?」
どうやら3層は地下世界のようだった。
案外あっさり来れてしまうものだ。
あまり次の階層に進んだとは思えない。
空は見えず、ワープ地点は非常に大きな空洞となっており、その空洞の中に町ができているといった感じだ。
天井からは大きな鍾乳石が垂れてきていたり、雫が垂れてきている。
雫が地面に打ち付けられた時になるぽちゃんぽちゃんという音が空洞内に反響し、何重にも重なって私たちの耳に届けられていた。
マップを開くと、どうやらここは洞窟内にある大きな空洞であった。
以降空洞ではなく洞窟と呼ぶ。
とりあえず今いるところは天井の一部に光る石のようなものがあったり、ランタンがつるされていたりするために、結構明るい。
オレンジ掛かった光は濡れている地面に反射し、イルミネーションのようになっている。
「私めちゃくちゃ雰囲気好きかも。」
メアリーはどうやらこの洞窟内という環境がお気に召したらしく、「ここに新しく店を構える!移転じゃ移転!」と大盛り上がりだ。
鍛冶師としては素材あふれる地下に、そして工場都市のような第3層の中心地に店を構えたいのだろう。
ある程度探索してみてわかったのだが、この町は地下に広がる機械仕掛けの町のような感じで、多くのロボットが動いている。
1層2層にいるNPCがロボットに置き換わったという感じだ。
ロボットはがしゃがしゃといった機械音を鳴らしながら歩いており、非常に趣がある。
「ちょっと町の外に行ってみようよ。」
「そうだね。」
最近、たくさんの人がこのゲームに入ってきており、1層2層だけではカバーできないほどのゲーム人口となっている。
待ちに待った3層への条件は前回とは異なり、決闘機能を使ってほかのプレイヤーと戦い、3回勝つというものだった。
ちなみに第1回イベントは決闘機能を使って行われていたので、私はすでに条件を満たしていた。
メアリーも私がログインするより前に決闘を3回行ったらしく、すでに到達条件を満たしていた。
ということで私たちはメアリー武具店に集まっている。
「3層が公開されました。行きましょう。」
「おー!!」
3層への条件を満たした場合はマップにテレポートのボタンが表示される。
しっかりと2人ともテレポートのボタンは表示されていた。
「行くよ!」
ボタンを押すと、辺りが真っ白になり始め、気がついた時には3層に到着していた。
「地下?」
どうやら3層は地下世界のようだった。
案外あっさり来れてしまうものだ。
あまり次の階層に進んだとは思えない。
空は見えず、ワープ地点は非常に大きな空洞となっており、その空洞の中に町ができているといった感じだ。
天井からは大きな鍾乳石が垂れてきていたり、雫が垂れてきている。
雫が地面に打ち付けられた時になるぽちゃんぽちゃんという音が空洞内に反響し、何重にも重なって私たちの耳に届けられていた。
マップを開くと、どうやらここは洞窟内にある大きな空洞であった。
以降空洞ではなく洞窟と呼ぶ。
とりあえず今いるところは天井の一部に光る石のようなものがあったり、ランタンがつるされていたりするために、結構明るい。
オレンジ掛かった光は濡れている地面に反射し、イルミネーションのようになっている。
「私めちゃくちゃ雰囲気好きかも。」
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「そうだね。」
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