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chapter6:Be baptized
お前に不名誉な名を与える! その2
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ディビッドはなんとか逃げ出したのか別の位置に体制を整えてるわ。
『生意気な小娘がぁ!!!』
顔のパーツが無くなって不気味な姿になったカ・デミィラが私に対して叫ぶ...なんて悍ましい姿なのかしら。
真っ赤な獣も元々七つあったはずの顔も幾つかぐったりしている状態に...きっとディビッドの神罰にやられて弱っているのね。
「ティナ!」
ディビッド達が駆け寄るわ。
「ディビッド、マキシムさん、ジョナサン!私が邪魔な悪霊を消し去るから全力を出して!」
そう言ってセプター オブ バーレを掲げて浄化を始めカ・デミィラから湧き出る悪霊達を次々と消し去る。
すると何かがボトボト、と床に落ちる...あれは禁呪の書き板だわ、悪霊の塊に包まれていたのが消えてしまったから落ちたって事かしら???
「あれは地下に封じていた書き板じゃないか!!!」
ジョナサンが目を見開きながら驚くわ。
「きっとあれらを復活させるつもりだったんですよ...それこそカ・デミィラが私との子供を作って受肉させるための肉を産み出すつもりでね...悍ましい事を...」
とディビッドが苦々しくそう言い捨てる...それってエステルお姉様の顔をしたカ・デミィラが...ディビッドを???なんて酷い事を!!!
怒りが湧き上がると共に、聖マーシャが旧バーレの地で悪魔やそれに従う者に対する裁きを起こす姿が見える。
そう、このバーレの地を七日間大きな雹をもって絶滅させた神罰を。
『絶滅だ!絶滅だ!絶滅だ!雹の災厄は血と淫行と暴力を愛する邪悪な者を逃さない!』
聖マーシャはエステルお姉様の死に対して強い怒りを持っていたから...子供を失った母親のようなマーシャの気持ちが流れ込む。
子供の1人でもあるエステルお姉様が生贄にされ、あまつさえその顔を奪ってもう1人の子供でありエステルお姉様の弟であるディビッドと近親相姦にも似た関係を持とうとしたカ・デミィラに憎しみと怒りが湧き上がる。
『何処に隠れようとも滅びは確実に襲ってくる!大淫婦カ・デミィラよ!お前を決して許しはしない!雹の災厄を持って苦しむが良い!』
そう言い切ると空気が一気に冷たくなり天から大きな雹がカ・デミィラと真っ赤な獣に目掛けて勢い良く降り注ぐ、それこそ大きな岩のような雹で撲殺するかのように。
『ギャアアアア!!!!!』
カ・デミィラは絶滅の雹によって身体を潰されて苦しみ悶えるも、身体をなんとか維持させようとしている...ただもうドロドロの肉と骨しか見えない気味の悪いゾンビみたいになっているけどまだ脅威のままだわ。
『許せぬ!許せぬぞ!!!』
ドロドロの肉と骨状態の巨人のような姿のカ・デミィラと頭の幾つかがもげかけている獣が理性もないまま暴れ始めるわ!
それこそその腐った大きな腕を振り回して私達を捕まえようとしてくる。
「チャンスだ!」
「あの防御さえ剥ぎ取って理性さえ奪えばこっちのもんだ!!!」
振り回す腕を大楯を使ってなんとか弾くマキシムさんは防御している間に剣を抜き、攻撃の隙をついて剣から衝撃波をカ・デミィラに浴びせる。
「ある意味ゾンビみたいなもんなら!」
ジョナサンも暴れるカ・デミィラが物理攻撃しかしてこないと判断してか攻撃をかわしながら術式を展開し始める。
『術式展開!ラーヴァシュトローム!』
炎と地の合成術式を展開すると、カ・デミィラと獣の足元に溶岩のようなものが吹き出して燃え上がるわ。
『生意気な小娘がぁ!!!』
顔のパーツが無くなって不気味な姿になったカ・デミィラが私に対して叫ぶ...なんて悍ましい姿なのかしら。
真っ赤な獣も元々七つあったはずの顔も幾つかぐったりしている状態に...きっとディビッドの神罰にやられて弱っているのね。
「ティナ!」
ディビッド達が駆け寄るわ。
「ディビッド、マキシムさん、ジョナサン!私が邪魔な悪霊を消し去るから全力を出して!」
そう言ってセプター オブ バーレを掲げて浄化を始めカ・デミィラから湧き出る悪霊達を次々と消し去る。
すると何かがボトボト、と床に落ちる...あれは禁呪の書き板だわ、悪霊の塊に包まれていたのが消えてしまったから落ちたって事かしら???
「あれは地下に封じていた書き板じゃないか!!!」
ジョナサンが目を見開きながら驚くわ。
「きっとあれらを復活させるつもりだったんですよ...それこそカ・デミィラが私との子供を作って受肉させるための肉を産み出すつもりでね...悍ましい事を...」
とディビッドが苦々しくそう言い捨てる...それってエステルお姉様の顔をしたカ・デミィラが...ディビッドを???なんて酷い事を!!!
怒りが湧き上がると共に、聖マーシャが旧バーレの地で悪魔やそれに従う者に対する裁きを起こす姿が見える。
そう、このバーレの地を七日間大きな雹をもって絶滅させた神罰を。
『絶滅だ!絶滅だ!絶滅だ!雹の災厄は血と淫行と暴力を愛する邪悪な者を逃さない!』
聖マーシャはエステルお姉様の死に対して強い怒りを持っていたから...子供を失った母親のようなマーシャの気持ちが流れ込む。
子供の1人でもあるエステルお姉様が生贄にされ、あまつさえその顔を奪ってもう1人の子供でありエステルお姉様の弟であるディビッドと近親相姦にも似た関係を持とうとしたカ・デミィラに憎しみと怒りが湧き上がる。
『何処に隠れようとも滅びは確実に襲ってくる!大淫婦カ・デミィラよ!お前を決して許しはしない!雹の災厄を持って苦しむが良い!』
そう言い切ると空気が一気に冷たくなり天から大きな雹がカ・デミィラと真っ赤な獣に目掛けて勢い良く降り注ぐ、それこそ大きな岩のような雹で撲殺するかのように。
『ギャアアアア!!!!!』
カ・デミィラは絶滅の雹によって身体を潰されて苦しみ悶えるも、身体をなんとか維持させようとしている...ただもうドロドロの肉と骨しか見えない気味の悪いゾンビみたいになっているけどまだ脅威のままだわ。
『許せぬ!許せぬぞ!!!』
ドロドロの肉と骨状態の巨人のような姿のカ・デミィラと頭の幾つかがもげかけている獣が理性もないまま暴れ始めるわ!
それこそその腐った大きな腕を振り回して私達を捕まえようとしてくる。
「チャンスだ!」
「あの防御さえ剥ぎ取って理性さえ奪えばこっちのもんだ!!!」
振り回す腕を大楯を使ってなんとか弾くマキシムさんは防御している間に剣を抜き、攻撃の隙をついて剣から衝撃波をカ・デミィラに浴びせる。
「ある意味ゾンビみたいなもんなら!」
ジョナサンも暴れるカ・デミィラが物理攻撃しかしてこないと判断してか攻撃をかわしながら術式を展開し始める。
『術式展開!ラーヴァシュトローム!』
炎と地の合成術式を展開すると、カ・デミィラと獣の足元に溶岩のようなものが吹き出して燃え上がるわ。
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