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chapter7:become a teacher

グラート生徒会長の初恋 その2

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そのおしゃれで女の子が好きそうなものが沢山揃ってる雑貨店は流石女の子が好きなものに溢れているせいか、中は女の子達ばかりで、少年2人が中に入るには勇気がいる状況だ。

「ザナージ会長の買い物なんですから先に...」

「ジョナサンがこっちにって言った訳だし...」

「ちょっと!入るなら早く入ったら!」

と変な譲り合いをしているとイライラしながら後ろに並んでいる女子に睨まれそう言われていそいそと雑貨店に入る2人。

「なんか色々ありすぎてどれを選べば...」

「いや、だからんなデカいものは持ち帰るのに困るから無難にハンカチあたりにした方が...」

中に入ると急に興味が湧いたのかあちこち見て回るグラート、何だか大きな熊のぬいぐるみを物色し始めた時点でジョナサンはそうツッコミを入れる。

「あら?ジョナサンじゃない、ザナージ会長も...珍しいわねぇ」

「せ、先生!」

何だかコントのようなやりとりをしていると後ろから声をかけられる、振り向くとそこにはバレンティナが立っていた。

「あーそれこそザナージ会長がプレゼントに...」

と言いかけてはっ!と気がつくジョナサン、そこにはグラートの片思い中のミンミがいるではないか!

ミンミは悩みながら可愛い絵葉書や鉛筆を何種類も選んでいるみたいである。

ジョナサンの話を聞いて何かを察したバレンティナはふふふ、を笑みを浮かべる。

「今日はミンミにお願いされてバーレにいるきょうだい達の為にお土産を買いに来たのよ、頑張って遠いバーレからやって来たんだし奢るって言ったんだけど自分で稼いだお金で買いたいってね」

「そうか...偉いなぁ...」

ジョナサンはミンミが孤児院出身である事や、そのきょうだいとは孤児院の仲間達だと言う事をわかっててそう呟く。

「え、彼女は僕くらいの年齢だろう?稼いでるって働いているって事なのかい???」

「ん~それこそザナージ会長と似たようなもんで、彼女はああ見えて異端審問官の1人だから」

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