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chapter7:become a teacher
天使降臨 その6
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石の中の煌めく星々が石の中から外へと飛び出てセプター オブ バーレの周囲を周りだす、それらの星々は全て歴代の預言者の思いそのものだから。
その中でも最も強く感じられるのは聖ジョシュアの想い!
『自らの強欲故に沢山の子らを焼き殺し!彼らの未来を焼き滅ぼした邪悪なるモレクよ!復讐の時は来た!粉々に砕かれよ!』
ジョシュアの思いを代弁してそう語りながらセプター オブ バーレを振り下ろすと光る星々がそのまま勢いよくモレクに向かって飛んでいくわ!
『ブモォッォォ!!!!!!』
全ての星々がモレクに直撃するとモレクの断末魔とともに身体を構成していた金属部分が全て砕け、バラバラと地面に落ちていくわ。
それと同時に勢いよく燃え続けていた炎もかなり弱まっていて、その中心には小さい翡翠の書き板が残っている。
「私が倒したから書き板が砕けないのかしら...」
『これで良いんです、あの鋳物の牛は自ら招いた因果によって、神が定めし滅びの時がやってくるまでゲヘナの火により焼かれる立場にあるからです...いきましょう、あの火は私達をもう害する程の力などないのだから』
「ええ」
ディビッドと2人でモレクの心臓でもある書き板の落ちている場所へと向かう。
翡翠の書き板の周囲はモレクの身体そのものである炎がまだ燃えているけれど、風が吹けば消えてしまいそうな程弱いわ。
『ブモォ!嫌だァァァ!もうその青い炎に焼かれたくないィィィ!!!!辞めてくれェェェ!!!』
書き板からモレクの喚き声が聞こえる。
「あなたに焼き殺された子供達も同じ思いだった筈よ?あなたは彼らと同じ苦しみを同じだけ受けなければならないわ、彼らの復讐を神は執行したのだから」
ミンミから受け取ったゲヘナの火の入ったランタンがカタカタと動き出す、それをモレクに向ける。
『ブモォッォォッ!!!』
悲鳴にも聞こえるモレクの声。
「今更そんな怖がっても自業自得よ!母親から引き離され炎に放り込まれた子供達の悲しみと苦しみを身をもって知りなさい!」
ランタンのガラスカバーの蓋を外すと、中に灯っていた青い炎と言うよりも光が宙を舞い、モレクの方へ飛んでいきモレク自身を包み込む。
『熱ィィィ!!!!熱ィィィ!!!!』
書き板はその青い光は小さい爆発と共に燃えて崩れ、そしてまた再構築されては燃え崩れを繰り返しているわ!
そしてそれはもっと小さくなって宙を舞い、ランタンへと戻ると蓋をしっかり嵌める。
もうモレクが嘆く声は聞こえない、ただただ中で書き板が崩れては再生されるを繰り返し続けるだけ。
「終わったのね...」
「そうですね」
いつのまにかディビッドの姿が天使の姿からいつもの普段着姿に戻ってる。
「先生!ディビッド!」「バレンティナ嬢!」
ジョナサンとマキシムさんがやって来る。
「ディビッドのお陰で間に合ったけど守りきれずすまない」
マキシムさんはガードが突破された事を謝ってくる。
「マキシムさんは1人で前線で必死に頑張ってくれたもの」
「それにしても一時はどうなるかと思ったけどモレクを封じる事が出来て良かった...」
ジョナサンがホッとした顔でそう話す。
その中でも最も強く感じられるのは聖ジョシュアの想い!
『自らの強欲故に沢山の子らを焼き殺し!彼らの未来を焼き滅ぼした邪悪なるモレクよ!復讐の時は来た!粉々に砕かれよ!』
ジョシュアの思いを代弁してそう語りながらセプター オブ バーレを振り下ろすと光る星々がそのまま勢いよくモレクに向かって飛んでいくわ!
『ブモォッォォ!!!!!!』
全ての星々がモレクに直撃するとモレクの断末魔とともに身体を構成していた金属部分が全て砕け、バラバラと地面に落ちていくわ。
それと同時に勢いよく燃え続けていた炎もかなり弱まっていて、その中心には小さい翡翠の書き板が残っている。
「私が倒したから書き板が砕けないのかしら...」
『これで良いんです、あの鋳物の牛は自ら招いた因果によって、神が定めし滅びの時がやってくるまでゲヘナの火により焼かれる立場にあるからです...いきましょう、あの火は私達をもう害する程の力などないのだから』
「ええ」
ディビッドと2人でモレクの心臓でもある書き板の落ちている場所へと向かう。
翡翠の書き板の周囲はモレクの身体そのものである炎がまだ燃えているけれど、風が吹けば消えてしまいそうな程弱いわ。
『ブモォ!嫌だァァァ!もうその青い炎に焼かれたくないィィィ!!!!辞めてくれェェェ!!!』
書き板からモレクの喚き声が聞こえる。
「あなたに焼き殺された子供達も同じ思いだった筈よ?あなたは彼らと同じ苦しみを同じだけ受けなければならないわ、彼らの復讐を神は執行したのだから」
ミンミから受け取ったゲヘナの火の入ったランタンがカタカタと動き出す、それをモレクに向ける。
『ブモォッォォッ!!!』
悲鳴にも聞こえるモレクの声。
「今更そんな怖がっても自業自得よ!母親から引き離され炎に放り込まれた子供達の悲しみと苦しみを身をもって知りなさい!」
ランタンのガラスカバーの蓋を外すと、中に灯っていた青い炎と言うよりも光が宙を舞い、モレクの方へ飛んでいきモレク自身を包み込む。
『熱ィィィ!!!!熱ィィィ!!!!』
書き板はその青い光は小さい爆発と共に燃えて崩れ、そしてまた再構築されては燃え崩れを繰り返しているわ!
そしてそれはもっと小さくなって宙を舞い、ランタンへと戻ると蓋をしっかり嵌める。
もうモレクが嘆く声は聞こえない、ただただ中で書き板が崩れては再生されるを繰り返し続けるだけ。
「終わったのね...」
「そうですね」
いつのまにかディビッドの姿が天使の姿からいつもの普段着姿に戻ってる。
「先生!ディビッド!」「バレンティナ嬢!」
ジョナサンとマキシムさんがやって来る。
「ディビッドのお陰で間に合ったけど守りきれずすまない」
マキシムさんはガードが突破された事を謝ってくる。
「マキシムさんは1人で前線で必死に頑張ってくれたもの」
「それにしても一時はどうなるかと思ったけどモレクを封じる事が出来て良かった...」
ジョナサンがホッとした顔でそう話す。
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