36 / 41
九年後
海外公演始まる
しおりを挟む
悠莉の事務所で、アジアツアーの計画が浮上していた。
事務所の先輩歌手を含めたメンバーで後輩歌手をアジアに売り込もうというもののようだ。
勿論悠莉もメンバーの一人で、仲の良い先輩の推薦もあっての事らしい。
「ショウリ、私こんどコンサートするんだよ…」
「ヘー、凄いな…」
「それでね、アジアツアーなんで、上海やソウル…香港や台湾でもあるの」
台湾という言葉で、翔莉の頬は引き攣った。
「先輩がね、悠莉が心配だったら一緒に来てもいいよって…どうする?ショウリ」
「ばぁか、俺だって仕事があるんだよそんな簡単に行けるか!…」
「でもね、12月から練習が始まって、台湾は2月頃だからオフじゃない?」
「…」
悠莉の勧めもあって、翔莉も途中から参加する事になった。
そして、何処から聞きつけたのか圭介も行くと言ってる。
~~~
悠莉達のツアーがスタートした。
今、成田空港ヘ見送りに来て、一般の搭乗口とは別の入口の前で、翔莉と圭介に見送られた。
「翔莉さん、悠莉ちゃんの事、私達がしっかり見てますから、安心して下さい…台湾での合流お待ちしてますね…」
先輩は大燥ぎで、悠莉より先に翔莉と話していた。そんな膨れっ面の悠莉に圭介が声を掛けていた。
「悠莉ちゃん、頑張ってね、台湾で待ってる」
圭介のくさいあいさつに笑みが溢れた。
悠莉達が手を振り、搭乗手続きをして中に入って行った。
~~~
上海での悠莉達のコンサートは大盛況に始まり、次の韓国ソウルでも大盛況だった。
そして、次の台湾公演に向けて出発した。
悠莉はこの台湾公演には、これまで以上に熱い想いでいた。父母が行方不明になってからもうすぐ十年、決着のツアーになると思っている。
事務所の先輩歌手を含めたメンバーで後輩歌手をアジアに売り込もうというもののようだ。
勿論悠莉もメンバーの一人で、仲の良い先輩の推薦もあっての事らしい。
「ショウリ、私こんどコンサートするんだよ…」
「ヘー、凄いな…」
「それでね、アジアツアーなんで、上海やソウル…香港や台湾でもあるの」
台湾という言葉で、翔莉の頬は引き攣った。
「先輩がね、悠莉が心配だったら一緒に来てもいいよって…どうする?ショウリ」
「ばぁか、俺だって仕事があるんだよそんな簡単に行けるか!…」
「でもね、12月から練習が始まって、台湾は2月頃だからオフじゃない?」
「…」
悠莉の勧めもあって、翔莉も途中から参加する事になった。
そして、何処から聞きつけたのか圭介も行くと言ってる。
~~~
悠莉達のツアーがスタートした。
今、成田空港ヘ見送りに来て、一般の搭乗口とは別の入口の前で、翔莉と圭介に見送られた。
「翔莉さん、悠莉ちゃんの事、私達がしっかり見てますから、安心して下さい…台湾での合流お待ちしてますね…」
先輩は大燥ぎで、悠莉より先に翔莉と話していた。そんな膨れっ面の悠莉に圭介が声を掛けていた。
「悠莉ちゃん、頑張ってね、台湾で待ってる」
圭介のくさいあいさつに笑みが溢れた。
悠莉達が手を振り、搭乗手続きをして中に入って行った。
~~~
上海での悠莉達のコンサートは大盛況に始まり、次の韓国ソウルでも大盛況だった。
そして、次の台湾公演に向けて出発した。
悠莉はこの台湾公演には、これまで以上に熱い想いでいた。父母が行方不明になってからもうすぐ十年、決着のツアーになると思っている。
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説
[恥辱]りみの強制おむつ生活
rei
大衆娯楽
中学三年生になる主人公倉持りみが集会中にお漏らしをしてしまい、おむつを当てられる。
保健室の先生におむつを当ててもらうようにお願い、クラスメイトの前でおむつ着用宣言、お漏らしで小学一年生へ落第など恥辱にあふれた作品です。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
怪異・おもらししないと出られない部屋
紫藤百零
大衆娯楽
「怪異・おもらししないと出られない部屋」に閉じ込められた3人の少女。
ギャルのマリン、部活少女湊、知的眼鏡の凪沙。
こんな条件飲めるわけがない! だけど、これ以外に脱出方法は見つからなくて……。
強固なルールに支配された領域で、我慢比べが始まる。
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
徹夜でレポート間に合わせて寝落ちしたら……
紫藤百零
大衆娯楽
トイレに間に合いませんでしたorz
徹夜で書き上げたレポートを提出し、そのまま眠りについた澪理。目覚めた時には尿意が限界ギリギリに。少しでも動けば漏らしてしまう大ピンチ!
望む場所はすぐ側なのになかなか辿り着けないジレンマ。
刻一刻と高まる尿意と戦う澪理の結末はいかに。
お兄ちゃんは今日からいもうと!
沼米 さくら
ライト文芸
大倉京介、十八歳、高卒。女子小学生始めました。
親の再婚で新しくできた妹。けれど、彼女のせいで僕は、体はそのまま、他者から「女子小学生」と認識されるようになってしまった。
トイレに行けないからおもらししちゃったり、おむつをさせられたり、友達を作ったり。
身の回りで少しずつ不可思議な出来事が巻き起こっていくなか、僕は少女に染まっていく。
果たして男に戻る日はやってくるのだろうか。
強制女児女装万歳。
毎週木曜と日曜更新です。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる