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chapter7:become a teacher

末っ子の事よろしくっす! その3

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『ああ、我が弟が地に降りたのはハイラントの父の1人となる事であり、ハイラントに続く者の血に流れる悪魔の呪いを撃ち破る事であるからだ、それは其方にも流れている『生贄の娘』と呼ばれる血の呪いを其方等の世代で終わらせ、神を中傷する者の頭を砕く者の血が完全になるようにする為になのだ...まぁ今はそこまで深く考えなくとも良いっすけどね~』

「え???」

『ははは、鳩が豆鉄砲を喰らったような顔してるっすね!簡単に言えば坊ちゃんとお嬢様が愛し合い続ける事が我らの父の望みって事っすよ!末長く仲良くやれば良いって事なんすよ!』

「え???その口調???まさか???」

急にジョセフ様の口調が変わって驚くけれど、この口調って!

『まぁいつかは分かる事っすからねぇ』

とジョセフ様は骸骨のような兜を取る...そこにはサミュエルさんそっくりな顔が!!!

「え???さ...サミュエルさん???」

『そりゃあ驚くっすよねぇ!あははっ!まぁお嬢様にはたった数ヶ月の話かもっすが、僕的にはお嬢様と顔会わすの数千年ぶりなんすけどね!』

「じゃあ子孫とか云々じゃなくてジョセフ様がサミュエルさんだって事???」

『うーん...まぁそうであるけど違うって言うか...僕とサミュエルは同じであって別な存在でもあるって言うか...うーん人にはなかなか理解出来ない感じっすかねぇ???なんて言うか一番しっくりくるのは血族間の記憶と感情をそれぞれの天使達に継承していくって感じ?そう言う意味では他の弟達...ジョニーさんや王子サマが人生を全うした後の記憶と感情がそれぞれの弟達に継承されていつかは僕みたいになるんすよ』

サミュエルさん?は首を傾げながら腕組みをする、そう言えばいつのまにか被ってた兜の姿が消えているわね。

「何だかよく分からないけど、そうなのね」

同じで違うって何だか頭がこんがらがるわねぇ。

『まぁ僕ら同時期に産まれた四兄弟は兄弟であるが故に地に降りた時にはその影響があってそれぞれに関係する血縁者が同時期に僕らにそっくりに産まれて来て、血縁者を通してそれぞれ兄弟同士で助けあえるようになってるんす、何せ僕らは悪魔を倒すだけじゃなく、人を最終的にであるからこそ人をよく知る為に人として産まれて人の人生を体験する事を求められているっすからね』

「人の人生を体験するって何故です???天使であって何もかも見ることが出来そうなのに???」

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