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chapter6:Be baptized
それぞれの帰路 その9
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今日はパーヴェル君やエステルお姉様とお話したり、帰る準備をしていたからなんだか疲れちゃったのかすぐ眠ってしまったみたい...そしてまた夢の中にいるわ。
いつもの矢車菊が咲き誇る草原内にいつのまにか寝転がっているもの。
『よっす!お嬢様!超久しぶりっす!』
いつもと違う男性の声、この口調の軽さは!
「サミュエルさん!」
身を起こしてその姿を見る、エステルお姉様が身に着けてた様な白いローブを身につけた姿で、赤みがかった金髪を伸ばしてポニーテールにしてる。
しかも以前よりもかなり若く見えるけど私と同じくらいの歳かしら?まぁあの女の子も年齢をコロコロ変えて姿を現すからそんな感じなのかもね。
『そういえばお嬢様...バレンティナ様にはちゃんとお礼って言うか話をしてなかったっすからね、時間がかかったけど~』
「これがそのうち会えるって意味だったのね」
『はは、まぁそう言う事っす!エステル様とはまだ会えないけれどお嬢様の与えられた能力ではこうやって会うことができるんでね!』
「サミュエルさんは過去に...遡ったんですよね...」
『まぁそう言う事っす...まさか赤ん坊から人生やり直しにゃあビックリっすけどねぇ~エステル様の事言えなかったっすわ!あはは!』
「あの件からまだ数日しか経ってないけどサミュエルさんはだいぶ時間が???」
『まぁ10年以上は経ってるかもっすね!5歳くらいに両親の元にお告げが~って言われてそのまま神殿にぶち込まれたんで!いやぁ実際問題未来はぜーんぶ聖典内に書いてたからそれを元に預言だからってそうしろって言うのに、大概みんなやらかすからねぇ...特に初代の王様!あの馬鹿がとにかくやらかすから超大変なんすよねぇ~』
「王様を馬鹿呼ばわりって...」
あっけらかんと話すサミュエルさん、まぁ確かに立派な王様...とは思えないエピソードも多いし、結局神から罰も喰らって反面教師的な面もある話だものねぇ。
『良いんすよぉ、ある意味王様より偉いんすからね~それに知ってると思うっすが現に聖典であの馬鹿のやらかししっかり書いてるでしょ?丁度馬鹿が家臣の奥さんと不倫して妊娠させてしまってその罪隠す為に家臣を最前線に送って見殺しにした件で説教した後にこいつで尻をぶん殴って来たばっかりっす』
となんだか硬そうな杖を持ってそんな事を言う...うわぁ...
『いやほんとエステル様や坊ちゃんの方がマシとか大変っすよ~あはは』
いつもの矢車菊が咲き誇る草原内にいつのまにか寝転がっているもの。
『よっす!お嬢様!超久しぶりっす!』
いつもと違う男性の声、この口調の軽さは!
「サミュエルさん!」
身を起こしてその姿を見る、エステルお姉様が身に着けてた様な白いローブを身につけた姿で、赤みがかった金髪を伸ばしてポニーテールにしてる。
しかも以前よりもかなり若く見えるけど私と同じくらいの歳かしら?まぁあの女の子も年齢をコロコロ変えて姿を現すからそんな感じなのかもね。
『そういえばお嬢様...バレンティナ様にはちゃんとお礼って言うか話をしてなかったっすからね、時間がかかったけど~』
「これがそのうち会えるって意味だったのね」
『はは、まぁそう言う事っす!エステル様とはまだ会えないけれどお嬢様の与えられた能力ではこうやって会うことができるんでね!』
「サミュエルさんは過去に...遡ったんですよね...」
『まぁそう言う事っす...まさか赤ん坊から人生やり直しにゃあビックリっすけどねぇ~エステル様の事言えなかったっすわ!あはは!』
「あの件からまだ数日しか経ってないけどサミュエルさんはだいぶ時間が???」
『まぁ10年以上は経ってるかもっすね!5歳くらいに両親の元にお告げが~って言われてそのまま神殿にぶち込まれたんで!いやぁ実際問題未来はぜーんぶ聖典内に書いてたからそれを元に預言だからってそうしろって言うのに、大概みんなやらかすからねぇ...特に初代の王様!あの馬鹿がとにかくやらかすから超大変なんすよねぇ~』
「王様を馬鹿呼ばわりって...」
あっけらかんと話すサミュエルさん、まぁ確かに立派な王様...とは思えないエピソードも多いし、結局神から罰も喰らって反面教師的な面もある話だものねぇ。
『良いんすよぉ、ある意味王様より偉いんすからね~それに知ってると思うっすが現に聖典であの馬鹿のやらかししっかり書いてるでしょ?丁度馬鹿が家臣の奥さんと不倫して妊娠させてしまってその罪隠す為に家臣を最前線に送って見殺しにした件で説教した後にこいつで尻をぶん殴って来たばっかりっす』
となんだか硬そうな杖を持ってそんな事を言う...うわぁ...
『いやほんとエステル様や坊ちゃんの方がマシとか大変っすよ~あはは』
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