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chapter7:become a teacher
グラート生徒会長の初恋 その1
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グラートはモレクのせいで大火傷を負った時、すかさず自身を癒してくれたあの少女に恋煩いをしていた。
艶々の黒髪はさらさらで肩まで伸ばし、ぱっちりとした水色に近い灰色の瞳の少女、笑うととても可愛らしい。
そしてエアヴァルド人でウルム語が話せないのにずっと気遣って声をかけ続けてくれたくれたミンミと言う少女に。
話によると数日はこちらに滞在してその後にまたバーレに戻ると聞き、急ぎジョナサンを引き連れてミンミへのお礼としてプレゼントを買いに街に出向いていた。
なんだかんだでそんなグラートにわざわざ付き合ってあげるジョナサンはとてもいい奴である。
「バーレで手に入らないものでいいんじゃ無いですか?ただあの子は教会所属だから宗教的な物さえ避ければなんでも喜ぶと...ってどこに入ろうとしてるんですか!!!」
やたらと高そうなジュエリーショップに入ろうとするグラートを止めるジョナサン。
「お金はあるし女子はこう言うキラキラしたものを好むんじゃ無いのかい???」
とグラートはショーケース内に展示してあるめちゃくちゃ高そうなキラッキラなダイヤモンドの指輪を指さしてそう話す。
ちなみにグラートの持つお土産の軍資金はお小遣いではなくそれこそウルムの軍人としての給与らしく、毎月それなりに貰っているらしい...ただ軍人である鬼軍曹よろしく母親の無茶苦茶厳しい訓練を受けるのが日課らしいが。
「いやいやいや!!!!結婚指輪かって!!!んな高価なもの渡されりゃあドン引きしますって!!!!」
「そうだろうか...」
グラートは首を傾げる。
王族なマキシムは兎も角ディビッドもまぁまぁ金銭感覚がやばいと思ってたがグラートの金銭感覚もなかなか頂けないものを感じるジョナサン。
「そもそも普通の平民の女の子なんですよ、あっちの雑貨屋のハンカチとか石鹸とかの消耗品にすれば...」
とジョナサンは女の子が好きそうなおしゃれそうな雑貨が並んでる店を指差す。
「うーん、ハンカチじゃ安っぽくならないだろうか???」
「いやいやいや!やたらと高い品物渡すとかありえないから!!!」
「そうか...まぁジョナサンが言うなら...」
となんとかジョナサンはグラートを納得させて雑貨店の方へと足を向ける。
艶々の黒髪はさらさらで肩まで伸ばし、ぱっちりとした水色に近い灰色の瞳の少女、笑うととても可愛らしい。
そしてエアヴァルド人でウルム語が話せないのにずっと気遣って声をかけ続けてくれたくれたミンミと言う少女に。
話によると数日はこちらに滞在してその後にまたバーレに戻ると聞き、急ぎジョナサンを引き連れてミンミへのお礼としてプレゼントを買いに街に出向いていた。
なんだかんだでそんなグラートにわざわざ付き合ってあげるジョナサンはとてもいい奴である。
「バーレで手に入らないものでいいんじゃ無いですか?ただあの子は教会所属だから宗教的な物さえ避ければなんでも喜ぶと...ってどこに入ろうとしてるんですか!!!」
やたらと高そうなジュエリーショップに入ろうとするグラートを止めるジョナサン。
「お金はあるし女子はこう言うキラキラしたものを好むんじゃ無いのかい???」
とグラートはショーケース内に展示してあるめちゃくちゃ高そうなキラッキラなダイヤモンドの指輪を指さしてそう話す。
ちなみにグラートの持つお土産の軍資金はお小遣いではなくそれこそウルムの軍人としての給与らしく、毎月それなりに貰っているらしい...ただ軍人である鬼軍曹よろしく母親の無茶苦茶厳しい訓練を受けるのが日課らしいが。
「いやいやいや!!!!結婚指輪かって!!!んな高価なもの渡されりゃあドン引きしますって!!!!」
「そうだろうか...」
グラートは首を傾げる。
王族なマキシムは兎も角ディビッドもまぁまぁ金銭感覚がやばいと思ってたがグラートの金銭感覚もなかなか頂けないものを感じるジョナサン。
「そもそも普通の平民の女の子なんですよ、あっちの雑貨屋のハンカチとか石鹸とかの消耗品にすれば...」
とジョナサンは女の子が好きそうなおしゃれそうな雑貨が並んでる店を指差す。
「うーん、ハンカチじゃ安っぽくならないだろうか???」
「いやいやいや!やたらと高い品物渡すとかありえないから!!!」
「そうか...まぁジョナサンが言うなら...」
となんとかジョナサンはグラートを納得させて雑貨店の方へと足を向ける。
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