6 / 41
新生活
再び転校?
しおりを挟む
夏休みに入ると父の転勤の話が出てきた。
「え~?」
三ヶ月程前に引っ越して来たばかりなのに
そらそういう声も出るわ。
「今度は何処?」
「海外なんだよ、タイだ!」
「向こうの事も解らないから、最初は父さん一人で行くから、翔莉も悠莉もそのままだ」
数日後。
父の海外赴任の準備の為、母も一緒に住まいなど生活に必要なものを揃えるためにまだ小さい悠莉と高校生の僕を置いて父と一緒にバンコクへ行く為、今、関西国際空港に来ている。
「翔莉、悠莉の事頼んだわよ」
「わかってるよ、お土産忘れんといてやぁ」
と少し関西弁に染まってきてる。
「うふ、」と母が笑い
はいはいと言うと、左手の時計に目をやると、父がそろそろ入ろうかと言った。
父の言葉に促され母も手荷物を腕に抱えて
僕と悠莉に背中を向け右手を挙げて、出発ゲートへ入って行った。
父と母の姿が見えなくなると僕は、
悠莉の手を引いて、尼崎行きの高速バスの乗り場へ向かった。
ー翌日ー
朝、携帯のアラームで目を覚ますと
顔を洗って食卓へ
あ、そっか、父も母も居ないんだと思い出し
悠莉を起こし、テレビのスイッチを入れた。
朝の情報番組からは消息不明の飛行機のニュースが流れている。
パンを頬張りながら耳から入ってくるアナウンサーの言葉に耳を疑った。
消息がわからなくなってるのはタイへ向かっていた飛行機なのだ。
「?」
他のチャンネルを変えても、何処の局も同じように消息不明の飛行機のニュースが取り上げられていた。
飛行機なんか沢山飛んでるんだから、
まさか、父さん達の飛行機じゃ無いよな?
何かあったら電話来るはずだし、
大丈夫だと自身に言い聞かせた。
「え~?」
三ヶ月程前に引っ越して来たばかりなのに
そらそういう声も出るわ。
「今度は何処?」
「海外なんだよ、タイだ!」
「向こうの事も解らないから、最初は父さん一人で行くから、翔莉も悠莉もそのままだ」
数日後。
父の海外赴任の準備の為、母も一緒に住まいなど生活に必要なものを揃えるためにまだ小さい悠莉と高校生の僕を置いて父と一緒にバンコクへ行く為、今、関西国際空港に来ている。
「翔莉、悠莉の事頼んだわよ」
「わかってるよ、お土産忘れんといてやぁ」
と少し関西弁に染まってきてる。
「うふ、」と母が笑い
はいはいと言うと、左手の時計に目をやると、父がそろそろ入ろうかと言った。
父の言葉に促され母も手荷物を腕に抱えて
僕と悠莉に背中を向け右手を挙げて、出発ゲートへ入って行った。
父と母の姿が見えなくなると僕は、
悠莉の手を引いて、尼崎行きの高速バスの乗り場へ向かった。
ー翌日ー
朝、携帯のアラームで目を覚ますと
顔を洗って食卓へ
あ、そっか、父も母も居ないんだと思い出し
悠莉を起こし、テレビのスイッチを入れた。
朝の情報番組からは消息不明の飛行機のニュースが流れている。
パンを頬張りながら耳から入ってくるアナウンサーの言葉に耳を疑った。
消息がわからなくなってるのはタイへ向かっていた飛行機なのだ。
「?」
他のチャンネルを変えても、何処の局も同じように消息不明の飛行機のニュースが取り上げられていた。
飛行機なんか沢山飛んでるんだから、
まさか、父さん達の飛行機じゃ無いよな?
何かあったら電話来るはずだし、
大丈夫だと自身に言い聞かせた。
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
翼は人を魅せられる。
bluesky
現代文学
第6航空団第201飛行隊 通称ソニックアローズ。そこは古参が集う唯一のアクロバット飛行隊であった。
そこに配属された女性パイロット、秋本汐梨一等空尉。彼女は慣れないアクロバット飛行をこなせるようになるのだろうか!?そして女性に慣れない飛行隊の男達は、彼女を暖かく見守るつもりだったが…。
これはGunship Sequelというゲームのソニックアローズという部隊が舞台です。
飛燕に乗ってアクロバット飛行をしているチームです!
パイロットの設定も実際に所属している人がモチーフになっています。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
きらきら光る
鈴谷なつ
ライト文芸
「作りものの人形みたいで一緒にいて疲れるよ」
結婚の約束までしていた恋人の健にそう言われてから、自分という存在が分からなくなってしまった愛美。
「作りもの」の自分に苦しむ愛美が、自分を少しだけ好きになっていく。そんな物語です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる