27 / 193
26話目 TFT①
しおりを挟む
「みんな!準備はいいか?」
「「「「「「「おおおおおおおおお!!!」」」」」」」
司会者の声に地面が震えるほどの大きな声で答えるプレイヤーたち。
「The First Tournament開催だ~!!!」
そう!ついにTFTがスタートするのだ!!
「じゃあまずTFTの軽いルールから説明するぞ。ルールはいたって簡単だ!敵を倒す!それだけ!!トーナメント形式になっているからみんな頑張ってくれ!負けた瞬間に敗退。上位入賞者には特別な報酬をプレゼントするぜ!!」
一応相当な人数が出場するらしく、もし決勝まで残った場合は合計10回戦うことになる。
しかも1日でだから相当精神擦り減りそうだ。
すでにドキドキしているもん。心臓バックバクだよほんとに!
メアリーとも約束したし、私はこの日のために頑張った!
マジで優勝狙います!!!
そわそわと準備をしている間に早速自分の試合が来た。
「ふっ、こんな嬢ちゃんか。すまんな、俺はGiNan67だ。多分名前くらいは聞いたことあるんじゃないか?」
いや、ありません。
当人が言うには相当早い時期に1層を突破した実力者でいろいろなパーティーに引っ張りだこのようだ。
まあ私は知らないけど。
「あーあ、ごめんね嬢ちゃん。1試合目から俺と当たっちゃって。」
(#^ω^)ピキ
「申し訳ないけど1試合目で嬢ちゃんは敗退だよ。なんせ俺は相当早くに1層を突破したトッププレイヤーだからな!すでにレベルは54!嬢ちゃんはいくつかな?ん??」
(#^ω^)ピキピキ
なんだこいつマジでうざいぞ。
「よろしくお願いします。私が勝ちますけどね。」
相手のクソ野郎は馬鹿にするかのようににやりと笑った。
「試合スタート!」
その瞬間試合スタートの合図が鳴った。
私は超加速を使って一気に間合いを詰める。
クソ野郎は驚いたような顔をしながら持ってた斧で私をはじく。
(結構やるな。クソ野郎のくせに。)
正直1発で仕留めるつもりだったんだけど止められてしまった。
どうやらトッププレイヤーというのは本当のようだ。
まあでも勝てない相手ではない。
「嬢ちゃん?どうしたのか?来ないなら俺から行っちゃうぞ?」
「なめるな!!」
もう怒ったぞこいつマジでうざい最悪。
今度は跳躍を使って高く飛び、空中ジャンプで向きを変える。
クソ野郎の背中をとってアタック。
クソ野郎は斧で私の攻撃を受け止めるが私の武器は双剣。
片方止めたところですぐにまたもう片方で攻撃ができる。
「残念だけどね、私のレベルは70なんだ。ユウヒって知ってる?あれ、私だから。」
「っ!ユウヒって!!解放者……。」
クソ野郎は驚いたような顔をしていたが気にせず私は首を刎ねた。
どっと会場が盛り上がる。
「レベル70だってよ」
「あれが解放者の1人か……、あんなにかわいい子だったんだな。」
「あれ勝てるか?」
などなど、とてもうれしい感想が飛んでくる。
たくさんの観客がいる中1人のプレイヤーが目に入った。
メアリーだ。
うれしそうに手を振っていたので私も振り返すと観客は再び盛り上がった。
いやあんたたちにしたわけじゃないから。
メアリーはにやりと笑って親指を立てる。
(そういうことか……。あいつ私をはめたな。)
どうやら私にファンサービスをさせるのが狙いだったらしい。
何のためだよ……。
「「「「「「「おおおおおおおおお!!!」」」」」」」
司会者の声に地面が震えるほどの大きな声で答えるプレイヤーたち。
「The First Tournament開催だ~!!!」
そう!ついにTFTがスタートするのだ!!
「じゃあまずTFTの軽いルールから説明するぞ。ルールはいたって簡単だ!敵を倒す!それだけ!!トーナメント形式になっているからみんな頑張ってくれ!負けた瞬間に敗退。上位入賞者には特別な報酬をプレゼントするぜ!!」
一応相当な人数が出場するらしく、もし決勝まで残った場合は合計10回戦うことになる。
しかも1日でだから相当精神擦り減りそうだ。
すでにドキドキしているもん。心臓バックバクだよほんとに!
メアリーとも約束したし、私はこの日のために頑張った!
マジで優勝狙います!!!
