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38話目 第2回イベントスタート!

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「サンライズオンライン!第2回イベント開催だぁああああああ!!!!!」

「「「「「「「「しゃああああああああ!!!!!」」」」」」」」

時は来た。

ついにサンライズオンラインの第2回イベント開催の日だ。

1回目からあまり日もたっていないので盛り上がりは落ちていない。

今回のイベントはまさかの応募者全員参加だ。

どうやらマップはいくらでも広さが調節できるようになってたようで参加人数に合わせてマップのサイズを変更したらしい。

だからいくらでも参加ができる。

ということで今回のイベント参加人数は2万人を突破した。

2万人だよ!?

2万人を超える大量のプレイヤーが一斉に同じフィールドに降り立ってバトルロワイアルを行う。

これが今回のイベントだ。

もちろんここまで大規模なものになるとは運営も予想してなかったらしくまた抽選にするか話し合いになったらしいのだが、そこは運営の素晴らしい判断によって全員が参加できることになった。

今回のイベントは先ほどから話にも出ている通りバトルロワイアル形式のイベント。

参加者は2人から4人までのパーティーを組んでエントリー。

でもエントリー自体は1人でもできて、その場合はランダムでほかに1人でエントリーしたプレイヤーと組まされる。

私たちは2人でエントリーしたので関係はない話だが、1人エントリーは初めて顔を合わせる人がほとんどなので少し不利だと思う。

だからたいていの人は1週間以上前から組む人を決めて一緒に練習していたようだ。

前にも説明があったけどゲーム内での時間加速が今回は行われる。

そりゃ2万人もいるのだから何時間、または何日かかるかわからない。

だから1週間が現実世界の1時間になるように時間が調整されている。

こんなこともできるなんてゲームはすごいですね。

ちなみにこれは全く関係のない余談なのだが、このイベントの開催日は世間では受験のちょっと前のようで、この時間加速を利用して追い込みを行う受験生が多いらしい。

ゲームの世界でも勉強なんて……、かわいそうだ。

まあそんなことは私には関係ない!!

そいつらの分まで楽しむぞ!!!

私たちはすでにエントリーを済ませている。

あとは始まるまで待つだけだ。

時間になったら自動的にフィールドのランダムな場所にワープする。

「さあ!今回の注目チームを紹介するぜ!まず最初のチームは人気ストリーマーたちが集まったこのチーム!『ストリーマーズ』だ!!!」

ストリーマーたちが集まったからストリーマーズって、安直すぎだろ。

まあでも名前ってそんなもんか。

私はあまりストリーマーとか見ないからわからないんだけど元プロゲーマーの人とか大人気streamerのsyamoさんとかがいるらしい。

syamoさんは知ってる。

イベント0人の人だ。

「続いてのチームはTFT上位勢が集まったこのチーム!『labyrinth』だ!!!」

おお!メアリーが注目していた選手たちだ。

これはレイヴさんとかがいるチームでTFT上位勢で固められた4人のチーム。

このゲームのリリース前から一緒に遊んでいたメンバーらしく非常に高い連携が期待されているチームだ。

個人の実力もこのゲームトップクラスでまあ誰もが注目するチームだろう。

「そして最後!!TFTで優勝したユウヒ選手がいるこのチーム!『Sunset』だ!!!」

はい。

もちろん私たちも紹介されます。

チームの名前はまずこのゲーム『サンライズオンライン』って名前だったし私の名前もユウヒ。

だからSunsetっていいかなと思ったの。

「このチームはみなさんご存じユウヒ選手とメアリー選手が組んだ2人のパーティーです!メアリー選手と言えば相当コアな人ならご存じでしょう!本職は鍛冶師でそのレベルは100を突破しているレベルだけで見ればこのゲームNo,1のプレイヤー!サブ職業の大剣使いのほうもレベル80を突破!!TFTには参加していませんでしたがこのゲーム上位プレイヤーの一人です!!」

ええ!?そうだったの!?

「メアリー!そんなにレベル高かったの!?」

「ん?そうみたい。」

レベル100って……、廃人じゃん。

「いや~、私メアリー選手の武具店で武器揃えたんですけどめちゃくちゃいいんですよねこれ。」

「そうなんですね。私も行ってみようかな。」

「おすすめですよ。ユウヒ選手と仲が良いということですので高い連携力も期待されます。」

おおっ、なんか期待されてる。

てかなんかさっきからありがたやありがたやって呪文が右から……。

「まじで宣伝ありがたい……。」

おぉ……。

「さ、さあ!メアリー頑張ろう!!」

「しゃあ!!やるぞ!!!」

「円陣組む?」

「いや、別にいいよ。大丈夫でしょ。」

締まらんなぁ……。


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