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chapter6:Be baptized
またいつか会えるっすから! その3
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「コラ!お前ってやつは!!!」
「痛っ!!!」
マキシムがジョニーの頭に拳骨を喰らわせてるわ。
「もう、やかましくしないで!エステルお姉様が目を覚ましたのよ!」
ティナちゃんが駆け寄ってくれる、肩にはピッピちゃんも一緒だわ。
「ピィ!ピィ!!!」
ピッピちゃんが真っ先に飛んできてくれる。
「ピッピちゃん心配かけてごめんね」
ピッピちゃんを腕に乗せておでこ同士をコツン、と当てるとピッピちゃんと意識を同調させる。
「ギャ!ギャ!!エステル!エステル!」
良かった、能力はそのまま残ってるみたいだわ、これならピッピちゃんとお話もできるしピッピちゃんを通していろいろ出来る。
「あ!ピッピちゃんの鳴き声が戻った」
パーヴェル君が目を丸くしているわね。
「ティナと同調してる時は可愛くピィピィ鳴いてたのに姉上だとギャーギャー喧しいのは姉上の喧しい性格が原因...いたたたっ!!!」
ディブの頬を抓る、全く淑女の鏡と言われてる私に向かって喧しいなんて失礼な!
「まぁまぁ...」
「ティナ~姉上がいじめるんです~」
ティナちゃんが姉弟喧嘩を宥めに入るとディブがティナちゃんにすがりつく...パーヴェル君がいるのに情けないわ!!!
「もう!余計な事を言うからよ!それに小さい子がいる前でベタベタしない!」
「痛っ!」
ティナちゃんがディブの手を抓ってるわ...全くいい気味ね!
「それにしてもみんな、心配かけさせてごめんね」
全員の顔を見ながら謝る...
「そんな事言わないで下さい、エステル様!あれはエステル様が悪い訳ではなかったんですから!」
「そうだよ、それこそリュシフェルがまさか手を下してくるとは思わなかったし、それになんとか全員とはいえなかったけど無事だったんだし...」
マキシムとジョニーがそう言ってくれる、でもジョニーだけどこか歯切れが悪い、確か私が刺された後ジョニーがディブとマキシムを連れて逃げたって話だったから何か知っているのかも。
「ジョニー、ジョニーはサムがあの後どうなったか知っているの...」
「...サミュエルは俺らを逃す為に奴らを拘束してた時はまだ無事だった...それしか...」
ジョニーの詰まる声で部屋中がしん、となる。
しばらくの沈黙が続くと急にティナちゃんが私の手を握る。
「...エステルお姉様、サミュエルさんがエステルお姉様やみんなと直接話したいって」
「え?」
「...私の身体を一時的にサミュエルさんに貸し出すから」
とティナちゃんが言うと瞬時にティナちゃんの姿がサムの姿へ...しかもその格好が白い預言者のローブを身につけた姿に変わる。
「サ...サム!サミュエル!!!」
「痛っ!!!」
マキシムがジョニーの頭に拳骨を喰らわせてるわ。
「もう、やかましくしないで!エステルお姉様が目を覚ましたのよ!」
ティナちゃんが駆け寄ってくれる、肩にはピッピちゃんも一緒だわ。
「ピィ!ピィ!!!」
ピッピちゃんが真っ先に飛んできてくれる。
「ピッピちゃん心配かけてごめんね」
ピッピちゃんを腕に乗せておでこ同士をコツン、と当てるとピッピちゃんと意識を同調させる。
「ギャ!ギャ!!エステル!エステル!」
良かった、能力はそのまま残ってるみたいだわ、これならピッピちゃんとお話もできるしピッピちゃんを通していろいろ出来る。
「あ!ピッピちゃんの鳴き声が戻った」
パーヴェル君が目を丸くしているわね。
「ティナと同調してる時は可愛くピィピィ鳴いてたのに姉上だとギャーギャー喧しいのは姉上の喧しい性格が原因...いたたたっ!!!」
ディブの頬を抓る、全く淑女の鏡と言われてる私に向かって喧しいなんて失礼な!
「まぁまぁ...」
「ティナ~姉上がいじめるんです~」
ティナちゃんが姉弟喧嘩を宥めに入るとディブがティナちゃんにすがりつく...パーヴェル君がいるのに情けないわ!!!
「もう!余計な事を言うからよ!それに小さい子がいる前でベタベタしない!」
「痛っ!」
ティナちゃんがディブの手を抓ってるわ...全くいい気味ね!
「それにしてもみんな、心配かけさせてごめんね」
全員の顔を見ながら謝る...
「そんな事言わないで下さい、エステル様!あれはエステル様が悪い訳ではなかったんですから!」
「そうだよ、それこそリュシフェルがまさか手を下してくるとは思わなかったし、それになんとか全員とはいえなかったけど無事だったんだし...」
マキシムとジョニーがそう言ってくれる、でもジョニーだけどこか歯切れが悪い、確か私が刺された後ジョニーがディブとマキシムを連れて逃げたって話だったから何か知っているのかも。
「ジョニー、ジョニーはサムがあの後どうなったか知っているの...」
「...サミュエルは俺らを逃す為に奴らを拘束してた時はまだ無事だった...それしか...」
ジョニーの詰まる声で部屋中がしん、となる。
しばらくの沈黙が続くと急にティナちゃんが私の手を握る。
「...エステルお姉様、サミュエルさんがエステルお姉様やみんなと直接話したいって」
「え?」
「...私の身体を一時的にサミュエルさんに貸し出すから」
とティナちゃんが言うと瞬時にティナちゃんの姿がサムの姿へ...しかもその格好が白い預言者のローブを身につけた姿に変わる。
「サ...サム!サミュエル!!!」
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