そわそわと準備をしている間に早速自分の試合が来た。
「ふっ、こんな嬢ちゃんか。すまんな、俺はGiNan67だ。多分名前くらいは聞いたことあるんじゃないか?」
いや、ありません。
当人が言うには相当早い時期に1層を突破した実力者でいろいろなパーティーに引っ張りだこのようだ。
まあ私は知らないけど。
「あーあ、ごめんね嬢ちゃん。1試合目から俺と当たっちゃって。」
(#^ω^)ピキ
「申し訳ないけど1試合目で嬢ちゃんは敗退だよ。なんせ俺は相当早くに1層を突破したトッププレイヤーだからな!すでにレベルは54!嬢ちゃんはいくつかな?ん??」
(#^ω^)ピキピキ
なんだこいつマジでうざいぞ。
「よろしくお願いします。私が勝ちますけどね。」
相手のクソ野郎は馬鹿にするかのようににやりと笑った。
「試合スタート!」
その瞬間試合スタートの合図が鳴った。
私は超加速を使って一気に間合いを詰める。
クソ野郎は驚いたような顔をしながら持ってた斧で私をはじく。
(結構やるな。クソ野郎のくせに。)
正直1発で仕留めるつもりだったんだけど止められてしまった。
どうやらトッププレイヤーというのは本当のようだ。
まあでも勝てない相手ではない。
「嬢ちゃん?どうしたのか?来ないなら俺から行っちゃうぞ?」
「なめるな!!」
もう怒ったぞこいつマジでうざい最悪。
今度は跳躍を使って高く飛び、空中ジャンプで向きを変える。
クソ野郎の背中をとってアタック。
クソ野郎は斧で私の攻撃を受け止めるが私の武器は双剣。
片方止めたところですぐにまたもう片方で攻撃ができる。
「残念だけどね、私のレベルは70なんだ。ユウヒって知ってる?あれ、私だから。」
「っ!ユウヒって!!解放者……。」
クソ野郎は驚いたような顔をしていたが気にせず私は首を刎ねた。
どっと会場が盛り上がる。
「レベル70だってよ」
「あれが解放者の1人か……、あんなにかわいい子だったんだな。」
「あれ勝てるか?」
などなど、とてもうれしい感想が飛んでくる。
たくさんの観客がいる中1人のプレイヤーが目に入った。
メアリーだ。
うれしそうに手を振っていたので私も振り返すと観客は再び盛り上がった。
いやあんたたちにしたわけじゃないから。
メアリーはにやりと笑って親指を立てる。
(そういうことか……。あいつ私をはめたな。)
どうやら私にファンサービスをさせるのが狙いだったらしい。
何のためだよ……。
0
お気に入りに追加
543
あなたにおすすめの小説
Anotherfantasia~もうひとつの幻想郷
くみたろう
ファンタジー
彼女の名前は東堂翠。
怒りに震えながら、両手に持つ固めの箱を歪ませるくらいに力を入れて歩く翠。
最高の一日が、たった数分で最悪な1日へと変わった。
その要因は手に持つ箱。
ゲーム、Anotherfantasia
体感出来る幻想郷とキャッチフレーズが付いた完全ダイブ型VRゲームが、彼女の幸せを壊したのだ。
「このゲームがなんぼのもんよ!!!」
怒り狂う翠は帰宅後ゲームを睨みつけて、興味なんか無いゲームを険しい表情で起動した。
「どれくらい面白いのか、試してやろうじゃない。」
ゲームを一切やらない翠が、初めての体感出来る幻想郷へと体を委ねた。
それは、翠の想像を上回った。
「これが………ゲーム………?」
現実離れした世界観。
でも、確かに感じるのは現実だった。
初めて続きの翠に、少しづつ増える仲間たち。
楽しさを見出した翠は、気付いたらトップランカーのクランで外せない大事な仲間になっていた。
【Anotherfantasia……今となっては、楽しくないなんて絶対言えないや】
翠は、柔らかく笑うのだった。
VRゲームでも身体は動かしたくない。
姫野 佑
SF
多種多様な武器やスキル、様々な【称号】が存在するが職業という概念が存在しない<Imperial Of Egg>。
古き良きPCゲームとして稼働していた<Imperial Of Egg>もいよいよ完全没入型VRMMO化されることになった。
身体をなるべく動かしたくないと考えている岡田智恵理は<Imperial Of Egg>がVRゲームになるという発表を聞いて気落ちしていた。
しかしゲーム内の親友との会話で落ち着きを取り戻し、<Imperial Of Egg>にログインする。
当作品は小説家になろう様で連載しております。
章が完結次第、一日一話投稿致します。
ゲーム内転移ー俺だけログアウト可能!?ゲームと現実がごちゃ混ぜになった世界で成り上がる!ー
びーぜろ@転移世界のアウトサイダー発売中
ファンタジー
ブラック企業『アメイジング・コーポレーション㈱』で働く経理部員、高橋翔23歳。
理不尽に会社をクビになってしまった翔だが、慎ましい生活を送れば一年位なら何とかなるかと、以前よりハマっていたフルダイブ型VRMMO『Different World』にダイブした。
今日は待ちに待った大規模イベント情報解禁日。その日から高橋翔の世界が一変する。
ゲーム世界と現実を好きに行き来出来る主人公が織り成す『ハイパーざまぁ!ストーリー。』
計画的に?無自覚に?怒涛の『ざまぁw!』がここに有る!
