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新生活
体育にて
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一限目の授業も終わり、二限目は昨日圭介が話していた体育だ。
体育の授業は2クラス一緒にやるので対抗戦がどうしても多い。
体操着に着替えグランドに出ると隅の方に体操着の固まりが見えた。
圭介が僕が来たのを見つけると、隣に来て肩を組んで耳打ちしてきた。
「隣のクラスはどうや見て?」
悠莉が見渡すと圭介が
「体格のいいのが多いやろ?体育系の進学クラスや」
「でも勝てる。うちのクラスには"ショウリ"が居てるんやからか」と高笑い。
試合が始まり、圭介が出塁して次のバッターが翔莉だ。
「翔莉~、頼むぞ~!」と圭介が叫ぶ。
見掛けない次のバッターに、ピッチャーもニヤニヤしながら、本気モードで投げてきた。
「カーン!」
初球を振りきりバットの芯で捉えた球は、
レフトの頭上を遥かに超えた。
皆んなが唖然とする中、翔莉がホームまで戻ってきた。
クラスの女子も「キャー!」と、昨日初めて見た転校生をクラスの英雄張りに歓声を上げている。
圭介も真っ赤に高揚した顔で翔莉の元に駆け寄ってきた。
結果は、時間の都合で途中で中止になったが
6ー2で負けた。
それでも2点をとったのは翔莉の打点であるのは間違いない事実だ。
授業も終わり帰ろうとしている翔莉のそばに圭介と二、三人が近づいてきた。
「藤森君、野球部に入らないか?」
野球部のキャプテンらしい人に入部を勧められた。
「もう高三ですよ?」と翔莉の正論の断りを無視するかのように。
「四ヶ月、君の力が加われば夏の甲子園も夢じゃ無い。」
「…?。」
「すいません、出来ることは応援したいと思いますが、目指してる大学があるんで」
翔莉の断りに、キャプテンも
「もう一年早ければ」と肩を落として教室から出て行った。
でも、圭介は何か不気味な笑みを浮かべ
翔莉の肩をボンボンと叩きキャプテン達を追う様に出て行った。
体育の授業は2クラス一緒にやるので対抗戦がどうしても多い。
体操着に着替えグランドに出ると隅の方に体操着の固まりが見えた。
圭介が僕が来たのを見つけると、隣に来て肩を組んで耳打ちしてきた。
「隣のクラスはどうや見て?」
悠莉が見渡すと圭介が
「体格のいいのが多いやろ?体育系の進学クラスや」
「でも勝てる。うちのクラスには"ショウリ"が居てるんやからか」と高笑い。
試合が始まり、圭介が出塁して次のバッターが翔莉だ。
「翔莉~、頼むぞ~!」と圭介が叫ぶ。
見掛けない次のバッターに、ピッチャーもニヤニヤしながら、本気モードで投げてきた。
「カーン!」
初球を振りきりバットの芯で捉えた球は、
レフトの頭上を遥かに超えた。
皆んなが唖然とする中、翔莉がホームまで戻ってきた。
クラスの女子も「キャー!」と、昨日初めて見た転校生をクラスの英雄張りに歓声を上げている。
圭介も真っ赤に高揚した顔で翔莉の元に駆け寄ってきた。
結果は、時間の都合で途中で中止になったが
6ー2で負けた。
それでも2点をとったのは翔莉の打点であるのは間違いない事実だ。
授業も終わり帰ろうとしている翔莉のそばに圭介と二、三人が近づいてきた。
「藤森君、野球部に入らないか?」
野球部のキャプテンらしい人に入部を勧められた。
「もう高三ですよ?」と翔莉の正論の断りを無視するかのように。
「四ヶ月、君の力が加われば夏の甲子園も夢じゃ無い。」
「…?。」
「すいません、出来ることは応援したいと思いますが、目指してる大学があるんで」
翔莉の断りに、キャプテンも
「もう一年早ければ」と肩を落として教室から出て行った。
でも、圭介は何か不気味な笑みを浮かべ
翔莉の肩をボンボンと叩きキャプテン達を追う様に出て行った。
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