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34話目 第2回イベントへ

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「ユウヒ!イベント1位おめでとう!!!」

ここはメアリー武具店の2階、メアリーの居住スペースだ。

このゲームには居住スペースというものが存在する。

アイテムを保存したり、休憩したりと様々なものに使える。

私は持っていないのだが。

そこで行われているのが第1回イベントの打ち上げ兼、第2回イベントの作戦会議。

ほんとは飲食店でやりたいんだけど、町を出たら声をかけられるとか言う今の状況を踏まえるとメアリーの居住スペースでやるのがまあ妥当だろう。

机の上にはメアリーが買ってきてくれた飲食物がずらりと並んでいる。

「それにしてもイベント優勝者様は大変ですね~。まさか買い物もできないなんて。」

「ほんとだよ……。しばらくはフィールドの端のほうとか行かないと狩りもまともにできなそう……。」

あ、なんだメアリー。

人の不幸を笑うとは何事だ!!

ムキーーーーッ!!

「第2回目のイベント優勝したらお前もこうなるんだからな!!!絶対優勝してやる!!!!」

ユウヒはおもむろに立ち上がってそう叫んだ。

「ほどほどにお願いします……。」

「なに?優勝したくないの?」

イスに座りなおしながらメアリーに聞く。

「いや、別にしたいわけではないんだけどね、ユウヒの状態とか見ると大変そうだなって。」

「まあね、確かに大変だけど店の売り上げとかも上がりそうだしいいんじゃない?」

「まあそれもそうだね。」

知名度が上がることは悪いことではない。

道であったときに声をかけてくれたり応援してくれるのはあまりたくさんの人にされるとうっとうしいけどまあうれしいものだ。

プレイヤーが経営しているお店とかなら割引が入ったりとかするかもしれないし。

「まあそんなことより!第2回イベントの会議をしないといけないよ!!」

「そうだった!」

次のイベントの内容はパーティー対抗のバトルロワイアル。

開始まではもう2週間を切っているのだ。

パーティーは2人から4人までのパーティーを組んで行う。

大きなフィールドにたくさんのパーティーがランダムでテレポートされて戦いあう。

相当な長丁場が予想されているのでゲーム内での時間加速処置がとられる予定だ。

倒されてしまったらもう復活はできないのでおとなしく観戦に回ることになる。

一応パーティー全員が倒されたときの順位がそのチームの順位で確定する。

がつがつキルを稼ぎに行くのもよし、影のほうでひっそりと隠れながら順位を上げていくのもよし。

でも個人的には陰でいもいもするのは嫌かな。

しっかりと戦っていきたい。

「私たちは2人で出場でいいんだよね?」

「うん。いいよ~。」

「じゃあ決定で。」

ほかに2人誘ったほうがまあ有利なのだろうが、私たちは2人でも十分やっていける実力を持っているはずだ。

だから今回のイベントは2人で出ることにする。

「なんか気になるチームとかってあるの?私TFTのほうに集中してたからそこら辺の情報があまり入ってきてないんだよ。」

「あ~、情報が多く出だしたのはTFT後からなんだけど、ちょっと気になるパーティーいるよ。」

「お?どんなの?」

「これこれ。」

そういってメアリーは1つのウェブページを見せてきた。

「って!この人レイヴさんじゃん!!」

「そう。レイヴさん。そのTFT2位のレイヴさんをはじめとするTFT上位勢たちが4人集まったパーティーがあるんだよ。それが個人的には気になってる。」

「あちゃー、上位勢4人は確かに厳しいね。でも大丈夫だよ。レイヴさんより多分メアリーのほうが化け物強いから。」

「化け物強いって……、もっといい言い方ないの?」

「ないの!」

「まあいいけど……。」

レイヴさんのチームの4人中2人は私と戦った人だ。

会話にもあったけどレイヴさんとメアリーではメアリーのほうが多分強いのだから大丈夫。

しかも私とメアリーの仲だよ?

もうしゃべらなくても何やりたいのか伝わっちゃう!

チームワーク世界最強だから大丈夫だよ。

「じゃ、ということであんたの双剣メンテナンスしてあげるから出して。」

「お!ありがとう!すぐ終わる?」

「うん、まあ1時間くらいありゃ終わるよ。」

「じゃあ待ってるね~。」

優秀な鍛冶師がこっちにはついている。

装備も世界一だしイベント優勝したのだから実力だって世界一。

そこにチームワークが加わったら負けなしだよ!!
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