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新・新生活
新学期
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二学期が始まっても、翔莉は一度も学校に来ていなかった。
親友である圭介は、夏休みの間、何度も翔莉の家に行って状況を聞いているし、今では部活動も引退したので学校帰りに寄る事も多い。
今日は、学校帰りに翔莉合流して、学校から近いサッカーのユースチームの練習に参加して、選考に引っかかるのが翔莉の狙いらしい。
グランドに行くと、小学生のグループはもう練習していた。
学校の部活とは違い、ここはプロを目指している連中の集まりなので、集中力が半端ない。そんな所に翔莉は何しに来たんだろう。
建物の方で、監督らしい人が僕たちを手招きで呼んでいる。
「君がセレクションを受けたいと連絡してきた子かな?」
翔莉は、ハイと答えた。
野球はドラフトで指名されるか、育成で上がるしかプロにはなれ無いが、サッカーはスカウトされるか、セレクションという選考を得て認められればプロになれる。
今の時期からだと学校の大会で活躍し、野球の様にスカウトの目に留まるのは無理なので一発勝負に出たかたちだった。
監督がコーチ達に何か指示した後、中高生の練習に翔莉も参加した。
ミニゲームが始まるみたいだ。
圭介も初めて翔莉のサッカーを観るけど、野球の時に驚いたから、翔莉なら凄い事をやるだろうと思っている。
だが、試合が始まっても新入りの翔莉にボールを回す味方も居らず、時間が過ぎていく。
敵がボールをキープして攻撃にくるのを待ってた翔莉が、スッとボールを奪い返して、
ドリブルで攻め込んでそのままゴールを決めた。
その後も翔莉はボールが足下にくるとゴールを次々と決め、存在感をアピールした。
試合後に、監督から合格の言葉をもらった翔莉は、今日の事スカウトに伝えてとだけ伝言して、圭介に帰ろうと言ってその場を去った。
翌日のホームルームで担任から
翔莉が学校を替わること事を聞いた。
「本人の希望で転校する事になった。
短い間だったけど、みんなによろしくと言っていたぞ。」
その日、圭介はもう授業が頭に入らなかった。帰りに翔莉の家による事だけを考えて
親友である圭介は、夏休みの間、何度も翔莉の家に行って状況を聞いているし、今では部活動も引退したので学校帰りに寄る事も多い。
今日は、学校帰りに翔莉合流して、学校から近いサッカーのユースチームの練習に参加して、選考に引っかかるのが翔莉の狙いらしい。
グランドに行くと、小学生のグループはもう練習していた。
学校の部活とは違い、ここはプロを目指している連中の集まりなので、集中力が半端ない。そんな所に翔莉は何しに来たんだろう。
建物の方で、監督らしい人が僕たちを手招きで呼んでいる。
「君がセレクションを受けたいと連絡してきた子かな?」
翔莉は、ハイと答えた。
野球はドラフトで指名されるか、育成で上がるしかプロにはなれ無いが、サッカーはスカウトされるか、セレクションという選考を得て認められればプロになれる。
今の時期からだと学校の大会で活躍し、野球の様にスカウトの目に留まるのは無理なので一発勝負に出たかたちだった。
監督がコーチ達に何か指示した後、中高生の練習に翔莉も参加した。
ミニゲームが始まるみたいだ。
圭介も初めて翔莉のサッカーを観るけど、野球の時に驚いたから、翔莉なら凄い事をやるだろうと思っている。
だが、試合が始まっても新入りの翔莉にボールを回す味方も居らず、時間が過ぎていく。
敵がボールをキープして攻撃にくるのを待ってた翔莉が、スッとボールを奪い返して、
ドリブルで攻め込んでそのままゴールを決めた。
その後も翔莉はボールが足下にくるとゴールを次々と決め、存在感をアピールした。
試合後に、監督から合格の言葉をもらった翔莉は、今日の事スカウトに伝えてとだけ伝言して、圭介に帰ろうと言ってその場を去った。
翌日のホームルームで担任から
翔莉が学校を替わること事を聞いた。
「本人の希望で転校する事になった。
短い間だったけど、みんなによろしくと言っていたぞ。」
その日、圭介はもう授業が頭に入らなかった。帰りに翔莉の家による事だけを考えて
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