この物語はフィクションです。
※ノベルピア様にて3話先行配信しておりましたが、昨日、突然ログインできなくなってしまったため、ノベルピア様での配信を中止しております。
【完結】VRMMOでチュートリアルを2回やった生産職のボクは最強になりました
鳥山正人
ファンタジー
フルダイブ型VRMMOゲームの『スペードのクイーン』のオープンベータ版が終わり、正式リリースされる事になったので早速やってみたら、いきなりのサーバーダウン。
だけどボクだけ知らずにそのままチュートリアルをやっていた。
チュートリアルが終わってさぁ冒険の始まり。と思ったらもう一度チュートリアルから開始。
2度目のチュートリアルでも同じようにクリアしたら隠し要素を発見。
そこから怒涛の快進撃で最強になりました。
鍛冶、錬金で主人公がまったり最強になるお話です。
※この作品は「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過した【第1章完結】デスペナのないVRMMOで〜をブラッシュアップして、続きの物語を描いた作品です。
その事を理解していただきお読みいただければ幸いです。
虚弱生産士は今日も死ぬ ―遊戯の世界で満喫中―
山田 武
ファンタジー
今よりも科学が発達した世界、そんな世界にVRMMOが登場した。
Every Holiday Online 休みを謳歌できるこのゲームを、俺たち家族全員が始めることになった。
最初のチュートリアルの時、俺は一つの願いを言った――そしたらステータスは最弱、スキルの大半はエラー状態!?
ゲーム開始地点は誰もいない無人の星、あるのは求めて手に入れた生産特化のスキル――:DIY:。
はたして、俺はこのゲームで大車輪ができるのか!? (大切)
1話約1000文字です
01章――バトル無し・下準備回
02章――冒険の始まり・死に続ける
03章――『超越者』・騎士の国へ
04章――森の守護獣・イベント参加
05章――ダンジョン・未知との遭遇
06章──仙人の街・帝国の進撃
07章──強さを求めて・錬金の王
08章──魔族の侵略・魔王との邂逅
09章──匠天の証明・眠る機械龍
10章──東の果てへ・物ノ怪の巫女
11章──アンヤク・封じられし人形
12章──獣人の都・蔓延る闘争
13章──当千の試練・機械仕掛けの不死者
14章──天の集い・北の果て
15章──刀の王様・眠れる妖精
16章──腕輪祭り・悪鬼騒動
17章──幽源の世界・侵略者の侵蝕
18章──タコヤキ作り・幽魔と霊王
19章──剋服の試練・ギルド問題
20章──五州騒動・迷宮イベント
21章──VS戦乙女・就職活動
22章──休日開放・家族冒険
23章──千■万■・■■の主(予定)
タイトル通りになるのは二章以降となります、予めご了承を。
春空VRオンライン ~島から出ない採取生産職ののんびり体験記~
滝川 海老郎
SF
新作のフルダイブVRMMOが発売になる。 最初の舞台は「チュートリ島」という小島で正式リリースまではこの島で過ごすことになっていた。
島で釣りをしたり、スライム狩りをしたり、探険したり、干物のアルバイトをしたり、宝探しトレジャーハントをしたり、のんびり、のほほんと、過ごしていく。
VRMMO~鍛治師で最強になってみた!?
ナイム
ファンタジー
ある日、友人から進められ最新フルダイブゲーム『アンリミテッド・ワールド』を始めた進藤 渚
そんな彼が友人たちや、ゲーム内で知り合った人たちと協力しながら自由気ままに過ごしていると…気がつくと最強と呼ばれるうちの一人になっていた!?
インフィニティ・オンライン~ネタ職「商人」を選んだもふもふワンコは金の力(銭投げ)で無双する~
黄舞
SF
無数にあるゲームの中でもβ版の完成度、自由度の高さから瞬く間に話題を総ナメにした「インフィニティ・オンライン」。
貧乏学生だった商山人志はゲームの中だけでも大金持ちになることを夢みてネタ職「商人」を選んでしまう。
攻撃スキルはゲーム内通貨を投げつける「銭投げ」だけ。
他の戦闘職のように強力なスキルや生産職のように戦闘に役立つアイテムや武具を作るスキルも無い。
見た目はせっかくゲームだからと選んだもふもふワンコの獣人姿。
これもモンスターと間違えられやすいため、PK回避で選ぶやつは少ない!
そんな中、人志は半ばやけくそ気味にこう言い放った。
「くそっ! 完全に騙された!! もういっその事お前らがバカにした『商人』で天下取ってやんよ!! 金の力を思い知れ!!」
一度完結させて頂きましたが、勝手ながら2章を始めさせていただきました
毎日更新は難しく、最長一週間に一回の更新頻度になると思います
また、1章でも試みた、読者参加型の物語としたいと思っています
具体的にはあとがき等で都度告知を行いますので奮ってご参加いただけたらと思います
イベントの有無によらず、ゲーム内(物語内)のシステムなどにご指摘を頂けましたら、運営チームの判断により緊急メンテナンスを実施させていただくことも考えています
皆様が楽しんで頂けるゲーム作りに邁進していきますので、変わらぬご愛顧をよろしくお願いしますm(*_ _)m
吉日
運営チーム
大変申し訳ありませんが、諸事情により、キリが一応いいということでここで再度完結にさせていただきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる