銭ゲバ令嬢なまぐさ司祭に溺愛される【R18】

chapter7:become a teacher

古い夢5 その11

「は？？？ベルガモ領主の娘って齢18でバールのようなもの一本でベルガモ領主を騙して懐を肥やしてた貴族やら裏社会のボスやらを全員ぶち殺しまくったベルガモの狂犬、血塗れ頭ブラッディヘッドのシルヴィオの妹の事っすか！それこそ現段階で裏社会牛耳る勢いって耳にしてるっスよ...坊ちゃんの嫁マジで大丈夫なんすか？？？」

サミュエルは諜報活動もしている関係もあってその辺の話はよく知っている。

「まぁでも今ではサヴェリオ国王の子飼みたいな感じで悪事に加担してないようね...むしろウルムの領地持ちの貴族って時点で結構大きな壁だわ...」

「...あいつはなかなかぶっ飛んだ性格をしてるが結婚相手もなかなかぶっ飛んでるなぁ...はは」

マキシムは苦笑いを浮かべる。

「まぁ、その辺はともかく...坊ちゃん呪いのせいで司祭としての能力が使えねぇっスし、術士にでも転向させるんすか？あれでも赤宿しだからすぐに術士として開花出来そうっスけど」

「確かにな...接近戦は危険すぎるし、そもそも体格的に前線向きじゃないからな、術士になるのが無難だろう」

サミュエルとマキシムはそう話す。

「その辺はディブ本人が決めてるから心配無いわよ...それにもうすぐ呪いは解かれる...『生贄の娘』の呪いから打ち勝って生まれたあの子はやっぱり特別なのね」

2人の考えにエステルはそう話す。

「「？？？」」

サミュエルとマキシムはエステルの言葉に首を傾げるのだった。

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