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13話目 さらに奥へ
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私とメアリーは雑談をしながら洞窟を歩く。
「ねえユウヒ。そういえばユウヒは何で双剣使いにしたの?」
「んー、まあ詳しくは言えないんだけど私リアルがいろいろとあれでね。双剣ってめちゃくちゃ動いてかっこいいから双剣にしたの。まあリアルのことはいつか話すよ。」
リアルの話が出てきたからだろう。
メアリーは一瞬気まずそうな顔をした。
別に気にしなくてもいいのに。
「そうなんだ。まあ双剣確かにかっこいいもんね~。さっきのユウヒかっこよかったよ。」
「え~、照れる~。」
そういいながらわざとらしく頬に両手を当てる。
するとそれを見たメアリーは私の頭をそっとなで始めた。
「ん?どうしたの?」
メアリーは少し間を開けてこう答えた。
「いや、ユウヒの顔が悲しそうだったからつい、ね。」
「......。」
私はそんな悲しそう顔をしていたのだろうか。
リアルでも結構ポーカーフェイスはうまいはずだ。
日々ポーカーフェイスで私は過ごしているから。
するとメアリーは前を向いて
「辛かったら頼っていいからね。」
と言った。
その時のメアリーの顔は凛々しく、かっこよかった。
「うん。ありがと。」
結構奥まで来ただろう。
1時間半ほど歩いた。
洞窟内は基本的に下のほうに伸びていたのだが先ほどからは横に伸びる形に変わっていた。
「ねえユウヒ、なんか形変わったと思わない?」
「うん。私もそう思ってた。」
山脈の部分が終わって平野のところに来たのだろうか。
「そういえば洞窟内ってどんな感じのマップになってる?」
あー確かにまだ見てないな。
「ちょっと開いてみようか。」
そういってマップを開く。
「これは、洞窟内の地図か?」
そこには少し立体的に洞窟内の地図が示されていた。
地上でマップを開くと平面的なマップになる。
それこそGo〇gle Mapのようなイメージだ。
しかしこのダンジョンの場合はしっかりと凸凹している。
わかりやすいようにという運営側の配慮だろう。
ありがたい!!
しかしまだ行ったことのないような道は黒い靄で隠されていた。
「これ多分行ったことあるところだけ見えるようになってるね。」
「そうだね。って、ユウヒマップの左下見て。」
ん?左下??
メアリーに言われてマップの左下の部分に目をやる。
するとそこには地上の絵のようなものが描かれた丸いボタンが付いていた。
「ちょっと押してみようか。」
押してみると地図が洞窟の地図から地上の地図に変わった。
「「お~!」」
「これ地上の地図にもできるんだね!」
「そうみたい。って!今ちょうどギぺル村の下じゃん!!これワープできるんじゃない??」
「たしかに!!村に入った判定になってる!!どうする?これワープしちゃう??」
「そうだね!だって村に着くのが目的でしょ?いつまでもこんな薄暗いところいやだ。」
そういってメアリーはワープのボタンを押す。
「ってあれ?ワープできない。」
「やっぱ地上から行かないといけないとか?」
「いや、それは違うと思う。だって行ったことないところはまず『ワープする』っていう文字が出ないもん。」
確かにそうだ。
ヒメナ村にいた時はギぺル村に『ワープする』という文字はついていなかった。
「ちょっと調べてみる。」
すぐに検索エンジンを開いて調べる。
『サンライズオンライン ワープ できない。』
「って、メアリー。どうやらここはダンジョンみたいだよ。」
「え?どういうこと?」
「ちょっと調べてみたんだけどどうやらダンジョンの中ではワープの機能は使えないみたいだ。」
「ダンジョン......。これってボス倒さないと出れないってことだよね。」
「そうなるね。入り口からは出れるけど崩落してるからね。」
「「......。」」
しばらくの沈黙が続く。
基本的にはダンジョンはアタッカー、ヒーラー、タンカーなどの役職をそろえていくものだ。
ポーションを買ったり武器を整えたり、しっかりと食料を整えてレベル上げをしてから行くものだ。
アタッカーと生産職が準備なしに挑むようなところではない。
「「......。」」
「行くしかないよ。」
「そうだね。」
そういって私たちは洞窟のさらに奥へと歩き出した。
「ねえユウヒ。そういえばユウヒは何で双剣使いにしたの?」
「んー、まあ詳しくは言えないんだけど私リアルがいろいろとあれでね。双剣ってめちゃくちゃ動いてかっこいいから双剣にしたの。まあリアルのことはいつか話すよ。」
リアルの話が出てきたからだろう。
メアリーは一瞬気まずそうな顔をした。
別に気にしなくてもいいのに。
「そうなんだ。まあ双剣確かにかっこいいもんね~。さっきのユウヒかっこよかったよ。」
「え~、照れる~。」
そういいながらわざとらしく頬に両手を当てる。
するとそれを見たメアリーは私の頭をそっとなで始めた。
「ん?どうしたの?」
メアリーは少し間を開けてこう答えた。
「いや、ユウヒの顔が悲しそうだったからつい、ね。」
「......。」
私はそんな悲しそう顔をしていたのだろうか。
リアルでも結構ポーカーフェイスはうまいはずだ。
日々ポーカーフェイスで私は過ごしているから。
するとメアリーは前を向いて
「辛かったら頼っていいからね。」
と言った。
その時のメアリーの顔は凛々しく、かっこよかった。
「うん。ありがと。」
結構奥まで来ただろう。
1時間半ほど歩いた。
洞窟内は基本的に下のほうに伸びていたのだが先ほどからは横に伸びる形に変わっていた。
「ねえユウヒ、なんか形変わったと思わない?」
「うん。私もそう思ってた。」
山脈の部分が終わって平野のところに来たのだろうか。
「そういえば洞窟内ってどんな感じのマップになってる?」
あー確かにまだ見てないな。
「ちょっと開いてみようか。」
そういってマップを開く。
「これは、洞窟内の地図か?」
そこには少し立体的に洞窟内の地図が示されていた。
地上でマップを開くと平面的なマップになる。
それこそGo〇gle Mapのようなイメージだ。
しかしこのダンジョンの場合はしっかりと凸凹している。
わかりやすいようにという運営側の配慮だろう。
ありがたい!!
しかしまだ行ったことのないような道は黒い靄で隠されていた。
「これ多分行ったことあるところだけ見えるようになってるね。」
「そうだね。って、ユウヒマップの左下見て。」
ん?左下??
メアリーに言われてマップの左下の部分に目をやる。
するとそこには地上の絵のようなものが描かれた丸いボタンが付いていた。
「ちょっと押してみようか。」
押してみると地図が洞窟の地図から地上の地図に変わった。
「「お~!」」
「これ地上の地図にもできるんだね!」
「そうみたい。って!今ちょうどギぺル村の下じゃん!!これワープできるんじゃない??」
「たしかに!!村に入った判定になってる!!どうする?これワープしちゃう??」
「そうだね!だって村に着くのが目的でしょ?いつまでもこんな薄暗いところいやだ。」
そういってメアリーはワープのボタンを押す。
「ってあれ?ワープできない。」
「やっぱ地上から行かないといけないとか?」
「いや、それは違うと思う。だって行ったことないところはまず『ワープする』っていう文字が出ないもん。」
確かにそうだ。
ヒメナ村にいた時はギぺル村に『ワープする』という文字はついていなかった。
「ちょっと調べてみる。」
すぐに検索エンジンを開いて調べる。
『サンライズオンライン ワープ できない。』
「って、メアリー。どうやらここはダンジョンみたいだよ。」
「え?どういうこと?」
「ちょっと調べてみたんだけどどうやらダンジョンの中ではワープの機能は使えないみたいだ。」
「ダンジョン......。これってボス倒さないと出れないってことだよね。」
「そうなるね。入り口からは出れるけど崩落してるからね。」
「「......。」」
しばらくの沈黙が続く。
基本的にはダンジョンはアタッカー、ヒーラー、タンカーなどの役職をそろえていくものだ。
ポーションを買ったり武器を整えたり、しっかりと食料を整えてレベル上げをしてから行くものだ。
アタッカーと生産職が準備なしに挑むようなところではない。
「「......。」」
「行くしかないよ。」
「そうだね。」
そういって私たちは洞窟のさらに奥へと歩き出した。
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