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chapter7:become a teacher
悪魔モレク その2
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ディビッドは目を覚ますともう昼も過ぎた時間だった、ベッドから出て普段着に着替えてリビングへと向かうとジョナサンがソファーに座りながらウトウトしていた。
「ジョナサン?学校は???」
「ん??あ!目を覚ましたのか?大丈夫か???」
ジョナサンがディビッドの声に目を覚まし、体調について尋ねる。
「まぁ特におかしな所は無いですがねぇ、ただ学校をサボるのはいただけないですよ」
「なんだって!流石にお前が心配なのと、俺も夜の一件でみんなに休めって言われたんだよ!それに今日は学校も臨時休校になってて中に入れないらしいし」
ディビッドの言いようにムカっとしながらジョナサンは答える。
「臨時休校ですか?」
「ああ、内部に潜り込ませた奴らの話だと大量に鳥や虫を操って俺らを襲った奴のせいで学校の敷地にそれらの死骸が大量に落ちたままになってるんだよ、片付けもだろうけどどうも学校側は大事にしたくないらしい...生徒の安全に関して何を考えているんだ...まぁ下手に何も分からない憲兵が入ってくるのも面倒だろうけどさ...」
ジョナサンは複雑そうな顔をする。
「悩ましいですねぇ」
「あと一応朝早くにマキシムとエステル様に連絡をしておいたからそのうちやって来ると思う」
「えー」
「えーじゃねぇよ!ディビッドお前あんなに苦しんでたんだぞ!!!あ!あと先生も学校が終わったらこっちに来てくれるよ」
「ティナが来てくれるんですか???」
そんな話をしている間にチャイムの音が聞こえる。
「マキシム達ならそのままズカズカ入って来そうなんだけど???」
ジョナサンはそう言いながら階段を降りて一階の玄関の方へと足を運びドアを開く。
「やぁジョナサン、おはよう」
笑顔のグラートがそこに立っており、ジョナサンは後ずさる。
「うっ...ザナージ生徒会長...」
「はは名前で呼んで欲しいなぁ、ジョナサン」
「い...一体何の用ですか...」
何となく嫌な予感がするジョナサン。
「今日が急に休校になった件でね、君の意見が聞きたくてね」
「意見って...」
「学校側は隠しているんだろうけど、昨日の夜に事件があったんだよね」
「へえ...そうなんですか???」
当事者ではあるがとぼけるジョナサン、こいつ面倒な事を嗅ぎつけるなぁ、と内心ぼやく。
「おや?ジョナサンの学校の生徒会長さんじゃないですか!こんな所で立ち話も何ですからどうぞ~」
とディビッドがやって来て余計な事を言ってくる。
「ああ、ディビッドさんありがとうございます」
グラートを招き入れるディビッドにジョナサンは眉を顰める。
「...おい...これからエステル様達がやって来るんだぞ...」
「良いじゃないですか...マキシムはまぁ何とかなるでしょうしピッピちゃんにはただの鳥のフリをしてもらえればだし、それに彼には意図がありそうなので」
「意図???」
ディビッドの言葉にジョナサンは首を傾げるのだった。
「ジョナサン?学校は???」
「ん??あ!目を覚ましたのか?大丈夫か???」
ジョナサンがディビッドの声に目を覚まし、体調について尋ねる。
「まぁ特におかしな所は無いですがねぇ、ただ学校をサボるのはいただけないですよ」
「なんだって!流石にお前が心配なのと、俺も夜の一件でみんなに休めって言われたんだよ!それに今日は学校も臨時休校になってて中に入れないらしいし」
ディビッドの言いようにムカっとしながらジョナサンは答える。
「臨時休校ですか?」
「ああ、内部に潜り込ませた奴らの話だと大量に鳥や虫を操って俺らを襲った奴のせいで学校の敷地にそれらの死骸が大量に落ちたままになってるんだよ、片付けもだろうけどどうも学校側は大事にしたくないらしい...生徒の安全に関して何を考えているんだ...まぁ下手に何も分からない憲兵が入ってくるのも面倒だろうけどさ...」
ジョナサンは複雑そうな顔をする。
「悩ましいですねぇ」
「あと一応朝早くにマキシムとエステル様に連絡をしておいたからそのうちやって来ると思う」
「えー」
「えーじゃねぇよ!ディビッドお前あんなに苦しんでたんだぞ!!!あ!あと先生も学校が終わったらこっちに来てくれるよ」
「ティナが来てくれるんですか???」
そんな話をしている間にチャイムの音が聞こえる。
「マキシム達ならそのままズカズカ入って来そうなんだけど???」
ジョナサンはそう言いながら階段を降りて一階の玄関の方へと足を運びドアを開く。
「やぁジョナサン、おはよう」
笑顔のグラートがそこに立っており、ジョナサンは後ずさる。
「うっ...ザナージ生徒会長...」
「はは名前で呼んで欲しいなぁ、ジョナサン」
「い...一体何の用ですか...」
何となく嫌な予感がするジョナサン。
「今日が急に休校になった件でね、君の意見が聞きたくてね」
「意見って...」
「学校側は隠しているんだろうけど、昨日の夜に事件があったんだよね」
「へえ...そうなんですか???」
当事者ではあるがとぼけるジョナサン、こいつ面倒な事を嗅ぎつけるなぁ、と内心ぼやく。
「おや?ジョナサンの学校の生徒会長さんじゃないですか!こんな所で立ち話も何ですからどうぞ~」
とディビッドがやって来て余計な事を言ってくる。
「ああ、ディビッドさんありがとうございます」
グラートを招き入れるディビッドにジョナサンは眉を顰める。
「...おい...これからエステル様達がやって来るんだぞ...」
「良いじゃないですか...マキシムはまぁ何とかなるでしょうしピッピちゃんにはただの鳥のフリをしてもらえればだし、それに彼には意図がありそうなので」
「意図???」
ディビッドの言葉にジョナサンは首を傾げるのだった。
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