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chapter7:become a teacher
悪魔モレク その9
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それはまるで指でインクをつけてそのまま書き殴ったかのような文字が浮かび上がってその内容に全員が絶句する。
だってそこには赤い文字で『悪魔が私の中にいる、私を殺してくれ』と書かれていたんだもの...
「サヴェリオ陛下の得意な氷の術式で冷やす事によって現れるように仕込んでたみたいだな」
ジョナサンはそう話すわ。
「確かに教師のレナートは怪しいけれどこれはどう言う意味なんだろう、自分が犯人だから自首???でもそれなら憲兵に言って自首すべきだろうに...」
マキシムさんが首を傾げるわ。
「ウルムで悪魔を倒す事が出来る...正確には悪魔を封じる事が出来る人物はその実績のあるサヴェリオ陛下とその配下にいる賢者級の術士だけと普通は思うものですから、だから嘆願書をお願いしたのかもですね」
グラート会長はそう話すわ、確かに異端審問官を知らない人々にとっては悪魔ダンダリオンを倒したサヴェリオ陛下ならって思うわよね。
「でも何でレナート先生はこんな回りくどい事をしたのかしら???」
「何ででしょうねぇ...それに私の中に悪魔がいる、と訴えているけれど受肉して悪魔と一体化している存在は思考も受肉した悪魔と同一となるからこんな事訴えたりなんてしないでしょうけどね...ふむ」
私の疑問にディビッドは手紙を再度手に取り考えてるわ。
「ギャ!ギャ!!きっと何かに脅されて見張られているんじゃないギャ???」
といつのまにかディビッドの肩に乗ったピッピちゃんがそう言い出すわ。
「レナート先生の奥さんを人質に脅されているとでも言いたいのかい?可愛い小鳥さん」
「ギャ~!」
グラートに可愛い小鳥と言われてまんざらでもなさそうなピッピちゃん、確かにピッピちゃんは可愛いものね。
だってそこには赤い文字で『悪魔が私の中にいる、私を殺してくれ』と書かれていたんだもの...
「サヴェリオ陛下の得意な氷の術式で冷やす事によって現れるように仕込んでたみたいだな」
ジョナサンはそう話すわ。
「確かに教師のレナートは怪しいけれどこれはどう言う意味なんだろう、自分が犯人だから自首???でもそれなら憲兵に言って自首すべきだろうに...」
マキシムさんが首を傾げるわ。
「ウルムで悪魔を倒す事が出来る...正確には悪魔を封じる事が出来る人物はその実績のあるサヴェリオ陛下とその配下にいる賢者級の術士だけと普通は思うものですから、だから嘆願書をお願いしたのかもですね」
グラート会長はそう話すわ、確かに異端審問官を知らない人々にとっては悪魔ダンダリオンを倒したサヴェリオ陛下ならって思うわよね。
「でも何でレナート先生はこんな回りくどい事をしたのかしら???」
「何ででしょうねぇ...それに私の中に悪魔がいる、と訴えているけれど受肉して悪魔と一体化している存在は思考も受肉した悪魔と同一となるからこんな事訴えたりなんてしないでしょうけどね...ふむ」
私の疑問にディビッドは手紙を再度手に取り考えてるわ。
「ギャ!ギャ!!きっと何かに脅されて見張られているんじゃないギャ???」
といつのまにかディビッドの肩に乗ったピッピちゃんがそう言い出すわ。
「レナート先生の奥さんを人質に脅されているとでも言いたいのかい?可愛い小鳥さん」
「ギャ~!」
グラートに可愛い小鳥と言われてまんざらでもなさそうなピッピちゃん、確かにピッピちゃんは可愛いものね。
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